D2Cカートシステム7社を徹底比較!サービスの特徴や導入事例を紹介

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顧客満足度やリピート率に大きな影響を与える、D2Cのカートシステム。EC担当者の経験や知識に合う仕様であるか、決済方法が豊富か顧客が商品選択しやすいオプション機能がついているかなど、D2Cカートシステムを選ぶ上でのポイントはさまざまです。

EC担当者になったばかりの方をはじめ、すでにある程度の知識を持った方、リピーターを増やすために機能の充実を重視している方まで、各社の特徴をチェックして自社の課題を解決するD2Cのカートシステム選びの参考にしてください。
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D2Cカートシステム一覧表

ここでは、各社が提供するD2Cカートシステムを一覧で紹介しています。

画像をクリックすると、資料ダウンロードページに移動します。

D2Cカートシステム サービスの特徴
D2Cカートシステム「W2 Repeat(旧:リピートPLUS)」のサイトキャプチャ画像【PR】W2 Repeat(旧:リピートPLUS) 多機能で定期通販事業特化システム
・1,000以上の機能数と定期通販売上アップ機能を搭載
・顧客管理や業務効率化でLTVを最大化させる
・デザイン制約がなく自由度が高い
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リピストX(リピストクロス) ・累計1500社支援実績あり
・1クリックで購入完了
・問い合わせ対応者向け専用画面搭載
EC-CUBE 自由なカスタマイズ性と自社独自のデータ資産活用が可能
ecbeing 即運用できる標準機能と分析から施策実施までの機能
楽楽リピート 定期通販・単品通販特化型CRMに強いシステム
ecforce 多彩なマーケティング機能や目的に応じたECサイト構築が可能
Shopify Plus (ショッピファイ プラス) ワンクリックのチェックアウト機能

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W2 Repeat(旧:リピートPLUS)

 D2CカートシステムW2 Repeat(旧:リピートPLUS)の公式サイト画像)画像引用元:W2 Repeat(旧:リピートPLUS)公式サイト(https://www.dyn.co.jp/product/directin/)

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W2 Repeat(旧:リピートPLUS)の特徴

機能数1,000以上でカスタマイズ性も高い

W2 Repeatは標準機能数1,000以上でリピート通販で売上アップを目指すための便利な機能を搭載しているのが強みです。リピート通販サイトの売上アップを目的として開発されました。定期通販に特化しており、フォーム一体型機能、ステップメール、セット販売やアップセル、クロスセル、クーポン機能など利便性を高める機能ばかりです。LTVの最大化のための販促機能をはじめ、EC担当者の負担を軽くする業務効率化が考えられた顧客管理と業務効率化機能を備えています。

W2 Repeat(旧:リピートPLUS)はこんな企業におすすめ

  • 定期販促事業の負担を軽減したい
  • 多機能で自社事業に合わせたカスタマイズ性も欲しい
  • 魅力あるデザインのECサイトにしたい

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W2 Repeat(旧:リピートPLUS)を選ぶべき理由

【理由1】定期通販事業特化システム

定期通販事業特化システムのため、リピート率がなかなか上がらなくて悩んでいる場合に適しています。コンバージョン率のアップが期待できるフォーム一体型LPを採用しています。入力フォームのデザイン性も柔軟にカスタマイズ可能です。

売上を最大化させるための機能も搭載し、サンクスページでのアップセルや細かな条件指定でのステップメールも作成できます。ユーザ情報や受注情報では細かくセグメント分けしたメール配信も可能です。顧客情報によるグルーピングもでき、他にもメール配信やライン配信ができます。

【理由2】1,000以上の標準機能でカスタマイズ可能

1,000以上の標準機能を備えているのもポイントです。多機能であることは、自社ニーズに合わせた取捨選択ができます。フォーム一体型にしたい、ステップメールにしたい、セット販売にしたいなど、かゆいところに手が届くのは1,000以上の標準機能があるからこそです。さらに、自動受注ワークフローや定期台帳、ターゲットリストや広告効果測定、会員ランクなど、次に続くための販促機能を備えています。担当者の負担を軽減できる機能もあるのもポイントです。ECサイト運営以外にも仕事を抱えているという方の助けにもなってくれます。

