店舗の売上向上やサービス改善には、現場の実態を正確に把握することが不可欠です。しかし、自社スタッフだけでは客観的な評価が難しく、課題の特定や競合との差別化が困難なことも。そこで活用したいのが、プロの視点で店舗を分析する「店舗調査代行サービス」です。
店舗調査代行サービスには、覆面調査（ミステリーショッパー）や店頭マーケティング調査など、複数の調査手法があります。
店舗の接客品質を向上したいなら覆面調査、競合調査や効果的な売り場作りで売上向上したいなら店頭マーケティング調査が効果的です。また、海外展開を見据えている企業に向けて、現地の店舗調査を請け負っているサービスもあります。
自社の目的に合った調査方法を選び、売上アップや顧客満足度向上につなげましょう！
店舗調査代行サービス
店舗の接客品質を
向上したいなら
競合店舗を調査して
効果的な売り場を作るなら
海外の市場や文化を
詳しく調査するなら
RJCリサーチ
覆面調査
調査の目的をヒアリングした上で調査プランを設計する「課題解決型」のミステリーショッピングを提供しています。自社の限られたリソースを課題改善に集中させることができ、効率的な課題解決に繋がるでしょう。
日本マーケティングリサーチ機構
店舗マーケティング調査
プロの調査員による覆面調査を提供しているほか、競合店舗の調査依頼も可能。競合店舗の現状を把握し、自社のサービス改善や戦略立案に役立てることができます。オンライン・オフラインを問わず、多種多様な調査手法で競合分析や市場調査にも対応可能です。
メイクブイ・ホールディングス
店舗マーケティング調査
競合店舗や市場のデータ取得を目的とした、店舗マーケティング調査を依頼できます。各店舗の売り場構成や、実施店舗の変更対応などにも対応できる柔軟性の高さが特徴です。全国の店舗調査にも対応しています。
クロス・マーケティング
海外現地調査
海外調査専任チームは、欧米先進国、BRICS、東南アジア、オセアニアなど、幅広い地域での調査に対応。海外マーケット、特に成長市場の調査とマーケティング支援に強いグループ会社と連携し、海外進出を目指す企業に対して、現地市場のデータ収集や意思決定のサポートを行います。
インテージ
海外現地調査
国内外に9か国に自社拠点を持ち、中国、インド、ASEAN、欧米を中心に年間500件以上の海外調査を提供。各拠点には日本人駐在員や日本語対応可能なローカルスタッフが在籍し、各国の文化・風習に通じた海外調査の経験豊富なメンバーが調査に対応します。
店舗調査代行サービスの一覧表
| 会社名 | サービスの特徴 |
|---|---|
クリエイティブアルファ
|
売上に直結する「顧客体験価値（CX）」にフォーカスした覆面調査なら
|
RJCリサーチ |
流通のノウハウを土台とした質の高いミステリーショッパー |
mitoriz |
主婦を中心に約10万人のショッパーが在籍 |
インパクトホールディングス |
独自の「店頭スペシャリスト人材制度」を活用したサービスを提供 |
MS&Consulting |
現場の従業員のモチベーションにも配慮した覆面調査 |
クロス・マーケティング |
調査結果に応じて研修やワークショップ、システム導入支援も提供 |
エイジスリサーチ・アンド・コンサルティング |
グローバルスタンダードな基準を採用し、調査の客観性・透明性を確保 |
Tree of Gems |
スタッフ研修やエグゼクティブコーチングなど、各種研修サービスが充実 |
フィールドマーケティングシステムズ |
調剤薬局や産婦人科、小児科といった医療施設での調査実績も豊富 |
アスマーク |
大規模のモニターパネルを保有しているため難易度の高い案件にも対応可能 |
エクスクリエ |
ポジティブデータの提供にもこだわったサービス |
プライムコンセプト |
宿泊施設に特化したミステリーショッパー |
メイクブイ・ホールディングス |
営業代行やアンケートといった各種マーケティングサポートも可能 |
ナビット |
複雑なシナリオのミステリーショッピングにも対応できる |
YOLO JAPAN |
在日外国人向け所品・サービスに特化したミステリーショッパー |
ファンくる |
調査結果を特許出願済みの独自手法で分析 |
インテージ |
購入を決めた決定要因を分析できるアンケートなども提供 |
キャリア・マム |
