おすすめのクラウドPACS比較9選!費用・料金や導入事例、口コミ評判を解説
最終更新日:2024年04月03日
クラウドPACSは、大量の検査画像を一括で読み込むとともに、管理・共有・検索・表示ができるシステムのこと。
画像を電子化して保存できるので画像の管理が容易になり、必要なときにすぐに参照できるので業務効率化にもつながる点が大きなメリットです。
医療用画像管理システムを導入すれば画像データの電子化ができるだけでなく、医療用画像データの保存義務にも対応が可能。さらに画像データの閲覧や共有が容易になるため、正確な情報を迅速に共有できサービスの品質向上にもつながるでしょう。
この記事では、クラウドPACSを活用するメリットや費用相場、医療用画像管理システムを取り扱う会社を9社紹介します。システムの選定にぜひ活用してみてください。
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クラウドPACS | サービスの特徴 |
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【PR】LOOKREC | 国際基準のシステムを利用!高いセキュリティで情報管理のリスクを軽減 ・各種電子カルテなどを連携してワンクリックでレポート作成 ・ネット環境があればいつでもどこでもすぐに画像共有可能 ・セキュリティ対策も万全でフォロー体制も安心 資料ダウンロードはこちら >> |
NOBORI(のぼり) | 医療情報を安全に保管・活用できる新しいクラウドサービス |
PACS Caps-Web | ドクター・ファーストの適切な運用を提案 |
LSC PACS Xronos | CD/DVDメディアなどに保存された他の施設のDICOM画像も取り込み可能 |
Climis | 新規開業医向けのサブスク型クラウドPACSサービス |
SonicDICOM PACS Cloud | シンプルで分かりやすいユーザーインタフェースのシステム |
PACS WATARU | 月々の経費だけで運用できるWATARU-CUBE を提供 |
Claio | データに対する操作情報をすべて保存する画像ファイリングシステム |
iRad-IA | 驚くほどフィルムレスな環境を実現するDICOMイメージサーバ |
【PR】国際規格に準拠したシステムの採用で安全な情報連携を強力サポート
LOOKREC
LOOKRECの特徴
株式会社エムネスが提供しているクラウドPACS「LOOKREC」は、ISO27017を始めとした複数の国際規格に準拠しているシステムを採用しています。
そのため高い安全性を確保しており、紛失や盗難といった個人情報を取り扱う際のリスクを軽減。さらにデータ転記といったアナログ作業も不要になるためミスの軽減にもつながります。
LOOKRECはクラウド型のPACSです。そのためネット環境さえあればすぐに利用をはじめることが可能。専用の機器の購入や設置も必要ないため、低コストで気軽に導入をスタートできます。
使う場所や時間も自由で院外との連携もできるため、情報の伝達が円滑となり質の高い医療サービスの提供につながるでしょう。
LOOKRECはこんな企業におすすめ
- どこにいても画像共有をスムーズに行いたい
- コミュニケーション不足を解決したい
- セキュリティも万全なシステムを使用したい
LOOKRECを選ぶべき理由
【理由1】各種電子カルテなどを連携させてワンクリックでレポートを作成
進化しているとはいえ、医療現場ではアナログな部分が多いとされています。特に、施設外とのコミュニケーションにおける課題が多々ありますが、LOOKRECがあれば、これまでのPACSと同様のデータ保管を行えるだけでなく、予防×治療の連携、病病連携、遠隔読影の依頼・レポート受診など、各種電子カルテや検査画像を介した円滑なコミュニケーションを実現できます。アナログから脱却してコミュニケーション問題を解決することができれば、質の高い医療を提供することにもつながります。
また、ワンクリックでレポートを作成できるのも、LOOKRECの強みです。
【理由2】インターネット環境さえあればいつでもどこでも画像共有可能
今までのPACSの枠を超え、クラウドを利用して自由にDICOMデータを共有できるLOOKRECは、現役医師とIT専門家がタッグを組んで開発した、医療情報管理共有システム。
専用設備などは一切不要で、申し込むとアカウントが自動的に発行されますので、インターネット環境さえあれば、いつでもどこでもすぐに利用を始められるのもLOOKRECのポイントです。そのため、自宅にいながら画像共有などを行うことも可能で、働き方改革にも適しています。
