新電力会社の集客方法・広告媒体まとめ
最終更新日:2021年03月26日
新電力事業で集客するためには
新電力事業で集客するためには、適切なマーケティング戦略が必要です。
厳しい審査を通って事業展開の準備ができたとしても、顧客から選ばれる新電力会社になるためには、集客のための広告戦略・マーケティング戦略を打ち出すことが非常に重要といえます。
集客のためには「電力会社を自社へ切り替えることでもたらすメリットは何か」をユーザーに知ってもらう必要があります。
また電力自由化にともない、新電力制度として発電・送配電・小売りの3つに分かれたことを正しく理解していない一定数のユーザーに対しても周知することも重要です。
では、新電力事業において活用できる集客方法について具体的に見てみましょう。
新電力事業の集客向けポータルサイト
新電力制度に興味を持ったユーザーはネット検索により、どの電力会社に切り替えるべきか調べます。
ネットユーザーの玄関口となるポータルサイトでの広告掲載は、自社の特徴を活かし他社と比較できるため集客にも有効です。
新電力事業の集客に活用できるポータルサイトを紹介します。
エネチェンジ
引用元:エネチェンジ公式サイト(https://enechange.jp/)
エネチェンジの特徴
電気代の見直しを考えているユーザーに向けたポータルサイトです。
電気だけでなくガスも合わせて事業者の切り替えを検討しているユーザーに向けています。
エネチェンジではユーザーが気軽に電力の切り替えができるように、便利な機能を導入しています。自宅の郵便番号を入力するだけで住んでいる地域の平均電気・ガス代がわかる仕組みです。
また各電力会社がおこなうキャッシュバックキャンペーンやエネチェンジ独自の割引サービスなど、お得情報を表示するページを設けてユーザーに訴求しています。
エネチェンジの広告掲載料金
エネチェンジの広告掲載料金は、公式サイトに記載がありませんでした。
エネチェンジのお問合せ先
- 運営会社:ENECHANGE株式会社
- 広告掲載について:https://business.enechange.jp/ads-program-by-enechange-biz
価格.COM 新電力プラン比較
引用元:価格.COM 新電力プラン比較公式サイト(https://kakaku.com/energy/)
価格.COM 新電力プラン比較の特徴
価格.COMの「新電力プラン比較」では郵便番号や世帯人数、試算条件を選択し、ユーザーに合った電力会社を割り出すシミュレーションシステムを導入しています。
選択内容のなかにはガスや携帯電話、ケーブルテレビ、インターネットなども含まれ、組み合わせによって割引サービスを受けられる仕組みです。加えて実際に電力会社を切り替えたユーザーの評判レポートも掲載可能です。
価格.COM 新電力プラン比較の広告掲載料金
「価格.COM 新電力プラン比較」に関する、広告掲載料金は以下のとおりです。(クリック課金プラン)
- 基本料金:11,000円/月(税込)
- 1クリック:11~60円(税込)
価格.COM 新電力プラン比較のお問合せ先
- 運営会社:株式会社カカクコム
- 広告掲載について:https://kakaku.com/shopentry/entryplan.html
新電力比較サイト
引用元:新電力比較サイト公式サイト(https://power-hikaku.info/)
新電力サイトの特徴
新電力サイトでは現在416社の電力会社を紹介しています。
電気料金の一括シミュレーションシステムがあり、ユーザーは地域・契約アンペア数・電気使用量・データが見たい月(1月~12月)を選択し、検討することができます。
また地域別の電気料金比較表を用いて、世帯人数別の平均的な電気代を電力会社ごとに比較できます。
新電力サイトの広告掲載料金
新電力比較サイトの広告掲載料金について、公式サイトに記載がありませんでした。
詳細はお問合せの必要があります。
新電力サイトのお問合せ先
- 運営会社:個人でのサイト運営
- 広告掲載について:https://power-hikaku.info/company/
新電力ネット
引用元:新電力ネット公式サイト(https://pps-net.org/comparison)
新電力ネットの特徴
新電力ネットでは現在375社の電力会社を紹介しています。
ユーザーは居住している都道府県と世帯人数を選択することで、新電力ネットから推奨されるプランの提案を受けることが可能です。
ユーザーは無料会員になることでより詳細なデータを確認可能。登録というハードルはあるものの、それだけ本気で検討しているユーザーに認知してもらえる機会を創出できます。
新電力ネットの広告掲載料金
新電力ネットの広告掲載料金については、公式サイトに記載がありませんでした。
新電力ネットのお問合せ先
- 運営会社:一般社団法人エネルギ―情報センター
- 広告掲載について:https://pps-net.org/contact
インズウェブ
引用元:インズウェブ公式サイト(https://denki.insweb.co.jp/)
インズウェブの特徴
インズウェブはSBIホールディングスが運営する、保険を中心にした比較サービスによる電気料金の比較サイトです。
ユーザーは比較から申し込みまでを一括でおこなえる手軽さがあります。またインズウェブ独自の限定特典として、キャッシュバックやギフト券プレゼントなどをおこなっています。
