女性役員紹介サービスとは、女性の取締役や社外役員の採用を検討している企業に対して、女性の役員人材を紹介するサービスです。
「女性リーダーシップの推進による企業イメージ向上につながる」「適格な女性役員候補者の発掘と効率的なマッチングが可能になる」などのメリットがあります。
以下では、女性役員紹介サービスを取り巻く現状をもとに各サービスの特徴や紹介する人材例、費用などを紹介するので導入検討の際にお役立てください。
女性役員紹介サービス一覧表
会社名 | サービスの特徴 |
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Warisエグゼクティブ |
成約まで費用0!採用コストは最小限に抑えつつ納得のマッチングが叶う
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プロフェッショナルバンク |
求める人材をピンポイントでリサーチ!社外役員紹介で99%の引き合わせ率を実現 |
EXE[エグゼ] |
IT・Web分野に強い社外役員を提案!実力と独立性を兼ね備えた人材をご紹介 |
GETHER |
女性社外役員の登用で経営に多様性を!企業価値向上をサポートする紹介サービス |
女性社長.net |
日本最大級3,200名超が登録!経験豊富な女性役員候補をご紹介 |
MIMOSA+ |
女性役員登用を未来の標準に!経営に多様性をもたらす最適な人材をご紹介 |
彩志義塾 |
女性経営者・弁護士・有識者をご紹介!多様な知見で経営に新たな視点を |
女性役員紹介サービスとは?
女性役員紹介サービスとは、企業が社外取締役や監査役、経営アドバイザーなどに適任な女性人材をスピーディーに紹介するサービスです。上場企業や上場を目指す企業において、女性取締役の登用が求められる中で、社外ネットワークやノウハウを持つエージェントが候補者を提案し、選定から就任までをサポートします。
コーポレートガバナンス・コードの改訂や、政府の掲げる数値目標(2025年に女性役員1名以上、2030年に女性役員比率30%以上)に対応する必要がある企業にとって、戦略的に女性リーダーを確保できる手段として注目されています。
女性役員紹介サービスを取り巻く現状
近年は、女性活躍や経済成長の好循環の実現に向けて、女性役員の登用を奨励する法律や規制が整備されつつあります。たとえば、2021年に改訂されたコーポレートガバナンス・コードでは、社外取締役の設置が義務化されました。
【プライム市場上場企業を対象とした女性役員比率に係る数値目標の設定等】
- 2025年を目途に、女性役員を1名以上選任するよう努める。
- 2030年までに、女性役員の比率を30%以上とすることを目指す。
そのため、女性役員紹介サービスは、上場をきっかけに女性役員の登用を検討し始めた企業はもちろん、今後プライム市場への上場を目指す企業にとっても重要なサービスといえるでしょう。
女性役員紹介サービスの選定ポイント
人気のある人材に早期にアプローチできるかどうか
人気のある女性役員には他社からの引き合いも多く、すぐに就任できないケースも多々あります。そのため、スピーディーに候補者と接点を持てるかどうかは極めて重要なポイントです。
実績や知名度だけで判断しないサービスを選ぶ
実績や知名度は大切な要素ですが、それだけではミスマッチを防げません。自社のフェーズや組織文化を踏まえて最適な人材を提案してくれる紹介会社を選ぶようにしましょう。
女性役員紹介サービスの導入メリット・デメリット
メリット
女性役員紹介サービスを導入する最大のメリットは、自社に適した女性取締役を短期間で探せる点です。豊富な登録人材の中から、業界経験・マネジメント経験・専門知識などの条件に合致した候補を紹介してもらえるため、経営体制の強化にもつながります。
デメリット
最大のデメリットは、紹介サービスの利用に費用がかかる点です。ただし、紹介される候補者は実績・知見が豊富な人材であることが多く、経営へのインパクトや組織ブランディングへの寄与を考慮すると、コスト以上の価値が見込めるといえるでしょう。
女性役員紹介サービスに関するFAQ
Q1.女性の社外取締役として有名人を起用することもできる?
女性有名人を社外取締役として起用することは可能であり、実際に起用している企業もあります。ただし、社外取締役には企業経営に対する理解や専門性が求められるため、業務を全うできるかどうかは経歴やスキルの見極めが重要です。
Q2.女性役員を積極的に採用するメリットは?
女性役員の登用は、組織の多様性向上やガバナンスの強化に加え、女性社員のロールモデルとしての効果や、投資家や社会に向けた良好な企業イメージの発信といったメリットがあります。
Q3.女性役員紹介サービスで紹介される社外取締役の経歴は?
紹介される人材の経歴はサービスによって異なりますが、たとえば「Warisエグゼクティブ」では、40〜50代で、執行役員・事業部長経験者、または起業経験者・専門職経験者など、多彩なバックグラウンドを持つ人材が登録されています。
Q4.社外取締役と社外監査役の違いは?
社外取締役は経営の意思決定に関与するポジションであり、取締役会に参加して経営戦略の策定やモニタリングを行います。一方で、社外監査役は、取締役の職務執行が適正に行われているかを監査する役割です。監査役には法律・会計などの知識が求められます。
女性役員紹介サービスのまとめ
女性役員紹介サービスは、女性取締役を必要とする企業にとって不可欠なパートナーです。政府目標や市場からの期待が高まる中、信頼できるエージェントと連携することで、戦略的に女性役員登用を進め、企業価値を高めることができます。
紹介される人材の質やサポート体制、スピード感などはサービスごとに異なるため、自社のフェーズやニーズにマッチするパートナー選びが成功の鍵です。本記事を参考に、女性役員紹介サービスの導入を検討してみてください。
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- 本記事は、2024年2月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。