【理由3】セキュリティに関する多数の国際規格に準拠しているGoogle Cloudのシステムを利用
LOOKRECは、「ISO 27017」をはじめとするセキュリティに関する多数の国際規格に準拠しているGoogle Cloudのシステムを利用していて、ISMSクラウドセキュリティ認証、3省2ガイドラインなど、医療業界のコンプライアンスにも準拠しています。そのため、安全性が高く、大学病院や自治体、国家プロジェクトなどにも幅広く採用されています。
導入前後には、専任のサポートチームが強力にサポート。万が一トラブルが発生した場合などにも素早くフォローします。
LOOKRECの導入事例
社会医療法人財団互恵会大船中央病院
(前略)一緒に面白いことができそうだなという将来性にも惹かれました。大手の製品は良くも悪くも多くの方々が関わり大勢の意見を聞いて成り立っているので、無難な製品に仕上がっているものの、利用者側の意見が反映されづらい印象を持っています。エムネスとは、ざっくばらんに意見を交換しながら未来の話も楽しく出来そうだったのも決め手の1つでした。(後略)
引用元:LOOKREC公式ホームページ(https://mnes-lookrec.com/case/16)
川崎医療生活協同組合
(前略)エムネスさんの医師なら専門性が高く、そこの問題もありません。医師のプロフィールなども見せていただきましたし、商談当初に社長さんともお話しさせていただき、しっかりした会社だということも確認できました。また、少人数で読影している状況をともかく早く改善したかったというのもあり、導入までに時間がかからないことも良かったです。結果、商談から2週間でスピード導入に至りました。(後略)
引用元:LOOKREC公式ホームページ(https://mnes-lookrec.com/case/15)
霞クリニック
(前略)焼き間違いやデータの取り違いがないかを気にしなくてよくなったのも大きいです。郵送した後の不安もないですし、画像持ち込みだと長くなっていた患者さんの待ち時間や、医師側の画像が届くまでの待ち時間などもなくなり、皆のストレスフリーに繋がっていると思います。(後略)
引用元:LOOKREC公式ホームページ(https://mnes-lookrec.com/case/14)
LOOKRECの料金プラン
導入費・更新費:0円
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LOOKRECの運営会社概要
企業名 | 株式会社エムネス |
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設立年 | 2000年 |
所在地 | 広島県広島市南区東雲本町1-2-27 |
URL | https://mnes-lookrec.com/ |
その他のクラウドPACSシステム
NOBORI(のぼり)
NOBORI(のぼり)の特徴
クラウド型PACSのNOBORI(のぼり)は、IT技術によって開発された、画像などの医療情報を安全に保管・活用できる新しいクラウドサービス。大容量の検査画像などの医療情報を、外部にあるデータセンターで安全に管理。データは必要な時にいつでも共有、参照、利用できるのが大きな特徴で、多彩な機能やソフトウェアをクラウド環境で提供しています。
NOBORI(のぼり)は、素早くスムーズな操作感も魅力。必要な時に必要な情報にすぐにアクセス可能で、ライセンス数を気にすることなく気軽に利用できるのもポイントです。
NOBORI(のぼり)の料金プラン
料金プランは、公式ホームページに記載がありませんでした。
NOBORI(のぼり)の運営会社概要
企業名 | PSP株式会社 |
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設立年 | 1989年 |
所在地 | 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス25F |
URL | https://nobori.cloud/ |
PACS Caps-Web
PACS Caps-Webの特徴
スリーゼットが提供するPACS Caps-Webは、日本全国のクリニックで1700強の導入実績があります。健康な社会とクリニック経営をITでサポートし、常にドクター・ファーストなPACS運用を実現しています。
