スキー場の集客や売上アップのポイントを紹介

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スキー場の集客・売上アップのポイント

スキー場の画像

1987年に公開された、原田知世さん主演の映画「私をスキーに連れてって」が一世を風靡したことをきっかけに到来したスキーブーム。そこへ拍車をかけるように、歌手である広瀬香美さんの代表曲「ゲレンデがとけるほど恋したい」がヒットし、1990年代はまさにスキーブームの全盛期と言われています。

しかし、2000年以降はバブル崩壊の影響もあり、お金と時間のかかるスキーは次第に人気が低迷し、スキー人口もピーク時の半分以下にまで減少。特に知名度の低い地方のスキー場では、経営が困難になり廃業になるケースも数多くみられました。

そんなスキー場で集客アップを図るなら、スキーブーム全盛期を知らない若年層をターゲットにすることが重要だと言えます。そのためには、単にゲレンデを整備するだけでなく、その他の施設やサービスにまで目を向ける必要があるでしょう。

スキー場の集客・売上をアップさせるには

では、実際にどのような点に注目して改善を行なえばよいのか、具体的な改善ポイントを見ていきましょう。

子供向けの施設を充実される

スキー場には家族連れの利用者も数多く訪れますが、狙うべきは親ではなく、子供です。親は子供が楽しんでいる姿をみるのがなによりの喜びです。つまり、子供が喜べば自然と親はまたスキー場に子供を連れていきたくなります。そうなれば、両親と子供合わせて3人の集客が見込め、さらにリピート率の向上も見込めるでしょう。

具体的な施策としては、休憩所にゲーム機やキッズパークの設置、スタンプラリーの導入などが挙げられ、実際にそれらの施策を行なって家族層の集客をアップさせた事例も多数あります。

人員 施設管理者1~2人
メリット
  • 子供が楽しめるアミューズメントを取り入れることで家族層の集客が見込める
デメリット
  • 初期費用がかかる

日本食メニューを充実させる

近年、外国人観光客が増加しているのは言うまでもなく、スキー場もその恩恵を受けています。日本は今後も外国人観光客の誘致に力を入れるとしており、スキー場での集客においてもこの手を逃すわけにはいかないでしょう。

そのうえで重要となるのが、日本ならではの食事です。今や、寿司や天ぷら、そばなどの日本食は世界でも高い人気を集めており、それを求めて日本に観光へ来る外国人も少なくありません。そのため、外国人観光客を呼び込む手段のひとつとして、スキー場に併設しているレストランの日本食メニューを充実させるという方法があります。

人員 既存スタッフ
メリット
  • 外国人観光客にアプローチできる
デメリット
  • 既存メニューとの差し替えや食材の調達に手間がかかる

リフトを効率よく回転させる

客の流れを良くすることは、集客や利益アップを図るうえで基本となる要素です。スキー場で客の足が止まるポイントと言えば、リフトの待ち時間ですよね。この時間を短縮できれば、回転率が上がり、その分利用者の満足度も上がります。

具体的な策としては、「リフトのスピードを上げる」「複数人乗りのリフトには必ず人数分乗車させる」という主に2つが挙げられます。リフトのスピードは安全性を考慮されていると思いますが、逆に遅すぎるケースも少なくありません。一度見直してみて、安全が保たれる範囲でスピードを上げてみるのも良いでしょう。また、4人乗りなど複数人用のリフトには人数分必ず乗車させ、できるだけ効率を上げるようスタッフにも指導しておくことが大切です。

人員 既存スタッフ
メリット
  • 回転率が上がり、利用者の満足度が増す
デメリット
  • 年配の方からクレームを受ける可能性がある

差別化を図る設備・サービス

他のスキー場にはないようなサービスを提供することによって、差別化を図り、利用者の心理に「ここでしか楽しめない」という特別感を与えることで足を運んでもらう方法もあります。

例えば、

  • 近隣の小学校に無料招待券の配布
  • キッズ向けの体験ツアー開催
  • マッサージ機といった集客専用機材の導入

などが挙げられます。

一見スキーとは関係のないようにみえる機材やサービスも、待ち時間を退屈にさせないための工夫といった新たな付加価値に繋がる可能性もあるため、導入を検討してみるのもひとつの手でしょう。

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