【レストラン集客広告戦略】独自の強みのつくりかたと伝え方のポイントとは
最終更新日:2020年11月24日
集客広告手法の安定が、レストランの売上の安定につながる
経営を安定させる2つの要素として、「コスト管理」と「顧客管理」があります。
「コスト管理」は仕入れ先、在庫状態をしっかりと管理し、無駄な出費がないか、抑えられるコストがないかを考えます。また原価率を意識した価格設定など、一度決めたら余程の理由がない限り、頻繁に変えるわけにはいきませんので、慎重に決めましょう。
価格設定に大きな影響があるのは仕入れ。仕入れ業者の選定は今後のお店の経営に深く関係するため、どのお店も考えぬいて決めています。ですが「コスト管理」については、仕入れ先・価格の決定などある程度は自分たちで決めることができます。
もう一方の「顧客管理」はどうでしょうか?どんなお客様を集めるか、については決められますが、本当に集まってくれるかは予想がつかないもの。日々、流動する人の動向を敏感に捉え、新規客、そしてリピーターを創出する集客戦略が求められます。
コスト管理はある程度突き詰めると必ず限界がありますし、値段設定のみでお客様の動向をコントロールすることは難しいです。
集客広告戦略を確立し、お客様を集められる状態をつくることがレストラン経営には欠かせない、ということになります。
そして新規のお客様を、いかに常連さんにするのか。リピーターづくりが経営の安定性につながっていきます。常連さんが新規のお客さんを連れてきてくれることもありますので、新規→リピーター→新規→リピーター…というサイクルをしっかり回していきましょう。
リピーターをつくるポイント
口コミ・紹介でつないでもらうお店を目指す
常連客・リピーターとなるお客様の最初の来店の多くが、親しい人に連れて行ってもらったり紹介してもらったといった、口コミ・紹介をきっかけにしています。
期待感を持って来店される新規客に応えられればしめたもの。料理やドリンクに美味しさやこだわりを感じてもらえれば、別の誰かを紹介したくなったり、本人が再度そのお店を訪れたりと、次回の来店につながっていきます。
信頼できる口コミや紹介をきっかけにしているので、ある程度プラスの状態からお店を見てもらえるのがリピーターになりやすいポイント。
情報が溢れる時代だからこそ、ある意味ローカルな評判が実は一番信頼されているのです。
2回来店してもらうことを意識する
リピーターをつくるためには、「2回目の来店」が非常に重要なポイントです。つまり最初の来店でもう一度来たいなと思わせる工夫が必要です。
もちろん料理の美味しさや、店内の雰囲気の良さなど、レストラン・飲食店そのものの魅力は磨いておくことは必須です。ですがそれ以外にもクーポンやスタンプカードといった、再度来店することがメリットになる方法も重要です。
再来店のきっかけはクーポンだったとしても、何度も来店してもらえることで、安心感や居心地の良さを感じて何度も来店してくれるようになります。人は何度も接することで好印象を持ってしまうものだからです(単純接触効果といいます)。
LINEクーポンなどスマホの活用も
リピーター創出ツールとしてLINEクーポンも有効です。メルマガではなくLINEだからこそオススメな理由があり、それは最も手軽に、最も多くの方にリーチできるからです。
LINEはご存知の通り、誰でも使うことができます。そしてほとんどの方がスマホを持つ今、LINEのアプリを使用している方も非常に多いです。スマホを持つ方のほとんどが使っているといっても過言ではないでしょう。
それだけで強力なツールになりますが、配信する側にも様々なメリットがあります。一斉に通知が送れる、個々のやりとりも可能といったコミュニケーションの部分や、独自のクーポンが作れるといった利便性です。
まだ利用していない方はぜひ導入を検討してみてください。
魅力的なお店づくり、が一番大切です。
どんなにお店をPRしても、来店してくれたお客様が満足してくれなければ意味がありません。まずは自分のお店の魅力が何なのかを考え、それを軸としたお店づくりをしていきましょう。
