平屋住宅の集客・広告活用のポイントや広告事例を紹介
最終更新日:2024年03月12日
近年、家族とのコミュニケーションや、老後の住みやすさを考慮して平屋を建てる人が増えています。需要拡大を受けて、平屋の専門ブランドを立ち上げる会社も登場するようになりました。
この記事では、どのような広告手段でアピールすれば良いのか迷っている経営者や広報担当者に向けて、平屋の広告の特徴や事例、活用方法を解説します。
また、この記事ではコンテンツマーケティングを活用したキャククルのWeb集客施策についても紹介しています。これまで、120業種、8,000サイトを制作・運用した実績があります。ご興味がある方はぜひご確認ください。
平屋の広告の目的は「認知」と「行動喚起」の2種類
平屋の施工を増やすための広告は、認知のための広告と行動喚起のための広告の2種類があります。平屋の市場が拡大している今だからこそ、各広告の役割を踏まえて一歩リードした集客施策を展開しましょう。
認知拡大のための広告施策
認知広告とは、平屋のブランド認知に適した広告を指し、具体的にはホームページやチラシ、ランディングページなどがあります。
また、近年ではYouTubeをはじめとしたInstagramやX(旧Twitter)などSNSの活用も増えてきています。
これらの認知拡大を目的とした広告では、自社が平屋も建築可能であると伝えることができます。平屋に関する自社コンテンツを、あらゆる施策で何度もユーザーと接触させ、競合他社よりも平屋に力を入れているとPRすることで、ユーザーは「ここは平屋が得意な工務店なんだ」と認知します。
ここまできて、ようやく「平屋を建てよう!」と考えているユーザーの選択肢の一つとしてインプットされるのです。
しかし現状では、広がっている平屋のニーズに対し、積極的に広告している会社はまだまだ多くありません。
ホームページの一部に平屋特集を設けたり、施工事例を載せてはいても、特別力を入れた宣伝をしている会社は少なく、まさにブルーオーシャンと言えるでしょう。
ここからは、平屋に特化して集客したい会社のための、広告づくりのポイントや事例を紹介します。
自社ホームページ
ホームページを使った集客では、今まで接点がなかったユーザーに接触できるのがメリット。より多くの潜在顧客に自社を知ってもらうことができます。
また、自社理解の促進にも適しているのが特徴。施工事例や間取りを掲載すれば自社で建てる平屋の魅力が伝わります。
事例(1):ミサワホーム
ミサワホームでは、多数の間取りを紹介しているのが特徴。ホームページを訪れたユーザーが、具体的に建てたい家をイメージでき、ミサワホームの平屋に興味を持たれやすいよう設計されています。また、カタログ請求ボタンをいつでもクリックできるようにすることで、ユーザーの次の行動を促進しています。
事例(2):富士住建
モデルプランを多数掲載しているのが富士住建の特徴です。1LDK、2LDK、3LDKと建てたい大きさ別に紹介しています。同社では、キッチンや家具、フローリングの色もホームページ上にすべて掲載。ユーザーが家えらびの疑似体験をすることができます。
システムキッチンやバスルームをはじめ、住宅設備がすべてそろっている同社の強みもアピールできますし、ユーザーの自社理解が深まります。
事例(3):住友林業
住友林業では、日本国内で話題のテーマを取り上げた特集情報という内容で、自社の平屋作りの特徴や、こだわりを紹介しています。
間取りと事例を見せることでユーザーに平屋イメージを伝えつつ、さらに興味があるユーザーは資料請求をさせるような反響獲得導線を組んでいることがわかります。
事例(4):LibWork
LibWork chは、九州を中心に関東にも展示場があるリブワークのYouTubeチャンネルです。
チャンネル登録者は7万人を越えており、住宅の紹介を中心に発信しています。中でも平屋の紹介が多く、豪華な平屋からコンパクトな平屋まで様々な平屋のルームツアーを見ることができます。
動画での紹介は情報量が多くなるので、近年ではホームページにもYouTubeなどの動画リンクを埋め込んで使用するケースも増えています。
こちらのチャンネルでは50万回以上再生されている動画もあり、たくさんの人にルームツアーが視聴されています。ユーザーが自分で検索しなくても、平屋に興味があるユーザーに動画をおすすめしてくれるSNSならではの広告効果と言えるでしょう。
ポータルサイトへの広告掲載