その店舗・施設がある地域に住んでいるショッパーで調査を実施 |
エルアイズ |
北海道内の企業に特化したミステリーショッパー |
パック・エックス イノベーション |
5000店舗など、大規模一斉調査の対応実績もあり |
セオン |
ショッパー年齢や職業だけでなく、性格や価値観で選定できる |
ＮＴＴマーケティングアクトProCX |
オンラインサービスに特化したミステリーショッパー |
リサーチ・アンド・イノベーション |
再来店ポイント発見型調査など、企業ニーズにカスタマイズされた調査が得意 |
マザーリーフ |
医療機関・介護施設向けのミステリーショッパー |
日本マーケティングリサーチ機構 |
見えない課題を可視化し、店舗のサービス向上をサポート |
フォーカスした覆面調査なら
クリエイティブアルファ
クリエイティブアルファの概要
顧客が購入した商品や利用したサービスに対する満足度を表す「顧客満足度」（CS）の他に、商品・サービスの販促やアフターサービスを含めた一連の購買プロセスを通じた満足度を表す顧客体験価値（CX）もあります。
クリエイティブアルファでは、売上との相関性が強い顧客体験価値にフォーカスを当てたサービスを提供しています。アルバイト・パートのショッパーではなく、プロのショップアドバイザーが調査を実施してくれます。また、調査で明確になった課題に対して、研修や個別指導など、解決に向けた丁寧なサポートも受けられます。
顧客体験価値の最適化というゴールに向かって、最短距離でサポートしてくれる覆面調査サービスです。
クリエイティブアルファを選ぶべき理由
プロのショップアドバイザーが課題解決を徹底サポート
覆面調査サービスを提供している会社のなかには、アルバイトやパートのショッパーに調査を任せている企業も少なくありません。その場合、コストは削減できますが、調査を通じて得られる情報は少なく、業務改善などに繋がらないリスクがあります。
クリエイティブアルファでは小売・飲食・サービスといった業種で講師として活動するプロのショップアドバイザーのみをショッパーとして採用しています。消費者のリアルな声を把握しつつ、従業員の接客態度や店舗の雰囲気についてプロならではの目線で厳しく評価してもらうことが可能です。
さらに、調査によって明らかになった課題に対して、同様にプロの視点からの具体的なアドバイスも受けられます。課題の明確化から解決まで、一貫して任せられるミステリーショッパーです。
売上に直結する「顧客体験価値（CX）」にフォーカスした調査
クリエイティブアルファでは、商品やサービスによって顧客がどれだけ満足したかを表す顧客満足度（CS）だけでなく、販促やアフターサービスを含めた購買プロセス全体での満足度を示す「顧客体験価値（CX）」を重視しています。
同社の覆面調査では、接客態度を12項目、店舗の雰囲気・状況を8項目に分けて詳細に評価。調査結果を分析することで、従業員が勤務中に考えていること・意識していることを定量的に把握し、顧客体験価値最大化のための施策に活かすことができます。
調査だけで終わらせない！課題に応じた研修の提案も可能
クリエイティブアルファの覆面調査では、調査によって明らかになった課題に応じて、自社に合わせてカスタマイズされた接客研修やVMD研修、インバウンド接客研修、店長力強化研修といった研修も受けられます。また、研修に加えて、店舗アドバイス相談会といったサポートも可能です。
「やって終わり」になりがちなミステリーショッピング。明らかになった課題を前に「どう解決すればいいのかわからない」と途方に暮れてしまうケースも少なくありませんが、クリエイティブアルファの覆面調査なら、課題解決まで丁寧なサポートを受けることができます。
クリエイティブアルファの導入事例
プロのショップアドバイザーの意見なのでとても参考になりました
これまでは一般の方に覆面調査をお願いしていたのですが、クリエイティブアルファさんの覆面調査はプロのショップアドバイザーが覆面調査をしてくださるということで、試しにお願いしました。調査結果を見て、やっぱりプロのショップアドバイザーの意見を聞けて良かったと思います。一般の方の感想を聞いても具体的にどう改善すれば良いかわからなかったのですが、プロのショップアドバイザーの方に具体的なアドバイスをしていただき、とても参考になりました。
