ビルメンテナンス集客広告で欲しい顧客をつかむには?【2022年版】
最終更新日:2021年03月05日
ビルメンテナンスの集客広告、アフターコロナはどう展開する?
ビルメンテナンスの事業を行なっている営業担当者や広告担当者は、コロナ禍においての宣伝方法に悩む方もいるでしょう。現在のビルテナントの状況を踏まえて今後展開するべき公告方法を解説します。
大打撃を受けているビルやテナントオーナーは多い
新型コロナウイルス感染拡大や自粛の影響で、テナントの撤退により空き物件の割合が高くなっているビルは増加しています。
従来では考えられなかった下記のような状況になっているのです。
- 高級ブランド店もオーナーに対して賃料の値引きを提案
- 高級外でやる銀座なども例外ではない
テナントが撤退した状態だと家賃収入がなくなり、収益が大きく下がってしまうためオーナーにとっては死活問題のため、いかにして集客を集めるかを日々考えています。
時にはテナントと家賃の金額増減の話し合いが行なわれるケースもあるのです。
オーナーはビルに差別化を求めている
テナントが撤退し賃料収入が減少する状況に追い込まれているオーナーは、いかに他の物件との差をつけるかに悩んでいます。原状回復費用や次に移転する費用負担などできる限りのサービスを考えながら取捨選択しているのです。
オーナーがビルメンテナンスに求めるサービスとは
ビルメンテナンスのサービスを提供する企業は、オーナーがメンテナンスとして何を求めているかを把握しておく必要があります。
下記の表は新型コロナウイルスで影響を受けている状況を踏まえ、ザイマックス総研がビルオーナーに対して調査した結果が公開されています。テナントから要望があった対策の有無について同社がまとめたものを引用します。
消毒設備の設置やエレベーターボタンの清掃、出入り口の開放などビルメンテナンスに関わる項目が多くあります。
特に一般的なビルのデベロッパーと比較すると、費用面でも勝負しやすいのがメンテナンス会社の強みです。東洋経済オンラインの記事でも、エレベーターメンテナンス企業が下記のようにインタビューに答えています。
コロナの影響を受けて、経費節減のためにメンテナンス料金を削減したいというビルオーナーの声が4月ごろから増えている。
三菱や日立と比べると、当社は信用力の面では勝てないにしても、独立系のサービスと金額に魅力を感じている顧客からすると、東証1部に上場していて、エレベーターのメンテナンス契約台数が(独立系の中で)一番多い当社を試してくれる。
引用元:東洋経済オンライン「コロナで加速したエレベーター界の働き方改革」(https://toyokeizai.net/articles/-/367236)
ビルメンテナンスに「いま」求められる内容を集客広告に取り込もう
現在ビルメンテナンスの企業でなかなか新しい契約をつかめなくなったと感じている企業は、公式ホームページや広告サイトに新型コロナウイルス対策に関する対応力についての記載があるか、確認してみましょう。
広告宣伝手段が複数あっても、検討している顧客は必ず企業のホームページを確認します。したがって、ホームページでは可能な限り詳細にわたる情報を提供しなければいけません。特に下記の2点を意識しているかどうかで大きく集客効果は確実に変わります。
- 顧客が納得する情報が網羅され顧客の疑問や不安が払しょくされるコンテンツが提供されている
- 問い合わせや資料提供、FAQなどの導線や運営会社の情報がしっかり整理されている
当たり前のことのように思うかもしれませんが、会社概要を見てもデザインばかりが先行して社名がなかなかわからない、問い合わせフォームがどこにあるかわからない、といった事例は驚くほど多いものです。
さらに実際に「新型コロナウイルスによる感染防止対策を多く意識している」と思っていても、ホームページへ掲載していなければ問い合わせない限り顧客は実施しているかどうかは判断できないのです。
同じようなサービスのビルメンテナンス会社を比較している際、対策の宣伝が掲載されている会社があればそちらを選んでしまいます。
ビルメンテナンスの集客広告はアップデートが重要