平屋を建てている様々な工務店・ハウスメーカーを紹介するポータルサイト。誰にでもアピールするSNSとは違い、家を建てる意欲が高いユーザーにピンポイントでアピールできるのが特徴です。アクセス数も掲載会社が多いほど増えますので、幅広いユーザーに自社の存在を認知させたい場合に適しています。
しかし、掲載されている会社が多いため、自社の情報を読んでもらう工夫が必要です。写真や費用を選ぶときは、掲載予定のページを確認し、競合の写真や価格を確認しておきましょう。
事例(1):SUUMO
SUUMOは、掲載会社数が多いのが特徴。平屋に特化した特集ページがあります。利用ユーザーは、多くの会社の本体価格や内観、外観の画像を見て資料請求する会社を決定します。
短い時間で自社を印象付けられるよう、ビジュアル面のコンテンツには特に力を入れるようにしましょう。
事例(2):平屋住宅特化型ポータルサイト
平屋住宅特化型ポータルは、キャククル運営元、Zenkenが運営する平屋住宅専門のポータルサイトです。平屋を建てる際に気になる間取りや費用感、モダン風や北欧風といったデザインまで分かる、とことん平屋住宅だけに特化した内容です。
平屋住宅を検討しているユーザーとしては、地域毎に平屋住宅に対応している工務店やハウスメーカーを探すことができます。
そのため、掲載時には自社商圏内で平屋住宅を検討しているユーザーだけにアプローチをすることが可能です。
事例(3):小規模平屋特化型ポータルサイト
「SMALL FLAT HOUSE―小さな平屋を建てる。」はキャククル運営元、Zenkenが運営する30坪以下の小さな平屋に特化した専門メディアです。
普通の平屋住宅ではなく、あえて「小さな」とセグメントしている点で、ほかのポータルサイトとも差別化が図れます。
20坪程度でも家族の時間を大切にできる間取りの事例や、家族構成に合わせた小さな平屋の住み方などを一級建築士が解説、大手ハウスビルダーや工務店の小さな平屋の事例も紹介しています。
「小さな平屋を強み」として打ち出したい工務店や、ハウスビルダーがアピールする場として、活用いただきたいポータルサイトです。
事例(4):土間のある平屋特化型ポータルサイト
「暮らしを豊かに―土間のある平屋を建てる」はキャククル運営元、Zenkenが運営する土間にこだわった平屋に特化したポータルサイトです。
注文住宅で土間のある家を建てたいと考えているユーザーに自社を見つけてもらえるメディアです。
土間リビング、通り土間、土間収納、土間テラスの特徴を説明しつつ、土間のある平屋施工会社を特集して紹介しています。
土間のある平屋を得意としている工務店などが自社の事例をアピールして集客に役立てていただきたいポータルサイトです。
ポジショニングメディア
ポジショニングメディアは、従来の広告掲載型のメディアに載せて不特定多数のユーザーに認知させるものではありません。競合他社と御社との「違い」を明確にすることで、御社で平屋を建てたいというユーザーを集めるWebメディア施策です。
また、貴社の魅力に惹かれたユーザーだけを集中的に集客できるため「成約率の改善」「客単価の向上」「成約リードタイムの短縮」を実現することができます。
ポジショニングメディアを活用した住宅会社の体験談
ここではポジショニングメディアを活用した住宅会社の感想を紹介します。
導入前は月間2,3件の問合せがあればいい方だったのですが、12月は10件ほど問合せがあった。
同時にインスタにも力をいれているが、相乗効果はあると感じている。(住宅会社)
引用元:Zenkenクライアント様のお声より
自分たちのターゲットに合った人が来て、さらに新しいプランを打ち出すことにより、今まで拾えていなかった人を拾うことができるようになった。
そのため、以前は高いといわれていたものも安いといわれることが多くなった。(住宅会社)
引用元:Zenkenクライアント様のお声より
このように、ポジショニングメディアを活用した住宅会社からも、従来の広告手段では得られなかった「成約率が高い集客」の手応えを実感頂いております。
もしも、現在、あらゆる広告手段を使って集客を試みても、
- 狙ったターゲットが集客できない…
- 集客できても常に競合と比較されてしまう…
- 成約に繋がらない問い合わせばかりで営業効率が悪い…
など、自社に合ったWeb集客メディアが見つからずにお困りの方は、ポジショニングメディア導入をご検討されてはいかがでしょうか?