味、サービス、店内の雰囲気…etc、魅力の軸がしっかりすることで、ターゲットの選定や集客戦略も明確化していきますよ。
レストランの集客方法
レストランの宣伝、告知、集客するための一般的な手法を整理します。オフライン、オンラインともにそれぞれの特徴を理解し、自身のレストランの強み、店舗をかまえる地域性、メインターゲットと考える年齢層にあわせた集客方法を選択しましょう。
オフラインの集客方法
チラシ配りや呼び込み
お店や料理の写真を載せたイメージ、クーポンなどお得な情報を記載など、チラシを手に取りそのお店にいきたくなるチラシをつくりましょう。チラシは単なる広告で終わらせるのは非常にもったいないので、受け取ったユーザー側にとってメリットが感じられる工夫は必須だと思ってください。
そして、魅力的な内容にするのは当然ですが、情報を詰め込みすぎてしまって内容を読む気になれないチラシは意味がありません。現代人の行動パターンはチラシを見たあとにWebで検索して、よさそうだと思ってはじめてお店にいく、という人が増えています。
チラシそのもので興味を惹きつけ、店舗のホームページでしっかりと来店を後押しできるような流れを意識しておきましょう。
直接お店の近くで呼び込みをはかるときにも、チラシを配って誘店することもあるでしょう。そんなとき、道いく人たちには細かな字はきっと読まれません。情報は少なく、でもしっかりと印象に残る、そんなチラシにしておき興味をもったユーザーがその後、検索すれば詳細はWebで伝えることができます。
折り込み広告
レストランという店舗をかまえてのビジネスであれば、宣伝するのは近隣からお店に来ていただけるエリアに向けてが中心になります。
新聞の購読数は年々落ちてはいるものの、一部の高齢層でWebの使用に慣れていない世代など、新聞を情報源としている人にとっては折り込み広告も効果がないとは言い切れません。自身の店舗のターゲット層にマッチしている場合や、オープン時など、とにかく広く告知したいというときに活用しましょう。
看板
看板はレストランの顔です。金額的にも妥協せず、料理をつくるぐらいにこだわって作成することをお勧めします。色合いを奇抜にしたり、極端に文字を大きくして目立たせるのではなく、レストランの店構えに適した品のある看板にして格をあげるようにするのが望ましいです。
ユーザーの口コミ
リピーターを創出するために、という項目でも記載しましたが当然口コミ、紹介は集客にはかかせません。看板の品を良くするのも、紹介したくなるお店の要素のひとつ。料理の質、接客サービスの質、店全体の地力をつけることで口コミ、紹介は生まれます。
オンラインの集客方法
ホームページ
ホームページは誰もが情報を仕入れるために活用するといっていいコンテンツです。現実の店舗をつくるように、Web上でのレストランそのものになるので、ビジュアル面、情報の見つけやすさ、そして予約などアクションの起こしやすい仕掛けをつくります。
いろんな集客手法にて呼び込んだユーザーがたどりつく場所になります。無理して自身で作成し言葉は悪いですが安っぽいホームページを作成するよりも、しっかりとプロに依頼してベースを作り上げてもらってもいいでしょう。
ご自身が料理人でもサービスでも、本来考えて取り組むのはホームページ作成の勉強ではなく、よりよい店舗づくりのほうです。
SNS
Web上での告知はいかに、ユーザーのモバイル、スマホに情報を届けて見てもらえるかにかかってきます。単にWebサイトを作成して待っていても誰も見てくれないので、SNSを使って自らどんどん告知宣伝をおこないます。
メディアは特徴ごとに使い分けましょう。料理が主役ですから、写真、ビジュアルでの告知は相手にわかりやすく伝わり、効果も高いためInstagramを活用する。若い世代に来てほしい、Web上でバズって多くの人に知ってもらいたい、など話題性を高めたいならtwitterやLINE。エリアに特化して限定した地域の人により深く届けたいのであればFacebookという感じです。
大切なのは自分のお店のターゲットが一番多い(一番使っている)snsは何か、という視点です。snsでの発信内容も、ユーザーにとってメリットになる「ユーザー目線」を忘れずに意識しましょう。