PACS Caps-Webなら、診療科ごとの細かなニーズやドクターの専門などに柔軟に対応し、適切な運用を提案できます。アナログだったものをデジタルに置き換えるだけでは、本当の解決にはならないケースもありますので、まずは運用業務を丁寧にヒアリングするところから始めます。その上で、アナログがいいところはそのまま残し、デジタル化するべき点を明確にした提案を行います。
PACS Caps-Webの料金プラン
料金プランは、公式ホームページに記載がありませんでした。
PACS Caps-Webの運営会社概要
企業名 | 株式会社スリーゼット |
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設立年 | 1999年 |
所在地 | 東京都千代田区神田紺屋町8 NCO神田紺屋町5F |
URL | https://3zweb.co.jp/ |
LSC PACS Xronos
LSC PACS Xronosの特徴
ライフサイエンスコンピューティング株式会社が開発したLSC PACS Xronosは、CT、MRI CR、などの画像撮影装置(モダリティ)で撮影した画像データをネットワークを通じて受信し、保管・管理するシステムです。他施設のCD/DVDメディアなどに保存されたDICOM画像を取り込んだり、RIS、HIS、電子カルテなどの上位システムと連携したりすることも可能。院内サーバー型、クラウド併用の両方に対応していますので、それぞれの医療機関のスタイルに合わせて導入できるのが特徴です。
ソフトウェアのみ提供することも可能で、参照用Webビューワは、無償で提供しています。そのため、初期費用を抑えてリーズナブルな価格で導入できます。
LSC PACS Xronosの料金プラン
ソフトウェア:120万円(年間保守料36万円~)(税不明)
参照用Webビューワは無償で提供しています。
LSC PACS Xronosの運営会社概要
企業名 | ライフサイエンスコンピューティング株式会社 |
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設立年 | 2009年 |
所在地 | 東京都豊島区南池袋2-30-12 BITビル |
URL | https://www.lscc.co.jp/product/xronos.html |
Climis
Climisの特徴
Climisは、新規開業医向けの、サブスク型クラウドPACSサービス。サブスクリプション型ですので、⽉額16,500円(税込)から利⽤できます。誰でも簡単に構築することが可能なサービスで、Webブラウザベースですので、いつでもどこにいても使用できる点も魅力です。
また、画像などの保存枚数が増えても、月額料金に変動はありませんし、データ容量は無制限なのも嬉しいポイント。オンライン配信機能を使って、他の近隣病院とも連携可能で、画像、読影レポートをメール配信することも可能です。
Climisの料金プラン
初期費用:専用機器購入代金220,000円(税込み)
月額利用料:サービス利用代金16,500円/月(税込み)
Climisの運営会社概要
企業名 | 株式会社 ジェイマックシステム |
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設立年 | 1989年 |
所在地 | 札幌市中央区北4条東1-2-3 札幌フコク生命ビル10F |
URL | https://www.j-mac.co.jp/expansion/climis/pacs/ |
SonicDICOM PACS Cloud
SonicDICOM PACS Cloudの特徴
外部連携用のPACSとしても利用できるSonicDICOM PACS Cloud は、CD・DVDなどのメディアを通さず、リアルタイムで画像のやり取りをして画像を共有。コミュニケーションもスムーズに行うことができます。シンプルで分かりやすいユーザーインタフェースを採用していますので、PCのマウス操作、タブレットのタッチ操作だけで、はじめてでも誰でも簡単に利用できる点もSonicDICOM PACS Cloudの特徴です。
また、閲覧制御機能や公開機能を使用すれば、検査後即座に画像共有可能。CDやDVDも必要がありませんし、持ち運ぶ際などに紛失するリスクも防止します。SonicDICOM PACS Cloudは、CTやMRIなど大容量の検査画像でも瞬時に表示し、ストレスフリー。月額料金のみの低コストではじめることができ、システムメンテナンスも不要ですので、作業コストも軽減できます。
