製造業のランディングページ(LP)制作ポイント
最終更新日:2024年06月27日
ランディングページとは
Web上のチラシとも言える「ランディングページ」。
Web集客を進めていく上で欠かせないこのランディングページですが、見よう見まねで作ると実はうまく集客ができません。
ここでは、ランディングページの特徴や制作時の注意点などについて解説します。
ランディングページの概要と特徴
ランディングページには広義と狭義の意味があります。
広義のランディングページは、WEBサイトで一番最初にアクセスがあったページのことを指します。
一方で狭義のランディングページは、訪問ユーザーのアクションを誘導するために用いられます。
縦長のレイアウトが特徴で、一般的なランディングページはこちらを意味します。たとえば「商品の注文や問い合わせ」「試供品や無料会員」「求人募集の申し込み」などが挙げられます。
ランディングページの制作時にともなう注意点
製造業で売れるためのランディングページを制作するには、いくつかの注意点があります。
1.検索エンジンで上位表示させにくい
ランディングページは上位表示をさせることが目的ではなく、このランディングページに訪れたユーザーを啓蒙して資料請求や問い合わせを獲得することが目的です。
上位表示においてはその検索キーワードで検索しているユーザーニーズを踏まえたコンテンツが必要になるので、反響獲得の意図を反映させるとなるとどうしても上位表示させづらくなります。
但し、商品について詳しいコンテンツになるので、商品指名検索においては上位表示する可能性があります。
2.コストがかかる
ランディングページの制作においては、ページデザインの費用とランディングページを作るためのコーディング費用が発生します。
パソコンおよびスマートフォン両方での表示を加味したページの構築が必要になるため、以前と比べると高くなる傾向があります。
3.ユーザーの心を動かせるか
ランディングページは、ユーザーの心を動かせるかどうかを大切にしなければなりません。
ランディングページはいわばWeb上のチラシです。売れないチラシは意味がありません。
ただ自社商材の良さを書き連ねるだけでは読み飽きてしまうため、ランディングページに訪れた心理状態を思い浮かべながら制作する必要があります。
製造業におけるランディングページの制作メリット
ランディングページはWEBサイトとは違い、複数ページを作りこんだりシステムを組み込むわけではありませんので高くとも数百万円の制作コストです。
製造業においては、いまだホームページ上に商材を紹介するだけというケースもあるため、作りこんだランディングページがあるだけでも反響獲得率が変わってきます。
・リンクが少ないためページ移動を抑制できる
ランディングページは他ページへのリンクが少ないため、ユーザーの離脱を最小限に抑えることができます。
WEBサイトよりも商品注文や問い合わせへと到達させやすいでしょう。
・ユーザーが求めていることを1ページに集約されている
必要な情報が1ページに集約されているので、ユーザーが求めている情報を簡単に取得できます。
伝えることが多くなり縦長になったとしても、そのランディングページに訪れているユーザーにとってはすべて必要な情報なので、Webサイトのページで読んでもらえるよりも読みきってもらえる可能性が高まります。
製造業のランディングページで大きな成果を得るためのポイント
ランディングページを作ったからと言って、必ずしも成果が出るわけではありません。
ここでは大きな成果に繋げるためのポイントについて解説します。
ランディングページが成果を出すために必要不可欠なもの
漠然とランディングページを制作しても効果は得られません。制作するには、「何を売りたいのか」「誰に売りたいのか」「どういう気持ちにさせるのか」などを重視するとともに、「製品の強み」「タイミング」「何で検索するのか」「競合他社はどこ」なども考えて、戦略的な施策がポイントになるでしょう。
「何で検索するのか?」は、たとえばパソコンやスマホなどが挙げられます。近年はパソコンやスマホが主流しているので、以前よりも手軽に検索できるようになりました。特にスマホ向けのフラットデザインは見やすく、ユーザーも集まりやすいでしょう。また競合他社も明確にする必要があります。
ランディングページを制作したあとは、リスティング広告やメルマガなどを駆使してアクセス数を増やすことに力を入れていきましょう。
ランディングページを制作した際にどういった人に見てほしいというユーザー像が決まっていれば、おのずと広告に打ち出すメッセージも固まってきます。
ランディングページの構成
ランディングページの構成には実はフォーマットがあります。特にこれから自分で構成を作るという方はフォーマットという基本を軸に作りこんでいくことをおすすめします。
そのフォーマットに対して自社の商品を当てはめ、よりユーザーの心を掴むような表現や内容にする必要があります。
ポイントは、“ユーザー視点で考える”こと。制作側と顧客が求めていることはほとんど一致しません。それをいかに近づけるかがよい構成を作るコツになります。
ランディングページのフォーマット例
ランディングページのフォーマットは以下のとおりです。
1.ユーザーが興味を示すキャッチコピーとリード文
最初の部分は読み進めるユーザーも離脱するユーザーも必ず閲覧する箇所です。ここの作りこみが最後まで読んでくれるか、商品を買ってくれるかまで関わります。
そのためにはどんなことを求めているのか、魅力を感じているのかを重視したキャッチコピーとリード分を考えます。
また、ユーザーのニーズに応えられる自社の強みがあれば、一緒に詰め込んでおくことをお勧めします。
2.ユーザーの悩みを載せる
ユーザーが持っているであろう悩みをいくつか掲載しましょう。
ユーザーが抱えている悩みと一致すれば、このランディングページの内容をより自分事として捉えて読み進めてもらえます。
3.解決策と商品の提示
他社が困っていたことを自社では解決できるという流れにもっていきます。
そして商品を提示します。
4.実績と効果を証明する
課題解決に関する実績や効果があることでユーザーの信頼を得られます。
また、受賞実績や権威性のある方から推奨されていれば掲載することでさらに信頼性が上がります。
他にもこの商品だからこそ解決できることがあれば優先的に掲載をしましょう。
自社商品でしか解決できない悩みを持っていれば購入せざるを得なくなるためです。
5.お客さまの声
商品を使ったユーザーの声をいくつか紹介しましょう。
ユーザーをぼかして紹介をしてもいいですが、
可能な限り本当の写真、直筆でのアンケート、実名まで出してもらえると信頼性がさらに上がります。
6.オプションなど限定特典のオファー
どうしてもここまで見ても煮え切らないユーザーにはこのランディングページから申し込むことで無料のオプションやうれしいメリットが受け取れることを記載するとハードルを下げることができます。
7.アクションを起こさなかった場合のデメリット
万が一アクションを起こさなかった場合、問題が拡大することやオファーには期限があることを述べます。
8.注文と申し込みの説明
ユーザーにわかりやすいように注文と申し込みの説明を行います。
9.Q&A
ユーザーが疑問に感じていること、知りたいことを掲載します。
疑問例はユーザーからよく投げかけられる内容を掲載するとよいでしょう。
製造業のランディングページ(LP)制作ポイントまとめ
企業がユーザーに興味を持ってもらうためにはSEO対策だけでなくランディングページやリスティング広告も必要です。
もちろんベースとなるのはWebサイトですが、商品紹介に特化したランディングページを取り入れることでよりユーザーの商品注文や問い合わせに到達させやすくなるでしょう。
Zenkenでは、製造業をはじめ120業種以上のWeb集客支援実績がございます。マーケティング戦略を見直したいが、どうすればいいのかわからないというお悩みがございましたらお気軽にご相談下さい。
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