製造業でFacebookを活用してCVを生むためのコツと注意点
最終更新日:2023年08月02日
製造業においてFacebookを活用することのメリットや注意点について解説しています。製造業ではFacebookの活用で集客率・CV率アップを狙えますが、成功のためにはコツがあります。記事内では実際の活用事例もご紹介していますので、製造業におけるFacebook活用時の参考にしてください。
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Facebookの活用が製造業者におすすめの理由
製造業ではFacebookの活用がおすすめだとされています。なぜ製造業ではSNSの中でもFacebookがおすすめだとされているのか、2つの理由を解説します。
新規受注につなげられる
まず新規受注につなげやすいことが製造業にFacebookをおすすめする理由のひとつ目です。Facebookなら顧客や潜在的ニーズを持つユーザーと、気軽にコミュニケーションをとることができます。
コミュニケーションは人と人とのつながりを生み、「商品」ではなく「人」を販売するスタンスへと移行させることが可能です。
もちろん製品の魅力もあってこそですが、加えて「人」の魅力が付加価値となることで、製造業でのFacebook活用は新規受注につながりやすくなるとされています。
アフターフォロー時の連絡ツールに活用できる
Facebookはアフターフォローのときの連絡ツールとしても活用できます。メールや電話などでアフターフォローを依頼するよりも、手軽に利用できるのがFacebook。
Facebookにはチャット機能も搭載されているため、タイムラグがなくスピーディーにアフターフォローを受けられるようになります。またメッセージ機能を活用することで、Facebook上で写真にて状況を確認することも可能です。
もちろんフォローの迅速さは利用者にとって大きなメリットとなり、メールや電話に代わる連絡ツールとしても使えることは大きな魅力と言えるでしょう。
製造業界でFacebookを運用する手順
それでは製造業界でFacebookを活用するには、どのような手順で行うか解説します。これからFacebookを活用したいと考えている製造業の方は、ご紹介する手順に従って実施してください。
ビジネスアカウントを立ち上げる
Facebookでビジネスアカウントを取得していない場合は、最初にビジネスアカウントの立ち上げを行います。ビジネスアカウントとは、広告やアクセス分析機能が搭載された企業向けアカウントのことです。
ただ個人アカウントを取得していなければビジネスアカウントは作成できないため、Facebookが全く初めてであれば、個人アカウントの作成も必要となります。
個人アカウントにログインしたら、メニュー欄の「作成」から「ページ」へと進み、「ビジネスまたはブランド」の項目を選択すると作成ページへと移行します。必要な情報やプロフィール写真を設定したら、ビジネスアカウントの立ち上げは完了です。
対象と文章の書き方を決める
ビジネスアカウントを立ち上げたら投稿できるようになりますが、その前に対象と文章の書き方を決めておくことをおすすめします。
対象とはFacebookの活用にて狙うターゲットのことです。つまり、
- どのような人に何を訴えかけるのか
- どのような人にファンになってもらいたいか
を設定します。対象を決めたら、対象に適した文体を決め、文体を崩さないように統一感のある投稿を続けていきましょう。文体は対象の年齢や性別などにより変わるため、対象の人物が好みそうな文体を考えてみてください。
企業が対象であれば「ですます調」の文体となるでしょうが、企業の中でもし経営層を狙うとしたら、さらに堅く専門的な文体となる…などと決めていきます。
周囲の人に「いいね!」をつけてもらい拡散を狙う
Facebookでの投稿が完了したら、周囲の人に「いいね!」を押してもらって拡散を狙います。Facebookの「いいね!」は他のSNSとは違い、「いいね!」を押した友達のタイムラインに、「いいね!」が押された投稿の内容が表示される仕組みです。
つまり友達数の多いユーザーから「いいね!」をしてもらえると、爆発的に拡散されます。たとえば1人にしか「いいね!」してもらえなかったとしても、「いいね!」をした人に1,000人の友達がいれば、1,000人に投稿した内容が拡散されるのです。
そのため製造業においてFacebookを活用するなら、「いいね!」をしてもらって拡散を狙うことが重要となります。
製造業界のFacebook活用における注意点
活用方法についてご紹介しましたが、ただFacebookに投稿するだけでは、十分なマーケティング効果が得られなくなる可能性が高まります。Facebookの活用を始める前に、製造業において注意するべきポイントも把握しておいてください。
定期的に更新する
製造業でFacebookを活用する際の基本は、定期的に更新することです。投稿の更新も該当しますが、つい忘れがちな基本情報も定期的に更新しましょう。たとえば、
- 企業の住所や電話番号、定休日が最新になっていない
- 表示されている公式WebサイトのURLが無効になっている
など、更新を怠ると不信感を招く可能性があるためです。
