kintoneは柔軟性が高く柔軟なカスタマイズが可能ですが、設定の複雑さに課題を感じている方はたくさんいます。特に技術者ではない人にとっては、学習コストもかかるでしょう。
「アプリやツールの導入方法がよくわからない」「運用方法や効率的な使い方がわからない」「機能について相談しにくい」といった不安や悩みを抱えている方へ向けて、この記事では、kintoneの公認資格を持ったスタッフが在籍している企業や導入・開発実績が豊富な企業15社を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
kintone導入支援会社一覧表
ここでは、kintone導入支援会社をご紹介します。自社の求めるサポートが受けられる会社を選定する際にお役立てください。
会社名 | サービスの特徴 |
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SACCSY |
導入も開発も実績豊富でkintone公認資格者がパートナーとしてサポート!
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テクバン |
自社やベンダーが作成したkintoneアプリもサポート |
TOMAコンサルタンツグループ |
費用効果に合わせたシステムをスピーディに構築 |
パソナ |
kintoneの通常機能では難しい機能もJavascriptでカスタマイズ可能 |
コムデック |
月1回の120分対面開発サービスで生産性と付加価値を向上 |
広済堂ネクスト |
既存テンプレートで迅速&低コストのアプリ開発とカスタマイズ |
ジョイゾー |
kintoneカスタマイズスペシャリストが3名在籍 |
システムクレイス |
多彩に用意されたプランから自社の要望・予算に応じて選択 |
インフォメックス |
kintone認定資格者とITコーディネーターがアドバイス |
トライコーン |
自社のCRMプラットフォーム「クライゼル」とkintoneを連携 |
ギャン |
医療介護業界へのkintone導入支援経験が多数あり |
JCS |
要件定義、プラグインの不具合調査といったカテゴリごとに依頼可能 |
アクロビジョン |
丁寧なヒアリングで開発中の不調和を回避 |
ケープロジェクト |
3つのプランから支援の範囲を選択可能 |
Arinos |
導入後も保守管理や個別相談会の定期実施などを手厚くサポート |
kintone導入支援とは?利用するメリット・デメリット
メリット
kintoneの機能を活用するには専門知識が必要です。自社で対応には時間も人手もないという場合、外部業者の導入支援を利用すればカバーできます。
特に複雑な設計が必要な場合、自社担当者がkintoneへの専門知識が不足する可能性も0ではないのです。担当者が直接、会社に来てkintoneによる開発を行うサービスを提供している業者なら、自社担当者の育成にもつながります。
デメリット
kintoneの導入支援サービスを提供する業者の中には、最初に必要な機能をすべて入れてくれる会社や、業務や将来やりたいことなどいろんな変化に応じて柔軟にカスタマイズをしてくれる会社もありますが、最初からなんでも入れる場合、なにをしたいかが明確なイメージができていないと適切な運用は難しいでしょう。
導入支援サービスなら、徐々に必要な機能を入れられるため、自社に合ったシステムを構築できます。結果、自社担当者の育成にもつながるのです。
kintone導入支援の選び方
専門知識や導入・開発実績を持っているか
kintoneはテンプレートもありますが、より複雑なシステムを構築するには専門知識や経験やノウハウが求められます。kintoneの導入支援業者を選ぶ際にはその点に着目して、信頼できるかどうか見極めてください。信頼できる業者のサポートがkintoneを最大限活用できる鍵です。1つの目安としてkintoneを開発したサイボウズ社のオフィシャルパートナーの存在があります。kintoneについて深い知識やノウハウを持っている可能性が高いからです選定基準のポイントにしましょう。
ニーズに合わせたサービスを提案してもらえるか
予算を相談し無理のない提案をしてくれるパートナー選びましょう。必要な機能が増えた時や新しいアプリが必要となったときなど、気軽に相談ができる会社や目的をふまえて開発してくれるパートナーを選ぶ必要があります。
伴走サポートサービスを提供している業者はたくさんありますが、社内で求められる機能が新しく必要になった、変化が起きたというときに寄り添って考案してくれるサービスを利用できると心強いでしょう。
kintone導入時のポイント
適切な管理が求められる
管理がいい加減になってしまうと、その場限りのアプリが大量生産されてしまう危険性があります。システム全体に対し、明確なイメージがない状態でアプリを追加すれば、単機能のアプリだけが増えてアプリ同士の連携が難しくなる場合も。その状態では二重入力が発生するため効率化から遠ざかってしまいます。無駄なアプリを増やさないように管理体制を整えておきましょう。
拡張機能次第で思わぬコストがかかる
拡張機能を追加する度に料金が発生します。「便利だから」と簡単に考えているとコストが膨れ上がる危険性も。kintone以上のコストがかかる結果になりかねません。その点に留意し、導入前に「どういう目的で利用するのか?」「必要な拡張機能はなにか?」を必要な機能を整理して明確にすることが必要です。
kintoneと類似製品との違い
kintoneはノーコードでオリジナルの業務アプリが作れる、クラウド型のWebデータベースです。チームでの情報共有を始め、コミュニケーションツールとしても利用できます。顧客管理・案件管理・勤怠管理・採用管理など、さまざまな業務に活用できるのが魅力です。
類似のアプリ開発ツールには「サスケWorks」「Yoom」「Glide」「ASTERIA Warp」「PigeonCloud」などがありますし、新しいシステムも続々登場しています。
kintoneとの違いとしては、金額と機能、サポート体制の差があります。kintone以外のツールを利用して業務アプリを作る場合、サービスによって料金が異なるのはもちろんですが、スタンダードコースとして提供される最低限の機能とオプション機能の内容に差があるものです。kintoneにある機能が他のアプリにない場合や、逆にkintoneにない機能が他にあることもあります。利用を考えているサービスの提供機能が、自社で使いたい機能と一致しているかも確認しましょう。
また、会社によってサポート体制も異なります。無料のサポートが適応される場合や別途サポートプランを契約する必要がある場合など、方向性もさまざま。企業から手厚いサポートを受けたいのか、社内の人員で対応できるのか、状況を確認してサービスを選びましょう。
kintone導入支援サービスのまとめ
kintoneはノンプログラミングでカスタマイズできるため、簡単な操作で業務アプリを作成できるのが強みです。しかし、顧客管理や受発注管理、会計処理といった基幹業務にも対応しようと思うと、細やかなカスタマイズには多くの時間とPCスキルが必要です。また、kintoneの機能を最大限に活用できる担当者が常に社内にいるとは限りません。
kintone導入支援サービスを利用すれば、このような複雑な導入も効率的に進められます。データの成形や業務改善にも対応し、社内システム連携も可能です。自社のビジネススタイルにぴったり合ったkintone導入支援サービスを見つけて、継続的に安定した収益の確保を目指してください。
- 免責事項
- 本記事は、2023年9月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。