工務店がポスティングで集客を成功させる上手な活用法
最終更新日:2023年08月25日
ネットが浸透していない20年前程までは定番だった新聞折込みやポスティング。工務店の集客においても、ポスティングは有効な集客手段であり、多くの工務店が利用していました。
現在は若い世代が新聞を読まない、インターネットから情報を得ているといった理由から、ポスティングなどの紙媒体による集客効果は減少していると言われています。
しかし、チラシやポスティングは、使い方によってはしっかりと集客につながるのをご存知でしょうか。
ここでは、工務店のポスティングによる集客効果やチラシ・ポスティングメリット、ポスティングの上手な活用法について紹介します。
ポスティングとWeb広告を連動させた集客方法についても詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
工務店のポスティングは効果があるのか?
チラシやポスティングが効果を発揮する場面はいくつもあります。チラシ・ポスティングのメリットを考えてみましょう。
チラシ・ポスティングのメリット
ターゲットを絞れる
狙ったエリアに限定してダイレクトに訴求できるのがポスティングの利点です。自社の商圏エリアや注力したい地域にポスティングを行えば、エリア内の住民にリーチできます。
工務店であれば、マンションやアパートなどの集合住宅や築年数の古い家など、住宅の新築や改築を行う可能性のあるターゲットに絞って、目視で確認しながら配布できるメリットもあります。
Webを活用しない世代にアプローチできる
チラシやポスティングなら、普段はネットを利用しない世代の目にも届きます。住宅の改築やリフォームの場合、比較的年齢層が高めをターゲットとする場合が多いです。
パソコンやスマホの小さな文字よりも、チラシ・ポスティングの大きく見やすい文字でアプローチしたほうが訴求できる可能性があります。
情報をひと目で伝えられる
チラシやポスティングなら、ホームページやスマホのようなスクロールは不要で、ひと目で伝えたい情報を届けることができます。スクロールで文章を追わずに1ページで訴求できるため、情報を一度にまとめて把握してもらえる、全体像をつかんでもらえるメリットがあります。
自社が特に伝えたい項目や部分は、文字を大きくすることで、しっかりとターゲットの目に入るでしょう。インパクトを与えたい際は、デザインで見せ方を工夫するのも効果的です。
紙(情報)が残る
ネット広告とちがって、チラシやポスティングでは受け取った側の手に紙(情報)そのものが残ります。紙が存在することで印象に残りやすいメリットがあるだけでなく、家庭内でも複数の人が目にする確率も高まります。
仮にチラシを受け取った人には響かなくても、その家の他の人を訴求できる可能性があります。
ホームページを見てもらえる
ネットやSNSに慣れた世代をターゲットにするのであれば、投函されたチラシから一歩踏み込んで、自社のホームページも見てもらえる可能性もあります。
スマホからすぐにホームページが閲覧できるQRコードなどをチラシに掲載しておくと、興味を持ったユーザーが訪れる確率も高まるでしょう。
お得なキャンペーン情報など、ユーザーが「自分の利益になる」と感じる、「公式サイトもチェックしてみたい」と思えるようなチラシにできるか創意工夫が必要です。
工務店がポスティングを活用するときのポイント
すぐに集客したいからと言って、やみくもにチラシを作っただけではポスティングの成果は得られません。ポスティングを成功させるには、ターゲットに「価値ある情報が載っている」と感じてもらえるかが大切です。
ここでは、工務店がポスティングを活用するときに気を付けたいポイントをお伝えします。
目的を決める
そのチラシで「誰に」「何を」伝えたいのかを明確にしましょう。目的が決まれば、チラシのどの部分を目立たせるのか、文字で伝えるか、写真で伝えるか、など方向性が定まりやすくなります。
工務店が取り扱うのは「家」という高額な商品ですから、商品の特性上、チラシ一枚で簡単に売れるようなものではないはずです。チラシによって直接的に売り込むのではなく、自社の
- サービスについて伝える
- イベント情報を伝える
- 実績を伝える
など、ターゲットに自社を知ってもらう目的で取り組むのもひとつの手です。
