工場向けマッチングサイトを使って効率的な集客を実現する

最終更新日：2023年08月02日

この記事では、工場向けのマッチングサイトを紹介しています。今までと違う方法で集客をし継続的に収益を伸ばしたいと考えている方は参考にしてみてください。

なお、自社と親和性の高いユーザーを集客できる手法はマッチングサイト以外にもあります。たとえばポジショニングメディアなら、工場を探しているユーザーを集客しながらWebサイト全体を自社の工場で得意としていることに合わせられます。
詳しく知りたい方は下記のページをご覧ください。

ポジショニングメディア
の詳細と事例を見る

工場の集客に活用できるマッチングサイト

工場の集客に活用したい「マッチングサイト」は、案件の依頼者と受注したい企業とを結ぶビジネスツールとして利用されています。

日本全国の工場や事業所が登録をしている規模の大きなサイトを中心に、受注企業として自社の情報を掲載すれば、緊急の案件も含めさまざまなビジネスチャンスにめぐりあえる可能性があります。

もし案件ベースではなく、安定的に自社とマッチしたユーザーを集客できる集客チャネルを欲しいとお考えでしたら、後述するポジショニングメディアもご覧ください。

ここでは、工場の集客に活用したい製造業専用のマッチングサイトを中心に紹介します。

ProductionCompass

引用元：ProductionCompass公式サイト（https://p-compass.com/）

ProductionCompassの特徴

製造業を応援する「ProductionCompass」は、機械加工や表面処理などの工程に対応してくれる工場を検索、受注できるビジネスマッチングサイトです。

登録工場の種類と製造技術からそれぞれ検索ができ、製造業関連ニュースやものづくりの一括相談が可能です。

ProductionCompassの登録広告掲載料金

ProductionCompassの利用には会員登録が必要です。登録料は無料で、公式サイト内の新規ユーザー登録フォームから申し込みを行ってください。

社内での確認後に会員登録が行われますが、電話等で申し込みの意思や実在確認を行う場合があります。公開情報を元に、掲載ページのたたき台を作成し、完成時点で再度連絡が入ります。

企業情報の配信は初期費用無料・月額固定費も無料で利用可能ですが、ProductionCompass経由で発生した取引については受注金額の10％前後が「紹介料」となり、ProductionCompassに支払われます。

LeapsIn

引用元：LeapsIn公式サイト（https://leapsin.jp/）

LeapsInの特徴

LeapsIn（リープスイン）は食品工場同士をマッチングし、商品の量産化を実現するサービスです。食品製造案件を依頼したい側と製造を引き受けたい工場をそれぞれつなぐことで、工場の稼働率アップやリスクの少ない取引が可能。

規格外品の急な入り用や商品ラインナップを増やしたいニーズにも対応し、地方自治体からの依頼実績もあります。

LeapsInの登録広告掲載料金

LeapsInの利用は、無料会員とプレミアム会員の2種類から選べます。無料会員は通常の案件検索機能や受注機能が利用できますが、プレミアム会員はさらに案件企業名や担当者名の閲覧、ダイレクトメッセージの受発信、非公開案件や製造工程資料の事前閲覧に対応。

プレミアム会員の登録料金は非公開となっていますので、公式サイト内の問い合わせページから直接問い合わせを行ってください。

Factory-Japan

引用元：Factory-Japan公式サイト（http://www.factory-japan.com/）

Factory-Japanの特徴

Factory-Japanは、町工場から大手メーカーの工場まで、日本国内の製造業に特化したポータルサイトです。

案件を依頼したい、または受注したい双方が会員として登録することで、スムーズにビジネスマッチングが行えます。会員になると工場同士がお互いの設備や技術を公開し、外注または技術の提供依頼を行えるようになります。

Factory-Japanの登録広告掲載料金

Factory-Japanでは会員登録は無料で行えますが、広告を掲載する場合は有料となり、いくつかのパターンから広告の種類が選べます。

トップページ用のビッグバナーは静止画（400px×50px）や動画（400px×50px）形式があり、1日あたり3,300円がかかります。

自社で広告を作る場合は上記の費用のみですが、Factory-Japanに制作を依頼する場合は静止画（400px×50px）で1枚10,000円、flash動画（400px×50px）で50,000円の料金が別にかかります。

CCNET

引用元：CCNET公式サイト（https://ccnet21.ne.jp/）

CCNETの特徴

CCNETは、日本国内の製造業を支援するビジネスマッチングサイトです。受発注に関する案件の検索や依頼のほかに、協力工場の募集、新技術のPR、譲ってほしい機器のお知らせなども掲載可能。企業間の情報を相互発信し、サイト内の「企業PICKUP」に会社情報を掲載して広くパートナーを募集できます。

CCNETの登録広告掲載料金

CCNETの利用には会員登録が必要ですが、登録は無料で行えます。掲示板への投稿や工場検索などの基本的なサービスはすべて無料で、有料のサービスとしてはメールデリバリー・ホームページ制作・各種広告の出稿の3つです。

さらなる宣伝効果を狙うなら、サイト内のコーナー「企業PICKUP」への掲載もおすすめ。月額10,000円（税別）で1ヶ月から12ヶ月まで自由に掲載期間を設定できます。

