工務店の集客の悩みを解決!戦略的Web広告・宣伝で売上を上げる方法
最終更新日:2024年05月28日
「ウチなら、他よりもっと質にこだわった住宅が建てられる自信があるのに、お客さまにPRできていない。」
集客において、このような悩みをもつ工務店は多いのではないでしょうか。
この記事では、「ウチに任せてもらえれば『いい家』が建てられる!」と自負する工務店の経営者や広報担当の方へ、お客様から選ばれる競合他社との「差」がつく集客施策を紹介します。
- 年間100件以上の会員登録が増え、そこから大体月2棟の契約に成功した
- 自社にマッチした見込み顧客が増え、契約単価が1棟当たり1000万円向上した
- 資料請求100件に対し1アポだったのが、資料請求10件で8アポが獲得できた
といった、工務店におけるWeb集客成功事例も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
先にWeb集客戦略の内容を知りたい方は、下記で詳しく紹介しております。ご確認ください。
工務店が売上に繋がる集客で大切にすべきこと
集客するだけでなく売上につなげるために必要なことは、「お客様がお金を出してどうしても買いたくなる理由」を見せること。そして、必要とするターゲットに自社の特徴を的確に伝えることです。
ただ難しいのは、
- 「この地元で50年やってきた」
- 「どこよりも木材にこだわりがある」
と自負していることが、そのままターゲットが求めているものと必ず一致するとは限らないという点です。
「家作りのこだわりや社員の丁寧な接客をアピールすれば、きっと受注に繋がるに違いない」と、テレビCMや雑誌広告、折込チラシ、自社サイトの制作やリニューアル等、従来の集客施策を行っても、なかなか成果には繋がりません。
数多く存在する競合他社の中から「この工務店に依頼したい!」と選ばれるには、
競合他社にはない「強み」を作り出すマーケティング戦略
が必要です。しかし、その前にまず知っておきたいのは、そもそもユーザー(お客様)は工務店を探す際、どのように情報を入手しているのか、その検索行動を理解しておくことです。
工務店を探すお客様の検索行動を理解する
工務店を探す段階のユーザーは、建築予算もある程度決まり「どこに依頼しようか…」と具体的な検索を開始します。
住宅系のポータルサイト(SUUMOやHOMESなど)や、建てたい地域周辺の工務店、ハウスメーカーの公式サイトなどを確認し、その違いを理解しながら「この会社に依頼しよう」と最終的に決定するまで慎重に調べつくします。
PCやスマートフォンが普及している現代ではネット検索が主流です。PCでじっくりと調べることもありますが、少しのスキマ時間でも検索できるスマートフォンを利用するケースも増えています。
検索しはじめた頃は、Web上にある情報を探すため「注文住宅 建築費用」「住宅 外装 デザイン」といった検索を行い、基本的な知識を学んでいきます。
また、一定の情報収集を終えると、次にどの工務店やハウスメーカーに依頼をすべきかといった検索をします。
お客様はどの工務店を選べばいいのか分からない
キャククル運営元のZenkenでは、コロナ禍で注文住宅を検討している方105名を対象にアンケート調査を行いました。
引用元:Zenken公式サイト(https://www.zenken.co.jp/news/3009)
「工務店・ハウスメーカーを探す際に悩んでいることを教えてください」という質問に対して、特に多かったのが、
- 見るべき会社が多すぎて、選ぶのが難しい:58.6%
- どのように比較をして選べばいいのかわからない:54.3%
という回答でした。年々Webマーケティングに力を入れる工務店が急増すると同時に、ユーザーがWebで比較しなければならない工務店数も同然のことながら増えます。そのような状況において、
- 「うちはこの地元で50年やってきた」
- 「どこよりも木材にこだわりがある」
と自社のこだわりを一方的に語っても、ユーザーは共感しません。
大切なのは、ユーザーへの「伝え方」です。十分な住宅知識がないユーザーは、自分にとって最適な工務店はどこなのかを探さなければなりません。
そこで、住宅に関する知識がなくとも、しっかり自社の特徴を理解してもらい、選んでもらうためのマーケティング、バリュープロポジション戦略が必要になります。
工務店の集客に効果的なバリュープロポジション戦略とは?
