【工務店のオウンドメディア戦略】集客・受注につながるポイントとは
最終更新日:2023年08月25日
工務店の集客施策としてオウンドメディアへの取り組みを検討する経営者は多いでしょう。
コロナウイルスの感染拡大が起こり、オンラインによる商談や集客が当たり前になりつつあります。
工務店の集客においてもWebからのオンライン集客に力を入れる企業が増え、ただ広告を出したりするだけでは思ったような効果が出ないことも増えました。
戦略的なWeb集客施策が必要となる中で、そのひとつである「オウンドメディア」による工務店の集客について、この記事ではまとめました。
オウンドメディアを制作するメリットや効果、集客成功のポイントなどぜひ参考にしてみてください。
工務店のオウンドメディア集客のメリット・効果とは
工務店がオウンドメディアを制作するメリットには以下4つがあります。
- 検索エンジンからの流入を見込める
- 自社で扱う住宅の詳細情報を伝えられる
- 発信した情報のストックが可能
- ユーザーの購買意欲を高められる
従来の工務店には自社のメディアを持たず、リスティング広告の出稿を頼りに集客を行っているところも多くありました。
しかし、オンライン需要が上昇した昨今では、リスティング広告を利用する企業が増えることで広告費が高騰し、費用対効果が悪化することも。
そのような状況でWebからの集客に力を入れるには、自社ならではのオウンドメディアを運営することで、安定した集客経路を築くことができます。
検索エンジンからの流入を見込める
工務店のメインターゲット層となる30~40代は、テレビCMや新聞の折込チラシよりもインターネットで情報収集を行います。
大手ハウスメーカーもCMを流していますが、認知はされていてもCMや広告だけを決め手に家を建てようと思う方は少ないでしょう。
家を建てる話が上がった際には、GoogleやYahoo!などで検索するが一般的です。
例えばユーザーは「神奈川 工務店」「鎌倉 工務店」のように、エリアを絞って家を建てるための工務店を探します。
検索エンジンからターゲットの関心を集めるには、検索上位に表示される必要があります。
オウンドメディアではテーマを特化させたコンテンツ制作や情報発信が可能になり、狙ったキーワードのSEO対策がしやすいという点も特徴です。
ターゲットユーザーが検索するキーワードで上位表示していれば、高い確率で自社のオウンドメディアに訪問してもらうことが可能です。
自社で扱う住宅の詳細情報を伝えられる
オンライン商談が増えた現在では、展示会イベントなど、ターゲットへ自社製品の魅力を直接伝えられる機会が減りました。
従来のように代理店に頼り切ったリスティング広告の出稿だけでは、住宅の細かい部分を伝えられないでしょう。
しかし、工務店でオウンドメディアを運営していれば、フォーマットや文字数の制限もなく自社の住宅に関する詳細な情報を伝えられます。
短い文章による説明でも魅力的な画像を複数掲載することで、ターゲットの興味を引くことは十分可能です。
また、画像をメインに自社の魅力を伝えるのであれば、Instagramなど写真を投稿できるSNSも有効でしょう。SNSはオウンドメディアとの親和性も高いので、集客の一貫として取り組む価値があります。
発信した情報のストックが可能
オウンドメディアはストック型のコンテンツであり、来訪者が知りたい情報をすぐに見つけられるのもメリットです。ユーザーにとって有益な情報をストックしておけば、長期的に安定した集客を見込めます。
単にモデルハウスや施工事例の情報を掲載するだけでなく、家を建てる際のポイントや土地の購入に関する注意点などコラム的な要素を取り入れるなどすれば、ユーザーにとって有益なコンテンツとなるでしょう。
また、中小規模の工務店は地域密着型であることが多いので、市区町村単位で地域に特化したコンテンツを掲載するのがおすすめです。地域での認知度を上げられるようなコンテンツを検討してみてください。
ユーザーの購買意欲を高められる
オウンドメディアは工務店とユーザーをつなぐ架け橋のような存在です。ユーザーにとって有益なコンテンツをストックし続けることで、購買意欲を高める助けとなってくれるでしょう。
例えば「◯◯市内の工務店」で家を建てたいユーザーは、該当エリア内の工務店をいくつかピックアップして、その中で自身にとって最も魅力的と感じる工務店と話を進めます。
オウンドメディアを運営して情報発信をしておけば、ユーザーの目に止まりやすくファンを獲得することも可能です。さらに有益なコンテンツをそろえることで、ユーザーからの信頼も得られます。
工務店を比較したときにユーザーから選んでもらう決め手を用意しておく、という意味でもオウンドメディアの制作は有効です。
