定期購入・サブスクリプション対応のEC通販カートシステムを徹底比較
最終更新日:2024年01月10日
定期購入、サブスクリプション対応のEC通販のカートシステムとは?
ECカートシステムの中でも、継続的な購入や定期的な購入、サブスクリプションを利用してもらうための仕組みが組み込まれたシステムについて調査しました。
定期購入の仕組みのほか、継続的に購入をしてもらうためのサンプル配布対応、クーポンや割引を行うキャンペーンやメルマガ機能、効果検証のための分析をするための機能などが付いています。
以下で詳しく紹介していきましょう。
サブスクストアの特徴機能、料金
引用元:サブスクストア公式サイト(https://subscription-store.com/)
単品リピート通販市場でシェアNo.1を誇る「たまごリピートNext」から誕生したサブスクリプション特化型のクラウドシステムです。「たまごリピートNext」は2019年9月時点で流通総額1,322億円を誇っており、サブスクリプション対応のEC通販システムとしては認知度が高いサービスです。
そのような実績を活かし、どのような体制が最も継続的に購入し続けてもらえるのかを判断して構築しているため、非常に扱いやすいカートシステムになっています。フロー型のビジネスモデルから、サブスクリプション型のビジネスモデルへ転換させたい方にもオススメのシステムです。
サブスクストアの金額料金
・スタンダード
月額 49,800円(税抜き)
初期費用 69,800円(税抜き)
・プレミアム
月額 79,800円(税抜き)
初期費用 99,800円(税抜き)
・エキスパート
要問合せ
サブスクストアの実績
・単品通販・定期通販カートシステムで、市場シェアNo.1
・大企業からスタートアップ企業まで導入企業累計1,400社超
・利用者数1400万人、日本の人口のおよそ9人に1人が「サブスクストア」のサービスを通して通販などを利用
・年間取引総額1322億(2019年9月)
(2020/9/10現在 サブスクストア公式サイトより https://subscription-store.com/)
サブスクストアの導入効果・成果など
・平均年商が年間で132%向上。
・平均年商は約9,000万円。
・ほぼゼロからネットショップをスタートし、2年で年商2.5億円達成企業あり。
(2020/9/10現在 サブスクストア公式サイトより https://subscription-store.com/)
サブスクストアの機能・システムの特徴
柔軟な設定が可能な商品管理
ユーザーに合わせた細かな購入頻度や価格設定、複数の商品を組み合わせ販売に対応可能です。温度帯や配送方法、さらには会員ランクを考慮する等、柔軟な設定が可能です。
サブスク、定期販売特有の受注管理が標準仕様
定期注文作成や決済を自動化機能できるため、サブスクリプション型のビジネスにはピッタリのシステムと言えるでしょう。Webだけではなく、電話やFAXでの受注にも対応可能なため、ユーザーニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。
継続購入を促進するマーケティング機能
独自ポイントやステップメールを顧客のステータスや属性に応じて設定可能です。もちろん同様の設定でメルマガ送付を行うことも可能です。
さらにはLP作成や、広告ごとのLTV顧客生涯価値を算出し、購買流入経路の分析も考慮した施策効果を把握することが可能です。
サブスクストアのサポート、コンサルティング
・総勢16名お客様担当チーム体制
・電話、メールによる無料、無制限のサポート。
・導入企業様間の情報交換の場あり
・導入後の売上拡大のフォローあり
「たまごリピートNext」の時代から培ってきたノウハウを活かし、売れる商品へ育てていくためのノウハウがあります。これまでのシステムでは売上向上につながらなかった企業も、一度相談してみると良いでしょう。
侍カートの特徴機能、料金
引用元:侍カート公式サイト(https://www.samuraicart.jp/)
Amazon Payの認定パートナーにも選ばれた、商品の「カゴ落ち」を激減させることに強みをもつ、定期購入を推奨する通販のカートシステムです。定期購入へ移行させるために、一連の必要なマーケティング活動を徹底的に自動化し、担当者の負担軽減につなげています。