チラシ
インターネットの普及に伴い、配布数は減少してきているチラシ。ですが、商圏が特定の地域にしぼられる住宅会社にとっては、引き続き効果のある施策です。チラシのメリットは、住民の目に入る確率が高いこと。逆に、デメリットは接触数のうち来訪や問い合わせにつながるケースが少ないことです。
自社の平屋について認知をあげるためには、印象に残りやすい広告を用意するのが重要。下記では、具体的な広告事例を紹介していますので、ぜひ自社の広告のヒントにしてみてください。
事例(1):鬼丸ホーム
鬼丸ホームの平屋のチラシ。内装の写真や間取りも掲載し、見た人がそこでの暮らしを想起できる内容なっています。また「平屋に還る」という記憶に残りやすいコピーも使用。鬼丸ホームの家のテイストがチラシ一枚で感じ取れます。
また他のメディアを通して、自社の理解を深める方法も起用。検索窓やホームページのURLを記載し、施工事例や展示場の情報が載っているホームページも同時に活用することができます。
このように平屋住宅向けの認知してもらうための広告は、覚えてもらいやすいようにビジュアルとコピーに力を入れるのがカギ。ビジュアル面では外観写真を一枚掲載したデザインや、生活感のある内装写真を掲載するのも有効です。
コピーには「平屋」と「自社名」がメインのシンプルなものや「平屋を建てませんか」と呼びかけるものが多くなっています。
事例(2):株式会社マスターピース
株式会社マスターピースが行っている折込チラシでは、夫婦二人暮らし向けの平屋住宅「私たちにちょうどいい住まい」をコンセプトに平屋住宅ひだまりを認知させることを目的としています。
息子娘が独立した夫婦二人暮らしと考えると新たに住宅購入することは考えにくく、どちらかというとリフォームをする層が多い傾向があります。
そのため、リフォームより安いというフックでリフォームを検討している潜在顧客を獲得できるように文言を選んでいます。
間取りや平屋の詳細説明を入れる際は、本当に必要な情報かまず検討を。認知してもらうための広告では、ユーザーの理解を阻害することもあるからです。
「自社の魅力が伝わりきらない!」という方は、複数のメディアを重複的に使うマーケティングもとりいれてみましょう。こちらについては、後程詳しく紹介します。
ユーザーの次の一歩を促す行動喚起広告
広告のなかには、モデルハウスや完成見学会への来場など行動喚起を得意とする種類もあります。これらの広告で大切なのは、会場までの地図などユーザーが足を運びやすい情報をわかりやすく掲載することです。
また昨今ではオンライン見学会を開催し、チラシなどのオフラインとホームぺージなどのオンラインを併用して宣伝する会社もでてきています。今後はコロナの影響もあり、オンラインの完成見学会などが増えてくると想定されます。複数メディアを連携した集客は、インターネットが普及した社会で効果的といわれているので、積極的に活用していきましょう。
チラシ
認知度向上のための施策として紹介したチラシですが、記載内容や他施策との連携によって来場を促進することに注力しているものもあります。
事例(1):アルファホーム刈谷
QRコードを効果的に使用した行動喚起が特徴。ユーザーは、QRコードを読み取るだけでインスタグラムのライブ機能を使った完成見学会に参加できます。
ユーザーにとって足を運ぶよりもハードルが低く、多くのユーザーに自社の平屋を知ってもらえます。またオンラインで地図を表示できる機能も掲載しており、来場しやすい仕組みをもった広告になっています。
事例(2):納得住宅工房
完成見学会の日程や場所をわかりやすく掲載しているのが特徴。「QRで会場までらくらくナビ」をQRコードで添付し、興味をもったユーザーが見学会に足を運びやすくなっています。