しかし一括での申し込みは入力内容が多いため面倒に感じるユーザーも。
そこで「かんたん電気料金プラン診断」を導入。電力会社や契約アンペア数などの簡単な質問に回答するだけで、おすすめの電力会社がわかるシステムです。
インズウェブの広告掲載料金
インズウェブのの広告掲載料金について、公式サイトに記載はありませんでした。
インズウェブのお問合せ先
- 運営会社:SBIホールディングス株式会社
- 広告掲載について:https://denki.insweb.co.jp/ad
その他の新電力事業の集客・広告手法
ポータルサイトへの掲載はすぐ効果を見込める可能性がありますが、価格重視の比較になりがちです。
長期的な視点で自社の強みや魅力をきっかけとした集客ができるように、ポータルサイト掲載以外の広告・マーケティング戦略を検討しておきましょう。
自社の強み(バリュープロポジション)を広告戦略に活用する
バリュープロポジションとは、他社が提供できないユーザーのニーズに応える自社が提供できる価値のことです。
自社独自の強みとなるバリュープロポジションを主軸に置くことで、他社と差別化できるだけでなく、自社と相性のよいユーザーに情報を届けるために最適な広告戦略を選びやすくなります。
リスティング広告
検索連動広告やサーチワード広告とも呼ばれています。ユーザーがネットに検索をおこなったとき、検索画面の上下に表示される広告のことです。
ユーザーが選んだ検索キーワードに関連する広告が表示されるため、ユーザーのニーズに対しダイレクトに訴求します。
ニーズに適したキーワードを設定することで、自社の商品やサービスなどを購入したり契約したりする見込みの高いユーザーにアプローチが可能です。
SNS広告
TwitterやLINE、FacebookなどのSNSプラットフォームからユーザーに向けて広告を打ち出すものです。
SNS広告にはセグメントやターゲティングに活用でき、ユーザーの潜在ニーズにリーチできるメリットがあります。とくにTwitterに関しては発信が拡散することで多くのユーザーの目に触れ、集客につながる可能性が高まります。
アフィリエイト広告
ASP(Affiliate Service Provider)の仲介を通して、アフィリエイターやブロガーの運営するブログやメディアなどに自社の広告としてリンクやバナーを貼って紹介してもらう広告戦略です。
アフィリエイト広告は成果報酬タイプとクリックタイプが主ですが、強い影響力のあるメディアには直接広告を依頼する固定報酬タイプもあります。
自社独自の集客経路(チャネル)を持つ
チャネルとは集客するための流入経路のことです。広告やWebサイト、キャンペーンも含まれます。複数のチャネルを持てば集客の確率が向上します。
しかし既存の広告枠への掲載では、自社の強みや魅力を伝えきれない場合もあります。基本的には競合と並列的に表示されるため、自社の認知のみを高めるのは難しいわけです。
もし可能であったとしても広告掲載のためにはそれなりの費用がかかります。長期的に安定した集客経路として、自社の強みに寄り添ったWebメディアをつくっておくことも有益です。
オウンドメディア
自社で運営するメディア全般を含みますが、主には自社運営のWebサイトを指します。
オウンドメディアの目的はユーザーに自社のブランディングやユーザーへの認知。さらに製品やサービスに対する熱意を示し、自社のファンを増やすものです。
SNSやその他の広告だけではユーザーに新しい情報を届けることができません。
「新電力のシステム」「新電力の選び方」などをキーワードに設定しコンテンツの発信を継続することでターゲットの獲得が可能です。
オウンドメディアの設計にはデザインやSEOをはじめマーケティングの知識などが必要です。Web制作やマーケティング会社などに相談することをおすすめします。
オウンドメディアの成功事例
自社のホームページ
オウンドメディアと混同されがちですが、自社のホームページは会社の基本情報や事業内容などを紹介するものです。
ホームページに来訪するユーザーは自社の会社名などを何らかの形ですでに知っている可能性があります。つまり自社の製品について興味をもったユーザーが、事実確認や情報収集のために訪れるのがホームページです。
そういった認識から広告でPRしている強みとの連動性が重要になります。
広告を見てホームページにたどり着いたユーザーに対して、最後の一押しとなるように情報の所在や強みがわかりやすくなっているかは注意しましょう。
ポジショニングメディア
自社独自の強みを活かして他社との差別化をはかり、売上につながる見込みのあるユーザーを集客するのがポジショニングメディアです。
集客のためには自社のポジション(立ち位置)を確立させることが重要。自社のバリュープロポジションを分析し、ユーザーに伝えることは集客戦略として効果的です。
新電力の集客・広告の悩みを解決しよう
Zenkenでは、業界を問わず7,000件を超える集客支援実績があります。クライアントのバリュープロポジション分析やマーケティング戦略の提案、Webサイトの制作・運用までワンストップで対応可能です。
新電力事業の広告・マーケティング戦略や、集客にお悩みの方はぜひご相談ください。
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