【理由3】柔軟なデザインカスタマイズ性

W2 Repeatはサイトデザインの柔軟なカスタマイズができるのが強みです。ブランディング施策、ページの細かい改修について柔軟対応ができると、CV率向上につながります。

フォーム一体型、レスポンシブデザイン、CMSなどを備えており、自社のブランドイメージ訴求につなげます。トレンド対応したデザインフォーマットは全ソースレベルで操作できます。マルチデバイス対応やレスポンシブデザイン対応も可能です。利便性を高めるデザインにより、ストレスフリーな購入体験をユーザーに提供できます。

【理由4】困ったときもサポート体制を整えているので安心

EC運営をはじめて担当する方や「新しいシステムだから難しい」という担当者の方に、安心のサポート体制を整えています。カスタマーサクセスチームが、システムの使い方や運用などの質問に顧客視点で対応してくれます。

有償のサポートサービスも多数用意しているのもポイントです。オンボーディングサービスは専任チームによるフォローアップを受けられます。初期設定から、高度な設定まで伴走型で立ち上げをサポートしてくれるのです。他にもデザインサイト制作、EC運用構築支援・運用支援まで対応できますし、運用実績も多数あります。

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W2 Repeat(旧:リピートPLUS)の導入事例

機能面・操作性がわかりやすくて満足

(前略)顧客情報や購買情報、商品の在庫情報や商品情報などすべてがわかりやすいUIになっているので、機能面・操作性についても満足しています。まだ細かい点を挙げればたくさんありますね。(後略)引用元:W2 Repeat(旧:リピートPLUS) 導入事例紹介(https://www.w2solution.co.jp/example/asahibeer/)

スムーズなサポート体制のおかげでECサイトリニューアルに成功

(前略)導入後の電話サポートはスムーズに対応して頂いています。電話以外のカスタマーサポートもしっかり対応頂いています。
ECサイトのリニューアル移行時は多くの課題がありましたが、リニューアル後にフォローして頂いたサポート担当の方が1つずつ対応頂けたおかげで、何とか今回のリニューアルを成功に導くことが出来ました。(後略)引用元:W2 Repeat(旧:リピートPLUS) 導入事例紹介(https://www.w2solution.co.jp/example/ashitarunrunlabo/)

売上やLTV向上につながり昨年当月売上比が約3倍に!

1点目はターゲットリスト機能を活用した施策が打てるようになりました。
(前略)ターゲットリスト機能を活用し、メルマガ配信やクーポン・ポイントの配布がお客様毎に配信ができるようになりました。お客様毎に適切なプロモーション施策が打てるため、売上やLTVの向上にもつながり昨年当月売上比が約3倍になりました。
また以前までは、手動でクーポン・ポイントの配布をお客様毎に行っていましたが、ターゲットリスト機能を活用することで自動化でき、作業工数を大きく削減することができました。(後略)引用元:W2 Repeat(旧:リピートPLUS) 導入事例紹介(https://www.w2solution.co.jp/example/corcus/)

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W2 Repeat(旧:リピートPLUS)の料金プラン

初期費用:要問合せ
月額:要問合せ

W2 Repeat(旧:リピートPLUS)の運営会社概要

企業名 W2株式会社
設立年 2005年9月2日
所在地 東京都中央区築地1丁目13-1銀座松竹スクエア 5階
URL https://www.w2solution.co.jp/

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他にもまだある!利便性を高めて集客力アップにつなげるD2Cカートシステム

リピストX(リピストクロス)

 D2Cカートシステム【PR】リピストX(リピストクロス)の公式サイト画像)画像引用元:リピストX(リピストクロス)公式サイト(https://rpst.co.jp/)

リピストX(リピストクロス)の特徴

満足度99%サポート!DC2事業を加速させる機能を搭載

リピストXは累計1500社支援実績があり、DC2事業のPDCAを高速化させます。顧客が商品を購入するまでのフローを削ぎ落としているのが特徴です。チャット形式の購入フォームですが、メッセージの表示順や内容やデザインについて自由に編集できます。LP一体型フォームで、1クリックだけで購入完了も可能です。新規顧客も購入時に方法がわからず混乱しません。購入確認ページや購入完了ページでアップセルやクロスセルが可能で、購入単価やLTVの向上も期待できます。

