整骨院・接骨院で自費治療の患者を集客するには?
最終更新日:2021年04月06日
自費治療の患者を集客する施策【整骨院・接骨院編】
整骨院・接骨院でアップセルを狙うのであれば、自費治療を受けてもらうしかありません。しかし、そもそも保険適用外の患者を集客するには、どうすれば良いのでしょうか?
自費治療の患者を集客するための方法を詳しく解説していきます。
保険適用でできることとできないことを明文化する
自院のサイトが患者目線で制作されているか、今一度見直してください。保険診療で行える治療、そして自費治療について、自院のサイトに分かりやすく掲載しておくことが重要。保険診療と自費診療のメニューを分けて掲載するのがおすすめです。
また、治療費は患者さんたちが気になるポイントの一つ。事前に治療費を把握しておくことで安心して治療に臨めますので、料金表は掲載しておきましょう。
それから、LP(ランディングページ)が制作されているかをチェックしてください。LPを制作することで、ページ訪問者に十分な情報を分かりやすく伝えることができ、通常ページと比較すると、より多くの集客につなげることが可能です。
保険診療でできることと、自費診療でできることに違いがあればあるほど、回を重ねるごとにアップセルの可能性が高まります。貴院に通院することが生活の一部となれば、プラスアルファの治療法を徐々に提案していくことが可能です。
前提条件として、患者さんに金銭的な制限があったり、時間の確保が難しかったりと、自費治療への移行に向いていないケースも多々あります。あくまで患者さん目線、無理強いしてアップセルを焦るような行為はご法度です。
自院の強み・院長の専門性を明確にする
整骨院や接骨院では、似たような治療メニューが用意されており、利用者にとってはどこも同じように感じてしまいます。
そこで、自院の強みを明確にすることが大切です。改めて自院、そして自院が提供しているサービスを見直し、強みや魅力を確認してください。
自院の強みに加え、スタッフや院長の専門性などをアピールしていくことも重要です。サービスを専門的なものにすれば、ターゲットが絞り込まれますが、訴求力が高まり、競合が減りますので、結果的に集客につなげていくことが可能です。
自院のサイトや名刺にご自身が専門、もしくは得意としているジャンルをひとつ選んで、「〇〇専門家」というようなかたちで肩書を入れてみましょう。リード(見込み客)の獲得には、特にこのような「特化型の強み」が有効に働きます。
顧客の「リアル体験」をコンテンツ化する
エキテンなどのポータルサイトの口コミはコントロールできないので、自院のファンにコンテンツ参加してもらうのが理想です。うまくファンのコメントを利用しているA&H 矯正腰痛院の事例を見ていきましょう。
A&H 矯正腰痛院
引用元:A&H 矯正腰痛院公式サイト(https://ah-bikyousei.com/)
A&H 矯正腰痛院では、自院のサイトに患者さんに対するインタビュー動画と、アンケートを掲載しています。このような形で患者さんに協力をお願いする場合は、協力してくれた患者さんにどのようなメリットがあるか、明確にしておくことが成功ポイント。
ただし、やらせの体験談は絶対にNGです。「あそこの整骨院はやらせ口コミに協力すると3回ただでできるよ」などなど、SNS情報がなどで拡散されることもありますし、看板に偽りがあればいつどこで炎上騒ぎになるかわかりません。
万が一やらせに関する悪い口コミがSNSなどで広がってしまえば、整骨院の収益に大きなダメージを与えかねません。
MEO効果があるサイテーションを獲得する
MEOの上位表示を狙う際必要とされるのが、サイテーション。サイテーションは「引用・言及」という意味ですが、ブログなどで店の名前や住所などが紹介されたり、まとめサイトでメディアや公式サイトが紹介されたりすると、SEO的に大きなメリットがあるとされています。
ネット上で医院名や院長名などについて言及される、すなわちどれくらい自院が話題になっているかによって、「被リンク」のような効果があるとされています。
