【大学のオウンドメディア活用例】認知度向上のカギとは?
最終更新日:2023年03月26日
この記事では、オウンドメディアを活かして大学の認知度を高めるための方法やその事例を紹介しています。入学者数を増やし、大学の経営状況を改善したい方は参考にしてみてください。
大学の数が増え、学生のニーズが多様化している中で特に大事となっているのは、自校の強みに基づいた差別化です。そして競合他校のマーケティング施策などに左右されづらい究極の差別化要素となるのは、「○○なら自校」というブランディングです。
キャククルの運用元である全研本社では、8000以上のWeb集客実績をもとに、ブランディング効果をもたらし親和性の良いユーザーを集めるWebメディア「ブランディングメディア」を提供しています。詳しくは後述しますが、ブランディングメディアについてさっそく知りたい方は下記のページをご覧ください。
オウンドメディアとは
オウンドメディアとは、自社ホームページやブログ、SNS等の自社が所有しているメディアのことです。
大学でオウンドメディアを運用するにあたって、そのメリットやポイントなどをまとめています。
オウンドメディア運用のメリット
成果が得られるオウンドメディアを作るには長期的な運用が必要になります。そのため瞬発的な効果よりも、安定・継続した効果を得やすいメリットを持っています。
これはリスティング広告やディスプレイ広告にはないメリットになります。これらの広告では、広告配信の設定やキーワードの設定を上手く活用できれば非常に有効です。しかし、広告を配信し続けるにはランニングコストがかかってしまいます。
その点、オウンドメディアでは一度作成してしまえば運用費などのコスト以外は抑えられるため、非常に効率の良い集客・生徒募集の手段となります。大きなコストをかければいいわけでなく、発想やアイデアで勝負できるのがオウンドメディアです。
そういった特性から、オリジナリティを持ったサイトを作りあげることがオウンドメディアでは可能です。さらに、SNSやブログの発達で汎用性が高い生徒募集の方法であることもメリットのひとつでしょう。
大学がオウンドメディアをつくることのメリット
上記のオウンドメディアの説明を見ると、Web上のメディアだけがそうであるかのようですが、実は広報誌やパンフレット等の紙媒体のモノもオウンドメディアのひとつです。つまり大学パンフレットもオウンドメディアということです。
しかしネット検索が当たり前となった今では、オウンドメディアといえばWeb上のメディアを指すことがほとんどです。そのためこのページではWebのオウンドメディアをメインにご紹介しています。
大学の認知度の向上
先に記載した通りオリジナリティを持ったサイト作成が可能なオウンドメディア。独自性溢れるコンテンツを配信することで他大学との差別化を図り、その個性が話題となる可能性もあります。
また、Webサイトという様々なユーザーと繋がれる媒体だからこそ、多様なアイディアによる取り組み次第では大学の告知に大きな効果を持つことでしょう。
多くのファンの説得力ある声を発信できる
良いところも悪いところも含めて大学のありのままの伝えることで、そのメディアのファン、大学のファンを増やすことができるのもオウンドメディア運用のメリットです。
そして、そのコンテンツを魅力的と捉えたユーザーが大学の情報をシェアする等、拡散することも少なくありません。このような拡散作業を行ってくれるユーザーの多くは在校生・卒業生・大学受験生です。
大学への興味や知っていること、こういうところに満足した等という生の声を発信してくれるため、非常に説得力のあるユーザーであることが分かります。
大学の特色をアピールできる
それぞれの大学には特色があります。それをオウンドメディアに反映させることで「この大学はこういう所なんだ」「この大学って○○が有名だって」といった大学の印象を固めることができます。
これは大学の特色をユーザーに知って貰うのはもちろん、ブランディングとしても有効な手段ということです。
ポジショニングメディアに興味を持ち、より詳しく知りたい方はポジショニングメディアについてまとめた資料も別途ご用意しています。ぜひダウンロードしてご活用ください。
大学のオウンドメディア事例
オウンドメディアは、自校サイト内で展開するパターンと別ドメインで展開するパターンの2種類があります。
それぞれに分けてオウンドメディア事例を紹介します。
私立歯科大学にフォーカスしたオウンドメディア
当オウンドメディア「隠れた私立大学歯学部のすごい魅力を探すサイト~シガスゴ~」では、各大学が国家試験合格に向けたカリキュラムを構築し、サポート体制も触れながら紹介しています。
偏差値や学費、ストレート合格率など、大学選びの重要な要素を分かりやすく伝えながら、学生さん本人に「ここに通いたい!」と思ってもらえる各大学の魅力をお伝えしていきます。行ける歯科大学を探すのではなく、行きたい歯科大学を探すことが大切、というスタンスをもとに本オウンドメディアを運営しています。
明治大学