引用元：株式会社クリエイティブアルファ公式HP(https://www.cafc.jp/training-store.html）
スタッフのCXの意識が十分でないことがわかりました
覆面調査の結果、スタッフのCXの意識が十分でないことがわかりました。今後は単に接客しているだけでは差別化ができないので、顧客体験を意識し、お客様に感動してもらえるような接客をする必要があると考えています。一部のスタッフにクリエイティブアルファさんのCX接客研修を受けさせていただきましたが、そちらも好評です。他のスタッフにも受けさせたいと思っています。
引用元：株式会社クリエイティブアルファ公式HP(https://www.cafc.jp/training-store.html）
スタッフの教育についてもアドバイス頂きました
覆面調査の後の面談で、改善点だけではなく、スタッフをどう教育すれば良いかということまでアドバイスしてもらえたのは良かったです。これまでスタッフ育成のために様々な研修をおこなっていたのですが「このような点を改善する」といった目的意識が希薄だったような気がします。改善点が明確になり、それに合わせて研修を企画することでより効果的な研修を実施できると思います。継続的に覆面調査を依頼したいと思います。
引用元：株式会社クリエイティブアルファ公式HP(https://www.cafc.jp/training-store.html）
クリエイティブアルファの会社概要
| 会社名 | 株式会社クリエイティブアルファ |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区浜松町1-2-14 ユーデン浜松町ビル5F |
| URL | https://www.cafc.jp/ |
店舗調査代行サービスとは
店舗代行調査は、企業が運営する店舗の接客品質やサービスレベル、オペレーションの実態を把握するために第三者が調査を行うサービスです。接客、売場、競合、販促など多面的な評価により、店舗運営全般の状況を把握し、売上向上・業務改善につなげます。
店舗調査代行サービス＝ミステリーショッパー（覆面調査）を思い浮かべる方も多いですが、そのほかにも競合調査、サービス品質チェック、店舗マーケティング調査など、サービスを細分化することができます。店舗調査代行サービスの種類を知ることで、自社のニーズに合った会社を選ぶことができるでしょう。
以下では、それぞれのサービスについて詳しく解説します。
ミステリーショッパー（覆面調査）
覆面調査（ミステリーショッピング）は、調査員が一般消費者として店舗を訪れ、店舗のサービス品質や接客態度、施設の清掃状況、商品・サービスの提供速度などを評価する手法です。
調査員は、事前に設定された評価基準に基づいて店舗を訪問し、実際に買い物をする、スタッフに質問をする、商品の提案を受けるなどの行動をします。その際、顧客目線で感じた印象を詳細に記録し、後日レポートとしてフィードバックを提供します。
覆面調査の大きなメリットは、リアルな顧客体験を基にした評価ができることです。経営者やマネージャーが店舗に足を運んだだけでは把握できない、従業員の本当の対応や店舗の運営状況を知ることができます。この情報をもとに、店舗ごとの課題を洗い出し、効率的な改善活動を行うことが可能です。
競合調査
競合調査は、競合他社の店舗やサービス内容を調査し、自社と比較するために行う調査です。市場で競争優位性を得るためには、自社のサービスや製品がどのように位置づけられているのかを知ることが重要。競合調査を行うことで、他社の強みや弱みを理解し、自社の戦略に活かすための情報を収集できます。
競合調査では、価格調査、サービス提供方法、顧客対応の質、商品ラインナップ、マーケティング活動、プロモーション施策など、さまざまな要素が対象です。調査員が競合店舗に足を運び、実際に商品の購入、サービスの受け方、店内の雰囲気などを評価し、その結果を比較分析。競合調査を通じて得られる情報は、マーケティング戦略の見直しや、商品開発の方向性を決定するための貴重なデータとなります。
サービス品質チェック
サービス品質チェックは、企業が提供するサービスが顧客にどれだけ満足されているかを評価する調査手法です。調査員が実際にサービスを受けて、接客、サービス提供、対応スピード、店舗の雰囲気など、サービス提供に関するあらゆる要素を評価します。