行動を促す
「集客できるチラシ」というのは、自社に興味を持ってくれたターゲットや見込み客が、次の行動に移してくれるチラシです。はじめに決めた目的と連動して、最終的にチラシを見て「どう行動してほしいのか」を考え、訴求した見込み客の行動を促しましょう。例えば、
- 公式ホームページを検索させる
- 展示場やイベントなどに来店させる
- 資料請求してもらう
など、ターゲットの次のアクションのための導線を置いておくことが大切です。ホームページを訪問しやすいようQRコードを記載する、イベントに予約すると特典を得られる情報を知らせるなど、ターゲットがアクションしやすいような工夫を施すことでリーチしたその先の行動につながりやすくなります。
Webと連動させる
ポスティングからの集客を効果的にするためには、やはりWebと連動させる手法が有効です。自社の存在や商品・サービスにまだ認知度がない場合は、チラシを見たターゲットにいきなり行動させるのは難しいでしょう。
チラシでは気になる情報を伝えて、自社に興味を持ったユーザーに、ホームページやSNSを見てもらうことにつなげましょう。ポスティングのチラシでもWebでも一貫した情報を発信していることで企業の信頼につながりますし、効果的に認知拡大やブランディングを進められます。
工務店もWeb集客がメインに
インターネットでの情報収集や比較検討が容易になった今では、ポスティングだけで集客をするのは非常に難しくなっています。InstagramやTwitterなどのSNSを含め、工務店の集客もメインはWebへと変化してきました。
いくら商品やサービスに自信を持っていてチラシでアピールしても、Web上に欲しい情報がない場合、見込み客の比較検討の候補にすら入れないといったリスクもあります。そこで、ポスティングと同時に取り組むべきなのが、Webを中心としたマーケティング戦略です。
ポスティングをマーケティング施策のひとつとして捉え、ポスティングが有効な場面では活用していく、リードした顧客にはWebでさらに訴求していくという方法が集客効果を高めます。Web集客を活用すれば、チラシを目にしたユーザーが「見た」だけに留まったのか、訴求されて次のアクションを取ったのかの効果検証がしやすくなります。
集客施策のPDCAを回してより成果へつなげるためにも、チラシやポスティングとWebを連動させておきましょう。
ポスティングの目的や導線設計を見直そう
新聞を契約していない若い世代も増える中で、チラシやポスティングによる集客効果は日々減少し続けています。しかし、ターゲットやエリアを絞って集中して行うポスティングはコストパフォーマンスも良く、活用次第ではまだ集客として有効な手段です。
チラシ・ポスティングの目的を再度見直し、「誰に」「何を」伝えたいのかを明確にして、リードした顧客を次のアクションに導くチラシづくりを意識しましょう。
目的やターゲットを定めているにも関わらず集客につながらない場合、自社の強みや魅力がユーザーへ十分に伝わっていない可能性もあります。これを機に自社の強みとは何か、他社には真似できない価値は何かを考えてみてください。
貴社にあったWeb集客の戦略を提案いたします
キャククルを運営するZenkenでは、これまでに工務店様などの建築業も含む120業種を超えるクライアントのWeb集客を支援してまいりました。
これまで8,000件以上のWebサイト運用実績もあり、特定のターゲットに対して狙いを定めたWebマーケティング戦略の策定から、企業の強みを引き出し強みに合致するユーザーだけを集客する専門メディアの制作および運用を得意としています。
実際に特定の地域内で注文住宅やリフォームのニーズを持つユーザーの認知度を高めて、Web集客を成功させた実績もございます。その他にも
- 「資料請求100件に対して1アポがやっとだったのが、10件で8アポ獲得できた」
- 「自社の良さを分かってくれる見込み顧客が増え、契約単価が1棟あたり1,000万円もあがった」
- 「自社の強みが伝わるWeb集客の仕組みで、問い合わせ数が約3倍に増加した」
といった集客に成功したお声も頂いております。
もし現在、Web広告に出稿しても集客できず、打つべき手も見えずにお困りならお気軽にご相談ください。