リピストX(リピストクロス)の料金プラン

初期費用:要問合せ
月額:要問合せ

リピストX(リピストクロス)の運営会社概要

企業名 株式会社リピスト
設立年 記載なし
所在地 東京都千代田区外神田6-1-8思い出ビル5F
URL https://rpst.co.jp/

EC-CUBE

 EC-CUBEの公式サイト画像)画像引用元: EC-CUBE公式サイト(https://www.ec-cube.net/)

EC-CUBEの特徴

自由なカスタマイズ性が魅力
自由なカスタマイズ性で独自プラットフォームを構築できます。顧客と購買データを自社で自由に取り扱えてマーケティングの幅が広がるのもポイントです。外部システムとの連携や知財権利の保有などにも対応しています。
事業デザインに合わせたシステム構築ができるため、運用コストや業務負荷の軽減が期待できるでしょう。また、無償でソースコードを公開しています。ベンダー依存の影響を受けて、開発や事業計画を断念することもありません。24社の決済会社と連携しているため、利用者の決済方法とマッチせずカゴ落ちも防止できます。複数ベンダーで開発や内製化も可能です。
また、セキュリティ支援に強みを持っています。アプリケーション、環境、人間の三位一体によるセキュリティで事業運営をサポートしているため心強いです。セキュリティ専門企業EGセキュアソリューションズとのアドバイザリー契約を結び、自動脆弱性検査を通し、セキュリティ要因によって開発スピードが遅くなるのを防いでいます。

EC-CUBEの料金プラン

liteプラン:初期費用0円/月額費用7,480円(税込)
Standardプラン:初期費用77,000円(税込)/月額費用54,780円(税込)

EC-CUBEの運営会社概要

企業名 株式会社イーシーキューブ
設立年 平成30年10月1日
所在地 大阪市北区梅田2-2-22
URL https://www.ec-cube.net/

※ D2Cカートシステムの比較表をもう一度チェックする

https://www.shopowner-support.net/wp-content/uploads/2023/10/ecbeing.jpg

ecbeing

ecbeingの公式サイト画像
画像引用元:ecbeing公式サイト(https://www.ecbeing.net/product.html)

ecbeingの特徴

豊富な標準機能と分析から施策まで可能

顧客カルテや分析機能など豊富な標準機能を備えています。1,600サイトの構築実績があり、ノウハウに基づいた柔軟なカスタマイズ性がポイントです。分析から施策実績まで一連の流れを機能として提供しています。
クラウド型ECカートシステムメルカートは、ecbeinがベースとなっている国産システムです。自動バージョンアップ、高セキュリティ、集客や制作や分析、ファン化まで含めたマーケティング支援までサポートできます。
商材や業種などとも関係なく利用できるECサイトプラットフォームとして機能できるのが強みです。豊富な機能があり、パッケージ型からも簡単に移行できます。
CXツールも豊富で、直感的なUIと機能性豊かなCMSを備え、複雑な分析や幅広い売り方にも対応できるため手間の削減が期待できるのがメリットです。販促施策までつながるCRM機能を追加できますし、総合通販や定期通販の融合や多彩なギフト機能を備えています。
また、導入前に事業規模に応じてメルカートが適しているのか、別サービスが適しているかの提案も可能です。導入後もオープンまで一緒に専任チームが1ヶ月強化サポートし、困ったことがあっても専任ヘルプデスクが電話とメールで質問に答えてくれます。

ecbeingの運営会社概要

会社所在地 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー
会社設立 記載なし
主な料金 ミドルプラン:500万円~(税不明)、月額費用20万円(税不明)
エンタープライズプラン:初期費用 要見積もり、月額費用40万円~(税不明)
公式HP https://www.ecbeing.net/product.html

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楽楽リピート

楽楽リピートの公式サイト画像
画像引用元:楽楽リピート公式サイト(https://raku2repeat.com/)