プロフィール情報は企業にとって基本的であり、かつ最も重要な情報だといえます。定期的に更新をすることを心がけ、不信感を抱かれないように注意してください。
宣伝しかしない企業と思わせない
製造業でのFacebook活用でありがちな失敗例として、宣伝ばかりの投稿になる例があげられます。マーケティングのためにFacebookを活用すると、集客に終始するあまり製品の宣伝ばかりになってしまうこともあるでしょう。
しかし宣伝ばかりでは親近感を抱いてもらったり、コミュニケーションをとったりすることは難しくなるので、せっかくのFacebookのメリットを活かしきれなくなります。また閲覧者から敬遠されてしまう可能性も考えられます。
閲覧者にとって役に立つなら製品情報も投稿するべきですが、自社の情報や問い合わせを受けやすい内容に対する解答、業界内の最新情報など閲覧者にとって「見てよかった」と思える情報を投稿するのがおすすめです。
製造業界でFacebookを活用しCVを生み出すコツ
宣伝ばかりでは敬遠されることもあるとは言え、やはりマーケティングでFacebookを活用するならCV(コンバージョン)を生み出したいのが本音ではないでしょうか。そこで製造業でFacebookを活用して、CVを生み出すためのコツを解説します。
※CV(コンバージョン)とは…商品購入や会員登録、資料請求などの「成果」のこと
問い合わせへの導線を設置する
FacebookをCVにつなげるには、企業への問い合わせの導線を確保することが欠かせません。Facebookにはページから1クリックで予約・問い合わせ・購入などが行える「コールトゥアクション機能」が搭載されています。
「コールトゥアクション機能」に問い合わせページへのリンクを設置しておけば、閲覧者は企業のFacebookページを開くだけで簡単に企業へとコンタクトを取ることが可能となります。
問い合わせの導線がないとせっかくの受注の機会を逃しかねないので、「コールトゥアクション機能」を用いてユーザーインターフェースを重視してください。
PDCAを回して運用し続ける
製造業に限らず、Facebookをビジネスで活用するにはPDCAを回して長期的に運用し続けることが大切です。Facebookによる効果は一朝一夕で得られるものではありません。
PDCAサイクルを確立させ、運用しながら分析・解析を行い、解析した結果からコンテンツの改善を行っていくことがCVを得るための秘訣です。
幸いFacebookには解析ツールである「インサイト」が搭載されており、解析期間を限定した「いいね!」の増加数や取り消し数を確認できるようになっています。
対象期間内の投稿内容と照らし合わせればどのように改善するべきか、どのような投稿を続けるべきか判断しやすくなるでしょう。そして改善しながら運用をし続けてください。
製造業界のFacebook活用事例
製造業界でFacebookを活用する方法はさまざまです。各企業はそれぞれのアイデアで活用法を見出していますが、どのように活用するべきか定まっていない方もいらっしゃるでしょう。そこで最後に製造業界でのFacebook活用事例を紹介するので、運用方針決定の参考にしてください。
トヨタ
世界的製造業者であるトヨタのFacebook活用ではコンテンツが豊富なことが特徴ですが、車が好きな方に訴えかけたり、親近感を持ってもらったりする狙いの投稿が多く見られます。
たとえば車に関するニュースやイベントのPR、そして自社内で行われている取組みに関する内容が豊富です。中には「愛車の撮り方」などの役立つ情報の掲載について、写真投稿がメインであるインスタグラムでの共有を呼びかける投稿もあります。
Facebookだけでなくインスタグラムも活用することで、さらなる拡散を狙える良い事例です。
カゴメ
カゴメでは製品の宣伝やキャンペーン情報などとともに、公式Webサイトに掲載されているお役立ち情報を共有していることが特徴です。
たとえば「非常食におすすめの野菜加工品の使い方」や「ケチャップとソースと使って10分で作れるミートソース」など。
自社製品の売上向上を狙っていますが、ユーザーにとっては「宣伝」ではなく「役立つ情報」となり、製品に興味を持ってもらうための仕組みが作られています。
無印良品
無印良品は製品のイメージそのままに、シンプルさが際立つ作りです。投稿内容は主にキャンペーン開催告知や製品の情報ですが、無印良品の製品を使ったコーディネート例や収納術などの情報も同時に掲載されています。
また無印良品スタッフの写真とともに着こなし例を紹介しているなど、親近感を抱いてもらうための仕組みも構築。閲覧者にとって違和感がなく、むしろ「役に立った」と思えるような宣伝が多数見られる活用事例です。
製造業でのFacebook活用にはメリットが豊富
製造業でのFacebook活用には、新規受注に繋げやすいこと、アフターフォローの連絡ツールとして使えることなどメリットが豊富です。
ただし定期的に更新できなかったり、宣伝ばかりの投稿になってしまったりすると逆効果となり、CVから遠ざかってしまうこともあるため運用には細心の注意を払うことが大切です。
製造業ではFacebookをうまく活用することによりCV率や集客率向上を狙えますが、もちろんその他のツールでも同様の効果が期待できます。
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