明治大学には「Meiji.net(メイジネット)」というオウンドメディアがあります。ビジネスや社会、国際、ITなどにカテゴライズされた記事はどれも、ニュース記事のような情報量のボリュームとなっています。
研究成果や話題のニュースを大学の教師たちが専門家の観点から記事を更新しています。
これらの専門知識や時事的問題に関する記事は、学生向けではありません。「Meiji.net」のターゲット像は、在校生・卒業生というような狭い範囲を想定しているのではなく、これらの専門的知識に興味を持つ幅広いユーザーに向けて発信しているのです。
そのため、多くの人に認知され、ブランディング効果が期待できるコンテンツとして仕上がっています。
近畿大学
近畿大学のオウンドメディアは「Kindai Picks(キンダイ ピックス)」というキュレーションメディアを展開しています。近畿大学の独特なキャンパスライフや、研究成果、国際交流など幅広い分野の記事が記載されています。
また、学生ライターだけではなく、外部のライターによる記事も掲載されているため、多様性に富んだサイトとなっています。
キャンパスライフ、就職活動などのカテゴリーを設けていることから、「Kindai Picks(キンダイ ピックス)」は若者をターゲットとしていることがうかがえます。
東洋大学
東洋大学の「LINK UP TOYO(リンクアップトウヨウ)」では、様々な舞台で活躍する学生たちのインタビュー記事が数多く掲載されているのが特徴と言えるでしょう。
また、明治大学や近畿大学は専門的知識を要する学問的な内容も多く見受けられますが、東洋大学のコンテンツからは読みやすさや、わかりやすさが感じられます。
このことから特定ユーザーをターゲットとしているのではなく、幅広いユーザーへと配信していることが分かります。
青山学院大学
アオガクプラスは、青山学院が運営するメディアです。”PLUS”という言葉には、様々な意味が込められています。
例えば、この「+」は十字架も表しており、青山学院の礎の一つであるキリスト教についても紹介しています。
青山学院の新たな情報や前向きな面、特長を知ることができます。また、青山学院と何かが加わって、皆さんと繋がって新しい世界を作っていくことを目指しています。
オウンドメディアの目的とターゲットを明確に
成功するオウンドメディアを制作するためには、どのような学生・受験生に何をどう伝えたいのかを明確にする必要があります。
オウンドメディアで効果的に集客を行うには、
- 誰に(ターゲット)
- 何を(コンテンツ内容)
- どう伝えるか(表現)
を考えなくてはいけません。
ターゲットを設定するからこそ、そのターゲットに届くようなコンテンツの内容を設定し、さらにどのような表現だったら一番ターゲットの心に響くのかを考えることができます。
このようにまずはターゲットを設定しなくては、オウンドメディアを制作することができないのです。ただ、ターゲットを設定しただけで後の作業に取りかかることはやめましょう。
ターゲット設定をしたら、そのターゲットがどのようなことに興味を持ち、どのようなことを知りたいのかを調査します。そうすることでニーズを知ることができ、そのニーズに沿ったコンテンツを作成することで狙ったターゲットに見つけてもらいやすいオウンドメディアを完成させることができます。
オウンドメディアについてより詳しく知りたい方は下記の記事もご確認ください。
Zenkenの
オウンドメディア制作について
大学の強み「バリュープロポジション」を考える
バリュープロポジションとは、自分の大学だけが提供できる価値のことです。
「自分の大学は○○が有名」「自分の大学は○○を研究できる」など、他の大学には決してないような自分の大学の強みをしっかりと見つけることで、ターゲットニーズにどのように応えたらよいのかが明確になります。
また、バリュープロポジションを考える上で重要になるのがユーザー目線です。ユーザーは何に対して価値を感じるのかをしっかりと把握しなくては、的外れな価値感を見出してしまいます。
サービスを提供する側の視点からユーザーの視点へと切り替えて、自分の大学の強みを把握しましょう。
バリュープロポジションを生かしたオウンドメディア戦略はプロに相談
上記のようにターゲットの選定とニーズの分析をして、大学の強みの中で何を伝えるメディアにするかを考えることが成功するオウンドメディア制作のポイントです。
Zenkenが制作するオウンドメディア、ブランディングメディアは、親和性の高いユーザーに絞った認知度の向上を行い、ニーズが顕在化した際の第一想起されるブランドとして広めていきます。
また、購買意欲や利用意欲のあるユーザーも同時にアプローチができます。その顕在的なユーザーにはなぜそのブランドや企業を使うべきかを解説し、さらに成約や購入につながるよう温度感を上げた集客ができます。
ブランディングメディアを導入した結果、
- 1ケタ分受注単価が増える売上を獲得できた
- 求人広告に依存することなく、自社サイトから今までの10倍採用応募が来るようになった
というようなブランディング効果も発揮できております。
詳しくは下記より資料をダウンロードしてください。