歯医者のオウンドメディア活用法!見込み顧客を集めるコツとは
最終更新日:2022年01月21日
歯医者の集客方法として、ブログやWebマガジンといった「オウンドメディア」の運営はオススメです。オウンドメディアから良質なコンテンツを発信すれば、見込み顧客を効率よく集めることができます。そこで、オウンドメディアの効果や活用のコツ、実際の成功事例などについてまとめました。
なお記事の最後には、自院ならではの魅力を伝え見込み客をファンにするオウンドメディアの一種、ブランディングメディアも紹介しています。こちらもぜひご覧ください。
歯医者の集客にオウンドメディアが有効な理由
集客ツールとして優れた効果を発揮するオウンドメディアは、歯医者を含めた様々な業界で活用されています。オウンドメディアを活用するためには、どのような効果を得られるのか知ることが大切です。ここでは歯医者集客という観点を踏まえつつ、オウンドメディアの有効性を解説していきます。
見込み顧客を育てやすい
オウンドメディアは「ユーザーに自院を知ってもらい、集客につなげる」という目的から運営します。これはWeb広告にも言えることですが、両者で決定的に異なるのはアプローチの仕方です。先に結論を言うと、オウンドメディアのほうが見込み顧客を確保しやすくなっています。
Web広告は検索結果などに掲載して、不特定多数のユーザーをホームページへと誘導する集客方法です。即効性に優れている反面、ユーザーが集まるかどうかは「偶然の出会い」を期待することになります。仮に集まったとしても、偶然的なユーザーは一過性の傾向が強いため、そもそも見込み顧客にならない可能性も高いです。
一方、オウンドメディアのターゲットは、自分にとって必要な情報を集めているユーザーです。そのユーザーが求めている情報をオウンドメディアから発信すれば、「必然の出会い」を演出することができます。必然的に集まったユーザーは意欲も高いので、見込み顧客として育てやすいのです。
コンテンツを蓄積できる
オウンドメディア集客では、良質なコンテンツを継続的に提供することが大切です。歯医者の場合、自院に関する情報はもちろん、歯の健康維持に役立つコラムを書いたり、オススメの歯ブラシを紹介したりするなど、様々なコンテンツを提供できます。
このようなコンテンツを一度作成すれば、オウンドメディア内に残り続けるため、情報資産として蓄積することが可能です。状況に応じてコンテンツ内容を更新・修正する必要はありますが、コンテンツの蓄積量が増えれば、その分だけユーザーのアクセスも伸びやすくなります。過去に作成したコンテンツが、数年後になって注目される可能性もあるのです。
広告費を削減しやすい
オウンドメディアの場合、作成したコンテンツを蓄積できるため、長期的に見ると広告費をかなり削減することができます。オウンドメディアにも初期費用やサーバーレンタル料はかかりますが、Web広告のように多額の出稿費用が毎月かかってくることはありません。コンテンツの蓄積量やアクセス数が増えても、従量的に広告費が増えることもないのです。
また、オウンドメディアを適切に運用すれば、自然検索からの流入増加が見込めるため、広告に依存しなくても集客できるようになります。
ブランディングができる
オウンドメディアは自由にコンテンツを提供できるので、自院のブランディングを行う場としても有用です。
ブランディングに成功すれば、自院と他院の差別化を図ることができます。その結果、自院ならではの強みや魅力が伝わりやすくなるため、ユーザーに「〇〇市の歯医者ならここ!」といったブランドイメージを与えて、自院のファンを獲得できるのです。
ユーザーのファン化に成功すればたとえ価格面で競合に勝てない条件でも見込み顧客に選んでもらえるため、業界内の価格競争を避けながら集客することができます。
ブランディングを実現する方法について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
正確な効果測定ができる
Web広告に比べて、オウンドメディアは細かく精度の高い効果測定ができます。
- どのような検索キーワードで流入してきたのか
- どのページがアクセスされやすいのか
- ページにどのくらい滞在しているのか
- サイト内でユーザーがどのように動いているのか
このようにユーザーの動向を様々な面からチェックできるため、現状の課題・問題を洗い出したり、今後のコンテンツ作成に活かしたりすることが可能です。
また、歯科業界向けの資料をご用意しています。Web集患手法のポイントなどをまとめています。ご興味のある方はぜひダウンロードしてご確認ください。
医療広告ガイドラインに注意しよう
歯医者のオウンドメディアを運営する上で、特に注意するべきものが「医療広告ガイドライン」です。わかりやすく言えば「広告表示に関する規制」を指しており、オウンドメディアを含むWebサイトも対象に含まれています。
医療広告ガイドラインでは、下記のような内容が広告に該当すると定義しています。(※)