自社の強みに共感するユーザーだけを集める
バリュープロポジションとは、ユーザーにとっての商品価値を意味します。ユーザーが求めるもので、競合他社では提供できない、自社だけが提供できる価値(強み)を確立するマーケティング戦略です。つまり、
自社の強みに共感してくれるユーザーだけを集める
ための基礎となる考え方です。図解で分かりやすく説明すると下記の通りになります。
では、どうすれば、競合にはない自社の強み(バリュープロポジション)を確立することができるのでしょうか。それは、
- 売りたいユーザーは誰か?
- ユーザーが求めていることは何か?
- 競合他社が提供している価値は何か?
- 競合他社には提供できない自社の価値(強み)とは何か?
を明確にすることです。これらを明確化することで、貴社のバリュープロポジションを確立できます。バリュープロポジションを見つける方法として、カスタマー(お客さま)、カンパニー(自社)、コンペティター(競合)の3つの要素を分析する「3C分析」などの専門的なフレームワークがあります。
本当に重要なのは自社の強みをどう伝えるか
しかし、さらに重要なことは、バリュープロポジションを確立できたからといって、伝えたいユーザーに伝わらなければ意味がありません。本当に重要なのは「自社の強みの伝え方」です。
工務店がWebでよく利用する広告には、リスティングやポータルサイトなどが挙げられます。リスティングは検索キーワードで画面の上位に表示されますし、ポータルサイトは、知りたい工務店情報がまとめて確認できるメリットがあります。
しかし、調べるユーザー側にとっては、チェックする工務店数が増えるだけで、「どれが自分のニーズを叶えてくれる工務店なのか」判断しにくい状況を作るだけです。
しかし、「ある方法」を活用することで、ユーザーにとって、「自分が求めている工務店はここだ!」と判断でき、工務店にとっては、「競合にはない自社の強みを求めるユーザーだけピンポイントで伝える」ことができます。
それが、先ほど紹介したバリュープロポジション戦略を活かしたWeb集客方法ポジショニングメディアです。
バリュープロポジション戦略を活かした集客方法ポジショニングメディア
ポジショニングメディアとは、「御社が手がける注文住宅の購入を検討したい」という成約意欲が高いユーザーだけを集客する、ユーザーが求める注文住宅に特化した専門メディアです。
- 狭小住宅
- 自然素材の家
- 大空間のある家
など、ユーザーが求めている注文住宅をテーマにした専門的なメディアを独自に開設し、その住宅に興味があるユーザーだけを集客します。
注文住宅に関する専門的な知識がないユーザーでも、自分が気に入った注文住宅、手掛ける工務店を簡単に探せて、どの注文住宅を購入すべきかを判断することができます。
また、ポジショニングメディアに掲載する工務店にとっても、自社の家づくりの「特徴」や競合他社にはない「強み」をしっかり理解してもらいながら、認知度の向上や資料請求をはじめ、成約率の高い反響の獲得が可能です。
<ポジショニングメディア導入前と後の違い>
このように購入意欲が高い反響が獲得できることで、価格競争に巻き込まれることなく、成約率や受注単価の高い成約が実現できます。
ポジショニングメディアを導入した工務店の集客成功事例
ポジショニングメディアは、注文住宅業界をはじめとした120以上の業種で8,000サイト以上の導入実績があるメディアですが、ここでは工務店様における導入事例を紹介します。
自社の魅力が伝わる集客に成功!Webで初成約も獲得
画像引用元:豊中市で子どもの幸せを育む注文住宅づくり「とよはぐ」公式サイト(https://www.build-specialconditions.com/)
大阪府吹田市に本社を置く株式会社リブランド様は、「子どもが賢く育つ家づくり」を提案する地域密着型の工務店。家族とのコミュニケーションを大切にした間取りや、子ども健康を考えた素材を使うなど、日々の生活の中で、子どもが健やかに賢く育つ設計と素材選びにこだわった住宅を提供しています。
新規でお客様を開拓するため、自社の魅力を伝える情報誌の発行や、ホームページのSEO対策を行うなど、オフライン・オンラインの集客活動に取り組んでいました。しかし、自社の魅力が伝わらず反響獲得に困っていました。