幅広い料金プランでスモールスタートのスタートアップ企業から、年商10億円を超える大企業まで、幅広く活用している点が強みです。
侍カートの金額料金
・ASPプラン
月額 70,000円(税抜き)
初期費用 100,000円(税抜き)
・カスタマイズプラン
月額 120,000円(税抜き)
初期費用 150,000円(税抜き)
・フルスクラッチプラン
月額 300,000円(税抜き)
初期費用 1,00,000円(税抜き)
侍カートの実績
要問合せ
侍カートの導入効果・成果など
要問合せ
侍カートの機能・システムの特徴
定期購入にも柔軟性を
単発購入を定期購入へ移行させるためのマーケティングを支援する機能はもちろん、定期購入自体にも柔軟性を持って設定することが可能です。
セールの設定や販売間隔など、業績や市場感を考慮した設定で担当者の手間を最小限にすることが可能です。
フォームを一体型にしたLPが可能
購入時に別ページへ遷移させることで、ユーザーの購買意欲を減退させてしまっている可能性があります。そのような可能性に配慮し、ページ遷移を少なくすることで購買率向上を狙うことが可能です。
LPに登録フォームを埋め込むことで、ユーザーはひとつのページ内で全ての作業を完結させることが可能です。
ステップメールを用いた顧客フォロー
購入状況や時期に合わせ、きめ細やかな対応をできる点も特徴です。
あらかじめ作成したメールやDMを登録、設定することで、購入状況や時期に合わせた適切な対応が可能です。
侍カートのサポート、コンサルティング
・お問い合わせフォーム・メール・電話でのサポート
・セミナー開催(不定期)
困った点はお問い合わせフォームから、気軽に相談することが可能です。平日は電話で即時回答を得ることも可能でしょう。
楽楽リピートの特徴機能、料金
引用元:楽楽リピート公式サイト(https://raku2repeat.com/)
リピート通販やD2Cに特化したカートシステムです。
広告費用対効果を高めるD2Cクラウドサービス「売れるネット広告つくーる」と連携しており、D2Cの要素を重要だと判断している企業にはピッタリの通販カートシステムと言えるでしょう。
ECの現場の声を集約しシステムに反映しているため、運営実態に即したシステムとして多方面で支持されています。
楽楽リピートの金額料金
・ライトプラン
月額 68,000円(税抜き)
初期費用 49,800円(税抜き)
・スタンダードプラン
月額 98,000円(税抜き)
初期費用 79,800円(税抜き)
・ゴールドプラン
月額 600,000円(税抜き)
初期費用 198,000円(税抜き)
楽楽リピートの実績
要問合せ
楽楽リピートの導入効果・成果など
・CRMツール・広告分析・LPOツール・カートシステムを楽楽リピートでまとめることで、月額149,600円の減額に成功。
(2020/9/25現在 楽楽リピート公式サイトより https://raku2repeat.com/about/)
楽楽リピートの機能・システムの特徴
LP一体型の注文フォーム
決済前にユーザーの離脱を防ぐため、LPの下部に注文書やお届け先の入力フォームを設置しています。これによりカゴ落ちを防止し、購入フローを簡素化させることができます。
Myページとの連動が可能
ユーザー自身が操作できるMyページと連動することで、継続や休止、解約に人の手を介しません。ユーザー、企業の双方が手間なく情報を変更することができるのです。
豊富な決済連携
キャリア決済やクレジットカード決済、LINE公式アカウントとの連携など、顧客との親和性が高いサービスとの連携機能を強化しています。メール配信内容をLINEへ置き換えることもでき、ユーザーの使い勝手に配慮しています。
楽楽リピートのサポート、コンサルティング
・「紹介パートナー制度」を導入
今後のサービス発展を見据え、「紹介パートナー制度」を導入しています。代理店のような扱いとなるため、該当する企業は費用削減を兼ねて挑戦してみるのも良いかもしれません。
カラーミーリピートの特徴機能、料金
引用元:カラーミーリピート公式サイト(https://colorme-repeat.jp/)
