製造業の方に向けて、製造業のホームページ制作を得意とする制作会社8社の特徴や制作費用、企業への口コミ評判をまとめています。
また、ホームページを制作会社に依頼する際のメリット・デメリットや注意したいポイントについても解説。自社のニーズを満たすホームページを作るためにも、ぜひ参考にしてみてください。
製造業向けホームページ制作会社早見表
製造業の制作実績が豊富な、製造業向けホームページ制作会社を紹介します。各社の特徴や強みをまとめているので、自社のニーズに合った会社を探してみてください。各社の料金に関しても、表下の会社説明部分で紹介しています。
画像をクリックすると、資料ダウンロードページに移動します。
会社名 | サービスの特徴 |
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ブリッジコーポレーション |
企画制作から運用保守まで!ホームページ制作のすべてをワンストップ対応
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デジタルベリー |
製造業300社以上の制作実績を持つ |
ジャム・デザイン |
過去の事例を参考に、強みが伝わる企画を提案 |
ゆうきカンパニー |
自社で更新・運用しやすいWordPressによるサイト構築 |
テクノポート |
技術系ライターが専門性の高い記事を執筆 |
バックステージ |
担当コンサルタントによるアフターサポートあり |
創 |
製造業ならではの魅力を切り取る写真撮影に強み |
NCネットワーク |
業界ならではの専門用語の知識が豊富 |
製造業のホームページ制作のポイントとは

ホームページ制作を依頼する前に、まずは製造業のホームページ制作で必要な要素を確認しておきましょう。以下2つのポイントを押さえておくことが大切です。
1.自社の強み・魅力を洗い出す
ホームページが成果に繋がるかどうかは、自社の強みやアピールポイントをしっかりと表現し、ユーザーに伝えられるかどうかで決まります。
自社ならではの強みは何か、他社とは違う魅力は何かを洗い出しておきましょう。
製造業であれば、自社の持つ独自の技術や生産力、製品に関するこだわりなどが挙げられるでしょう。
自社の強みを事前に洗い出して整理しておくと、アピールしてほしいポイントを制作会社に抜け漏れなく伝えられるようになります。
2.信頼に繋がるコンテンツ案を考えておく
製造業はBtoB事業ですので、取引相手のニーズに応えられる会社であることを、ホームページ上で伝えなければなりません。
ホームページを訪れたユーザー(見込み客)が「この会社になら任せたい」と思えるような、安心・信頼できるサイトに仕上げる必要があります。
企業の信頼度に繋がるコンテンツプランを用意して、制作会社に共有。パートナーとして目的や目標などの認識を合致させてから、ホームページを制作してもらいましょう。
創業者や技術者のインタビュー、企業理念、これまでの実績・事例紹介などが信頼度や安心感に繋がります。
ホームページ制作は、専任の部署やスキルを持つスタッフがいれば自力での制作も可能です。
しかし、デザインやコンテンツ設計、運用において専門知識が必要なプロセスも多く、なるべくプロの手を借りたほうが効率的と言えます。
3.ターゲットを明確にする
「どんな人にホームページを見てほしいのか」を明確にイメージすることは、ホームページ制作において重要です。アクセス数が多く、問い合わせにつながっているホームページはターゲットが明確に設定されているため、その層の人々に響くような設計になっています。
ターゲットを選定して、それに合わせてホームページを制作したかどうかは、最終的に完成度を大きく左右するもの。まずはこれまでに商品やサービスを購入してもらった顧客やこれから獲得していきたい顧客層から絞り込んでいくと良いでしょう。例えば自動車部品を製造している場合、ターゲットは自動車メーカーや修理工場になるかもしれません。また特定の技術や素材に特化している場合は、専門家や大手企業がターゲットになるでしょう。ターゲットが決まれば、次はその層の会社や人々がどのような内容を知りたいか掘り下げていきます。
