大学向けのLP(ランディングページ)が果たす役割と活用方法

大学向けのLP(ランディングページ)が果たす役割と活用方法
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大学向けのランディングページの役割

ランディングページ(Landing Page)とは、個人が検索などを通じてアクセスした際に、はじめに表示されるページのことです。

ランディングページはいわばそのホームページの「顔」であり、ユーザーに訴求したい商品やサービスをわかりやすく魅力的に紹介するものです。

さらに詳しく、大学向けのランディングページの役割についてみていきましょう。

入学希望者からの問い合わせに繋げる

大学がランディングページを作ると、その大学の果たす役割や魅力を端的に伝えることができます。

他業種のランディングページと同じように、大学向けのランディングページにもお問い合わせにつなげるための「問い合わせフォーム」を設置しましょう。

受験生や学生は多くの大学情報をチェックして比較しているため、必要な情報を1ページ内にすべて収めておけば、スピーディに資料請求に移れます。

オープンキャンパスへ参加するメリットを伝える

ランディングページを見て抱いたイメージとどれほど違うのか、自分の理想に合っているかどうかは実際に足を運んでみなければわからないもの。

ランディングページには、オープンキャンパスに参加するとどんなメリットがあるのか(体験授業やイベントに参加できる・立地条件や自宅からのアクセス状況が把握できる・教授や学生の雰囲気がわかる、など)を中心に紹介しましょう。

テレビCMや雑誌と同様に広告になる

ランディングページは大学の特徴をひと目で把握できる顔のようなもので、テレビCMや雑誌広告と同じく広告としての効果を発揮します。

高い宣伝費をかけるよりも、デジタル・ネイティブ世代である学生に直接魅力を伝えられるランディングページで魅力を訴求しましょう。

大学向けランディングページ制作の7つの重要ポイント

大学向けランディングページ制作の7つの重要ポイント

ランディングページを作る際に、押さえておきたい7つのポイントを解説します。

ファーストビューは学校をイメージしやすいものにする

ランディングページを開いた際のファーストビューは、大学であることがきちんと伝わるようなイメージを選びましょう。

企業ページのように、大学と一見わかりづらいランディングページもみられますが、学生に良い印象をもってもらうためには誤解のないわかりやすいページ作りが重要です。

たとえば「オープンキャンパス受付中」などと記載すれば、一見して大学のランディングページと理解できますし、学生の姿や大学の研究室を画像として盛り込む方法もあります。

資料請求他、CVコンテンツは内容を意識する

CV(Conversion:コンバージョン)とは、ランディングページにやってきたユーザーがホームページを閲覧したのちに、最終的に資料請求や商品の購入などのアクションを起こすことです。

大学向けランディングページであれば、資料請求・オープンキャンパスへの応募・その他問い合わせや申し込みが挙げられます。

学生がアクションを起こすためのCVコンテンツは、申し込みフォームを設置するだけではなくその直前までの内容も意識して作るようにします。

ページ全体でわかりやすい構成を心がけながらも、気軽に資料請求や申し込みができるような雰囲気作りも大切です。

大学のブランディングも意識する

大学を強く打ち出すためには、商品やサービスと同じように大学のブランディングも意識したいところです。

数字や実績のような事実はブランディングに役立ちますが、長々と文章に起こすよりも明確・端的な記載が理想的。

スクールカラー・大学のロゴマークを強調したデザインや、象徴となる建物・教授陣・講義を要素として盛り込むのもおすすめです。

大学独自の強みなどを強調

魅力的なコンテンツ作りには訴求効果の高い項目をピックアップする必要があり、大学の場合、他大学と比較したときの「強み」を取り上げると良いでしょう。

研究実績や生徒の進路、資格取得に役立つ講義など事実に基づいた強みのアピールは、学生に「体験授業に出てみたい」「オープンキャンパスで雰囲気を体感してみたい」と前向きな印象を与えます。

受験生や在校生の声のコンテンツは効果的

受験生や在校生のコンテンツは、リアリティの高い意見として高い訴求効果をもちます。

たとえば「受験生のころ第一志望に迷っていたがこの大学を選んだおかげで将来のビジョンが定まったので悩まなくなり、資格取得に向けて勉強している」という内容であれば、「自分で将来を設計しやすい大学」のイメージにつながるでしょう。

画像と文章のコンテンツも有効ですが、尺の短い動画で動的に訴えかける方法もおすすめです。

動画でさらにイメージを深めてもらう

動画コンテンツは、写真画像だけでは伝わらないリアリティのあるコンテンツです。

キャンパス全体・教室・実験室・大学内のカフェや店舗・駅からのアプローチのように、実際に大学へ通っているようなイメージで動画を撮影すると、その場の様子が伝わります。