しかし、ポジショニングメディアの導入したことで問い合わせがあり成約まで獲得。これまでお客様からの紹介ばかりでWebであらゆる施策をしてもダメだったのが、すぐに成果が出たことに驚いたそうです。
この話の続きは、こちらの記事で詳しく紹介しています。自社の魅力が伝わる集客のヒントが分かるかもしれませんので、合わせてご覧ください。
いい家を建てる工務店に適したその他のWeb集客方法
ここでは、ポジショニングメディア以外の工務店にあった集客方法について紹介します。工務店における集客方法を大きく分けると、
- 従来のポスティングや看板といったオフライン広告
- 多くの人が利用しているネットを利用したオフライン広告(Web集客)
の2つがあります。ネットが普及している現代では、ユーザーはオンラインで情報収集することが当たり前となっています。
オンラインでお客様を獲得するには、Webで検索をした時にどれだけ多く検索画面に露出されているかということが重要となります。
その手段として、自社サイトを検索エンジンで上位表示させるSEO対策や、ユーザーが検索したキーワードに合わせて表示させるリスティング広告などがあります。以下にてオンラインを活用した集客施策の数々を紹介します。
工務店集客に適したWeb集客方法
Web集客方法 | 主な目的 |
---|---|
SEO対策 | 検索エンジン上で自社ホームページやブログを検索画面に上位表示させ流入数を増やす |
スマホ対応 | Webサイトをスマホの小さな画面でも見やすい状態にする |
MEO対策 | Googleマップに登録した店舗情報を上位表示させる |
ポータルサイトの活用 | SUUMOなどアクセス数の多いポータル際に広告を掲載し集客を増やす |
リスティング広告 | ユーザーが検索したキーワードに合わせて表示させ流入数を増やす |
アフィリエイト広告 | アフィリエイターのサイトやブログに広告を掲載し成果に応じて報酬を支払う |
比較・口コミ・ランキング系サイト | 比較サイト、口コミサイト、ランキングサイトに掲載し顕在的ユーザーにPR |
Web動画 | 動画や解説テロップを活用し外観や内観の魅力を視覚的に分かりやすく伝える |
SNS | InstagramやX(旧Twitter)などはWebサイトよりも運用コストが低く拡散性が高いため、潜在層にアピールできる |
集客施策1:ホームページや自社ブログのSEO対策
SEO対策とは、検索結果で自社サイトを上位表示させる対策です。ユーザーのほとんどはネットで情報を仕入れるため、工務店の自社サイトにおいても、狙ったキーワードでSEO対策をしておくことは非常に重要です。
SEO対策のメリット
SEO対策を行うメリットは、検索ユーザーからの流入が増えることです。検索した際の画面上で上位表示させることで、検索ユーザーを自社ホームページやブログに流入させ、住宅情報をPRすることが可能になります。
また、SEO対策を実施する上で重要なのは「キーワード選び」。キーワードの選定においては、ユーザーが検索する可能性が高いキーワードを選ぶことがポイントです。
具体的には、1つのページに対して上位表示させたいキーワードを一つ選定します。敢えて1つだけというのは、複数のキーワードで上位表示を狙ってもテーマがブレてしまい、どのキーワードでも上位表示することができなくなってしまうためです。
何でもかんでも上位表示させたいと思ってキーワードを詰め込めば良いというわけではありません。ユーザーが検索する可能性が高いものとしては「地域や駅名+●●」といったものがあります。
具体例を挙げると
- ●●市(区)+家
- ●●市(区)+注文住宅
- ●●市(区)+工務店
- ●●市(区)+新築
といったキーワードになります。
関連記事:【工務店のSEO対策】注文住宅受注を増やすポイント
集客施策2:スマホ対応
多くの人がスマートフォンを使用していることから自社公式サイトのスマートフォン対応は必須です。
スマートフォン未対応の場合、文字や画像が小さく表示されたり、表示スピードが遅かったり、リンクが指で操作しにくかったりしてお客様にストレスを与えることとなります。
結果、サイトから離脱する原因となるのです。また検索順位が低下する可能性もあることから、お客様に検索されにくくなり、集客に大きな影響を及ぼします。
また、直接電話をするお客様もいるので、電話タップボタンをつけてもよいでしょう。
集客施策3:MEO対策