- 患者の受診等を誘引する意図があること(誘引性)
- 医業若しくは歯科医業を提供する者の氏名若しくは名称
- 又は病院若しくは診療所の名称が特定可能であること(特定性)
※参照元:厚生労働省「医療広告ガイドライン」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000209841.pdf
そして、下記のような広告はガイドライン違反となる可能性があります。
- 虚偽広告
- 誇大広告
- 比較広告
- 客観的事実を証明できない広告
- 公序良俗に反する広告
これらの違反に該当すると、何らかの罰則や行政指導を受ける可能性があるため、しっかり把握しておきたいところです。
歯医者のオウンドメディア事例
歯医者が教える歯のブログ
おかざき歯科クリニックが運営する「歯医者が教える歯のブログ」は、オウンドメディアの成功事例として歯科業界以外からも注目されています。月間500万PV達成、毎月の新規来院患者数657%増加など、目を見張るような結果を出しているオウンドメディアです。
虫歯やインプラントといった各種治療に関する情報に加えて、自院の強みや歯科医院の選び方など、ユーザーにとって有益なコンテンツが幅広く提供されています。顎関節症や口臭についての解説や、歯ブラシ・歯磨き粉の選び方など、歯科治療以外のコンテンツも豊富です。歯医者を探しているユーザーはもちろん、今すぐ治療を考えていないユーザーにも訴求できるオウンドメディアとなっています。
診療の流れ・アクセス・予約案内といった情報も確認できるため、ユーザーがアクションを起こしやすいことも特徴的です。
参照元:歯医者が教える歯のブログ
https://hanoblog.com
どくらぼ
チームエム株式会社が運営する「どくらぼ」は、全国各地の歯医者を紹介しつつ、歯に関するコンテンツも掲載しているオウンドメディアです。症状や悩みに応じたQ&Aや、歯科専門ライターが執筆した読み物的な記事など、幅広いユーザーにとって有益なコンテンツが提供されています。
また、各地域にある歯医者を駅名や住所、フリーワードで検索できるため、自分に合った歯医者をその場で探すことが可能です。紹介ページでは概要や強みに加えて、口コミ評判も掲載されているので、どのような歯医者なのか細かくチェックすることができます。
参照元:どくらぼ
http://doclabo.jp/
地域特化型のポータルサイトも併用していく
最近ではクリニックのホームページを充実しているところが増えています。ただ、自院のサイトだとSEOがうまくいかないケースが多々あります。
そういったときに有効なのが、エリアキーワードで上位表示をしているポータルサイトを活用するということ。一般的に3~10万円ほど(地域の競合性による)で、自分のクリニックを掲載することができます。リーズナブルに掲載できるポータルサイトを、いくつかピックアップしたので確認してみてください。
インプラント治療なび
(引用元:https://www.dentist-implant.com/)
伝えるべき歯医者の強みとは
オウンドメディアを運営するにあたって、自院の強みを把握することは必要不可欠です。そして、ユーザーに強みを伝える時は「バリュープロポジション」を意識しなければなりません。
- ユーザーが望んでいて
- 他院が提供できない
- 自院だけが提供できる価値
このような考え方をバリュープロポジションと言いますが、特に「ユーザーが望んでいる価値を提供する」という点が大切です。独自性のある強みを持っていても、それがユーザーニーズと合致しなければ、集客にはつながりません。
バリュープロポジションに基づいて強みを見出すことで、何をすれば集客できるのかが明確になります。
ブランディングメディアで自院ならではの良さを発信
歯医者のオウンドメディアによる集客では、医療広告ガイドラインに気を配りながら、ユーザーニーズの分析を行った上、自院ならではの強みを提示することが大事と伝えてきました。最後には、これらの点を全て押さえた集客メディア、ブランディングメディアを紹介いたします。
ブランディングメディアは、自院の良さやこだわり、魅力などを着込み客に伝え、「自分に合っている歯医者はこれだ!」と感じてもらうためのWebメディアです。自社ならではの強みを求めているユーザーのみを集客し、Webサイトの構成やデザイン、内容で「〇〇なら、ここしかない」という強いメッセージが発信できます。
・他院と比較されたくない
・自院のこだわりや魅力を極力伝えたい
・自院のファンになって、長期にわたって選び続けるお客様を集客したい
と考えている方は、ぜひブランディングメディアの運用を検討してください。
キャククルの運用元であるZenkenは今まで120以上の業界で7500以上の集客実績があり、ブランディングメディア制作・運用サービスを提供しています。ご興味のある方やブランディングメディアの詳細を知りたい方は、下記のページをご覧ください。