【金型メーカーのマーケティング戦略】営業効率も上がる戦略のポイントとは
最終更新日:2023年08月03日
リーマンショックの大打撃から徐々に回復しつつある金型メーカー市場。
近年では、生産数量こそ減少しているものの、より高い付加価値をもつ金型、複雑化・超精密化した金型などの受注が増加しており、生産金額は10年間で1.2倍に伸びています。
一方で、中国や韓国の躍進、ユーザー企業の海外進出、最大需要分野である自動車業界の変革、IoTやAIなどの技術革新など、金型メーカーを取り巻く市場環境は日々変わり続け、先々の動向を読みにくいのが現状です。
今後はデジタル技術や他国技術との競合、新素材への対応、海外市場進出など様々な状況をシミュレーションし、市場の波に乗っていくことが必要となるでしょう。
情報参照元:金型しんぶんONLINE(https://kanagata-shimbun.com/210310news-toukei/)
この記事では、金型メーカーのマーケティングや営業戦略で役立つフレームワークをはじめ、より集客効果を高める広告・マーケティング施策をご紹介します。
あわせて自社の強みと相性の良いニーズを持つ顧客だけを狙う、「ポジショニングメディア」という集客施策についてもご紹介しています。
反響数ではなく、成約・売上につながることを重視している戦略のため、導入した企業からは
「商談率が8割を超えた」「受注単価が2.5倍にアップ」「契約までのリードタイムが1/3に短縮した」といった成果を実感する声もいただいています。
ポジショニングメディアの詳細は記事の後半でお伝えさせていただきますが、別途ご紹介ページもありますので、興味がございましたら以下ページもぜひご覧ください。
効果的なマーケティング・営業をするためのポイント
具体的なマーケティング施策などをご紹介する前に、前提として整理しておくべきことがあります。
それは自社の金型メーカーとしての独自性や強みがなにか、という点です。
この点が明確になっていないと、広告などの施策で伝えるべきメッセージがブレてしまったり、うまくターゲットユーザーに認知してもらえない可能性が高まります。
また広告やホームページをうまく見せることができても、ユーザーニーズに応える本質的な価値がなければ、最終的に選ばれることはありません。
自社がどういったニーズに応えるのが得意なのか、競合にはない強み・優位性がある強みはなにかといった点を、マーケティング施策を考える前に明確にしておきましょう。
役立つフレームワーク
市場の中で自社がおかれている状況を客観的に見ることが、独自性のある強みを見つける近道です。
役立つフレームワークとして代表的なものはSTP分析でしょう。
「Segmentation:市場の細分化」「Targeting:標的市場の決定」「Positioning:市場優位性」という3つの観点から自社の状況を見つめることで、自社が狙うべき市場や立ち位置の明確化に役立ちます。
もうひとつのフレームワークとして、バリュープロポジションキャンバスをご紹介します。
バリュープロポジションとは、ユーザーニーズに応えられている、自社独自の価値を指します。
バリュープロポジションキャンバスでは、自社の提供価値とターゲットユーザーの悩みや課題などをそれぞれ整理して照らし合わせることで、市場から求められている(つまりは売上・利益につながる)、自社ならでの強みを発見できるフレームワークになっています。
金型メーカーの集客・マーケティング施策
自社ホームページ
ホームページは、コンテンツを工夫することで、強力なマーケティング・営業ツールとなります。
自社のホームページを訪れるユーザーの多くは、何かしらの接点から興味・関心を持って検索しているわけです。
そのため、こうしたユーザーが求めている情報を的確に分かりやすく提供できるようなホームページにしておけば、自社の強みや魅力を伝えたり、実績や信頼性がアピールがきたりします。
自社ホームページ
ホームページは、コンテンツを工夫することで、強力なマーケティング・営業ツールとなります。
自社のホームページを訪れるユーザーの多くは、何かしらの接点から興味・関心を持って検索しているわけです。
そのため、こうしたユーザーが求めている情報を的確に分かりやすく提供できるようなホームページにしておけば、自社の強みや魅力を伝えたり、実績や信頼性がアピールがきたりします。
資料請求
資料請求サイトにカタログを掲載をして、資料請求サイト閲覧者からリードを取ることもできます。
基本的には検討はしているが、まずは会社の情報を集めるためにカタログをダウンロードしてみようという潜在的なフェーズでもあるため、アポや商談にはならなくても営業先となる個人情報をまずは手に入れればよい方針であれば合致する施策です。
SEO対策
自社が狙うべき市場が明確な場合は、その市場に合わせたSEO対策を実施しましょう。
商圏ベースにするか、ニーズベースにするかで対策すべきキーワードが異なりますので、どのようなターゲットに向けたSEO対策にするのかをよく検討する必要があります。
ターゲットにはどんな課題や悩みがあるか、どんな検索キーワードを使うかといった観点でしっかり分析してみましょう。
リスティング広告
リスティング広告は検索結果画面に表示される広告リンクです。
自社が狙っている市場で、スピーディーな認知拡大を狙うなら、リスティング広告出稿もひとつの方法です。
リスティング広告は、クリック課金制なので、反響獲得がしやすいというメリットがあります。その一方で、市場規模や競合性の高さによって広告費用が高騰するという点には注意が必要です。
こうした特性を理解したうえで、予算や達成目標などを入念に計画して出稿を検討するとよいでしょう。
マッチングサイト
金属加工や金型メーカーに特化したマッチングサイトの登録も有効です。掲載した広告を介して、条件が合えば案件を受けることができます。
ただし、マッチングサイトの運営体系にもよりますが、相見積もりになるケースもあるため、確実に案件を獲得できる保証はありません。
そのため、営業・マーケティング施策をマッチングサイト登録だけにするのではなく、集客チャネルのひとつとして、他の手法とあわせて活用することをおすすめします。
ポジショニングメディア
ポジショニングメディアとは、その名の通り市場内での自社のポジション(立ち位置)をユーザーに伝えるメディアです。
自社ならではの強みや価値を、競合と比較しながら見せることで、「◯◯といえば自社」という優位性のある立ち位置を見せることができます。
ポジショニングメディアを経由してお問い合わせをくれるユーザーは、すでに自社に魅力を感じている状態。つまり成約や購入などの成果につながりやすいユーザーです。
そのように自社と親和性の高いユーザーを集客、成約率の高い反響を獲得できるWeb戦略が「ポジショニングメディア」になります。
すでに自社に一定魅了されている状態になるため、営業効率も良くなる傾向があります。
- 自社の強みをわかって問い合わせてくれるので、商談率が8割を超えた
- ニーズが合致する自社に適したユーザーを狙って集客できるため、受注単価が2.5倍にアップ
- 自社の特徴を理解してくれているので、すぐに具体的な打ち合わせや商談に入れるように。契約までのリードタイムも1/3に短縮された
といった実績もある戦略ですので、現状の集客施策・マーケティング施策がうまくいっていない際にはぜひ検討してみてください。
ポジショニングメディア戦略の
特徴・事例を見る
マーケティング・営業戦略でお困りの金型メーカー様はご相談を
キャククルを運営するZenkenでは、クライアント独自の強みを軸としたマーケティング戦略をご提案しています。
いままでに製造業やBtoB企業を含む120業種以上のクライアント企業を支援してまいりました。
現状の集客・マーケティングが成約につながらない、営業効率を改善したいといったお悩みや課題がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。