例えば、飲食店であれば料理の提供スピード、スタッフの態度、店内の清潔感、顧客対応などがチェックされます。コールセンターの場合には、電話の応対態度、問題解決のスピード、顧客の要望に対する柔軟さなどが調査対象です。業界に合わせた調査を行い、結果は定量的・定性的なデータとしてまとめられるので、自社店舗の改善点を把握できます。
店頭マーケティング調査
販売促進活動や店舗のディスプレイ、商品陳列の効果を測定するために行われる調査です。調査員は実際に店舗を訪れ、商品の配置、プロモーションの設置方法、POP広告、特売品の陳列状況、店内の動線などを評価します。また、顧客の動線や購買行動も観察し、どの売り場が人気があるのか、どの棚が注目されているのかをデータとして収集します。
店頭マーケティング調査は、特定の商品やキャンペーンの効果を測定する際に非常に有用です。例えば、新商品やプロモーションを展開した際に、その成果を迅速に把握し、次回のマーケティング戦略に活かすことができます。
店舗調査代行サービスを依頼するメリット
客観的なデータで店舗の現状を把握できる
店舗調査代行サービスを利用する最大のメリットは、第三者の視点で客観的に店舗の現状を把握できることです。自社のスタッフやマネージャーが現場を見ても主観的な意見が生じがちですが、プロの調査員が客観的な評価基準で調査を行うことで、実際にお客様が感じる問題点を浮き彫りにできます。
接客の質や店舗の清潔感、商品陳列の効果などをチェックすることで、サービスやオペレーションの向上に繋げることが可能です。複数店舗を展開している場合は、店舗ごとの接客品質を統一したり、クレームやトラブルを未然に防いだりといったメリットが期待できます。
競合との比較で戦略的な差別化が可能になる
競争が激化している市場では、競合との比較分析が重要です。競合店舗の調査を行うことで、競争優位性を確立するためのデータ収集ができます。
競合の価格設定、サービス提供方法、顧客対応、店舗の立地やデザインなどを細かく分析することで、競合店舗のプロモーション・接客戦略を可視化。自社の勝ち筋を見つけることが可能です。より効果的なマーケティング施策を展開できます。
競合との比較により、自社がどの分野で優位に立っているか、どの分野で改善が必要かが明確になり、差別化戦略を立てるための参考になります。
自社対応が難しいエリアの調査ないし大規模調査ができる
例えば、本部から遠方のエリアにある店舗の調査や全国にある店舗の一斉調査の場合、自社で対応するには限界があります。そういった自社では対応できない調査をアウトソーシングすることができるという点も、ミステリーショッパーに調査を委託する大きなメリットです。
店舗調査代行サービスに関するよくある質問
Q1. 店舗調査代行サービスの費用相場は？
ミステリーショッピングの相場は、簡易的な調査（1店舗あたり）1万〜3万円、詳細レポート付きの調査は3万〜10万円、継続的な調査パッケージであれば月額10万〜50万円（全国展開のチェーン店向け）ほどです。しかし、調査規模や調査項目の多さ、オプションの有無などによって、具体的な金額は変わってきます。
また、「店舗を訪れる50代の独身男性」の声が知りたい場合など、使える調査員に制限がある場合も同様に調査費用は高くなります。
Q2.覆面調査（ミステリーショッピング）を依頼するときの注意点は？
店舗調査代行サービスを利用する際は、調査目的を明確にし、適切な調査手法を選定することが重要です。覆面調査、競合調査、サービス品質チェックなど、目的に合った手法を選びましょう。
また、調査結果を有効活用するため、具体的な改善策を実施し、継続的にPDCAサイクルを回すことがポイント。調査会社の信頼性や実績、調査員の質も確認し、企業の課題に合った調査設計ができるパートナーを選定することが成功の鍵となります。
店舗調査代行サービスのまとめ
本記事では、覆面調査、競合調査、サービス品質チェック、店頭マーケティング調査などの店舗調査代行サービスを提供している企業を紹介しました。調査目的や業界特性に応じて、最適な企業を選ぶことが重要です。サービスの依頼を検討している方は、自社に合った調査パートナーを見つけ、効果的な店舗戦略を実現してください。
- 免責事項
- 本記事は、2023年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。