オウンドメディアでの集客はターゲティングとテーマが重要
オウンドメディアでの集客を成功させるためのポイントは以下4つです。
- 自社の強みを整理する
- 自社の強みを魅力に感じてくれる(自社と相性の良い)ターゲットを決める
- ターゲットのニーズに応えられるコンテンツを用意する
- ネット上で情報収集・比較検討するユーザーに対する決め手になる情報を発信
実際にオウンドメディアを制作する前に、しっかりとしたマーケティングのもとターゲットとテーマの選定をしておきましょう。
自社の強みを整理する
オウンドメディアを運営するなら、自社の強みを整理してコンテンツに一貫性を出すことが重要です。まずは自社が建てる家にどのような強みがあるのかを洗い出してみてください。
また「顧客が自社の家を購入する理由」にもなる、自社ならではの強みを明確にすることも必要です。
作り手が思う価値と顧客が感じる価値は異なるので、強みとニーズが一致する価値を見出すことで自社を選んでもらえる可能性が高まります。
自社の強みを魅力に感じてくれる(自社と相性の良い)ターゲットを決める
オウンドメディアを制作する前に、自社の情報を伝えるべきターゲットを明確に決めておきましょう。
一般的に工務店のメインターゲットは30~40代ですが、性別や年齢、職業、家族構成など細かなペルソナを設定してターゲットを選定する必要があります。
また、今すぐに家を購入したい顕在顧客・将来的に家を購入する可能性のある潜在顧客に分けてターゲットを選定するのがおすすめです。
ターゲットのニーズに応えられるコンテンツを用意する
オウンドメディアによる集客を成功に導くには、ターゲットのニーズを満たせるコンテンツが必要不可欠です。
工務店を探している方の中には家作りに悩みを抱える方も多いので、ターゲットの悩みを解消できる記事を掲載してみてください。例えば工法ごとのメリット・デメリットや使用する材質の違いなどに関するコンテンツが良いでしょう。
このようにターゲットのニーズに応えることで、自社のファン獲得にもつながります。
ネット上で情報収集・比較検討するユーザーに対する決め手になる情報を発信
オウンドメディアにたどり着くユーザーの多くは、家を建てるためにネットでの情報収集や工務店の比較検討を行っています。
ユーザーにとって有益なコンテンツだけでなく、自社の家作りをアピールできる施工事例なども同時に掲載しておきましょう。
ネットで検索するユーザーは、どんな予算でどのような家を建てられるのかを知りたがっています。自社を選ぶきっかけとなるような情報も必ず発信してください。
工務店のオウンドメディアの制作でお困りなら
オウンドメディアで集客成果を出すには、目的を定めてゴールを達成するための戦略が必要です。しかし、以下のスキルを自社で備える企業はなかなか少ないでしょう。
- Web制作のノウハウ
- マーケティング
- SEO
- ユーザーを惹きつけるデザイン
- ストーリー設計
Zenkenではこれまでに、120業種を超えるクライアントの集客・マーケティングをサポートしてまいりました。戦略提案からオウンドメディアのデザイン・制作・運用まで、すべてワンストップで対応可能です。
Zenkenのオウンドメディア制作事例
ここで弊社が制作したオウンドメディアの事例として、以下のサイトを紹介します。
画像引用元:Zenken「音と、暮らす。〜防音室のある家〜」(https://www.living-withsound.net/)
「音と、暮らす。~防音室のある家~」では、音楽鑑賞や楽器演奏を楽しむために防音室を考えている方に、専門家の目線からアドバイスを提供しています。「防音室をつくるならここに依頼したい」とユーザーに思ってもらえるような、メディア設計を実施した事例です。
Zenkenがつくるオウンドメディアの特徴
Zenkenがつくるオウンドメディアは、ブランドを確立しつつファンを獲得し、安定した集客経路となることはもちろん、
ターゲットユーザーを徹底分析し、そのニーズに応えるコンテンツを充実させることで、成約や購入といった成果に最もつながりやすいユーザーを狙って集客が可能です。
上記のように、貴社の強みと親和性の高いニーズを持つユーザーに対して、ブランドを確立できるオウンドメディア、「ブランディングメディア」をZenkenではご提案できます。
Web集客に力を入れていきたい、現状のオンラインの反響がうまく成約につながらない、オウンドメディアに取り組みたいけれど何から始めるべきかわからない、そんな工務店様がいらっしゃいましたら、ぜひZenkenへお気軽にご相談ください。
貴社にしかできないオウンドメディア戦略をご提案させていただきます。