丁寧な対応+WEB戦略!内科の集客(集患)戦略
最終更新日:2020年05月14日
内科の集客(集患)・売上アップのポイント
内科のクリニックにおいて、集客・売上アップにつながるポイントに、先生やスタッフの対応が挙げられます。初めて来院する患者さんは、受付にいるスタッフと接します。その際、気分を害するような扱いをされたら、もう二度と来院したくないと思うでしょう。それは患者さんを診察する院長や医師にも当てはまることです。
最近では掲示板形式のホームページに、クリニックの評判など口コミで書き込みできるサイトが増えています。ここにクリニックの悪評が並んでしまうと、経営にまで大きな影響を与えかねません。先生もスタッフもきちんと接するよう、マナーや教育にも努めましょう。
対応力が良い口コミ・評判につながる
内科に限らず、クリニックの評判を高めるには、患者さんの気持ちを理解し、誠意をもって接することが必要です。これはいうまでもありませんね。まずは患者さんや家族に信頼される人間関係を築くこと。挨拶、言葉づかい、明るい態度は誠意ある気配りから自然に出てくるものです。
「きちんと治療をして病気が良くなればいいだろう」と考える先生もいらっしゃるかもしれません。ですが、患者さんに「この先生なら安心できる」と信頼されなければ、そもそも来院してくれません。このように、患者さんとどう接するか、という点がクリニックの口コミや評判に直結します。
病院を選ぶ際に重要視されることは、何といっても口コミや評判です。かつては家族や友人、ご近所さんが話す体験談が重要な情報源でした。「あの先生は優しいよ、ちゃんと話も聞いてくれる」、「昨日行った病院の先生は患者の目も見ない、もう二度と行かない」、誰しもこんな話を耳にしたことがあるでしょう。
しかし、現在はネットの検索が当たり前の時代です。同じような情報がネット上にあふれているのはご存知の通り。多数の口コミや評判が飛び交い、アクセスできる病院やクリニックの情報量は以前とは比べ物にならないほどです。
だからこそ、先生やスタッフの対応力が集客と売上アップに良くも悪くも、そして強く影響するのです。
内科の集客(集患)・売上をアップさせるには
まずは先生やスタッフの対応力とお伝えしましたが、それはあくまでも前提の話。次に具体的な集客・売上アップの手法を考えなければなりません。ここでは広告戦略に着目していきたいと思います。
ホームページの情報を充実させる
ネットの影響で患者さんがアクセスできる情報量が非常に増えたということはご理解いただけると思いますが、その中でも病院選びの参考にされているのは、やはりホームページでしょう。
ホームページに情報が少なければ、患者さんに選んでもらうことはできません。SEOも大事ですが、それはユーザーがホームページにたどり着くためのものであって、肝心の中身を充実させなければ集客にはつながりません。ユーザーの知りたいことに焦点を当てたホームページにすることが必要です。
オンラインの広告も活用
クリニックの集客を考える場合、ホームページと同じくオンラインの広告戦略が重要になります。検討すべきオンライン広告には以下のようなものがあります。
リスティング広告
ネットで内科のクリニックを探すとしたら、どうやって検索しますか?多くの人は「内科+○○区」といったように地域名をキーワードにするでしょう。そうしてGoogleの検索結果にまず表示されるのがリスティング広告です。
なんといってもリスティング広告のメリットは目立つこと。ですが、競合が多い地域では広告枠が増える場合もあるため、メリットが少なくなる可能性があります。費用対効果も考えて、導入にあたっては事前に地域の状況をよく確認することが大事です。
Googleマップ(MEO)
Googleで「内科」と検索したら、現在地近くのGoogleマップ上に内科の病院やクリニックが表示されますね。それだけで近くの内科をすぐに見つけることができるので、ユーザーにとっては非常に便利な機能です。そこに、自院を上位表示させるための施策や最適化のことをMEO(Map Engine Optimization)といいます。
始め方は簡単で、Googleマイビジネスに自院の情報を登録すればいいのです。しかも無料なので、ぜひとも利用したいところ。ただしっかり上位に表示させるためには、seoと同様、テクニック的な部分もあります。
Googleの検索結果で口コミ評判もチェックできるので、非常に多くの人が病院選びの参考にしていると考えられます。まだGoogleマイビジネスに登録をしていないクリニックはすぐにでも始めてほしいと思います。
エリア特化型のポジショニングメディアであれば、「内科+地域名」という検索の仕方よりも、
- 病気+地域名
- 健康診断+地域名