MEOとは、グーグルマップに対するマップ検索エンジン最適化のことを表します。SEO対策のようにサイトを上位に表示させるだけではなく、グーグルマイビジネスに登録した店舗などの地図を上位に表示させることができます。
SEO同様、対策するのとしないのとでは表示順位に差が出ます。グーグルマップにも社名だけでなく自社の写真や説明、営業時間などの補足情報が充実しています。また、定期的な投稿、お客様からのコメントに返信などを行います。
集客施策4:ポータルサイトの活用
SUUMOやHOMESなどのポータルサイト登録のメリットとしては、ポータルサイトは上位表示されやすく検索されやすいこと、どの企業も並列に並ぶため選択肢として平等に見られることなどが挙げられます。
デメリットとしては広告費をオンにしないと競合から優位に立てない、並列に並ぶため競合との差異がなくなってしまうことが挙げられます。
費用形態は、広告枠単位で購入する従量課金制と問い合わせ件数によって費用が発生する反響課金制に分けられます。
集客施策5:リスティング広告
リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果に表示させる広告のことです。リスティング広告は広告表示ごとに課金されるのではなく、クリックされて初めて課金されます。
そのため、固定の費用もかからず少額からスタート出来ます。1クリックの課金額がだいたい500円となります。
課金の5~10%が成約になった場合、月間30万円広告費をかけ600回クリックされるとして、月間およそ3件が成約になります。このように検索される数は期待できますが、コストが一定にかかる割に費用対効果が低いというデメリットがあります。
ただし、ピンポイントで今すぐ行動に移したいお客様に対しては、リスティング広告は最適な集客手法であり、出稿自体もすぐにできるため最速で効果が出る集客手法かもしれません。やり方にもよりますが、一般的には短期的にすぐ効果が出る施策と考えられています。
ただし、そのピンポイントにお客様へヒットするキーワードが思いつかない場合、やはりプロに頼む必要があります。そしてそのキーワード探しにノウハウがいるため、リスティング会社自体も信用できるパートナーを探すことが必要です。
なお、年々リスティング単価は高騰している傾向があります。また継続的にずっと広告費用を払い続けなくてはなりません。ですので、中長期的な施策は、別に検討していくことをお勧めします。
集客施策6:アフィリエイト広告
アフェリエイトとは、成果報酬型広告で提携しているアフィリエイターのサイトやブログに広告を掲載し成果に応じて報酬を支払う広告です。
メリットとしては成果になってから広告料の請求が発生するという出来高のため、コストパフォーマンスの高いという点が挙げられます。
デメリットとしては、初期費用(5万前後)、月々の固定費(3〜5万円)がかかること、アフィリエイターに選ばれなければ全く掲載が行われないという点です。
自社でその仕組みを作るよりは、アフィリエイトサービスを提供しているサイトを利用する方法がほとんどです。
集客施策7:比較・口コミ・ランキング系サイト
お客様が検索する時に参考にするものとして比較サイト、口コミサイト、ランキングサイトが挙げられます。いわゆる自社サイトの競合優位性を示した比較サイトのことです。
関連する様々なキーワードでサイトをヒットさせることで、より問い合わせに近い検索を行うお客様を獲得、比較検討した上で自社の優位性を理解したお客様を獲得することを目的としています。
一定の地域ごとに工務店を紹介し、そのなかで競合優位性がありお客様の購買決定要因があるものをピックアップした状態で、対象企業に送り出すものとなります。
比較・口コミ・ランキング系サイトの役割
人は商品や店を選ぶ際には、他社との比較や人気ランキング、口コミに左右されやすい傾向があります。ほとんど決まってはいるものの、もうあと一押しが欲しいような顕在層には特に効果的な方法となります。
また家を建てるということは多額な金額がかかるため、失敗はしたくないというのが通常です。そのため実体験の口コミ情報はお客様にとっては非常に有益な情報となります。
逆に評価が低いように表示されていると、顕在層を逃してしまうことにもなりかねないため、自社に有利なサイトの制作、SEO対策をして検索上位を狙うことは重要となります。
