アプリ開発で起業成功を目指そう!開発前から考えるべきポイントを紹介
公開日:2020年02月28日
起業成功に向けて考えるべきこと
アプリの開発経験がある人は、独立して起業することも可能です。しかし、アプリを作るにあたって良いアイデアが浮かんだり、質の良いアプリを開発したりするだけで、ビジネスが上手くいくわけではありません。
アプリ開発ビジネスで失敗しないために考えるべきこと、それからビジネスを成功させるポイントをお伝えします。ぜひ参考にしてください。
失敗しないために考えるべきこと
ビジネスモデルが弱くないか確認する
素晴らしいアイデアが浮かび、それを形にするために、すぐさまアプリ開発に取り掛かるのはやめましょう。アイデアが先行すると、ビジネスモデルが弱くなってしまう可能性があります。
自分が作りたいと思うアプリが、多くの人にとって必要とされるかは分かりません。ユーザーのニーズに応えることができるアプリでなければ、利益を生み出すことは困難です。
有料アプリを開発する場合は、価格をいくらにするか考えることも大切です。また無料アプリを開発する際は、ユーザーにアプリをダウンロードしてもらっただけでは利益が発生しませんので、どのようにマネタイズするかしっかり考えなければなりません。
大規模なアプリ開発には注意する
何人かのデザイナーやプログラマーがアプリ開発に携わる大規模なアプリ開発の場合、当然人件費が高くなってしまいます。
大規模なアプリ開発では、アプリをリリースして利益を獲得する前に、開発費がかかりすぎてしまい、プロジェクトを続行することが不可能になってしまうことも。
またアプリ開発後に、想定外のエラーやバグが出ることもあり、その場合は更なるコストが発生します。このような予期せぬ問題にもカバーできるほどの資金を準備しておかなければ、ビジネスが失敗してしまいますので注意しましょう。
アプリ起業を成功させるポイント
ユーザー目線でアプリを開発する
アプリの開発事業を成功させるために、ユーザー目線でアプリを作る必要があります。
ターゲットとするユーザーがどのような悩みを抱えているかなどを把握し、市場のニーズに応えることのできるアプリを開発しましょう。市場のニーズに応え、尚且つ独自性のあるアプリを開発すれば、多くの人に受け入れてもらえる可能性が高いです。
アプリの開発に取り掛かる前に、何人かのユーザー候補にヒアリングを行い、自分が把握していることや考えていることが正しいのか、確認してみるのがおすすめです。
小規模案件から取り掛かる
先ほどお伝えしましたとおり、大規模なアプリ開発には多大な開発費用がかかってしまいます。
したがって、アプリビジネスを軌道に乗せるために、まずは小規模案件から取り掛かり、一つひとつの案件を、着実にこなしていきましょう。自分の資金や開発工数的にも余裕がある案件からスタートし、少しずつ収益を上げていくのが良いです。
アプリ開発にかかる費用相場
アプリ開発にはどれくらいの費用がかかるのでしょう?アプリ開発にかかるコストは、アプリの内容によってさまざまです。そこで、アプリ開発にかかる平均費用の相場を調査してみました。
- Androidアプリ:150万円~
- iPhoneアプリ:150万円~
- ソーシャルゲーム:3,000万円~
また、アプリのタイプ別開発コストの相場は以下のとおりです。
- ショッピングカート系アプリ:100万~300万円
- カタログ・フリーペーパー系アプリ:50万~100万円
- 通話・メッセージアプリ系アプリ:100万~500万円
- ゲーム系アプリ:300万~1,000万円
- SNS位置情報系アプリ:500万~1,000万円
- アクセス解析、SNS連携アプリ:各5万円
上記はアプリ開発コストの相場です。アプリの構成要素や備わっている機能により、トータルでかかる費用にはかなりの幅があります。
※費用参照元:アイミツ(https://imitsu.jp/cost/app-developer/)
アプリからの収益の生み方
アプリ開発事業を行う上で大切なのは、事業を軌道に乗せて収益を得ることです。したがって、アプリを作って満足して終わり、ではありません。できるだけ多くのユーザーに使ってもらい、持続的に利益を発生させるために儲かる仕組みを作る必要があります。
しかし、アプリ開発からどのように収益が生まれるのでしょうか?アプリ開発で収益を得る方法は、主に以下の3つです。
- 有償アプリの販売
- アプリ内での課金
- 広告収入
ではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
有料アプリの販売
アプリ開発で利益を得るための方法の一つ目は、有料のアプリを作って販売することです。有料アプリは、App Storeの有料欄で販売されています。
しかし、残念ながらアプリの単価そのものを収益として得る訳ではありません。利益の30%はAppleなどのプラットフォーム側の利益になり、残りの70%がディベロッパー側の利益となります。
例えば、500円のアプリ1個当たりのディベロッパー側の利益は、500円の70%、つまり350円。500円のアプリが100個売れたら、350円x100個=3,5000円がディベロッパー側が得ることの出来る利益です。
アプリ内での課金
アプリ内で機能をユーザーに買ってもらうことで、収益を得ることができます。収益を持続的に得られるケースとして、ゲームアプリの追加機能の購入やアイテムの購入が挙げられます。
しかし、アプリをダウンロードしてくれるユーザーの中の、たったの数%しか課金してくれません。したがって、アプリ内課金はあまり儲からず、有料アプリで収益を上げるより難しいといえます。資本力のある大手の企業などが、アプリ内課金により利益を得ています。
広告収入
無料のアプリや無料ゲームを使用している際に、画面上に表示される広告から収益を得ることが可能です。メニューにあるオファーウォール広告や、バナーがクリックされることで収益が発生する仕組みです。
実はアプリ開発のプログラマーの多くは、広告収入により収入を得ています。
売上アップには集客戦略も重要
今や誰もがスマホを持っており、アプリ市場が拡大しました。したがって、アプリ開発により起業をする人は増加傾向にあります。また、アプリに関連する事業を起業し、上場することに成功している企業も存在しています。
しかし、個人でアプリ開発の起業に成功し、収益化できる人は僅か。非常に競争率の高い業界ですので、競争に打ち勝たなければアプリ企業を成功させることはできません。
開発したアプリからの収入を安定させ、さらに収益を増やしていくためには、ただアプリを開発するだけではなく、どのようにダウンロードの促進をするかなど、集客の戦略が必要になってきます。
多くのユーザーを取り込み、ダウンロード数を伸ばすことで起業を成功させられる可能性は十分あるでしょう。