たとえば、口コミやブログ記事にて「〇〇整体院の雰囲気がとても良かった!」など店舗について言及されることがありますが、こういったものがサイテーションです。
インターネット上で集客を図る上で重要なMEO対策にとって、サイテーションは非常に重要な要素です。
サイテーションを獲得するためには、下記のような対応が効果的であるとされています。
- 自院を特定できるSNSやブログなどで情報を発信する
- ユーザーがつぶやきそうな話題を公式サイトなどに盛り込む
- キャッチ―なフレーズをSNSやブログで多用する
- サービス名などユニークで話題になりやすいものをつける
- 拡散ツールがあるメディアに露出(掲載)する
- Googleマイビジネスに登録する
- 口コミサイトに自院情報を掲載してもらう
サイテーションを獲得すると、より多くの人たちに自院を知ってもらい、集客につなげることができます。
ぜひサイテーションを意識した運用を行い、集客につなげていきましょう。
Googleマイビジネス
サイテーション獲得にも有効となる、はGoogleマイビジネスに登録しましょう。Googleマイビジネスに登録すると、住所や電話番号などの自院の基本情報や、患者さんたちからの口コミを掲載することができます。
そのほか、写真を掲載することも可能です。写真は視覚に訴えることができるので、文章よりも人の興味を引きやすいですし、遷移させる力を持っています。
したがって、写真の枚数が多いほど、MEO順位が上がりやすくなります。
自院の内観や外観、スタッフの様子などが伝わる写真をたくさん掲載したほうがよいのですが、クオリティの高い写真を掲載したい場合は、プロのカメラマンに依頼しましょう。また、ユーザー側から写真をアップしてもらうこともできます。
ローカルSEO対策
地域密着型ビジネスを行う際、ローカルSEO対策を行うことが重要です。ローカルSEOとは、たとえば「大阪 接骨院」など、「エリア+サービス名」で検索された場合、検索結果で上位表示させるために最適化を行うことです。
現在、ローカル対策まで行っている店舗は少ないです。そのため、競合が少ない今、いち早く対策を行うのがおすすめです。ローカルSEO対策として重要なのが、先ほど紹介したGoogleマイビジネスの運用とサイテーションの獲得です。
その他、
- ページ内のキーワードの最適化
- 口コミを増やす
- 外部リンク獲得
- NAPを統一する
ことも大切です。すべて自分で行うことが難しい場合は、プロに依頼するのがおすすめ。プロに頼むことで、確実な結果を出すことができます。
集客コンサルに自費治療の集客を依頼する
予算がある場合、集客コンサルに自費治療の集客を依頼しましょう。自院での悩みを相談し、良いアドバイスをもらうことが可能です。
この動画では単価アップのコツや医院の状況によって、踏むべきステップや移行のしかたが違うこと、稼働率と診療のバランスなどについてトーク形式で紹介しています。整骨院に特化した集客コンサルのカウンセリングを受けてみるのも、選択肢のひとつであると考えます。
集客コンサルに依頼することで、リスクを回避し、正しい集客方法を教えてもらうことができます。ただ業務が忙しく出向く時間がない場合などは、今回紹介したような動画を見て、取り入れられそうなところをチェックしてみるとよいでしょう。
整骨院・接骨院で自費治療の患者集客まとめ
自費治療で通院してもらいLTVをあげて売上アップを狙うのであれば、従来通りのポスティングや看板、エキテンなどのクーポンサイトだけでは不十分です。しかし、ご自身でMEO施策やSEO施策、リスティングの運用まですべてひとりで対応するのは限界があります。
そのため、整骨院に特化した集客コンサルに依頼するのがおすすめです。
また、Web施策であれば、整骨院の実績がある弊社にぜひご相談ください。
Web戦略を立てて優先順位をつけ、外部に委託するものとご自身で行うもの(紹介カードや回数券、優待券、時間延長、無料体験など)に分けて自費治療の集客を狙うのが良いでしょう。
なによりファンが作れるかどうかにかかっていますが、ファンが作れればWeb集客では絶対的な強みになります。