お客様に信頼を得られるポイントは、なぜその評価となったのかの理由が示されていることです。根拠のあるコメントが記載されていることで、より自社への信頼性が増し、集客へと繋がる可能性が広がります。
逆に☆の数や点数は書かれているものの、根拠がない場合は信頼性の低いサイトとして評価されてしまいやすいのです。
メリット
- 複数ページがあるので、お客様が検索するキーワードを網羅することが出来る
- すでに購入を検討していたり、前向きに考えている超顕在層を獲得しやすい
- ロングテールキーワードで検索するお客様を獲得しやすい
- ブランディング向上や認知度向上に繋がる
デメリット
- SEO対策にて検索順位を上げることがほとんどなので、上位表示に時間がかかる
- 他競合に展開された場合、そのサイト上での評価に左右され、顕在層を逃してしまうことがある
Zenkenでは、単なるこういった他薦サイトではなく、クライアント様のバリュープロポジションとお客様ニーズを合致をさせた上でのサイト設計を行います。
(その為、どうしても強みを演出できない場合には、弊社から競合調査を踏まえた商材改善のご提案を差し上げることもございます。)
集客施策8:Web動画
一口にWeb動画といっても、工務店の集客手段としては以下のようなものがあります。
- 自社紹介の動画を作成しYOUTUBEなどで公開する
- 短い動画コンテンツを作成し、広告のクリエイティブとして使用する
- 話題性のある動画を作成し、視聴者を集める
動画はお客様にとって見やすく、テキストよりもスムーズに情報が入ってくるメディアであることがメリットですが、それだけに見せ方や構成といった映像制作特有のセンスが求められます。
自社のYOUTUBEチャンネルを開くこと自体は難しくないため、動画チャンネルを持っている工務店はいくつもありますが、ごくわずかな再生回数の動画が、チャンネル内に1つ、2つ程度であることがほとんどです。
本気でWeb動画で集客するなら、プロに依頼することも検討すべきかもしれません。なお、youtubeは今の10代にとって、かつてのテレビのような立ち位置になりつつあります。
youtube広告への出稿ニーズも急激に高まってきており、そのノウハウもどんどん蓄積されてきています。たとえば「動画ははじめの5秒に全力をそそぐ」などです。
ターゲットを絞って配信できることから、余裕があればぜひ検討したい広告手法です。ただ現段階において、超高額商品の工務店がやることは少しチャレンジに近いかもしれません。(時期尚早の可能性もあります。)
集客施策9:InstagramなどのSNS
SNSとは世界中の様々な人々とネットを通じてコミュニケーションが取れるサービスのことで、
- LINE
など様々な種類があります。最近ではこうしたSNSで情報を集めたり、お店を決めたりする人が増えています。施工した住宅の外観やデザイン、口コミ等をSNSに投稿し、ハッシュタグを利用して情報を拡散することで集客に繋がる期待がもてます。
アカウントを見てくれるフォロワーやお客様を獲得するまでには中長期的な努力と時間が必要にはなりますが、基本的にSNSは無料で利用できるため、うまく運用ができるようになれば低コストでの集客を目指すことができるでしょう。
オフラインでの工務店の集客方法
オフライン集客とは営業やチラシ、新聞広告、雑誌掲載、テレビ、ラジオなどを利用したリアルな集客方法のことです。
また完成展示会や内覧会、自社イベントなども開催することも有効な方法となります。自社の強みを明確にお客様に示すことが重要となります。
オフラインによる工務店の集客方法
オフライン集客方法 | 主な目的 |
---|---|
チラシ・ポスティング | 新聞などの媒体にチラシを挟み込みユーザーの自宅に直接配布してアピールする |
完成見学会・内覧会 | 新築で建てた住宅をユーザーに見学してもらい生活風景を体感してもらう |
住宅フランチャイズ加盟 | 本部の集客ノウハウ、知名度、ブランド力を活かして集客効果を上げる |
看板広告 | 人の目に留まるエリアに長期間に渡って宣伝しユーザーの印象に残す |
店頭広告 | 店頭にオリジナリティ溢れる看板やのぼりを設置し店舗に入店しやすい環境を整える |
マスメディア広告 | テレビ、ラジオ、雑誌などを活用し世代を問わず多数の人々に自社の特徴を認知させる |
新聞折込チラシ | 特定地域に住むユーザーに対して自社住宅のPRや内覧会などのイベントに集客させる |