在校生に焦点を当てたコンテンツも、大学のイメージを掴むうえで役立つためインタビュー動画や「在学生の声」として取り上げてみても良いでしょう。

よくある質問Q&Aを入れる

大学に関するさまざまな質問、受験やオープンキャンパスに関するQ&Aは、大学に興味をもつ学生への配慮として盛り込んでおくと親切です。

参考にしたい大学のランディングページ

大阪工業大学キャプチャ画像
画像引用元:大阪工業大学公式入試情報サイト(https://www.oit.ac.jp/japanese/juken/index.html)

ランディングページ制作では、いくつかの大学向けランディングページを参考にしてコンテンツを設計するとスムーズです。

一例として、大阪工業大学ではものづくりがひと目でわかるイラストをページ上部に配し、「建築」「知的財産」「プログラミング」などの重要なキーワードを入れたバナーで、各ページに遷移させる方式を採用しています。

ページ下部には4つの学部を色分けしたうえで、それぞれの学部紹介ページにリンクさせています。

最下部にはMovieとして、研究に取り組む在学生のイメージを動画で紹介。動画をチェックした後、すぐに申し込めるようにオープンキャンパス申し込みページや入試情報サイトへのリンクも設置しています。

デジタルパンフレット・資料請求フォームも最下部に設置されていますが、控えめな表示となっており大学紹介を強く訴求する内容となっています。

ランディングページの効果的な運用方法

ランディングページを制作した後はホームページの運用に入ります。ここからは、効果的なランディングページの運用方法を解説します。

HPなどの運用サイトにLPを組み込む

複数の学部や研究室の情報をまとめた大学の公式ホームページに、ランディングページを組み込む方法です。

大学の公式ページを訪れた学生が、万が一「情報が煩雑でわかりづらい」と感じた場合に手早く大学の特色をチェックできるように、ランディングページへのバナーなどを公式ホームページに設置しましょう。

また、検索結果にランディングページを表示させるように対策を施し、ランディングページ内から大学の公式サイトに遷移できるようにリンクを貼ります。

ランディングページと公式ホームページを相互に連携させて、学生が大学の特徴を把握し興味をもってくれるように工夫を行いましょう。

スマホ対応は必須

スマートフォンからアクセスする学生のために、モバイルフレンドリーのための対策も必須です。

スマートフォンで表示させたときにページが乱れず、文字や画像の位置がずれないように整え、メニューボタンを配置する場合は画面の特定の位置に固定を。

ホームページとスマートフォンサイトの両方で同じ表示になることが望ましいため、スマホ対策がしやすいサイト構成を考えるのも一つの方法です。

定期的な改善LPOを行う

LPOとは、ランディングページを訪れたユーザーのニーズを分析し、ニーズに合わせてページ内を最適化する方法です。

LPOを定期的に施すことで、コンバージョンレートと呼ばれる「成約率」がアップする可能性が高まります。

LPOはランディングページの運用においてもっとも重要であり、どんなユーザーがランディングページを訪れているか、ユーザーが何を求めているかを分析しなければなりません。

大学向けランディングページの場合、多くは学生や受験生がユーザー層となりますが、学生の親や保護者、進学塾の関係者、教員も閲覧をしている場合が考えられるため、幅広い層に対応する必要があります。

ユーザーのニーズや不安要素を分析したら、それぞれに合わせてファーストビューの変更やコンテンツ、キャッチコピーの追加・修正、その他の改善策を実施します。

大学向けランディングページ制作の料金相場

大学向けランディングページ制作の料金相場

ランディングページ制作の料金相場は、10万円程度から50万円以上まで幅広く、制作会社がもっとも多く提示している価格帯としては30万円程度が一般的です。

個人で制作を請け負っているケースでは、10万円程度の格安料金が提示されることもありますが、安ければ良いというわけではなく、サイト構成のヒアリング・提案・アドバイス・実装・修正・運用までをトータルで行える会社が理想です。

ページ制作には作業を行うスタッフへの人件費のほか、記事作成のための原稿やその他のコンテンツの準備に費用がかかります。

10万円程度ではほとんど人件費しかまかなえない計算になるため、ある程度費用をかけて準備を行いましょう。

ランディングページは制作して終わりではなく、コンバージョンレートを上げて成果につなげる運営が重要ですから、結果が出る相場感を押さえたうえで予算などの準備を進めてください。

また、コンテンツマーケティングの運用支援依頼、内製化を成功させたいなどお考えの方はぜひ資料をダウンロードしてください。

信頼できる制作会社を選ぶことの重要性

大学向けのWebマーケティングには、受験生や学生の注目を引き、申し込みにつなげるランディングページの制作がおすすめです。

漠然とページを作るのではなく、ユーザーの検索キーワードを分析しニーズに合うコンテンツを盛り込まなければなりません。

安さだけではなく、制作から運用を経て最終的なゴールを目指せる制作会社選びが重要です。

教育業界をはじめ、120業種以上の集客実績をもつキャククル運営元のZenkenでは、ランディングページ制作をはじめとした総合的なWebマーケティング戦略を提案しています。

自校の市場環境を踏まえたWebマーケティング施策をご所望でしたら、お気軽にご相談ください。

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