グルメポジショニングメディア
「食べログ」や「ぐるなび」といったグルメ情報を集めたサイトは多数あります。その評価の正しさは議論の余地があるかもしれませんが、ユーザーの多さから考えても、まだお店を知らない人に知ってもらえるチャンスは多いでしょう。
ただし利用の際には登録料や手数料がかかる場合がありますので、収支のバランスを見て利用を決定してください。
もしくは、ポジショニングメディア自体を作ってしまうのも効果的です。例えば「地域の食材の特徴を活かしたレストラン」というコンセプトであれば、その食材に関係するくくりでサイトをつくり、その中で競合も含めたレストランをいくつか取り上げます。
他店と比較されることで、自店の強みが強調され、優位性を見せやすくなります。自店に明確な強みがある場合や、差別化したい場合には有効な戦略です。ただしサイトの作成には、マーケティングなどの知識も必要なため、より効果を高めるためはプロに依頼することをお勧めします。
MEO
MEOというのはMap Engine Optimization (地図エンジン最適化)のことです。
例えばGoogleで飲食店を探そうと検索をかけたときに、Googleマップで店舗の位置情報、営業時間、口コミなどが表示されますよね?その検索結果で上位に表示されるように対策するのがMEOです。
Googleマイビジネスに登録することで、マップ上に表示されるようになりますので、必ず登録しておきましょう。無料で利用できるため、やっていないのはもったいないですよ。
また、Googleマイビジネスを登録することで、HPがない場合は無料でつくることまで可能。現状のネット環境においてMEOは、誘店が必要な事業にとってメリットが大きいツールです。
ユーザーに伝えるのは「レストランの魅力」
肝心なことは、繰り返しになりますが店舗の地力が必要不可欠です。集客手法を整えても、伝えたいことがぶれてしまっては意味がありません。自分のレストランの軸になるコンセプトや、自分のお店だけの強みが何かを理解し、強みを磨きあげ、そしてレストランの良さがしっかりと伝わる告知活動をしましょう。
魅力的なレストラン・飲食店をつくるポイント
ステップ1:エリアマーケティングで、何を強みにするかを決める
- 立地、価格帯、ジャンル、営業時間など周辺店舗のリサーチ
- 予算感や客層(ビジネスマン、ファミリーなど)、ターゲットのリサーチ
ステップ2:自分のお店だけにある強みを明確化
上記のエリアマーケティングから、競合店舗にはないもの、ユーザーが求めていることを分析。
競合にはなく、ユーザーに求められていることであれば、それは独自の強みになります。
強みはひとつだけでなく、掛け合わせることで独自の強みになることもあります。
料理のジャンル、シェフの腕前、価格帯、スタッフの対応、内装などの空間etc、店舗の差別化というよりも自店にしかない体験ができる「個別化」を目指してください。
バリュープロポジションを生かした集客戦略はプロに相談
バリュープロポジションとは自分のお店だけが顧客に提供できる価値のこと。ユーザーが求めていて、他店にはできないが自分のお店にはできるという点です。
良いバリュープロポジションとはユーザーがお店を利用するメリットが明確で、他店のサービスとの違いが認識できることにあります。
ユーザーニーズを分析し、自店の強みとお客さんが求めていることをつなげて、効果的な集客をおこなうためには、マーケティングの知識やコンテンツマーケティングのノウハウが必要になってきます。
Zenkenでは、すでに7000を超えるサイト実績があり、競合調査を通じた御社のバリュープロポジションの発見と、ユーザーニーズの分析をもとにした適切なキーワードでのWebサイト制作のノウハウをもっています。
- マーケティングをおこなったうえでの、バリュープロポジション戦略による集客
- コンテンツマーケティングでのWeb集客
- ポジショニングメディアとMEOなど、複数の方法で相乗効果を狙う集客
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