次項で、ホームページ制作会社に依頼するメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
ホームページ制作会社に依頼するメリット

製造業向けのデザインに仕上がる
プロのホームページ制作会社に依頼すると、製造業界に好まれるデザインのサイトが仕上がります。
特に、製造業のホームページを得意としている制作会社は「ものづくり」のイメージに合わせたカラーリングやフォント選定など、一見して信頼を持たれやすいポイントを知っています。
動画なども活用しながら視覚的にもユーザーに伝わりやすいサイトを制作してもらえるため、依頼する価値があるのです。
マーケティングを含めて依頼できる
ホームページが、単に会社の「名刺代わり」や「パンフレット」代わりのサイトになってしまうのはもったいないことです。
せっかくプロにホームページ制作を依頼するのですから、やはり集客や売上など、最終的には何らかの成果に繋がるサイトにしたいと考えるのは当然のこと。
ホームページ制作会社はWebマーケティングの知識やスキルを持っているので、市場にはどのようなニーズがあり、ニーズに対してどう自社の製品・サービスをアピールすべきかを心得ています。
また、ホームページ制作会社の中には、サイト制作の他にSEO施策を提供してくれる会社もあります。
ホームページがなるべく検索結果の上位に表示されるよう対策を施してくれるので、Webマーケティングに不慣れな企業にとって心強い味方になってくれます。
管理や運用を任せられる
ホームページは公開したら終わりではありません。ユーザーに信頼されるサイトにするためには、定期的にページを更新したり、更新をユーザーに知らせたりする運用業務が非常に重要です。
ホームページ制作会社によっては、定期的な更新を含む運用を代行してくれる会社もありますので、事前にそのホームページ制作会社がどこまでカバーしてくれるのか、しっかり確認することをおすすめします。
採用活動を強化できる
専門的な制作会社によって制作されたプロフェッショナルで魅力的なホームページは、企業のブランドイメージを高めて、求職者に対してポジティブな印象を与えられます。
職場の雰囲気や文化、開かれた職場環境をホームページに反映してもらいましょう。わかりやすい応募プロセスにすると求職者がスムーズに応募手続きを進められるため、より多くの才能ある人材を惹きつけられるようになります。
ホームページ制作会社に依頼するデメリット
制作費がかかる
ホームページのボリュームやコンテンツ内容にもよりますが、制作のイニシャルコスト(初期費用)は決して安いものではありません。
ホームページに求めるクオリティや機能によっては、中小企業のホームページの場合でもおおよその制作費は50万円前後です。
デザインにこだわって設計すれば、さらに費用がかかります。
また、ホームページ制作の依頼先は、フリーランスなどの個人から大手制作会社までさまざまです。
価格も制作会社によって大きく異なるので、依頼するとどのくらいの規模・クオリティのサイトができるか、会社の規模や予算に合わせて制作できるかなど、事前に見積を取って検討してください。
ホームページ制作会社を選ぶ際の注意点
反響や成果に繋がるホームページにするためにも、ホームページ制作会社がどの程度の知識を持ち、どこまでやってくれるかを見極めた上で依頼することが重要です。
ホームページ制作会社選びに迷ったら、以下の基準を満たせる会社かどうかをチェックするようにしましょう。
キーワード調査をした上で提案してくれるか
Webサイトでアクセスを増やすためには、検索結果の上位にホームページが表示されなくてはなりません。
リアル展示会などを想像してみてください。人通りのない奥まった場所にブースを出しても、なかなか人目につきませんよね?
