行政書士の集客力は「web集客」で決まる
最終更新日:2021年06月04日
行政書士が集客を成功させるためには、ターゲットに十分な情報提供をすることが重要です。ターゲットに合わせた効果的な広告活用と、Web検索の需要に応える「Web集客」。インターネットが普及している現代では、ターゲットはさまざまな情報を求めてWeb検索をします。
行政書士の集客力アップに、ターゲットが集まる「Web集客」は欠かせません。
行政書士の集客は動機と訪問(相談)のための行動を考える
行政書士が新規顧客を集客したいとき、ターゲットはどこにいるのでしょうか?
行政書士の業務内容は幅広く、ターゲットもさまざまです。例えば企業の経営者は、商工会議所や同友会などに集まります。また、ライオンズクラブやロータリークラブ、年齢が30代前半までであれば青年会議所(JC)へ入会することでもチャンスを得られます。
いずれもターゲットに直接アピールできるメリットがありますが、仕事に誠実で熱心な行政書士であるアピールをすることも忘れないようにしましょう。
行政書士の集客は顧客の「行動パターン」を理解する
ターゲットが行政書士を必要としたとき、どんな行動をとるのか?
ターゲットが行政書士を必要とするケースはさまざまですが、事務所への依頼を決断するまでに共通した行動は「Web検索」です。緊急性に関わらず、Webで検索をすれば必要な情報が手に入ると考えるターゲットは少なくありません。
経営する会社で外国人を雇用したい相談者のケース
相談者は、自身が経営する会社で外国人を雇用しようとしています。雇用する際に必要な入国管理局への申請手続きを、行政書士に依頼したいと考えます。インターネットで検索をして、会社付近の行政書士事務所を探します。キーワードは「地域名 行政書士事務所」。
会社から足を運べる範囲に行政書士事務所が3件ありました。すべての公式HPを閲覧します。相談者は行政書士の取り扱う業務内容の多様さを知り、今回依頼する行政書士事務所に今後も頼ることがあると考えました。それならば実績のある信頼できそうな事務所を選びたいもの。公式HPを見比べ、相談事例などが詳しく記載されている事務所に依頼することに決めました。
運送業を始めたい相談者のケース
運送業を始めたい相談者。始めるにあたって必要な書類や手続きを確認しているうちに、行政書士に依頼をする必要性を理解します。
開業後も手続きや開業指導をしてもらえるので、信頼できそうな行政書士事務所をインターネットで検索します。キーワードは「地域名 行政書士事務所」など。
検索結果に、その地域の行政書士情報をまとめたサイトがありました。自宅近辺の行政書士事務所を選び、電話で問い合わせをします。明日事務所を訪れる約束をしたあとに、実績はどんなものか、親身になってくれそうな事務所かどうかが気になり、その事務所について公式HPで確認します。キーワードは「〇〇行政書士事務所」。
相談に赴き、そのまま依頼を決定して良いものか不安になっていた相談者でしたが、公式HPの丁寧な内容に安心します。
自身が所有する畑に家を建てたい相談者のケース
現在畑として所有している土地に、家を建てたい相談者。勝手に建ててよいと考えていたものの、農地転用には許可申請をする必要があることを知ります。知人に行政書士へ依頼することを勧められた相談者は、以前行政書士事務所の看板広告を見かけたことを思い出しました。
問い合わせをするために、インターネットでその事務所を検索します。キーワードは「〇〇行政書士事務所」。
検索結果からその事務所の所在地や電話番号を知ります。まず問い合わせをして相談の約束をしたあと、公式HPをじっくり閲覧します。公式HPに、お役立ち情報が載っていたためそちらも閲覧。行政書士の業務内容の幅広さに関心を寄せます。
思いがけず役に立つ情報を得られたことで、これから行政書士を必要としそうな友人にこの事務所の公式HPを紹介しておこうと考えました。
行政書士の集客はターゲットに合わせた広告メディアを利用する
行政書士の集客には、ターゲットに合わせた情報提供が重要です。
潜在顧客には「刷り込み型」の広告活用
看板広告などのオフライン広告を活用し、潜在顧客層にアピールしましょう。何度も広告を目にすることで貴所の名前を覚えてもらい、「行政書士=貴所」という認識を狙います。
Web検索の需要に十分に応える
ターゲットはさまざまな場面でWeb検索をします。「行政書士について知りたい」「どの行政書士が自分の需要に合っているか検討したい」など、Web上の情報で依頼の決断までをおこなうターゲットは非常に多いのです。ターゲットはWeb上にある情報がすべてと考えることも少なくありません。とくに「地域名 行政書士事務所」の検索結果には、貴所の情報が必ず載っているようにしましょう。
また士業の宣伝では、コンプライアンスにより「〇〇に強い」などという表記はできません。禁止された表記は避け、事務所が特化している業務の情報を詳しい内容にするなどで対策しましょう。
行政書士のターゲットに合わせたアプローチと集客方法
行政書士はおこなえる業務が幅広いものの、集客においては特化している業務にターゲットを絞ることで集客の成果があがります。そしてどのターゲットにも共通して重要なのが、情報提供ができているかどうかです。
潜在顧客層に特に有効な「オフライン広告」と、情報提供に欠かせない「Web集客」。この集客方法を活用し十分な情報提供をすることで、行政書士の集客力はアップします。