楽楽リピートの特徴

定期通販や単品通販特化

定期通販と単品通販に特化し、CRMに強いカートシステムです。施策と分析まで必要機能がオールインワンで備わっています。広告や物流まで、幅広く他社システムと連携可能です。
たとえば、標準搭載している機能として、お届け周期指定、マイページ、受注顧客管理機能があります。また、機能とカートがセットになっているのもポイントです。LP一体型フォーム、アップセルとクロスセル、パーソナライズ、LINE連携、メールマガジンやステップメールなどを備えています。
サポート体制を整えているのも強みです。導入からオープン後まで手厚いサポートを受けられます。ECサイトオープンまで専属の担当がついて対応してくれるため安心です。メール以外に、電話、チャット、画面共有ツールなど状況に応じた柔軟対応ができます。
他社カートシステムからの移行実績も多数あり、経験豊富で実際に移行に何度も携わったスタッフが、確認しながら希望に応じた運用ができるようにカスマイズも含めてサポート可能です。

楽楽リピートの運営会社概要

会社所在地 東京都港区赤坂2-14-5 Daiwa赤坂ビル1F
会社設立 2013年11月
主な料金 月額:従量課金なしの49,800円~(税不明)
公式HP https://raku2repeat.com/

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ecforce

ecforceの公式サイト画像
画像引用元: ecforce公式サイト(https://ec-force.com/lp?u=_v2)

ecforceの特徴

多彩なマーケティング機能を備える

顧客導線の集客、購入、継続という3つのポイントに応じた機能により売上を最大限に引き上げられるのが強みです。デザイン性やCVなど、商品や販売形態という目的に合わせたサイトを作成できます。
集客を売上につなげるためのマーケティング機能を多数搭載。広告管理や分析機能によりマーケティング効果の最大化を目指せます。購入も、LPO/EFOにより、顧客獲得とCVR最大化が期待できるでしょう。CRMの最適化で、顧客ニーズに合わせた施策によるLTV向上を図れます。
商品や販売形態に合わせたECサイトを構築できる柔軟性を備えているのも注目点です。デザイン、CVなど目的に合わせて作成できます。ノーコードでカスタマイズできますし、豊富なAPI機能により、決済、MA、UGC、WMS、OMSなどで適した販売環境も構築可能です。
その他、メール送信や決済処理の自動化設定、獲得売上や顧客分析、チャット型接客ツールも備えており運用工数の削減も期待できます。

ecforceの運営会社概要

会社所在地 東京都目黒区下目黒2-23-18目黒山手通ビル8階/7階
会社設立 2014年12月24日
主な料金 要問合せ
公式HP https://ec-force.com/lp?u=_v2

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Shopify Plus (ショッピファイ プラス)

Shopify Plus (ショッピファイ プラス)の公式サイト画像
画像引用元:Shopify Plus (ショッピファイ プラス)公式サイト(https://airhost.jp/)

Shopify Plus (ショッピファイ プラス)の特徴

ワンクリックチェックアウト機能を搭載

D2Cをはじめ、実店舗からリテールなど、さまざまなチャンネルで販売できます。スピード重視の設計で、トレンドに対しスピーディに対応可能です。ワンクリックのチェックアウト機能でコンバージョン率の高いチェックアウトを実現できます。
コンバージョン獲得に特化した設計になっているのもポイントです。マーケティング機能により、SNSや検索エンジンまでデータにも基づいた顧客のターケティングができます。さらに、コンバージョン率が高いShop Payを使用できるため、決済方法による販売機会の損失を回避できるでしょう。その他、ロイヤリティプログラム、メールマガジンなどを通し、パーソナライズ化されたメッセージ表示で定着率アップを目指します。
カスタマイズができるため、Shopifyのプラットフォームにオンラインストアをスピード重視で移行可能です。新キャンペーン、チャネル、カスタマイズのスピーディな実施と繰り返し、システムやストアでの高パフォーマンスのワークフローも自動化します。サポートも日本のサポートチームがいて、24時間体制のテクニカルサポートを受けられるので安心です。

