作業日報アプリには日報管理に特化したタイプと、日報管理を含めた豊富な機能で建設プロジェクトを包括的に効率化できるタイプの2種類があります。
特化型のアプリは日報管理に特化したさまざまな機能で日報管理を効率化できる、初期費用を抑えられるといったメリットがあります。
一方で包括型のシステムは、日報管理を含め図面や写真などのドキュメント管理、コスト管理など建設プロジェクトに必要な情報を一つのシステムで管理できるため、データの一貫性が保たれ、業務効率が向上します。
搭載機能・特徴・費用を比較したうえで、自社に合った作業日報アプリ選定の参考にしてください。
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
ANDPAD |
業界シェア7年連続NO1!(※)施工現場の効率化から経営改善までこれ1つで解決
|
サクミル |
月額4,000円/30アカウント!シンプル設計で簡単に操作できる施工管理アプリ
|
現場ポケット |
塗料メーカーが厳選した機能を装備!操作性を重視したシステム |
KANNA |
どこからでも情報をミスなくスムーズに共有、リアルタイムでシェア |
LINE WORKS |
コミュニケーション課題を解決して生産性向上、店舗運営の効率化にも貢献 |
現場クラウドConne |
使いやすさにこだわった作業日報アプリ、直感的にストレスなく利用できる |
日報365 |
端末を問わず利用可能!新規導入の際はスタッフが丁寧にサポート |
gamba! |
シンプルな操作性と充実したサポート体制 |
i勤怠@工事日報 |
場所・時間を問わずアクセスできる!スマホやタブレットにも対応 |
houren.so |
撮影した写真をコメントと共にアップ |
SPALO |
チャット形式で簡単にデータ入力、誰でも高品質の報告書を作成できる |
もうけ太郎 |
入力した作業日報から勤怠帳簿を作成することも簡単 |
わくレポ! |
現場の利用定着と持続的な現場作業DXを推進 |
nanoty |
テンプレートを活用して報告・確認の時間を短縮 |
建設業向け作業日報アプリとは?
ほとんどの現場で作成される作業日報。その日、どんな作業をしたのかを、関係者や上司に報告するために作成されますが、わざわざ会社に戻って作成するとなると、時間も手間もかかってしまいます。
そんな時、建設業向け作業日報アプリがあれば、いつでもどこにいても、スマホやタブレット、パソコンなどから入力でき、写真をアップ。社内や関係者全員にすぐに共有することで、業務効率化につながるだけでなく、認識の違いも防ぐことができます。
建設業が作業日報アプリを導入するメリットとは?
データを正確に記録できる
手書きの日報の場合、書き漏れや記入ミスなどが起こってしまう可能性がありますが、現場日報アプリがあれば、作業内容だけでなく、進捗状況などのデータを正確に記録できます。
スムーズに情報共有できる
作業日報アプリの多くは、関係者全員が確認できる共有型をメインとしています。アプリに入力したデータはすぐに共有できますので、業務の効率化だけでなく、現場の活性化・効率化にもつなげられます。
また、現場の空気がよくなり、生産性がアップすることも考えられます。
労働状況を適正化できる
作業日報アプリを導入することで、現場で作業する人の労働状況をはじめ、作業内容を正確かつスピーディーに把握できるのもメリットです。
作業時間だけでなく、休憩時間などもアプリに記録しておけば、過重労働をなくし、労働環境の適正化も図ることが可能です。その結果、働き方改革にもちながり、会社全体のパフォーマンスも向上します。
建設業向け作業日報アプリの選び方
操作性を確認
作業日報アプリを検討する際は、まず操作性を確認することをおすすめします。いくら充実した機能が備わっていても、利用する人が使いこなせなければ、逆に業務の進行を妨げてしまう恐れが出てきます。
アプリを利用する人全員が簡単な操作で利用できるものを選べば、日報業務をスムーズに行えます。
必要な機能が搭載されているかを確認
操作性を確認した後は、自社に必要な機能が搭載されているかをチェックしましょう。工事日報に特化したアプリもあれば、出面管理や費管理、経営改善など、幅広い機能が搭載されているものもあります。
アプリを導入し、どんな課題を解決したいのかを明確にしておくと、スムーズに導入できます。
価格設定を確認
初期費用無料で導入できるものもありますが、初期費用やランニングコストがかかるものがほとんど。そのため、あらかじめ予算を明確にしておく必要があります。
また、利用人数・容量も大事なポイント。アプリによっては、利用人数や容量に上限がある場合がありますので、事前にしっかりチェックしておいてください。
建設業向け日報アプリ導入に関するよくある質問
Q1. 無料で利用できる作業日報アプリはある?
作業日報アプリには、「無料版・有料版」の2種類があります。
無料版は、作業日報機能とコミュニケーション機能が備わっているなど、最低限の機能でシンプルに使いたい人におすすめ。ただし、カスタマイズには対応していないことがほとんどです。
一方、有料版は、作業日報やコミュニケーションだけでなく、AIを搭載していたり、充実のサポート体制があったり、要望に合わせたカスタマイズを行えたりするメリットがあります。その分、初期費用や月額利用料金が高くなる傾向にありますので、注意してください。
以上のことから、気軽に使いたいなら無料版、社内で本格的に導入するのであれば、有料版を選ぶべきだといえます。
建設業向け作業日報アプリの導入を考えている方は、本ページに掲載している「建設業向け作業日報アプリの早見表」をご覧ください。
建設業向け作業日報アプリのまとめ
作業日報は、毎日ほとんどの現場で作成されるもので、その日、どんな作業をしたのかを報告するために作成されます。建設業向け作業日報アプリがあれば、社内でも社外でも、パソコンやスマホやタブレットなどで簡単に入力でき、関係者全員にスムーズに共有することができます。
建設業における作業日報アプリを導入すると、「データを正確に記録できる・スムーズに情報共有できる・労働状況を適正化できる」といったメリットがあります。
導入する際は、まずは、利用する人が使いやすいかどうか、操作性を確認する必要があります。次に、自社でどんな課題を解決したいのかを明確にし、必要な機能が搭載されているかをチェックしましょう。その上で、予算を照らし合わせて、初期費用やランニングコストなどの価格設定をしっかり確認することをおすすめします。
建設業向け作業日報アプリを導入する際は、メリットやデメリット、選び方などについても理解しておいてください。
- 免責事項
- 本記事は、2024年4月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。