インターネット上でもそれは同じで、キーワード選定が上手くできていないといつまで経っても上位表示されず、ターゲットユーザーがサイトにたどり着いてくれません。それこそ、「訪問者ゼロ」のサイトになってしまいます。
事前に製造業独自のキーワード調査を行い、キーワードに関する提案をしてくれるか、キーワードを意識したページを作ってくれるかをチェックしましょう。
訴求コンテンツを提案してくれるか
問い合わせに繋がる導線設計にしてくれるか、訴求コンテンツを制作できるかという点も、反響に繋がるかどうかが左右されます。
自社の強みをどのように表現してターゲットの目に留めるか、それをどう問い合わせに繋げるかといったプランを聞いておきましょう。
訴求プランをきちんと考えているかで、自社の利益を考えて制作に取り組んでくれるかどうかを見極められます。
公開後もサポートしてくれるか
Webサイトは公開して終わりではなく、Googleアナリティクスなどの解析ツールを使いながらユーザーの行動を分析し、アクセス数や検索順位を上げる改善施策が必須です。
問い合わせ数を増やすために運用改善をしてくれる、サポート体制が整った制作会社を選ぶようにしましょう。
製造業のホームページ制作会社に依頼する際の費用相場
制作会社に依頼する際の費用相場
ホームページ制作を外注する場合、制作物や依頼先によって費用が異なります。相場は小規模な制作会社であれば10万円以上、大規模の制作会社であれば少なくとも100万円以上です。掲載する情報量が多い、デザインにこだわるなどの要望によっては費用が膨らむ可能性も。また制作だけでなく月々の更新も依頼した場合は、毎月の固定費が発生します。いくつかの制作会社から見積もりをとって、比較することが大切です。
メリットと特徴
制作会社に依頼するメリットは、自社の要望やこだわりを聞いてもらいやすいことです。技術力があるため、イメージしている理想を実現してもらえるでしょう。ホームページ制作ソフトをはじめとする様々なツールでホームページ制作に対応しているので、自社の要望にマッチしたツールで制作してもらえます。また広告代理店を挟まずに直接やり取りできるため、方針や認識のズレがなくスムーズに進められるでしょう。
広告代理店に依頼する際の費用相場
ほとんどの場合、広告代理店がホームページを制作するわけではなく、広告代理店から制作会社へ依頼します。そのため制作会社に依頼する費用の約2~5割が仲介手数料としてプラスで発生。その後の集客施策のサポートをはじめとする月々の費用も掛かるため、トータルで掛かる費用は高くなります。
メリットと特徴
広告代理店は集客を得意としているため、ヒアリングから運用・検証までひと通り任せられることが特徴。ホームページの運用や集客サポートまで対応してくれるため、Webでの集客をトータルで任せられます。制作についてはニーズにマッチした制作会社を提案・紹介してもらえるので、自社で探す必要はありません。費用が高くて集客を効率化したい会社におすすめと言えます。
フリーランスに依頼する際の費用相場
ホームページ作成を得意とするフリーランスに依頼をするのも一つの手です。クラウドワークスやランサーズ、ココナラなどのクラウドソーシングサイトで見つけられます。フリーランスに依頼する場合の費用相場は、約10~20万円です。依頼内容によって異なりますが、制作会社や広告代理店に比べて安く依頼できます。
メリットと特徴
フリーランスは費用を抑えたい会社におすすめです。一方で完成度やコミュニケーションの質は個人差が大きくなるため、会社のホームページ制作を依頼するにはリスクが高いかもしれません。アウトソーシングサイトでの口コミ・評価を見る、または可能であればポートフォリオを見せてもらうなど、事前の確認が重要です。費用以外のメリットは、早く納品してもらえる可能性があること。条件に合う方を探すことができれば、早々に着手してもらえるでしょう。
【番外編】CMSで自社制作する場合の費用相場
CMS(Contents Management System)とは、ホームページの構築・管理・運用を行うためのシステムです。CMS を利用すれば、制作会社や広告代理店に依頼せずとも自社でホームページを制作・更新できます。自社で制作・更新していくパターンと、初めは制作会社にホームページを制作してもらい、その後CMSを使って自社で運用する2パターンがあります。
CMSを利用して一から自社で制作する場合、導入費用は数万円~、CMS利用料は月額5000円~30万円くらいです。最初に制作会社へ依頼する場合は、小規模サイトでは30万円以上、中規模サイトは100万円以上、大規模サイトは500万円以上の費用が掛かります。
メリットと特徴