Shopify Plus (ショッピファイ プラス)の運営会社概要

会社所在地 記載なし
会社設立 記載なし
主な料金 要問合せ
公式HP https://www.shopify.com/jp/plus

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D2Cカートシステムの選び方

EC経験者が担当して選ぶのが基本

D2Cカートシステムを選ぶときは、 EC運用経験者を担当者にするのが一番です。EC経験があると、カートシステムの良し悪しについても理解していますし、すでにノウハウを持っています。自社に適したカートシステムを選べるのです。同時にEC運用経験が多ければ、どんなカートシステムでも大きな失敗はないでしょう。
ただ、自社にEC運用経験者がいないなら厳しいです。担当者の選定、あるいは、EC運用経験者の雇用が求められます。自社内のスタッフから決定する場合、他の業務と兼任ならその担当者の負担は大きくなりがちです。EC運用経験がない方を担当にする場合、その方も勉強しなければなりません。知識を得るためにもある程度の時間が必要ですが、1から成長してもらえれば会社の財産になるためメリットはあります。
ただし、EC運用の経験者がいない場合だと、D2Cカートシステムを提供する会社がサポートしてくれるかどうか確認が必要です。電話やHPのお問い合わせフォームなどを用意しているかどうか確認してみてください。中には伴走型でサポートしてくれる会社もあります。サポート力が弱い会社だと、トラブル時、なにもできなくなりますし、返答も3日後になりかねません。

決済方法の選択肢が多い

ECサイトで買い物をする際、決済方法が現金や振込みだけだと積極的に使いたいと思いますか?他では見つからない商品を取り扱っていない限り、ユーザーの選択肢から外れる可能性が高くなります。機能性だけ見るのではなく、決済方法の幅広さを含めた利便性に注目するのも重要です。
ユーザーは自分のライフスタイルを持っています。現金払いが好きな人もいれば、クレジットカード派という方もいるのです。ECサイトを利用する際は、仮想通貨や電子マネーで決済することに決めている方もいるでしょう。当然、仮想通貨や電子マネーで支払えなければ、購入しない可能性が高くなります。結果、売上が伸びなくて頭を抱えることになるのです。
EC運用をするなら、ユーザーの利便性を第一に考えないと客離れにしかなりません。利便性の大きな要素の1つに多様な決済方法があるのです。そのため、銀行振込や銀行ネット決済だけではなく代金、クレジットカード、ATM、コンビニ、電子マネー、携帯キャリア、仮想通貨まで決済方法の選択肢を網羅できるD2Cカートシステムを選ぶことをおすすめします。
ただ、EC運用が未経験の場合、どんな決済方法を選べばいいかわからないのもしかたないことです。見極めのコツは、競合ECサイトをチェックしてみてください。参考になることも多く、とくに決済方法は想定ユーザーを考えた上での選定になっています。競合の決済方法とともに、導入を検討しているD2Cカートシステムが対応しているかどうかも含めて選定しましょう。

オプション指定の有無

サイズや商品展開に合わせたオプション指定ができるかどうかも選定条件に入れたほうがいいでしょう。ユーザーの立場からすると、サイズやカラーで別の商品ページに飛ばされるわけです。画面が移動することで元々のページがわからなくなる可能性があります。商品が見つからなくなったら「サイズが見つからないから今回はいいや」となりかねません。
売上機会を失う結果になるのです。1回だけならまだしも、同様の問題が多くなれば利益は出ません。ECサイト運用では、いかにユーザーにストレスなく買い物をしてもらうかが成功の鍵を握ります。製品についてカラーやサイズなど、ユーザーが自由に取捨選択できるなら、その点を大前提にしてストレスのないD2Cカートシステムを導入したほうがいいでしょう。ちょっとしたストレスだけでユーザーは「ここのサイトは使いにくいから今度は違うところから探そう」なりかねないのです。オプション指定ができるかどうかだけでも評価は大きく変わります。

D2C(EC)カートシステムの種類

ASP型

ASP型はクラウドサービスで提供されるアプリケーションやサーバーを利用するタイプです。必要分だけカートシステムを借りるようなイメージをしてみてください。
自前でサーバーを購入したり設置したりしなくても済みます。初期費用やランニングコストも抑えられもメリットです。D2Cカートシステムをとにかく早く導入したい場合の選択肢に入ります。ただ、カスタマイズ性はあまり期待しないほうがいいでしょう。用意された機能の範囲しか使えないケースが多いです。ケEC運用経験社がいない、担当者の知識不足、D2Cカートシステムとはどんなものかまずは把握したいというケースに向いています。EC運用をスタートさせるならASP型の優先順位は高いです。

