債務整理案件獲得に有効な広告手法や戦略について
最終更新日:2024年04月04日
債務整理広告をする前に強みを分析しておこう
債務整理業務で広告を展開する際には、事前に事務所の強みを把握してから戦略を立てると効果的です。
既に強みを認識していると考える弁護士事務所や司法書士事務所もあるでしょう。ですがバリュープロポジションでなければ契約につながる効果は高くありません。
債務整理広告を仕掛ける際にはバリュープロポジションを意識する
バリュープロポジションとは下記の3点に当てはまる価値を指します。
- 依頼者のニーズを踏まえている
- 競業の事務所はもっていない
- 自分の事務所は提供可能
なぜ上記3点が大切なのかを解説していきます。
ニーズをとらえた債務整理広告で心をつかむ
どんなに自分がメリットと考えていても、依頼者のニーズをとらえていなければアピールしたところで心に響きません。
過去に多くの借金問題を解決してきた事務所なら悩んでいる人は手続きを進めれば気持ちが軽くなるのを知っているでしょう。そのため、まずは解決策を伝えるのが大事と考えがちです。
しかし、債務者は「解決するための手続きを進めると高確率で周囲に知られてしまうのでは」と思い込んでいる場合もあります。
内緒にしたいから手続きを考えないという人に対しては、解決策を伝えるよりも知人や家族に知られないというアピールが解決策の提示よりも心に響き、問い合わせにつながりやすいのです。
競合の事務所にない強みを債務整理広告でアピール
ニーズをとらえた強みであっても、他の弁護士事務所や司法書士事務所が同様のサービスを提供していれば、債権者は選ぶのに迷ってしまいます。他の事務所と差別化しライバルを減らして問い合わせへつなげやすくしましょう。
提供できる点を債務整理広告で宣伝
当然ながら自分の事務所で提供できないのに宣伝しても効率が悪いです。相談をされても結局解決できずに終わってしまえば広告や相談対応にかけた労力が無駄になります。
自信をもって提供できる点を伝えて、問い合わせからの契約率を高めることを心がけましょう。
債務整理広告のエリアをしぼることで強みをつくる
事前にターゲットとするエリアを絞っておくこともバリュープロポジションで広告を展開するのに有利です。
例えばどこよりも安い費用を目指そうとした場合に営業できない範囲の事務所も含めて価格競争をすると、本来下げなくてもよい金額で設定することになります。
下記3点を踏まえて分析しましょう。
- 依頼に対応できるエリアはどこか?
- ライバルとなる法律事務所は?
- エリア内の法律事務所が提供しているサービスや金額は?
調査をした結果をもとに費用や提供するサービスなど何で勝負するのかを選定していきます。
過去の依頼者データを確認し、GISと呼ばれる地図情報システムを利用することでエリアが特定可能です。
債務整理広告はポータルサイトの活用などからはじめよう
バリュープロポジションの把握やエリアを絞れたら次は広告宣伝です。
ホームページ作成は債務整理広告の第一歩
広告展開するにあたりホームページは必要不可欠です。ただつくるだけではなく、バリュープロポジションを伝えられるサイトになっていなければいけません。
現在ホームページがあっても提供したい内容を掲載しているページがなければ、まずは作成しましょう。
宣伝ページを作る際、主に3つに構成をわけると効果的です。
- 冒頭文
- 本文
- まとめとCTA
冒頭文
ファーストビューはページに訪問した人が最初に見るサイトの上部分です。悩みに対して共感しつつこのページを見れば解決につながることを簡単にアピールします。
本文
次にアピールしたい点を本文でしっかり説明しておきます。
締め部分
ページの内容を簡単に振り返り、問い合わせにつなげます。クリックで問い合わせフォームが開ける、電話がかけられるなどのリンクボタンを仕掛けておくと効果的です。
債務整理のページを作成したらまずはポータルサイトに掲載
宣伝をかけるページが作成できたら次はどのように宣伝するかですが、ポータルサイトを利用するのが簡単です。
ポータルサイトとは複数の情報を集めたサイトのことを指します。小規模での検索サイトと考えるとわかりやすいでしょう。
主に申し込みフォームから依頼することで掲載でき、無料で掲載してもらえる場合もありますが費用が発生するサイトもあります。
債務整理が関連するポータルサイト事例
債務整理が関連するポータルサイトとその申込みページをご紹介します。
- 債務整理弁護士相談広場(https://www.saimubengo.com/business)
- 債務整理弁護士相談Cafe(https://xn--x0qz5cf3ib2g71ipxwcq1b.jp/published)
債務整理以外の士業関連も含むポータルサイト事例
債務整理に特化しているサイトではありませんが、借金問題などテーマを絞って検索できるポータルサイトです。
- つなぐナビ(http://www.tsunagu-navi.com/plan/pro/)
- サムライウェブ(http://www.samurai-web.net/pages/entry/)
検索のポータルサイトで債務整理の地図検索が有利に
YahooやGoogleなどもポータルサイトのひとつです。登録をすれば地域や地図での検索時に弁護士事務所や司法書士事務所として表示されます。
- Yahooロコ(https://loco.yahoo.co.jp/business/top/)
- Googleマイビジネス(google.com/business/?ppsrc=GPDA2)
SEO対策やリスティング広告も
SEO対策は検索サイト結果の順位を上げるためにサイトの構成を調整する対策で、リスティング広告は検索サイトの結果ページに掲載する広告です。
どちらも狙うべき債権者が検索をする際のキーワードを調査し、ニーズに合った宣伝ページを作成することで契約への効率が高まります。
ポータルサイトよりも差別化を重視できる債務整理広告
差別化を重視するならポジショニングメディアの作成も効果的です。ポジショニングメディアとは債務整理のサービスで差別化を重視、つまりポジションを確立して宣伝をするサイトを指します。
ポータルサイトでは登録されている事務所が基本的に同一に扱われ、広告料金による差があるものの大きな差別化は図れません。
しかし自分でポジショニングメディアを作成すれば差別化する点を重視した比較構成にでき優位に立てます。
簡単に違いをまとめると下記の通りです。
- ポータルサイト:比較条件を設定できず債権者が比較しづらい
- ポジショニングメディア:比較条件を自分の法律事務所に合わせて誘導しやすい
狙っているニーズに合わせて誘導できるため、問い合わせからの契約率が増加します。
ポジショニングメディア・ポジショニング戦略についてはこちらもご覧ください。
債務整理広告を増やす方法まとめ
債務整理広告で契約率を高める上で大切なのは、エリア内の法律事務所がどんな価格で何を重視しているかを分析し、バリュープロポジションを意識することです。
バリュープロポジションを前提としてポジショニングメディアを作成すれば、高い契約率を実現できます。
- エリア内の分析が上手く進まない
- 他の弁護士事務所や司法書士事務所に差をつけたい
上記でお悩みの方はZenkenにご相談ください。7000案件以上もの豊富な実績で積み重ねたノウハウで、
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