行政書士のWeb集客
ターゲットに十分な情報を提供するために、「Web集客」を最大限に活用しましょう。貴所の情報がつまった公式HPの充実はもちろん、リスティング広告やポータルサイト、オウンドメディアやエリアマーケティングメディアなどが有効です。情報提供を複数の方法でできるようにし、ターゲットのさまざまな検索需要に応えられる準備が必要です。
ホームページのマルチデバイス対応
公式HPには、貴所を詳しく知りたいターゲットのすべてが訪れます。基本情報だけでは依頼を決断できません。どんな業務に特化した行政書士事務所であるかをアピールする必要があります。見やすく、わかりやすい内容を心がけ、ターゲットに「この行政書士事務所は自分の問題を解決してくれそうだ!」と思ってもらうことが重要です。
また、公式HPを閲覧するとき、パソコンだけではなくスマートフォンから閲覧するユーザーもいます。マルチデバイス対応も忘れないようにしましょう。
SEO、検索エンジン最適化
SEOとは、検索エンジン最適化のことをさします。貴所のWebページがターゲットの目に触れやすくするためには、このSEO対策をする必要があります。ターゲットがWeb検索をしたときに、検索結果の上位にあるページしか閲覧しないことが理由にあげられます。
検索結果の表示のランキングはGoogleなどの検索エンジン側がおこないます。 検索結果上位に表示させるためにSEO対策をし、ターゲットが貴所の情報を得やすいようにしましょう。
ポータルサイトへの広告出稿
行政書士を全国から探すことができるポータルサイトには、登録することをおすすめします。
ポータルサイトに登録しておくことで、ターゲットの“依頼を検討する行政書士の候補”として認識してもらえます。
「@行政書士」
全国の行政書士を紹介するポータルサイトです。相談したい分野や地図で選んで検索できるようになっており、ターゲットにとって効率よく行政書士を探せます。
【広告掲載の例】
- 事務所名・住所・電話番号がマップ上に表示されます。
初期費用・更新料は無料
月額1,900円
行政書士専用ホームページ作成サービスあり
「サムライウェブ」
全国から税理士・弁護士・社労士と合わせて行政書士を検索できるポータルサイトです。
【広告掲載の例】
- ホームページアドレスを含む基本情報・顔写真・取扱業務の一覧表を掲載
使用料は無料(サムライウェブとの相互リンクが条件)
MEO(グーグルマイビジネスの登録)
Googleマイビジネスに登録すると、貴所の名称を含んだ検索キーワードの検索結果に、貴所の基本情報が表示されます。
営業時間や電話番号などのほかに、Googleマップに所在地が表示されるなど、貴所の情報をターゲットは効率よく得ることができます。企業や店舗などの登録は多く、口コミを掲載する枠もあります。
リスティング広告
リスティング広告では、貴所が対象としたキーワードが検索された際に、検索結果ページの上部に広告を表示させることができます。また、広告掲載時間を設定することもできるため、効率の良い広告活用ができます。広告は上部に表示されるため目に入りやすいものの、リスティング広告を必要としないユーザーはあえてその部分を見ないこともあります。
広告費はキーワードによって異なり、1クリックあたりの単価×実際のクリック数で決められます。例えば「行政書士」などの検索回数が多いキーワードのクリック単価は高額です。「地域名 行政書士事務所」などの検索回数は少ないものの、ターゲットの依頼に結びつきそうなキーワードに設定することで広告費は抑えられます。
オウンドメディアによる発信
オウンドメディアとは、企業などが公式HP以外に運営するWebサイトやブログなどをさします。行政書士を必要とする人が知りたい情報をたくさん発信することで、オウンドメディア自体のファンを増やします。やがてオウンドメディアを通じて貴所を知り、見込み顧客へ育成することが可能です。
オウンドメディアの運用は時間と労力を必要とするものの、貴所のブランディングや特化した業務をターゲットにわかりやすく伝えられるのでおすすめです。
ポジショニングメディアによる発信
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行政書士の集客戦略まとめ
行政書士人口はここ10年間で2割も増えてきました。弁護士や司法書士を始めとした士業は基本的に右肩上がりで士業人口が増えており、必然的に限られた依頼者を奪い合う形になるということは少なくありません。競争が激化をする前に、あらかじめ自社の優位性を担保、そしてそれを情報発信をしてブランディングをしていくことが今後の売上を安定化させるために必要な手段です。キャククルの運営元Zenkenでは7000サイトのポジショニングメディアの制作を通し、地域ビジネスに取り組んでいるお客様の集客をお手伝いさせて頂いております。
- 自社の強みをユーザーへ打ち出せていない
- 競合他社と同じような集客戦略しかなく、有効な打ち手がない
- 商圏内のシェアを大きく拡大したい
といったお考えがございましたらお気軽にご相談ください。ご相談頂いた際には、自社にとって取るべき集客キーワード資料と競合他社のWebアプローチ状況が分かる分析資料をお渡ししております。ぜひ、今後のWeb集客・マーケティングの為にお役立ち頂ければと思います。
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