またお客様の声の下方には、ホームページやSNSで平屋の詳細を確認できる旨を表記。情報が限られる紙媒体では認知向上の目的で活用し、他施策で自社の魅力をもっと知ってもらう手法も増えてきています。
ランディングページ
ランディングページとは、ホームページとは別で制作する行動喚起特化型のオンラインページを指します。
出稿するキーワードを選択することができるので、エリアやニーズをしぼったユーザーに接触することができます。例えば、新潟市で平屋を建てたいと考えている人は「平屋 新潟市」と検索します。このキーワードにランディングページを出稿すれば、「商圏内」で「平屋を建てたい」と考えている人に自社を知ってもらうことができます。
ランディングページのもう一つの特徴は、住宅展示場への来場や資料請求などの行動喚起に特化していることです。ページの下部に、問い合わせフォームをつける手法が多く用いられています。
通常の会社としてのホームページは持ちながら、各製品に特化したランディングページでペルソナに合わせて広告する手法は、多くの業界で取られています。
事例(1):平屋住宅
自社理解と行動喚起のコンテンツのバランスが特徴のランディングページ。平屋を建てようか検討中のユーザーに、平屋の魅力を物語風に伝えています。またページの下部には住宅展示場への来場予約フォームを設け、ユーザーが次の購買ステップへ移るのを促進します。
事例(2):NobleHome
ユーザー目線の切り口が特徴。施工事例をただ掲載するのではなく「体感する」というコピーのもと動画を掲載しています。遷移先のページにはバーチャル見学もあり、ユーザーの自社理解が深まる内容になっています。
事例(3):セキスイハイム「楽の家」
50代の3割以上が平屋住宅を検討しているというアンケート情報を元に、なぜ50代が平屋を求めるかを解説。
「ワンフロアで楽」「耐震性が気になる」といった50代ならではの共感が持てる課題に焦点を当てて、平屋を建築した実際の声も紹介して説得性を持たせています。
ランディングメディアでブランドポジションを確立&集客
ランディングメディアを作りたい、競合他社と差別化したい、アプローチできていない層に自社の名前をアピールしたいといった集客の課題を持っている企業はぜひ資料をご覧ください!
平屋の集客は複数メディアの組み合わせが効果的
平屋の集客では、認知と住宅展示場や見学会への来場を目的とした広告を使い分けることが効果的です。チラシやポータルサイト、自社ホームページを活用し、自社が平屋の施工に強みがあることをユーザーに知ってもらいましょう。
また、知ってもらっただけでは受注にはつながりません。チラシやランディングページ、ポジショニングメディアなど受注までのストーリーをイメージした反響獲得施策を展開しましょう。
まず取り組んでおきたい認知度向上と反響獲得の施策としては、
- チラシに検索窓やQRコードを掲載してホームページに来てもらう
- オンラインの完成見学会を企画しチラシとホームページで宣伝する
- ポジショニングメディアを活用しユーザーに自社の平屋の良さ、競合他社との違いまで理解してもらった上で反響を獲得する
等の方法があります。
注文住宅をはじめ商材が高額であればあるほど、具体的に検討するユーザーは、オンライン・オフライン問わずあらゆる経路から情報収集し、自分の判断が正しいかどうかを確認します。
そのため、様々な経路から情報収集をされることを見越した複数の広告媒体を活用しておくとよいでしょう。
また、コロナによってオンラインでの情報収集が活発になった今、競合他社も同様にオンラインに目を向けた施策を検討・展開し始めています。
どれだけ早くオンライン上で強力な集客基盤を構築できるかが、市場シェア拡大の鍵を握るといっても過言ではないでしょう。
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