オープンソース型

ネットワーク上で公開された無償のソフトウェアを利用するタイプです。ソフトウェアの購入も不要ですし、カスタマイズ性も高いため、コストを抑えたいが、ある程度、自社運用に合わせたデザインや機能が欲しいというケースに向いています。
ただし、ソフトウェアを導入してからトラブルが起きた場合、自社対応しかできません。また、セキュリティ面は強固でない点は留意してください。そのため、EC運用経験者が担当者、社内にトラブルが起きても対応できるエンジニアがいる会社に向いているでしょう。逆に対応できる担当者がいないなら、途方にくれることになります。
トラブルが起きてからEC運用経験豊かで知識も持っている担当者を探すなら時間もかかりますし、外部業者に任せるならコストもかかることになるのです。当初のコストを抑えるというメリットが消えます。
ある程度、知識があり、D2Cカートシステムに精通しているが、構築に時間がかかる、コストも抑えたいというケースに向いているでしょう。

パッケージクラウド型

パッケージクラウド型は、パッケージソフトを購入して、デザインや機能をカスタマイズしてECサイトを構築します。パッケージソフトは骨組みであり、自社運用に合わせて機能を追加したりデザインを自由に設計したり、開発するわけですから自由度は高いです。
ただ、開発は自社ですからリリースをするまで時間と手間はかかります。すでに多くの標準機能が搭載されており、デザインもある程度用意されているものではものたりない、自社独自のこだわりぬいたものにしたい、自社開発をしたいというケースに向いています。

スクラッチ型

コストも時間もかかるタイプです。カートシステム以外に、webパージやデータベースまで1からすべて開発しなければなりません。ただ、1からすべて開発するわけですから、自由度は最も高いです。細かなこだわりまで盛り込んでECサイトを構築できます。自由度はパッケージクラウド型より高いといえるでしょう。
ただし1からすべて自社開発ですから時間も手間もかかります。テスト作業も自社対応しなければなりません。トレンドの移り変わりがスピーディになっている昨今では、柔軟対応はむずかしいかもしれません。ただ、機能性やデザイン性にこだわり抜きたい、細かく盛り込みたいというケースには一番向いています。

種類別の代表システム

フルスクラッチ型ならW2 Repertがおすすめです。フォーム一体型、クーポン、受発注処理の自動化ができる機能など標準機能で1,000以上あります。機能性だけではなく業務効率化も期待できるシステムです。
パッケージ型ならecbeing があります。向いているのは大手から中堅企業です。ワンストップでECサイト運営ができます。サイト構築とカスタマイズ、デザイン支援やセキュリティまで運用に必要なサポートは揃っているのが特徴です。
EC-CUBEはオープンソース型です。自社運用に合わせたカスタマイズができます。外部サービスや基幹システムとも連携できますし、デザイン性も高いのがポイントです。
ASPなら、リピストXをおすすめします。 D2Cに特化したEC構築システムで、多種多様な決済方法に対応し、カスタマイズ性も高いです。

D2Cカートシステムのまとめ

D2Cカートシステムは、単純なカートとして機能するだけではなく、選定次第で、運用の成功も失敗にも転がる大きな要素です。ユーザーに利便性が悪いと感じられたらリピート率は伸びません。そもそも購入するサイトとして最初から選ばれない可能性もあります。カゴ落ちが連発すれば思ったような利益も得られません。
D2Cカートシステムを選ぶ際には「経験者の有無」「決済方法の柔軟性」「オプション指定ができるか」などをチェックしてみてください。その上で、ASP型、オープンソース型、パッケージクラウド型、スクラッチ型、などの種類から、自社ニーズに合わせたものを選ぶのがポイントです。
ただ、ECサイト自体の運用がはじめてなら、最低限、手厚いサポートを提供できる会社の製品を選ぶことをおすすめします。サポート力がない場合、十分に自社対応できるかどうかが重要です。その点を無視すると、コストも手間もかかるため注意してください。

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