ゴルフスクールの集客方法・広告戦略はなにを優先すべき?
最終更新日:2023年12月07日
集客前にゴルフスクール市場状況を振り返る
ゴルフが人気な背景や今後のトレンド
昔から人気スポーツとして中高年を中心に人気を得ているゴルフ。若い世代からも魅力的なプレイヤーが出てきている事や、チャリティーイベントでは定番にもなっていることからも、近年はゴルフはやらないけれども観戦はするといったお客様も増え注目度が上がっています。
ただ、近年よく耳にする不景気な話題や、ゴルフをやるにはお金がかかるといったマイナス面からもプレー人口が減少してきている様子。「レジャー白書」によるとバブル崩壊前は1200万人とも言われていたのが、2016年には800万人に割り込んできているといった結果もでているほどです。
人口だけでなくゴルフ場も減少しており、2000年には2,400合ったコースが、2017年には2,195コースと1割ほど減少。今後も減っていくのではと危惧されています。
ゴルフスクール市場の動向
ゴルフ場市場的にはどうなのかというと、こちらもバブル崩壊前は約1兆9000億円あったのが、2016年には9,000億円と約半分以下に。さらに細かく見ると、ゴルフ練習場では3000億円が1200億円、ゴルフ用品では6260億円が3400億円と、いずれも大幅は減少をみせています。
ただ、スポーツ業界では依然として大きなマーケティングであることには変わりがないようです。「レジャー白書」でも1兆5000億円前後の市場があると指摘しており、経済波及効果は4兆円とも言われています。人気ゴルファーの大頭などで若い人からも注目されてきている事や、ゴルフをやる人口の伸び率を伸ばせる可能性からも、まだまだゴルフ市場で儲けを出すこともできるとの考えからのようです。
生き残っていくにはかしこく戦略を練り、かしこく集客をする必要があります。特に注目したいのがWebによるアプローチ。ゴルフ業界におけるネット予約事業やネットショップ(EC)といったWeb関連事業は上昇姿勢をみせているので、Webに着目をした集客戦略をどのように練るかで変わってくるといえます。
ゴルフスクール集客成功のカギは自社の強みを知ること
ゴルフ場のレッスン市場の経済効果は、約150億円あると言われていますが、ティーチングプロ数にしてはライセンスの有無を問わず約8000人以上となっていることからも、ゴルフレッスンによる集客も厳しいものとなっています。
他のどのゴルフスクールよりも集客数を上げるには、他社にはない自社の強みを作ることがポイント。さらに、今やマーケティング手法として欠かせないWeb利用は必須。自社にしかない魅力を伝えるためにデジタルコンテンツで訴求していくのが勝敗を握るカギになるのです。
レッスンを受ける会員情報から強みをみつける
自社スクールの強みを見つけるには、通っている生徒さんから聞くのが一番です。経営者と利用者が思う事が必ずしも一致しているわけではないので、気が付かなったメリットを知ることになります。他にもあるゴルフスクールの中から選んでくれている理由、それこそが自社の強みになるのです。
デジタル技術の導入などを検討する
ゴルフスクール業界においても、WebだけでなくAI技術も日々発展しています。スクールの運営を便利にするだけでなく、ゴルフの上達にも貢献する最新のデジタル技術をいち早く導入することは他社スクールとの差別化にもなります。
昔ながらのスクール運営だけでは、いまや立ち向かうのが厳しい程、その技術向上は優れています。自分のフォームを見直すにしても、ゴルフ動画のスイング撮影を用いたり3Dセンサーで瞬時にチェックできるのをはじめ、飛距離データやスコアを管理できるスマートフォンアプリなども開発されています。そうしたゴルフの上達に役立つ技術の有無は大きな差になります。
Webエリアマーケティング戦略で集客を実現しよう
Googleマイビジネス
ニーズに合ったユーザーに、お店や施設を見つけてもらいやすくするGoogleマイビジネス。Google 検索や Google マップといったGoogle サービス上において、ビジネスや組織などの情報を無料で表示してくれます。管理するのも使いやすいですから、是非やっておいたほうがいい便利ツール。そんなGoogleマイビジネスに備わっている機能は以下があります。
- お店についての正しい情報を掲載できる
- Googleマイビジネスアプリを使う事で、お店の情報をリアルタイムで更新することが可能
- Googleマップにお店の位置情報を表示
- 閲覧回数やクリック数、着信件数、ルート表示回数、新規フォロワーなどの分析情報の取得
- 口コミを通じたユーザーとの交流
- バーチャルツアーで店内見学