SonicDICOM PACS Cloudの料金プラン
パーソナル:3,300円/月(税込み)
ライト:12,100円/月(税込み)
スタンダード:18,700円/月(税込み)
プレミアム:35,200円/月(税込み)
14日間の無料トライアルも用意しています。
SonicDICOM PACS Cloudの運営会社概要
企業名 | フジデノロ株式会社 |
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設立年 | 1970年 |
所在地 | 愛知県小牧市多気南町361-1 |
URL | https://ja.sonicdicom.com/ |
PACS WATARU
PACS WATARUの特徴
スリーゼットが開発したPACS WATARUは、電子カルテや複数モダリティとシームレスに連携。診療効率を大幅に向上させるクラウドPACSです。自社開発による実績、事例が豊富で、病院の他、クリニックのドクターからの細かな依頼にも柔軟に対応しています。
医療画像以外の形式でも自動で取り込めるソフトを用意。使用容量に応じた月額制のレンタルで、コンパクトなWATARU-CUBE を提供します。月々の経費だけで運用できますので、高額なサーバー機器を購入したり、更新・管理したりする手間やコストも抑えられます。
PACS WATARUの料金プラン
料金プランは公式ホームページに記載がありませんでしたが、初期費用は不要です。
PACS WATARUの運営会社概要
企業名 | 株式会社スリーゼット |
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設立年 | 1999年 |
所在地 | 東京都千代田区神田紺屋町8 NCO神田紺屋町5F |
URL | https://3zweb.co.jp/ |
Claio
Claioの特徴
医療用データマネジメントシステム、Claioは、画像ファイリングシステムで、紙カルテレス化を行う際に漏れてしまいがちな画像やデータを効率的に管理し、より活用するための機能を搭載しています。1台の検査機器の画像データでも、大病院における各診療科の自科検査、各種紙データなどのトータルファイリングまで、幅広く利用できるところが大きな特徴です。
Claio(クライオ)では、電子保存の三原則を担保するため、データに対する操作情報をすべて保存しています。また、さまざまな検査機器から取り込み可能で、画像サマリ機能を使用して、各診療科の検査結果、動画、レポートなどを一元管理。一人ひとりの患者さんの情報を全科共通で見ることができますので、共有もスムーズです。
Claioの料金プラン
料金プランは、公式ホームページに記載がありませんでした。
Claioの運営会社概要
企業名 | 株式会社ファインデックス |
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設立年 | 昭和60年 |
所在地 | 東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル26F |
URL | https://findex.co.jp/products/medical/claio/index.html |
iRad-IA
iRad-IAの特徴
小規模な病院でも大規模でも対応可能なiRad-IAは、院内のフィルムレス化を実現した画像参照機能を備えたDICOMイメージサーバ。驚くほどフィルムレスな環境を実現するため、Wavelet圧縮を利用して高速で簡単な画像参照ができ、高いカスタマイズ性をも備えたシステム構築が可能です。
iRad-IAは拡張性にも優れていますので、稼動後でも、ディスク増設・サーバ増設にも対応しています。また、URL呼び出しで検査一覧・画像表示を行うことができます。そのため、電子カルテなどにもスムーズに連携できるところも魅力です。
iRad-IAの料金プラン
料金プランは、公式ホームページに記載がありませんでした。
iRad-IAの運営会社概要
企業名 | インフォコム株式会社 |
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設立年 | 1983年 |
所在地 | 東京都港区赤坂9-7-2 ミッドタウン・イースト10F |
URL | https://service.infocom.co.jp/healthcare/irad/ia.html |
クラウドPACSとは?