リピート販売をこれから狙っていきたいという方にオススメなのが、カラーミーリピートです。開始までの負荷が少なく、直近で参入した事業者も手軽に利用することが可能です。「まずは通販カートシステムを利用してみたい」「できるだけ気軽に利用したい」という方は、まずカラーミーリピートから始めて見るのが良いでしょう。
カラーミーリピートの金額料金
月額 0円
初期費用 9,800円(税抜き)
カラーミーリピートの実績
要問合せ
カラーミーリピートの導入効果・成果など
要問合せ
カラーミーリピートの機能・システムの特徴
販売開始まで無料利用可能
販売開始まで0円で利用できるだけでなく、月額費用も9,800円と圧倒的に低価格です。プランは1つで、料金が変動することもありません。無料期間で使用感が合わなければ利用停止も可能なため、事業者にとってはありがたい通販カートシステムと言えるでしょう。
各種ホームページと連携可能
小規模事業者や個人事業主が良く利用しているWixやJIMDOなど、現在利用しているホームページやブログ、ネットショップとの連携が可能です。連携の際も最小限の手間で実施することが可能です。
後払い機能も搭載
ユーザーから高い支持を集める後払い機能との連携も魅力です。クレジットカード決済に不安を感じている層にもリーチできるため、顧客の幅を広げることが可能です。
カラーミーリピートのサポート、コンサルティング
・お問い合わせページでよくある質問を網羅
月額9,800円ながら、安定したサポート体制はやはりGMO配下の企業と言えるでしょう。よくある質問はページ内で解決することもでき、時間削減にも繋がります。
リピストの特徴機能、料金
引用元:リピスト公式サイト(https://rpst.jp/)
リピート通販市場において、低単価で高品質な通販カートシステム提供を行っているのがリピストです。低単価なシステムでありながら、必要機能が全て搭載されている点が特徴です。
安価ながら満足のいくサポート体制はもちろん、事業計画に基づいた無料相談ができ、効果をさらに最大化させることが可能です。
リピストの金額料金
・ライトプラン
月額 14,800円(税抜き)
初期費用 29,800円(税抜き)
・スタンダードプラン
月額 39,800円(税抜き)
初期費用 69,800円(税抜き)
・プレミアムプラン
月額 69,800円(税抜き)
初期費用 98,000円(税抜き)
・エキスパートプラン
月額 148,000円(税抜き)
初期費用 398,000円(税抜き)
リピストの実績
・店舗導入アカウント600店舗以上
・年間流通総額600億円
・立ち上げ店舗平均月商月900万円
・アカウント継続率98%
・ECのミカタ BEST100AWARDS2015受賞
(2020/9/25現在 リピスト公式サイトより https://rpst.jp/)
リピストの導入効果・成果など
要問合せ
リピストの機能・システムの特徴
スマートフォンユーザーを逃さないフォーム最適化
LP内でフォーム入力まで完結できることはもちろん、テストを重ね着実にCVRを更新していったフォーム設計をそのまま流用できます。スマートフォンユーザーを逃さず獲得できる仕様が大きなポイントです。
メイン商品の購入を最大化
事業者が注力するべきメイン商品の購入を最大化できるよう、購入前にアップセルを確実に行えるような仕様になっている点が特徴です。できる限りメイン商品へ誘導することで、商品単価を大きくすることはもちろん、アップセルの可能性を最大化します。
LTV計測が可能
業界初の機能として搭載されているのは、LTV計測です。
定期購入継続率の集計を簡単に行うことで、ユーザー分析を行います。初回来店記録を保持できる点が大きな特徴です。
リピストのサポート、コンサルティング
・リピストコンシェルジュによる電話・メール対応
・サポート内製化を実現
・事業計画に合わせた無料相談
日々のトレーニングはもちろん、社内研修を定期的に行うことでリピストコンシェルジュの質向上に努めています。
リピートPLUSの特徴機能、料金
引用元:リピートPLUS公式サイト(https://www.w2solution.co.jp/Product/repeatplus_cp/)
事業規模に合わせ、料金形態を変更していける点が大きなポイントです。
無駄な費用無く、必要規模に応じた機能を操作できるため、ユーザーへの対応を最優先にしながら作業ができる点がポイントです。