※広告スペースには18枠の限りがあるため、空き状況をみて申し込んでください。

ファクトリーエージェント

引用元：ファクトリーエージェント公式サイト（https://www.factory-agent.com/）

ファクトリーエージェントの特徴

ファクトリーエージェントは、2019年に誕生した製造業専用のマッチングクラウドサービス。1回の発注で3社ほどから見積もりが届き、製造過程の進行管理・納品・検品・支払いまでをサイト内で完結できる機能が特徴です。

登録企業数3,000社以上の豊富なデータベースに、自動検索とエージェントによるマッチングを組み合わせたサービスで最適なビジネスパートナーが探せます。

ファクトリーエージェントの登録広告掲載料金

ファクトリーエージェントのサービス基本使用料は0円。マッチング機能、チャットを使ったメッセージ機能などはすべて無料で利用できます。

サイト内のサービスを利用するには会員登録が必要になりますが、会員登録に料金はかかりません。登録後の広告料金などは、公式サイト内の問い合わせフォームまたは連絡先に確認を行ってください。

EMIDAS

引用元：EMIDAS公式サイト（https://www.nc-net.or.jp/）

EMIDASの特徴

EMIDAS（エミダス）は、日本全国20,000件以上の登録事業所数を誇る製造業専用のポータルサイトです。工場の検索・掲載・業務委託・中古機械の売買やものづくりに関するコミュニティ・講座・仕事探し用のページまで豊富なコンテンツを扱っています。

トップページから加工技術・設備・生産財や地図から会社・製品が検索でき、会員登録を行うと協力会社を探したり、外注案件を掲載したりすることができます。

EMIDASの登録広告掲載料金

EMIDASへの登録料は無料で、すぐに検索や案件掲載を行うことができます。個人での利用も可能で、登録に際しての審査はありません。

自社をPRする場合は、無料と有料の2種類のサービスから選ぶことができます。入会に際して、メールまたは電話での審査が行われます。

「エミダス・プロ会員」は初期登録費用が330,000円（税込）・月額料金が55,000円（税込）となっており、工場動画の掲載や製品情報の登録が最大3,000点まで可能。スタッフによるエミダスWebの活用に関する提案や協力工場の紹介も受けられます。

「エミダス・プロライト会員」は初期登録費用が55,000円（税込）・月額料金が11,000円（税込）で、スタッフによるサポートはありませんが製品情報の登録は最大50点まで可能となっています。どちらのプランも交流会の情報閲覧や工場動画の掲載、多言語対応が付属しています。

FabSync

引用元：FabSync公式サイト（https://fabsync.com/jp/）

FabSyncの特徴

FabSyncは、ものづくりをしたい依頼者と製造工場をつなげるビジネスマッチングサイト。IoT家電・ヘルスケア・セキュリティ製品・生活雑貨・ペット用品など幅広い製品に対応しています。

はじめてものづくりに関わる方には、工場のマネジメントや品質仕様に関するアドバイスが受けられる「コンサルティング」サービスも利用可能です。スタートアップ企業との取引に前向きな工場や、先端技術に強い工場を探すこともできます。

FabSyncの登録広告掲載料金

FabSyncの利用には会員登録が必要ですが、登録と検索利用は無料で行えます。製造事業者の場合、登録そのものはもちろん、相手企業からの直接連絡を避ける際にFabSyncが仲介に入りますが、料金請求は一切発生しません。

※FabSyncにコーディネートやコンサルティングを依頼する場合は有料となります。

自社に合った顧客獲得にはポジショニングメディアの検討を

製造業の集客には、依頼者と受注者を結ぶビジネスマッチングサイトの活用が便利ですが、会員登録をしていないユーザーや将来の見込み客を集める場合はポジショニングメディアがおすすめです。

自社の強みをコンテンツ内に盛り込み、自社に合うユーザーをターゲット層とすることで、自社に合う顧客を引きつけることが可能になります。

ポジショニングメディアとは？

ポジショニングメディア事例ポジショニングメディア事例　詳細はお問い合わせください

ポジショニングメディアとは、あらかじめ自社の製品やサービスに興味をもってくれるユーザーを明確化したうえで、そのユーザーが訪れやすいように制作したメディアを指します。

競合他社が多い業種では、自社の立ち位置（ポジション）を明確にしなければ大手企業に遅れを取る可能性が高いため、他社との違いを際立たせるなら自社サイトよりもポジショニングメディアが有効です。

狙ったターゲット層とポジショニングメディアが合致すれば、ユーザーを囲い込み競合他社への流出を防ぐことも可能になるでしょう。

自社の強みを市場に浸透できるポジショニングメディア戦略とは

マッチングサイトとポジショニングメディアを比較

工場事業のマーケティングにおいて、マッチングサイトとポジショニングメディア、どちらを利用すべきか迷っている方に向けて比較しました。

もし、

競合との相見積もりで巻き込まれない営業活動がしたい
価格競争に巻き込まれない自社だけの集客経路が欲しい
競合よりも自社の方がノウハウがあるため、依頼主の期待に応える自信がある

とお考えでしたらポジショニングメディアがマッチしています。

	マッチングサイト	ポジショニングメディア
掲載競合数	多い	少ない
競合との相見積率	高い	低い
案件獲得方法	相見積先の1つとして見積もり提出をする	自社にマッチする顧客を集客し、商談する
媒体へのアクセス数	全面的に展開している分、多い	自社の強みに限定展開している分、少ない