生徒が集まらない塾はこんな塾!NGを避けて生徒募集の効率アップ
最終更新日:2021年09月01日
「ここはダメ」と思われてしまう塾の特徴とは
保護者は子どもの将来のために良い塾に通わせたいと願っているので、厳しい目で塾を選んでいます。塾選びの段階で「ここはダメ」と判断されてしまう塾とはどのような塾なのでしょうか。
生徒募集チラシの頻度
良い塾は口コミで生徒が集まってくるので、チラシを配る必要はさほどありません。チラシの配布回数が多いということは、生徒が集まりにくい塾だと思われてしまいます。宣伝にコストもかかっているので、その分月謝も高いと敬遠されがちです。
講師の文字は読みやすいか
生徒は黒板やホワイトボードを見ながら授業を受けますので、講師の文字が読みにくいとノートをとるときに支障が出てしまいます。文字を書くのが苦手な講師でも、わかりやすい授業を目指していれば自然と読みやすい文字を書こうという意識が芽生えてくるのではないでしょうか。保護者はそういうところもチェックしています。
講師や塾長の意識
明確なビジョンをもって生徒の指導にあたっている講師や塾長は、日ごろから受験校などの情報を収集し、生徒の様子をよく見ています。生徒や保護者の質問によどみなく答えることができなかったり、講師によって返答内容が違ったりする塾は、やる気がない、信頼できないと受け取られかねません。
「ここはダメ」と思われても、可能性はある
生徒や保護者は上記のようなポイントをチェックして塾を選んでいます。ご自分の塾に当てはまることがないか、いま一度、振り返ってみましょう。
もしも、選ぶ理由・選ばない理由が妥当なものだと思えない場合は、あなたが考える塾の選び方を理由とともに自信を持って話すことができれば、逆に信頼性が高まります。自塾のブランディングができる可能性は十分にあります。
生徒が集まる塾とは
中規模あるいは小規模の塾が大手と同じ売り方をしても、資金力が追い付きませんので、大手ではできないような細かいニーズに応えていく必要があります。大々的な宣伝をしなくても生徒が集まってくる塾は、以下のような特徴を持っています。
他の塾にはない価値をつくる
塾は地域性が強いので、教室のある場所に合ったニーズを見つけましょう。例えば、塾の近くの中学校で行われている、定期テストの過去問を長期的に分析し、「〇〇中学校の定期テスト対策には自信があります」と言ってみる。
あるいは、どんな生徒ともコミュニケーションが上手にとれる講師がいるなら「不登校のお子さんの勉強の遅れをサポートできます」と宣伝する。といった感じで、他の塾にない価値があることをアピールすると、その塾の特徴に魅力を感じて来てくれる生徒が集めやすくなります。
風通しを良くして、活気を生み出す
イライラしている人の近くにはあまり行きたくないですし、適度に明るくて楽しい人とは話をしたくなるという方も多いのではないでしょうか。目には見えないものですが、塾や講師の持つ雰囲気も大切です。
何か運動を始めてみるとか、仕事で疲れているならリフレッシュするとか、まず経営者のあなたが元気になることから始めてみてはいかがでしょうか。
いま通ってくれている生徒を大切にする
経営を安定させるためには集客は重要です。しかし、いま塾に通ってくれている生徒としっかりとした信頼関係を構築し、成績を上げて足元を固めることも大切です。
せっかく入塾しても塾の中身が良くなければすぐにやめてしまいます。入塾者数や合格者数など、目先の数字に惑わされすぎず、まずは通ってくれている生徒に塾の良さが伝わるようにすると、口コミなどで生徒が集まってきます。
塾の生徒を集めるための宣伝方法
どのような特徴を持った塾が、保護者や生徒にとって響くのかを整理できたら、それをどのように伝えていくかを考えてみましょう。主な集客方法には、次のようなものがあります。
口コミ、紹介
塾の場合は、実際に通わせてみないとわからない部分も多いため、すでに通っている生徒や保護者からの「口コミ」や「紹介」は、信頼できる情報として扱われることが多いです。積極的に広めてくれる生徒や保護者がいれば集客へつながる効果が期待できます。
折り込みチラシ、ポスティング
地域性の強い業種である塾にとって、チラシは最もポピュラーな集客方法です。パソコンとプリンターがあれば、ネット上にあるデザイン・テンプレートで費用をかけずに作成することも可能です。
ですが、チラシは一瞬で読むか読まないかを選択されてしまうという面もあります。目を引くようなキャッチコピーをつけるなど、工夫を凝らさなければ集客へとつなげるのは難しいでしょう。まず絶対に伝えたいことをひとつに絞るのがポイントです。
看板
看板は通りがかった人の目に24時間ふれることができますが、載せられる情報が少なくなっています。塾の名前は知ってもらえても特色まで周知することは難しく、看板だけで集客できる可能性は低いでしょう。
ですが目に触れる機会が多いというのは、ゆっくりと見ている人の記憶に定着します。他の広告で名前を見たときに「あーあの駅前の塾か!」などと想起しやすくなる点では良い効果があります。
情報量が少ない分、塾の名前と、強みとなる特徴や対象としている学年・教科など、目にする方が知りたい、かつこちらが伝えたいことを絞ってPRしましょう。
sns
スマートフォンが普及し、snsで情報を収集する人は増えています。情報を共有・拡散しやすいので集客効果も期待できます。
facebookやtwitter、instagramなど、snsによってユーザー層やウケるコンテンツが異なるので、どんな人に知ってほしいかというターゲットについてや、どんなコンテンツだと自塾の強みが伝わりやすいかなどを考えて運用しましょう。
Web集客
インターネット上にあるホームページやブログで集客を行う方法です。膨大な情報の中から自塾のページが多くの人の目に留まるようにするには、検索で上位表示させる技術(SEO対策)を取り入れたり、Web広告を行ったりすることが必要です。
Web集客においても、地域を絞って集客することが可能ですので、塾に有効利用できる集客方法となっています。
塾の効果的な集客時期とは
生徒は学校の年間スケジュールの中で日々を過ごしています。春の年度替わりには進級や卒入学があり、定期的にテストも実施されていますので、塾の集客時期もそれに合わせていくと効果的です。
多くの大手塾は2月~4月の生徒募集に力を入れています。しかし、小規模な塾が大手塾と同じ時期に募集したとしても効果はあまり期待できません。一般的に、中高生は年に5回の定期テスト(中間テスト・期末テスト)を受けていますので、この時期を狙ったほうが効果的なのです。
例えば、3学期制の中学校の場合、入学または進級直後は前学年の振り返りを大まかに行ったり、学校に馴染むためのオリエンテーションをしたりしています。最初の中間テストの時点ではあまり授業が進んでいないため、良い点をとりやすくなっています。
ところが、1学期の期末テストは点数がとりにくい傾向にあります。これは、テスト範囲が広いことや、本格的な授業が始まっていることが要因となっています。加えて、前回のテストの点数が良かっただけに「成績が落ちた」と感じやすいのです。
必然的に2学期の中間テストと期末テストへ向けて、塾の需要が上昇することになりますので、小規模な塾の集客に効果的な時期は、1学期の終わりから2学期がねらい目です。
自社の強みを意識出来ているか
近隣競合塾との違いを一言で説明できますか?それは顧客にとって魅力的なものでしょうか?
成功している企業のほとんどが、「バリュープロポジション」を築いています。
「バリュープロポジション」とは競合他社にはない、自社の特徴とその特徴を魅力に感じるユーザーとの接点のこと。
これを意識することで各段にマーケティングの精度が上がります。
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