ビルメンテナンス業務はBtoBということもあり、あまりホームページを充実させていないケースもあるかもしれません。数年前に製作を依頼した状態から何も変えていないこともあるでしょう。
しかし今後は設備管理や保守点検、清掃といったニーズが高まることは必須です。従来は裏方的な存在であったビルメンテナンスの作業も、今後は提供しているサービスの差別化が求められます。
きちんとした対策を宣伝できているかどうかは集客できるかにも大きく影響するのです。
まずは現在の求められている内容に記載し、ホームページのリニューアルを検討しましょう。弊社ではホームページのリニューアルやLP制作を得意としていますので、お困りの方はご相談ください。
2021年のビルメンテナンスの集客広告トレンド
広告と聞いてまず思い浮かぶのはリスティング広告という方もいるでしょう。しかしリスティング広告は勝てるキーワードで、かつ金額が高くなりすぎないように下記を意識した調整が必要です。
- ライバルが多いキーワードは広告費用が高くなる
- ニーズに合っているキーワードを選定しないと契約に繋がらない
他の宣伝方法に変えれば費用を抑え、かつ効果をあげられる場合があります。具体的なビルメンテナンスの広告手法を解説していきます。
ビルメンテナンス関連の展示会
展示会は集客手段の代表的な方法のひとつですが、コロナ禍の状況では来場者も減少することが予想されます。しかしアフターコロナでは展示会もバーチャルへと置き換わりつつあり、うまく利用すれば集客を見込めるのです。
ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO第1回バーチャル展示会
画像引用元:ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO第1回バーチャル展示会公式サイト(https://www.jma.or.jp/BMCL/virtual/exhibition/)
ビルメンテナンス及び香りに特化したヴァーチャル展示会。リアルの展示会と異なり20日間と長期にわたり行なっているのが特徴です。東京で行われていた展示会に足を運べない人もチェックできるため従来とは異なる客層へもアプローチできます。
展示会運営会社
- ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO
- 公益社団法人全国ビルメンテナンス協会
- 一般社団法人日本能率協会
- 香りデザイン東京
- 特別企画 感染症対策EXPO
- 一般社団法人日本能率協会
開催期間
2021年2月24日10:00〜2021年3月12日17:00
展示会来場者数
不明
展示会出展規模
- プラチナプラン:先着3社
- ゴールドプラン:先着5社
- シルバープラン:不明
- カタログプラン:不明
お問い合わせ先
出展や広告掲載は直接お問い合わせください。
URL:https://school.jma.or.jp/s/zVqMe
Webメディアの活用
Webメディアでも展示会やカタログのように掲載できるポータルサイトやマッチングサイトもいくつかあります。
イプロス都市まちづくり
画像引用元:イプロス都市まちづくり公式サイト(https://kensetsu.ipros.jp/)
都市を作るいわゆる業者系のジャンルが集まっているカタログサイト。店舗やオフィス関連の他、工事や土木、インフラ関連などがあります。
ビルメンテナンスを扱う企業のなかには関連するケースもあるでしょう。
展示会運営会社
株式会社イプロス
開催期間
期間なし
アクセス数
不明、プレミアムコラムは約30万通
出展規模
不明
お問い合わせ先
出展や広告掲載は直接お問い合わせください。
URL:https://marketing.ipros.jp/inquiry/
経営者向け媒体を活用する
ビルの経営者やオーナーが目をとおす媒体に広告を出すのも有効。現在のコロナ禍の状況で困って取引先を探している人の目にマッチした広告が留まれば、より効果的です。
テナントの空きを減らしたいと考えているオーナーは従来よりも付加価値の高いサービス内容を探しているケースは増えています。
週刊ビル経営