CMSを導入して自社で制作する一番のメリットは、自分で更新できること。始めから自社で制作する場合は自由にカスタマイズできるため、コストもかなり抑えられます。ただしCMSは仕様を覚える必要があり、素人だけで制作・運用していくのは難易度が高いものです。CMSを操作したことがある・コーディングできる社員がいなければ、制作会社に制作してもらう、またはノーコードのCMSを使うのがおすすめです。
製造業のホームページの種類別・規模と相場
ホームページは用途や規模によって費用が大きく異なります。ここではホームページの種類やそれぞれの相場を紹介します。
LP(ランディングページ)
LPとはページ1枚で構成されていて、売り出したい商品の魅力やキャンペーンを紹介するものです。ユーザーを「購入」や「問い合わせ」「資料請求」などの行動へ誘導することを目的に制作するもの。ユーザーに興味を持ってもらえるように目を引くデザイン・カラーでまとめます。1ページのみの構成のため、情報量が少なく、比較的低予算で制作可能です。一般的な相場は5万円以上ですが、スマホやタブレットの各種デバイスに対応していたり、ページが長かったりするなど、機能や質によって費用が変動します。
小規模サイト(個人事業主・中小企業向け)
会社紹介や製品のこだわり、お問い合わせなど、必要最低限のコンテンツで構成されるホームページを指します。自社を知ってもらいたい、またはネットで会社名を検索する際に表示させたいという目的がある場合に適したボリュームのホームページです。競合が少ないニッチな業界の会社や、ネットでの情報拡散に向いていない商材を抱える会社におすすめ。更新頻度があまり多くないようであれば、自社でCMSを導入するのではなく、更新のたびに制作会社に更新依頼をする方がコストを抑えられるでしょう。
店舗向けサイト
飲食店やスクールなど店舗を紹介するホームページです。店舗向けサイトの場合、おいしそうな写真や雰囲気が伝わる写真など、ユーザーを惹きつける鍵となる「写真」はプロに撮ってもらうのがおすすめ。そのため制作費だけでなく、カメラマンへ撮影を依頼する費用も考慮しておく必要があります。
店舗情報やメニュー、お知らせなどの約10ページの構成になることが多く、制作費用は40万円以上が相場です。予約機能もあわせて追加する場合は、さらに数十万円~のコストが掛かります。制作会社に依頼する際はあらかじめ予算を伝えておきましょう。
中規模サイト(中小企業向け)
30ページ前後で構成されているサイトで、制作費用は60万円以上が相場です。基本的な会社情報やお問い合わせに加えて、スタッフ紹介や商品・サービスの詳細ページもあり、会社のカラーをアピールできます。ある程度事前に自社を知ってもらい、いいイメージを持って問い合わせしてほしいという目的がある場合は、このくらいのボリュームがいいでしょう。
中規模サイトはお知らせやブログ記事など、更新頻度が高くなるため自社でホームページを更新できる環境にしておくのがおすすめです。ホームページを検索画面で上位表示させる対策・運用なども依頼すると、300万円以上になることもあるため、ホームページを制作する意図を事前に伝えてから相談・依頼しましょう。
ECサイト(ネットショップ)
どのような機能を搭載するかによって制作費用が大きく異なります。商品のランアップページやカート・決済ページがあり、ページ数が30ページ以上のECサイトでは、費用相場は100万以上です。ECサイトは顧客管理やメルマガ配信など多くの機能が必要となり、ゼロからサイト構築することが困難なため、制作会社の多くはEC構築システムを利用して、カスタマイズしています。
気軽にネットショッピングができるようになった今、多くのECサイトがネット上にひしめきあっています。ライバル会社ではなく自社から買ってもらうには、商品の優劣だけでなくホームページで会社のコンセプトや強みをいかに伝えられるかが重要です。煩雑な仕様であればユーザーは離脱してしまうため、使いやすい導線にしましょう。
大規模サイト(中堅・大企業向け)
商品やサービスが多い中堅・大企業のブランドサイトは作り込みも入念に行うことから、構成は60ページ以上、費用は500万以上が相場です。大規模サイトにおいては、制作費用だけでなく、運営費も考慮しておく必要があります。CMSを導入して自社で積極的に情報発信を行っている会社も多く、ランニングコストを抑えることも可能です。また採用に関する情報・インタビューを充実させて自社を知ってもらう工夫をしたり、ホームページを上位表示させる施策をしたりする必要がありますが、その分さらに追加費用が掛かります。
費用相場参照元:BlueMonkey(https://bluemonkey.jp/media/column/web-price)
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- 本記事は、2023年9月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。