フリーペーパー・タウン誌 | 地域住民の生活に役立つフリーペーパーやタウン情報誌を使って自社住宅の魅力をPRする |
電車広告 | 中吊りポスターやステッカー広告を活用し繰り返し接触させることで情報を浸透させる |
バス広告 | 地域に密着したバスを利用する中高年層に対して住宅商品の魅力をアピールする |
タクシー広告 | デジタルサイネージ広告を活用しゆとりある空間の中で動画を使って視覚的にアピールする |
集客施策1:チラシ・ポスティング
チラシは見てもらうことが重要であるため、目を引くデザイン、特徴のある文章にする必要があります。配布する方法としては新聞折込とポスティングがあります。
チラシには地域を限定して配布できることや即効性が得られやすいメリットがあります。新聞折込は二世帯住宅や建替を検討している40代以降の層、ポスティングは新たにマイホーム購入を考えている20代の若い層から反応が得られやすくなります。
しかし、チラシの反応率は1%にも満たないといわれることから費用対効果が得られにくい、配布するマンパワーが必要といったデメリットがあります。
集客施策2:完成見学会・内覧会
実際に建てた家を見られる完成見学会は、自社の強みを存分にアピール出来る絶好の機会です。参加者は現実味のある建物を見ることで、実際の間取りや素材、デザインを知り、より興味を持つことが出来ます。
またすでに自社に興味を持っていて、購入を検討している参加者が多いため契約に直結する場合が多く、完成見学会の集客は非常に重要であるといえます。
参加者のイメージとは違った場合、それだけで自社を判断されてしまい、離れてしまうというデメリットもあります。
集客施策3:住宅フランチャイズの加盟
住宅フランチャイズに加盟することで、本部の持つ集客ノウハウを得ることができます。また、知名度やブランド力のある大手の工務店が本部であることによって、その看板を活用し、集客効果を上げることにも繋がります。
人材育成や施工技術といったサポート体制が整っていることもフランチャイズに加盟するメリットですが、本部にロイヤリティを払うことでコストが高くなってしまう場合もあります。
集客施策4:看板広告
看板広告にはポスターや電柱広告、広告塔などの種類があります。メリットとしては一度作成してしまえば長期間に渡って宣伝が可能、視認効果があり印象に残りやすい、反復して見られることでザイオンス効果(対象に対する抵抗感が薄れ、好印象を抱くようになる)ということが挙げられます。
近年、工務店は月極駐車場の管理を積極的に行う会社が出てきています。郊外の月極駐車場の管理というのはあまり大きな利益にならないことが多く、どちらかというと付随業務的な側面がありました。(6台程度の駐車場の場合、1台6000円/月ならその10%×6台で、3600円/月の収益)
しかし、この駐車場に大きな自社の看板を設置することで、その地域への自社のプレゼンスを発揮することができます。
この地域の工務店で有名なのは○○という印象付けができるのです。これはリフォームや建て替えなどで、どこかに相談したいと思った際に一番想起される会社になれる可能性があります。
その意味で、駐車場に自社の看板を置かせてもらうことで、自社の地域における存在感を高めることができます。
デメリットとして、実際の効果がどれほどなのか把握しにくい、看板が劣化すると悪印象を与えてしまう、多くの情報を伝えられないということが挙げられます。
集客施策5:店頭広告
店頭広告は店の顔といっていいほど重要なものです。チラシやネットで興味を持ってもらったとしても、店に入りにくい佇まいであったり、何の店舗かわからないと敬遠されやすくなります。
また、顧客が店舗に入店するかしないかの決め手として、悩みか解決できる要素があるかどうかが重要となります。工務店の場合は多くの人が、建物の手法や価格帯に重きを置くと思われるので、店頭にそれらの情報がわかりすく標準されていることも重要となります。
集客施策6:マスメディア広告
ラジオやテレビなどのメディア広告は世代や性別を問わず、多くの人に自社の特徴を知ってもらうことのできる手法です。またブランディング力も強く、イメージを伝えやすいのが特徴です。
映像や音声で伝えるため印象に残りやすく、活字では伝わりにくいイメージを感情に訴えかけることが出来ます。番組内容によりターゲットが明確に絞ることが出来るのも大きなメリットです。