リピートPLUSの金額料金
・ワンプラン
月額 9,800円(税抜き)
初期費用 9,800円(税抜き)
・スタンダードプラン
月額 49,800円(税抜き)
初期費用 49,800円(税抜き)
・プロフェッショナルプラン
月額 79,800円(税抜き)
初期費用 79,800円(税抜き)
・エンタープライズプラン
月額 79,800円+開発費用(税抜き)
初期費用 79,800円+カスタマイズ保守費(税抜き)
リピートPLUSの実績
要問合せ
リピートPLUSの導入効果・成果など
・平均売上成長354%
・コスト60%カット
(2020/9/25現在 リピートPLUS公式サイトより https://www.w2solution.co.jp/Product/repeatplus_cp/)
リピートPLUSの機能・システムの特徴
受注処理を一括操作可能
面倒な日次や月次処理は、一括処理業務として登録しておくことが可能です。
受注や出荷管理など、まとめて管理できるため手間が掛かりません。
カスタマーサポートに対応
カスタマーサポートに対応し、個人やタスクやグループタスクをまとめて管理できます。
顧客に対して一貫した対応ができるため、クレーム防止などにつなげることが可能です。
リピートPLUSのサポート、コンサルティング
要問合せ
EC FORCEの特徴機能、料金
引用元:EC FORCE公式サイト(https://ec-force.com/lp)
他社システムからの乗り換えで、CVRが向上する企業が続出しているEC FORCE。通販カートシステムでは後発ではあるものの、本当に必要な機能に特化しつくられたシステムのため、ユーザー支持率が非常に高いシステムと言えるでしょう。
EC FORCEの金額料金
・スタンダードプラン
月額 49,800円(税抜き)
初期費用 148,000円(税抜き)
・エキスパートプラン
月額 99,800円(税抜き)
初期費用 248,000円(税抜き)
・移行プラン
月額 99,800円(税抜き)
初期費用 要問合せ
EC FORCEの実績
要問合せ
EC FORCEの導入効果・成果など
・平均年商は業界最高の1.5億円
・他社通販カートシステムからの乗り換えでCVR最大309%アップ
(2020/9/10現在 EC FORCE公式サイトより https://ec-force.com/lp)
EC FORCEの機能・システムの特徴
無制限の会員ランク機能
会員ランクは購入状況に応じて、無制限に設定することが可能です。ランクごとに割引率などを細かくカスタマイズできるため、ユーザーは変更する意義を感じやすいと言えるでしょう。
サンクスオファー機能
ユーザーの購入完了後に、購入者のみに特典を展開できるサンクスオファー機能があります。注文確定後にさらなるアップセルを期待することが可能です。
進化す続ける拡張機能
トレンドの変遷が著しいEC業界に対応するために、あらゆる事業フェーズを見越した機能拡張を定期的に実施しています。常に最新機能を実装し、必要機能はショップごとに取捨選択できる点がポイントです。
EC FORCEのサポート、コンサルティング
・FAQサイト・メール・チャットワーク対応
開設からオープンまで専任スタッフが1on1でつくため、安心して準備を進めることができます。システム周りに疎い担当者も安心です。
たくさんの様々な機能に幅広い価格帯。迷ったら基本に戻る!
以上、サブスクストア、侍カート、楽楽リピート、カラーミーリピート、リピスト、リピートPLUS、EC FORCEの定期購入、サブスクリプション対応のEC通販のカートシステムについて、その特徴や継続させるための機能、サポート体制について紹介しました。
サブスクリプションに対応するECカートは限られているとはいえ、様々な機能&サービスがありなかなか決めにくいかもしれません。
そこで決めていくための考え方としては、まず自社が、ユーザーに対してどのようなサービスレベルを実現できれば良いのかをしっかり定めましょう。この基本に戻ることで、絶対に必要なものと、あればよいものなどの優先順位をつけていくことができ、それがECカート選びの軸となります。その上で、自社にとって一番良いものをコストパフォーマンスで見ていくと考えやすいかもしれません。