お寺(神社)の集客・広告戦略は距離感を意識したマーケティングを実践しよう
最終更新日:2021年01月29日
お寺や神社は今後集客を意識しないと参拝者数が減少する
お寺の住職や神社の宮司である方のなかには、なかなか参拝者が訪れないと悩んでいる方もいるでしょう。近年では日常生活の中でお寺や神社に行く機会が減っているという現状があります。
さらに今後、参拝に訪れる可能性がある日本全体の人口が減少することが予測されているのです。
人口推計 | |
---|---|
2020年 | 1億2,410万人 |
2030年 | 1億1,661万人 |
2040年 | 1億727万人 |
2050年 | 9,707万人 |
2060年 | 8,673万人 |
(参考元:「内閣府 将来推計人口でみる50年後の日本」https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/zenbun/s1_1_1_02.html)
お寺や神社を運営している方は、すでに危機感を感じているケースもあると思います。今後どのようにして集客していけばよいのかをご紹介します。
お寺や神社に行く理由をつくるのが参拝者を増やす方法
お寺や神社への参拝者数を増加させるためには、「ここに行きたい」と思ってもらうことが大切です。他との違いがないとなかなか人は訪れないものです。何か理由があって行く機会が増えれば身近な存在として感じるようになり、自然と増えていきます。
お寺や神社の集客を増やすために強みをもつ
足を運ぶための理由をつくるためには、まずそのお寺や神社にどんな強みがあるのかを知るのが第一歩です。
- 参拝に来てください
- ぜひ足を運んでください
このように呼びかけるだけでは「他との違い」を人々が感じることができず、行こうという気持ちになりません。自発的にお寺や神社に行く目的がある方でも、特に違いがなければどこでもよいと考えてしまいがちです。もちろん宗派によって違いはありますが、信仰心が高いとは言えない現代の日本人ではお寺であれば変わらない、神社はどこも一緒だと思っているのが実情です。なかにはお寺と神社の違いも分からない方もいます。
そんな人々に選んでもらうためには強みをアピールしていかなければいけません。
参拝者を増やすためにまず強みを探してみよう
そうはいってもなかなか強みは見つからないかもしれません。来てほしいけれどお寺や神社に特別な強みがないと思っている方も、なにか特化したことはないか考えてみましょう。
- 鳥居が設置されている場所が変わっている
- 社や本殿が国宝に指定されている
- 神秘的な雰囲気の場所がある
- 桜や柳の本数が多い
- 大きな桜や柳が植えられている
- 駅から近い
- 自然が豊富
- イベントを開催している
- 歴史的な逸話がある
- 動物がいる
- 夜に桜や柳をライトアップしている期間がある
- お賽銭が電子マネーに対応している
このようにちょっとしたことでもよいので何かもっている強みを見つけることが大切です。なかなか見つからないという方は他のお寺や神社がどんな特徴をもっていてアピールしているのかを調べてみると「意外とこのポイントはうちだけだった」といった事例が見つかりやすくなります。
神社やお寺の集客で大切なのは距離を縮めること
神社やお寺が集客数を増やすためには参拝者との距離を縮めることが大切です。お祭りや習いごとを開催する、地域のイベントのときに場所を貸すといった方法があります。
参拝以外の理由でもお寺や神社に訪れる回数が増えれば、身近に感じてもらえます。
自発的に開催できる事例として、下記があります。
神社やお寺関連 | 一般的なニーズに対応 |
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他にも御朱印帳集めやパワースポットとしてのアピールなど、トレンドを利用して集客している事例もあります。
一見すると神社やお寺と関係がないイベントの場合、開催に抵抗がある方もいるかもしれません。しかし一度お寺や神社というテーマから離れて一般の人が求めているニーズに応えるイベントを開催することが、参拝者を増やすために興味をもってもらうきっかけになるのです。
ものづくり系は技術がないとハードルが高いようにも思えますが、外部の講師に依頼してお寺や神社に来てもらい開催する方法があります。
イベントは参拝者を増やすためのきっかけづくり
こうしたイベントを開催していくことでお寺や神社が身近なものとして感じてもらえれば、イベント以外でも足を訪れる人が増えていきます。初めて行ったきっかけはイベントだったけれど、そのとき見た桜の木がきれいで季節が変わるたびに来ている、自然が多いので疲れたときに癒されに来ている、というお寺や神社のファンをつくることが大切なのです。
ちょっとした非日常が体験できるエンターテインメントの要素を含んだ場所として認識してもらいましょう。
神社やお寺の集客には積極的な広報活動も必要
集客するためのイベントを開催しても人が集まらなくては意味がありません。そのためには広報、つまり告知活動が必要不可欠です。
神社、お寺の集客告知1:ポスターやチラシの作成
ポスターやチラシなどを作成して、人の手で配布したり掲示したりする告知です。
- 地域のコミュニティイベントに参加してチラシを配る
- 駅前など人通りの多い場所にて配布する
- 新聞などの折り込み広告を依頼
このような方法で配布します。
神社、お寺の集客告知2:Webで発信する
インターネットが一般的に使われている現代では、Webでの発信は不可欠です。まだ公式サイトをもっていないというお寺や神社もあるかもしれません。ですが多くの神社やお寺が、きれいでクオリティの高い公式サイトをもっているというのが今の時代です。
特に外国人観光客の集客に力を入れているのであれば、サイト内で日本語以外の言語も取り入れておきましょう。
インターネットがあるのが当たり前の環境で育ってきた若い世代は、神社やお寺に行く前にその作法をしっかり確認してから訪れる傾向にあります。普段身近に感じていない場所だからこそ、事前に確認して知っておきたいという思いがあるのです。
神社やお寺が掲載する内容として、以下があります。
- イベントの告知
- 基本的なお寺や神社の情報
- そこにしかない魅力や特徴
- ニーズとして求められている作法の解説
お寺や神社の集客のため、バリュープロポジションを意識しよう
お寺や神社の集客数を増やすためにはそこにしかない特徴や強みを把握することが必要です。このように他にはない強みを「バリュープロポジション」といいます。他の同業者にはない参拝者に求められている魅力です。
身近に感じてもらう目的のイベントやWebサイトではバリュープロポジションを前面にだしましょう。
集客で他の神社やお寺と差別化する
バリュープロポジションを意識した告知ができていれば、集客する際に他のお寺や神社と差別化できます。例えば趣味でものづくりを始めたい方がイベントを調べたら、近い場所のお寺や神社で同じイベントの開催予定があってサイトの内容がそれぞれ下記だったとします。
- イベントの情報以外は場所など基本情報しか書かれていない
- イベントの情報と綺麗な桜があることや歴史的な人物のお墓があることを掲載
桜を見てみたいと思っている方や歴史に興味のある方であれば確実に後者を選びます。
バリュープロポジションを発見することで集客する土台ができるのです。また今後どんな方向性でお寺や神社を運営していくかもはっきりします。
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バリュープロポジションを生かしたお寺や神社集客の戦略はプロに相談
身近に感じてもらうイベント開催の告知には、バリュープロポジションをアピールするWeb集客が効果的です。そしてバリュープロポジションを見つけるためには他のお寺や寺院がどんなサービスを売りにしているかや特徴があるかという調査、つまりマーケティングが必要になります。
また検索順位を上げるSEO対策やWebサイトのページ構造など、知っている知識が多いとWebの告知効果を最大限に高められます。
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