交通事故患者(自賠責患者)の集客のポイントは認知度向上にあり
最終更新日:2021年06月04日
整骨院・接骨院・鍼灸院を安定経営したい、痛みに苦しむより多くの人を助けたい、…etc、
様々な理由で、交通事故による自賠責患者の集客を目指している方に向けて、集客のポイントをまとめました。
交通事故の自賠責患者の集客課題とは
施術所で施術出来ることを知らない
交通事故に遭った人は、整骨院・接骨院・鍼灸院(以後、まとめて施術所と言います。)で交通事故で負ったケガによる痛みの緩和やリハビリができることを知らないことが多いです。
交通事故に遭って身体に障害が残る場合、「後遺障害」と認定されないと損害賠償が受けられません。
事故に遭ったら病院に行ってまず医師の診察を受け診断をしてもらうこと必要です。その診断を基に治療をしてもらい、もうこれ以上治らない段階で「後遺障害」が認定されることになります。
治療は受けていてもむち打ち症などの痛みがなくなるわけではありませんが、整形外科の方から整骨院を紹介することはまだ稀なケースだと思われます。
交通事故に遭った場合に、整骨院で自賠責保険を使って施術してもらえることの認知度があまりないため、交通事故の患者さんの中で、整骨院が通院先の候補として挙がらないわけです。
交通事故の施術で”おすすめ”の施術所がわからない
交通事故の痛みに対する施術が整骨院でできることは知っているけど、どの整骨院の施術が良いのか、選び方がわからない患者さんもたくさんいます。
整骨院の広告は医師の行う医療行為と紛らわしいものにならないよう、表現が制限されています。
普通のチラシなどでは、あなたの施術の信頼感が、患者さんになかなか伝わらないのです。
チラシと違ってホームページはまだ法的な規制の対象になってませんので、いろんな情報を載せることが出来ますが、見た感じは、どこも同じような感じになります。
「ライバルの施術所との違いを訴えるのは、なかなか難しい」と感じている方も多いのではないでしょうか?
交通事故に遭った患者を集客するためには
整骨院で出来ることを、沢山の人に知ってもらう。
まず、既存の利用者の方に、あなたの整骨院が交通事故に対する施術ができることを知らせることが必要です。
そのためには、まず、常連のお客さまへのダイレクトメールや施術所のある地域でのチラシの配布やポスターの掲示をおこなうことです。
そうすると、口コミで、既存の患者さんの身の回りの人が交通事故の痛みで困っている際にあなたの施術所を紹介してもらえるチャンスが増えます。
次に、あなたの施術所の存在を、交通事故にあった人が必ず相談する機関に知ってもらうことです。
例えば、保険会社、弁護士、病院などに、あなたの施術所をお勧めしてもらえるように、普段からコミュニケーションをとっておくことが必要です。
コンサルティング会社などには、あなたの施術所のある地域内での関係づくりをサポートしてくれる会社もあります。
ホームページのSEO対策をする
SEO対策は検索結果の上位に表示されるように、ホームページなどの構成や内容を工夫することです。
例えば、GoogleやYahoo!などの検索サイトで、交通事故の痛みに対する施術をしたい人や、整骨院や治療院を探すひとは、どんな検索キーワードで検索するでしょうか。
例えば「地域名+整骨院」、「交通事故+治療+おすすめ」、「交通事故+整骨院+近くの」「むちうち+地域名」など、いろいろな可能性が考えられます。
例えばいまご自分の施術所がある地域名でいろいろ検索してみてください。並んでる検索結果の上の方、見やすい位置に載っているお店は、ホームページにSEO対策をしている可能性が高いです。
特に意識すべき検索キーワードとは
何度も通院が必要となる交通事故の治療の場合は、特に地域名の検索で表示されるように意識することが大切です。
あと交通事故患者のために、自院の交通事故の施術の特徴や、不安に答えるQ&Aなどのコンテンツがあるといいでしょう。
リスティング広告を活用する
SEO対策は始める準備から実際の効果実感までどうしても時間がかかってしまいます。
そこで、SEO対策の過程で上位表示させたい検索キーワードを洗い出し、勝てる領域に対して先行してリスティング広告を打つというのも手です。
リスティング広告とは検索結果画面の上部と下部に表示される広告枠のことで、
ユーザーの検索キーワードや実際の検索位置に対応して有料で広告出稿をすることができます。
また、リスティング広告の広告文を交通事故でむちうちになったユーザーにだけ訴求されるような広告文を設定することで、
クリックユーザーの質を操作することもできます。
整骨院の安定的な集客基盤を築けるSEO対策も大切ですが、短期的な集客・売上も改善をしたいというのであれば検討しましょう。
リスティング広告の成功の秘訣はランディングページ
リスティング広告やSEO対策にうまく成功して流入を集められたとしても、反響や予約につながらなければ意味がありません。
この反響率を上げるためには流入したユーザーを説得し、反響につなげるストーリーが練られた流入先を準備しなければなりません。
検索結果上でいくつもの整骨院HPやポータルサイトを見てきた中でなぜ自社の整骨院がいいのかを伝えられなければ、費用対効果が悪くなってしまいます。
キャククル運営元のZenkenでは整骨院や地元に根差した医療機関などへ7000以上のWeb集客実績がございます。
後述するポジショニングメディアを活用した良質な患者獲得戦略の提供から、反響率を底上げするランディングページの制作も行っております。
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口コミの投稿を促進する
多くの人から高い評価をもらっている施術所があれば、探している人にとっては非常に魅力的に見えます。
いまでは、施術所の名前で検索すれば、口コミ情報も多数検索結果に出てくるため、ほとんどの人が参考にしているでしょう。