- 夜間診療+地域名
といった検索キーワードのほうが効果的です。先のページでお伝えしたホームページの内容を充実させる意味は、こういったところにも表れてくるのです。
参考までに、例えばGoogleの検索エンジンではエリアに特化したサイトが自然検索枠の上位に表示されやすい傾向にあります。Web集客の実績が高い企業が制作したホームページであれば、上位表示される可能性も高まるでしょう。
内科のSEO対策
一般的な内科のホームページでしたら、基本的なキーワードのSEO対策を取られているところが多いと思われます。例えば「内科+地域名」や「内科+診療時間」といったパターンですね。
ですが、その一方で「内科+病気」という検索ワードも多く見られます。一概に内科といっても幅広いわけですから、患者さんからしてみれば自分の病気の専門医に診てもらいたいと考えるのは自然なことです。
これに対しては、やはり疾患別のページをつくることがSEO対策上でも有効です。もっともニーズが多いのは、現在では高血圧や糖尿病などの生活習慣病ですが、もし先生の専門性が高く特化した診療を行なうことができるのであれば、その疾患について掘り下げた情報を掲載するのも大事です。
ネット集客は継続的に行なう
クリニックから常に情報を発信できるツールが、ホームページやブログ、SNSなどインターネットです。
ブログやSNSなどの活用方法として、インフルエンザや熱中症予防など、その時々に流行する病気に対しての注意喚起を行なうのが効果的。その記事がきっかけで、来院につながることも多々あるのです。また、ホームページには処方内容や院長・スタッフの紹介、内装や設備の写真など、患者さんが知りたい情報を掲載するようにしましょう。
開業時はフリーペーパーを活用する
新規開業のクリニックの場合、近隣の方に広く認知してもらう必要があります。チラシのポスティングやフリーペーパーの掲載、さらには看板や建物のデザインなども広告のひとつです。最近では、周辺住民の方を招いて、クリニックの内覧会を開催するケースも増えています。
予算的に余裕があれば駅構内や駅前に看板を出したり、バスのアナウンス広告を出したりなど、さまざまなメディアを活用した広告展開も集客効果を高める有効な手段です。
同業種との差別化
近隣に同業種のクリニックが開業したことで、売上がダウンしてきたというケースもよくある話です。多くの場合、他のクリニックと差別化ができていなかったことが一番の問題とされます。医療行為はもちろん、サービスやマナーなど品質の面で差別化することで、患者さんを奪われないように活動していくことが重要です。
エリア集客(集患)+差別化ならポジショニングメディアも検討
かかりつけ医を選ぶ際のポイントは、先生やスタッフの対応力や診療そのものへの信頼と安心感は当然として、やはりアクセスのしやすさも重要視されます。自宅から近いのか、職場から近いのか、患者さんによって利便性の感じ方は違いますが、いずれにしても開業している内科クリニックはエリア集客という見方を考えなければなりません。
患者さんの立場でみれば、たくさんの内科の中からホームページや口コミ評判などを見てある程度の絞り込みができても、「ここで診てもらおう」という決め手はなかなかないものです。そんな患者さんを取り込むために、ポジショニングメディアの利用を検討してはいかがでしょうか(「後述「ポジショニングメディア」参照)。
ユーザーが探す手間を軽減して、決定をスムーズに
ユーザーにとっては、ホームページを始めとしたネット上の膨大な情報をいちいち比較する手間が省け、内科クリニックにとっては自院の特長や強みを伝えて集患につながる可能性を高めることができるというわけです。
忘れてはならないのは、あくまでも「比較」だということ。「差別化」というメリットを得るためには、そのエリアでの優位性、他院との違いをきちんとアピールできることが大前提です。
Webを活用した集患はプロに相談
Web集客がいかに重要かということは、ここまでお伝えした通りです。世の中にはさまざまな成功事例があり、まったく違う業界の考え方であっても、医療分野に応用できることは数多くあります。それで実際に成功している内科クリニックも存在します。
ですが、自院で同じことをやろうとしてもなかなかうまくいかないことが多いのです。ゴールは同じでも、そこに至るための手段をどうしたらいいのか、それが難しいからですね。
Web集客にはSEO、MEO、マーケティングなどの複合的な知識が必要です。ここはやはりコンサルタントなどといったプロの出番です。先生が診療のプロであると同じように、専門のコンサルタントはWeb集客のプロなのです。Webによる本格的な集患を検討するのであれば、まずはプロに相談してみましょう。