新規を増やすための居酒屋のイベント戦略
公開日:2020年03月06日
美味しい料理とお酒を提供しているのに、なぜかお客さまが集まらない…集客のためには、あなたのお店に来て、実際に料理や酒を味わった人に、良い評判を広めてもらう必要があります。でも、そのためには、まず来店して味わってもらわないと…ニワトリが先かタマゴが先か。ジレンマですね。
お店の特徴を知ってもらうために、まず来店していただくことを狙ってイベントを仕掛けるのも、口コミを活用した集客のための方策のひとつです。
居酒屋集客に貢献するイベントにはどのようなものがある?
お店の強みを活かしたイベントについて、いくつかのアイデアの例を見てください。
季節のお楽しみ
- お正月
- 節分
- バレンタインデー
- ひなまつり
- 春分の日
- 卒業式
- 入学式
- お花見
- 子どもの日
- 母の日
- 父の日
- 七夕
- 海の日
- 山の日
- 夏祭り
- 盆踊り
- 敬老の日
- 秋分の日
- ハロウィン
- いい夫婦の日
- クリスマス
- 大晦日
毎月、何かのお祭りや記念日がありますね。それぞれの日をターゲットに、お店の飾りつけ、お料理の飾りつけ、食材、記念品やお土産などなど工夫を凝らすのは、居酒屋のイベントの基本といえるでしょう。
夏祭りや盆踊りの時期の浴衣割引や、ハロウィンの仮装割引は他のお客さまも楽しめるひと時を演出できます。パーティーメニューを充実させて、ビンゴゲームなどを組み合わせたら、卒業式やクリスマスに対応できるのではないでしょうか。
出会いのチャンス
見知らぬ誰かと見知らぬ誰かが入店後くじ引きで席を決め、15分交代で席を変わりつつ話をする。若い男女の出会いだけではありません。高齢になっても男女のつきあいは健康の維持に良い影響があるそうです。
異業種交流会でも良いでしょう。新しいアイデアを開発したいと言う人たちの集まりでも良いでしょう。ネットで知り合ったメンバーのリアルの交流会でも良いでしょう。とにかく、「出会いの場」イベントを仕掛けてみてはいかがでしょうか。ホスト役の人に店長になってもらい、その日のお店の経営を任せると言う思い切った手法もいいかもしれません。
利き酒で日本酒通に
通が多いのが日本酒です。ワインも通が多いと思いますが、居酒屋なんだからやっぱり日本酒でしょう。「日本酒講座」、「利き酒講座」の定期開催は、リピーターを増やすきっかけになるのではないでしょうか。
お店の立地によっては「地酒自慢」もいいかもしれません。BYO(次次項参照)による「ふるさと地酒自慢」も考えられますね。
さあ、酒の肴には何がいい?と言うふうに料理に法にも話が拡げやすいです。
参加型ミニライブ
アイドルタイムを利用した「歌声酒場」と言う企画はどうでしょうか。
カラオケではなくて、ギターやキーボードによる弾き語りライブを、趣味で音楽をやってますと言うレベルから、セミプロ級の人まで、それぞれのやり方で開催してもらうのです。ライブチャージは「投げ銭制」にして出演者に入り、お店の取り分はお客様の飲食費ということにすれば、やってみようかなと言う人もあると思います。
地域の交流の場として活気があるお店だと言う評判が、次のお客さまを呼ぶことになると思います。
「BYO」というシステムを活用してみる。
BYOとは、Bring Your Own のそれぞれの頭文字をとった略語です。「あなたの好きなお酒をお持込みください。」ということで、
客が自分で好きなお酒を持ち込んで、楽しく飲みながら食事ができるシステム。
オーストラリアでは、一般的な飲食文化のひとつとして根付いています。ふつうは、持ち込み料を取るようですが、取らない場合もあります。あなたのお店の自慢の料理に合わせたお酒を持ち寄ってもらって、お客さまにお互いに味わってもらうイベントも考えられます。
打ち上げ花火的イベントではなく、安定集客を目指すなら
集客を頑張ろうといろいろ企画して実施していくにあたって気をつけないといけないのは「イベント疲れ」です。
本来、お客さまに美味しいものを食べてもらい、美味しいお酒を飲んでもらい、楽しいひと時を過ごしてもらおうと居酒屋を始めたはずなのですから、居酒屋そのものがあなたが社会に向かって提供する一番大きな大切なイベントなのです。
よそのお店では味わえない料理、お酒そして雰囲気、それがあなたのお店の強みだと思います。その強みを活かしたイベントを企画してみることが、集客への努力を継続していくために必要なことだと思います。