クラウドPACSは、医療用画像管理システム、医療画像保管伝送システムと呼ばれます。物理的なフィルムで画像を管理することに比べて、クラウドPACSでは、画像データとして医療画像撮影装置から受信。撮影した画像データはネットワークを通じて自動的にデータベースに転送され、安全に保管・管理されるのが特徴です。
クラウド型PACSは、医療機関におけるすべての検査画像をデジタルデータで保存し、診断や配信などの一連の作業を総合的に管理する画期的なシステムです。データの機密性を守るため、情報は常に厳重に管理されていますので、安心です。
大容量の膨大な検査画像を一括で読み込み、さらには管理・共有・検索・表示までできるクラウドPACSは、リアルタイムでストレスもない読影環境を提供します。カスタマイズで、他システムや電子カルテなどと連携できるシステムもあります。
このように、さまざまなデータを電子化して安全に保存するクラウドPACSは、紙での収納スペースや管理における課題を解消し、医療現場での業務を効率化します。
クラウドPACSを導入するメリットや効果
画像データの院外利用
訪問して往診する場合でも、タブレット端末に対応したクラウドPACSを導入していれば、すでに撮影した画像を見ながら診察することが可能で、利便性も向上します。外出先や自宅など、どこにいても遠隔診断できるようになり、救命救急などの現場でも活用できます。
施設間連携・地域医療連携を実現
撮影して保存した画像は、他の医療施設とも共有できます。自院の患者さんを別の医療施設に紹介する際など、画像を共有していれば再び撮影する必要もなくなり、患者さんの負担も減らせます。
画像確認の効率化
クラウドPACS導入の一番のメリットは、なんといっても、画像の確認・共有を効率化できること。撮影した画像をクラウドPACSに集約することで管理が簡単になることに加えて、画像データを探す時間も短縮できます。
保存義務への対応
医師法により、医療画像は2年間保存しなくてはいけないと定められています。レントゲンなどで画像データを管理している場合、手間はもちろん、収納スペースも必要です。クラウドPACSなら、法的な保存義務に対応できるだけでなく、管理上のコストまで削減できるのです。
クラウドPACSに関するFAQ
Q1.電子カルテとの起動連携は可能でしょうか?
はい、起動できます。対応する電子カルテの具体的なメーカー名、製品名を確認しておいてください。
Q2.クラウドPACSを導入する際の注意点はありますか?
クラウドPACSを導入する際は、「クラウド型かオンプレミス型・既存システムとの連携・セキュリティの安全性・サポート体制・導入コストと予算」を重視することをおすすめします。
クラウド型かオンプレミス型
インターネット上にデータを保管するクラウド型は、他施設とデータ共有することができます。院内ネットワークを構築する必要がありませんので、コストを抑えながら導入可能です。
院内ネットワークを構築し、ネットワーク上でデータを保管するオンプレミス型は、システム利用料がかからず、セキュリティ面のリスクも低いのが特徴。既存システムと連携しやすいメリットもありますが、院内ネットワークを構築する際は多額の費用が発生します。
既存システムとの連携
既存システムと連携できるかどうかも、しっかり確認する必要があります。クラウドPACSと電子カルテが連携できれば、場所を問わず、パソコンやタブレットで医療用画像を確認可能です。
セキュリティの安全性
院内ネットワークを利用したオンプレミス型でも、情報漏洩リスクはゼロではありません。そのため、セキュリティの安全性はしっかりと確認しておいてください。クラウド型のPACSを導入する場合は、セキュリティ対策が確実かどうかをチェックしておきましょう。
サポート体制
サポート体制を確認しておくことも、クラウドPACSを導入する際には欠かせません。画像を電子化してネットワーク上で保管するクラウドPACSは、もしシステムに不具合が発生すれば、閲覧したり、共有したりすることできなくなる危険もあります。24時間365日対応しているサービスなら、急に不具合が発生した場合でも安心です。
まとめ
クラウドPACSは、医療用画像管理システムとも呼ばれ、大量の検査画像を一括で読み込み、管理・共有・検索・表示まで行えます。ストレスなく、リアルタイムで読影環境が整い、カスタマイズを行って、電子カルテなどと連携可能なものもあります。
さまざまなデータを電子化して安全に保存できるクラウドPACSで画像の管理・共有を適切に行い、医療の質を向上させるためにも、活用が期待されるシステムです。
本記事は、2023年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。