画像引用元:週刊ビル経営公式サイト(https://www.biru-mall.com/)
ビル経営のノウハウや不動産の情報が掲載されているWebメディア及びタブロイドの冊子。広告出稿で効果が期待できます。特に関東や首都圏の地域で読まれており、購読者の7割近くを占めています。
運営会社
株式会社ビル経営研究所
発行ペース
週間
発行数
50,000部
冊子規模
通常16〜24ページ、特大号60ページ以上
主な読者層は不動産会社やデベロッパー、一般企業総務管財部など
お問い合わせ先
出展や広告掲載は直接お問い合わせください。
URL:https://www.biru-mall.com/contact/
「地域」×「ニーズ」で集客広告メディアをつくる
今後ニーズが高まるのはインサイドセールスです。いわゆる不特定多数に営業する中心とするPUSH型の飛び込み系ではなく、Webサイトやセミナーなどからリード候補を集めるPULL型にあたります。
コロナの影響で対面営業が難しいいま、インバウンドを自動的に獲得できる受け皿を用意しておくことがとても重要です。そのひとつとして検討すべきなのが、商圏エリアと顧客のニーズを掛け合わせた情報を盛り込むメディア戦略です。
なお、PULL型のBtoBの営業戦略については、下記キャククルページでくわしく解説していますので、よろしければこちらもお読みください。
【BtoBの営業戦略】
PUSH型からPULL型に
移行が急がれる理由
ポジショニングメディア
ポジショニングメディア事例 詳細はお問い合わせください
特にインサイドセールスでは顧客のニーズと商圏エリアをかけ合わせるメディアが効果的です。
一度メディアを制作すれば年間を通してアプローチでき、都度営業をかける人員リソースも不要です。コストを抑えたインバウンドの獲得に大きく役立ちます。
他社も把握した上で自社の位置づけを際立たせるポジショニングメディアも有効です。企業の雰囲気や魅力などをブランディングもでき、副産物として人材採用にもつながります。
ポジショニングメディアは弊社が得意とするデジタルマーケティング戦略です。具体的にご依頼いただいたクライアント様の声として、下記があります。
導入前は月間2,3件の問合せがあればいい方だったのですが、12月は10件ほど問合せがあった。
同時にインスタにも力をいれているが、相乗効果はあると感じている。(住宅会社)引用元:Zenkenクライアント様のお声より
自分たちのターゲットに合った人が来て、さらに新しいプランを打ち出すことにより、今まで拾えていなかった人を拾うことができるようになった。
そのため、以前は高いといわれていたものも安いといわれることが多くなった。(住宅会社)
引用元:Zenkenクライアント様のお声より
ポジショニングメディアの場合、制作だけでなく運用もお任せいただけるため、都度臨機応変な対応ができる点も多くな特徴です。よりくわしくお知りになりたいかたは、下記キャククルページをお読みください。
2021年以降ビルメンテナンス集客広告で優先すべきこと
ビルメンテナンス事業者の集客広告だけでなく、事業内容そのものも新型コロナウイルスの感染拡大によって大きく変わることとなりました。
経済的に打撃を受けている業種関連のひとつではありますが、感染対策に関連するサービスをアピールすることで他者との差をつけやすくなっている部分もあります。
これまでは大手企業との競争に勝てずにいた事業者でも、小回りの利くサービス内容や臨機応変の対応などを宣伝することで、ビルのオーナーが魅力を感じてくれる可能性はかえって出てきています。
従来のようなPUSH型の営業手法ではなく、現在の情報収集で最上位ツールともいえるインターネット上で自社の存在を印象付ける集客広告の手法を最優先しましょう。
- オンライン展示会
- ポータルサイトの活用
- 独自のWebメディアの制作と運用
これまでオフライン広告がメインだった中小の事業者も、集客広告の優先順位を見直すタイミングに来ています。コロナ禍における集客広告の見直しとオンラインシフトを考えている方は、下記フォームより弊社までご相談ください。
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