そのため、口コミ情報を充実させておくことは集客につながりやすいです。
自社のホームページにお客様の声を掲載したり、通院されている方にgoogleの口コミや、エキテンなどの口コミサイトへの投稿を促してみましょう。
口コミの投稿に対して、割引やプレゼントなどの特典があると投稿してもらいやすいでしょう。
コストはかかりますが、口コミ数が蓄積すれば蓄積するほど他院と評価を比較しやすく、患者さんを集めやすくなります。
口コミ促進が逆効果になる場合も
口コミで高い評価をいただくためには、なによりも施術そのものの質や、院内環境の整備、接客マナーなどが重要になります。
そもそも評価されるべき施術所でないと、マイナスの評判が増えてしまい、口コミの促進は逆効果になってしまいます。
整骨院特化型ポータルサイト
整骨院などの施術所情報をまとめているポータルサイトを利用することで、近隣でざっくりと整骨院を探している方に知ってもらうことができます。
例えば「EPARK」「接骨ネット」「エキテン」などは有名です。掲載時やサイトからの申し込み時にコストがかかる可能性がありますが、まず自院を知ってもらうためには効果はあるでしょう。
ポジショニングメディア
ポジショニングメディアはポータルサイトよりも、もう一歩踏み込んで、自院の優位性を見せるWebサイトのことです。
例えば「地域名+整骨院」で検索した際にただ整骨院を紹介するだけでなく、
その中でおすすめの整骨院はどこか、という紹介をするのがポジショニングメディアです。
施術所を探す患者さんにとっては、どこが結局おすすめなのかわかりづらいもの。
代わりにポジショニングメディア内で比較してあげることで、より患者さんはストレス少なく、施術所を見つけることができます。
ポジショニングメディア・ポジショニング戦略についてはこちらもご覧ください!
ポジショニングメディア
について知る
交通事故患者への施術を中心とした経営は危ない?
交通事故患者を対象とした経営戦略の将来性は
ところで、あなたの施術所の経営の将来を考えると、交通事故で被害に遭った方をお客さんとして確保する努力が、果たして長期的に効果があるかどうか、
疑問に思う方もいらっしゃると思います。
ご存知のように、様々な技術の進歩や交通安全の運動が成果を上げ、交通事故は年々減少しています。
広告戦略にも制限がかかってきている。
一方、あはき法による整骨院業界の広告規制も厳しくなっています。
露骨に交通事故に対する治療効果を謳ったりすることが、今後難しくなってくる可能性が高いです。
現状は広告媒体のみに規制がかかっていますが、今後は、ホームページなどでの情報発信にも規制が入る恐れがあり、それを見越した集客戦略をいまから考えておく必要があります。
増えすぎた整骨院の淘汰が始まる
現に整骨院をはじめとした施術所を経営している人にとってはイヤな見出しですが、整骨院の数は大手コンビニエンス・ストア並みになってるのは事実です。
駅前に整骨院が複数あることはいまでは当たり前の光景になりました。
交通事故に遭った方への集客努力は続けながら、将来を見据えて別のブランディングを考える必要が出てくるのではないでしょうか。
整骨院業界マーケティング資料
地域で愛される整骨院を目指す経営者様必見!未来を見据えた集客戦略を組むなら知っておきたい情報やマーケティングノウハウを詰め込んでいます。
今後の生き残りには「差別化」「ブランディング」戦略が重要に
交通事故に遭った方への集客を進めながら、あなたの施術所の新たなブランディングを図ることで、広告規制などの外部要因に左右されない集客を実現することができます。
エリアマーケティングで分析
自院のみの強みを手に入れるためには、まずは競合とターゲットとなる患者さんの情報を集めて分析することです。
競合調査であれば、どういった施術メニューがあるか、費用はいくらか、院内環境や立地、スタッフの対応や資格、などを調べ、自院と比較してみます。
そこで自院にだけある強みは、自院がもつ強みを複数掛け合わせて独自性がある場合は、差別化がスムーズにできるでしょう。
もう一方で、自院に通う患者さんの特徴も調査の必要があります。
通院されている方は近所の方が多いのか、どんな整骨院に通いたいと思っているか、どういったところを評価していただいているか等を調べてみます。
患者さんの希望や要望はいわゆるユーザーニーズ。
このユーザーニーズと自院独自の強みが合致することで、ユーザーにとって一番ぴったりの施術所があなたの整骨院・接骨院・鍼灸院になり、競合と比べて圧倒的な優位性を見せることができます。
ポジショニングメディアの活用
差別化やブランディングは、見比べる競合がいるからこそ輝く集客戦略です。
その点ではポジショニングメディアはぴったりのWeb集客の方法になります。サイト内で自院の独自の差別化ポイントを軸に競合と比較して見せることで、競合ではなく自院を選ぶ理由が明白になります。
これは多くの整骨院と提携し中立性を保つ必要があるポータルサイトではできない見せ方です。
バリュープロポジションを生かした交通事故患者の集客戦略はプロへ
バリュープロポジションとは、ユーザーに対して提供できる独自の価値のことになります。
差別化やブランディングを考える上で、非常に重要な考え方になります。
その独自の価値を見出すためには、上述した市場やターゲットの分析が重要です。
またその価値を伝えるための集客戦略が必要となります。
Zenkenでは、すでに7000を超えるサイト実績があり、競合調査を通じた御社のバリュープロポジションの発見と、ユーザーニーズの分析をもとにした適切なキーワードでのWebサイト制作のノウハウを持っています。
また医療広告ガイドラインやあはき法など、広告規制に則ったWebサイトも多数制作しています。
・マーケティングをしたうえでの、バリュープロポジション戦略による集客
・コンテンツマーケティングでのWeb集客
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