ただし単価が非常に高い方法になるため、費用対効果については慎重に検討が必要です。
集客施策7:新聞折込チラシ
特定の地域に住んでいるユーザーに対して、自社住宅のPRや内覧会などのイベントに集客したい場合に活用できます。
折込チラシは手元に残るため、興味を持った情報があるなら営業スタッフに直接見せてコミュニケーションもスムーズに取れます。また、イベント来場者限定の特典も付けることで集客効果の向上も図れます。
しかしここ数年、購読者が高齢化し若年層の新聞離れが進む中、高齢者向けの住宅リフォームの案内については効果が期待できるものの、若年向けに新築を進めるなら、オフライン広告の活用が向いています。
集客施策8:フリーペーパー・タウン情報誌
すでに取り組んでいる工務店も多いかと思いますが、地域住民の生活に役立つフリリーペーパーやタウン情報誌に広告掲載する方法もあります。
フリーペーパーは無料で配布されるため、多くの地域住民の目に留まりやすいメリットがあります。タウン情報誌なら、さらに情報量も多く工務店の特集ページを設けるなど、住宅を購入したい方に向けて豊富な情報をじっくりと届けることができます。
集客施策9:電車広告
電車は毎日多くの人々が利用する交通機関です。この移動時間内に利用者にアピールする方法として、電車広告には中吊りポスター、ステッカー、デジタルサーネージなど様々なパターンがあります。
その他にも、駅構内のサインボード(駅看板)や、改札口付近の電飾看板を活用する方法もあります。毎日目に留まるため、繰り返し広告に接触させることで情報を浸透させることが可能な広告媒体です。
集客施策10:バス広告
電車よりもよりローカルな地域にPRしたいならバス広告が利用できます。中高年層やシニア層の利用が多いため、住宅の建て替えやリフォームの案内が適しているでしょう。
バス広告にも様々なパターンがあり、つり革広告、中吊り広告、ステッカー、ドア横などがあります。地域密着型でかつ中高年層をターゲットにする工務店に相応しい広告媒体といえます。
集客施策11:タクシー広告
タクシー内の広告枠に掲載し利用者にアピールする方法です。近年では後部座席の前面にタブレットを設置し、動画広告を流す「タクシーデジタルサイネージ広告」の導入が進んています。
タクシーは、電車やバスよりも経済的にゆとりのある富裕層が利用することが多いため、ゆったりとした空間の中で動画を活用したアピールができる広告手段です。
指名が増える工務店の集客手法
「集める」ではなく、「選ばれる」戦略を
ここまで、さまざま工務店集客の広告手法や宣伝手法について説明してきました。
工務店の戦い方の特徴は、ハウスメーカーに対してはコスパで、建売住宅に対してはこだわりで勝つことができるということです。
さらに自分たちが地域でナンバーワンになれるこだわりをつよく打ち出していくことで、お客様にわかりやすく自分たちの存在をアピールすることができます。
少し抽象的で難しい話かもしれませんが、つまり工務店は、こうしたポジショニング戦略で自分たちの市場を切り開いていくことができる可能性を持っているということです。
そしてこのポジショニングを基軸とした集客こそが、これからの注文住宅市場における工務店の戦い方ではないかと考えます。このマーケティング戦略が有効であることは、これまで120業種以上のマーケティング支援をしてきたZenkenの知見からも明確です。
価格競争に陥ることなく、貴社が指名される注文住宅市場自体をつくる「ポジショニングメディア」は、Web施策として試す価値があると考えます。
自社の「強み」を活かしたWeb集客はZenkenへ
工務店の集客を成功させ、ユーザーに選んでもらうためには、他社と何が違うのかを明らかにし、自社の「強み」を打ち出したWeb集客戦略が必要です。
これまでに、ネット広告をいろいろ試したものの、
- 何の反響もなく、次の打開策が見えずに困っている
- 問い合わせがあっても、他社と比べられるばかりで営業効率が悪い
- 自社の強みって何?競合との違いなんて考えたことがない
- 単発的なWeb施策よりも長期的な戦略を提案してくれるパートナーが欲しい
なら、Zenkenにお任せください。Zenkenでは工務店をはじめ120業種以上のWeb集客実績がございます。貴社の「強み」を打ち出し、強みを必要とするユーザーを集める戦略を長期的な視点でご提案いたします。