どれも集客に便利な機能ばかり。これらが無料で使えるのですから、使わない手はないというもの。Googleマイビジネスは適正なカテゴリ設定で、集客効果もぐんと高まることが期待できます。すべての世代におけるスマホ所持率の高さ、そして検索エンジンから流れてくる率が高い事からも、Googleマイビジネスへの登録・管理は必要不可欠です。
集客効果を出すには、ポイントを押さえた設定が必須。ユーザーに自社のサービス内容がわかりやすく伝わるように、具体的な分類を選択しなければいけません。GoogleはサイトやWeb全体の書き込みからカテゴリ情報を検出しているので、具体的なカテゴリ設定から自動追加していきます。Googleマイビジネスのカテゴリ一覧では、ゴルフスクールであれば「スポーツ」の「ゴルフ練習場」「ゴルフ場」などがあります。
ホームページのSEO対策
ゴルフスクールの探し方といえば、圧倒的多数でインターネットです。自社Webサイトに訪問してもらうには、SEO対策は必須。検索ページで上位に表示してもらえるようにしなければいけません。
SEO対策において重要となるのが、「キーワード」「コーディング」「リンク」です。反響があり競争が少ないキーワード、検索エンジンに好まれる情報設計にhtml最適化、すっきりとしたクリック階層に内部リンクの最大化の実行がポイント。
ゴルフスクールサイトであれば、まずユーザーが知りたいのはどこにあるかです。また、2語~3語を掛け合わせたキーワードで検索されることが多い事からも、「ゴルフスクール×エリア」などといったスクール探し検索をメインに対策をするのがおすすめです。
さらに、ユーザーが上手くなるために必要な情報を定期的に発信すると支持されやすくなります。悩みや課題解決に結びつくような的確な答えが見つけられるコンテンツを作ることができれば、ユーザーにとって利便性の高いサイトと認識され、ひいてはGoogleの高評価にもつながります。ゴルフスクールを検討しているお客様がどんな検索目的を持っていて、必要となる情報を掲載できるのかを考え、これ以上検索させないで済むようなサイトが作れれば最強なのです。
ポジショニングメディア
ゴルフ市場は縮小をしているとはいえ、競合他社が劇的に減っているわけではありません。そのため、その限られたシェアを自社で確保する戦略が必要です。
ポジショニングメディアでは、以下のような集客・売上課題を解決することが可能です。
- 競合他社とシェアの奪い合いになってしまっている
- 続けてくれる会員が少ない
- 自社の強みをしっかり訴求できない
具体的にはユーザーが通いそうな商圏を見出した上で、地域特化型のゴルフスクール専門ポータルサイトを構築。その中で、ユーザーの持つニーズに合わせて(料金、技術力等)ゴルフスクールを紹介していく為、マッチング度の高いユーザーを集客することが可能なWeb集客術です。
なお、ポジショニングメディアについてよりくわしく知りたい方は、下記ページで説明していますのでよろしければご覧ください。
YouTube集客
ゴルフスクールは、ゴルフの上達を目的に通う場所です。教わる場所としてユーザーがまず気にするのが、スクールの雰囲気やゴルフレッスンの雰囲気など。それらを文章で伝える以上に効果が高いのが動画であり、今流行りのYouTubeです。
YouTubeのレッスン動画の視聴者の多くが40代~60代。「レッスン動画を無料で公開してしまったら、通う理由がなくなるじゃないか」と思われるかもしれませんが、ゴルフレッスンのプロによる動画公開が多い事からも、そういった心配はあまりないようです。ほとんどのレッスン動画において、ノウハウの出し惜しみがありません。そもそも、人それぞれに悩みや課題は違うのですから、レッスン動画を見ただけで改善できるほど簡単ではないのですから。
YouTube動画を参考に、ゴルフスクールで練習を受ける。課題を解決できたという人も少なくありません。惜しみないノウハウの公開が信用と知名度を上げ、集客につながっているのです。
SNS集客
スクール探しでは、FacebookやTwitter、InstagramといったSNSなどで実際に通っている人の口コミをチェックするのが当たり前になっています。スクール側が発信する情報よりも口コミの方が重要視される理由は、そこに嘘偽りがないから。損得関係ない情報だからこそ信頼できるのです。
口コミが多い事はSEO対策にもプラスになってきます。上位表示されたとしても、口コミがまったくないサイトでは実態が見えないとして、口コミのあるサイトに流れて行ってしまう可能性が大なのです。
とはいっても、悪い口コミばかりでは逆効果になりかねません。良い口コミが多数あることで与える信頼感も大きくなりますので、日頃からスクール内での対応は木を付けておかなければいけません。
ただ、口コミを書いてもらうのは簡単ではありません。なかなか口コミが増えない場合は、体験型レポートを活用するのも一つの方法です。
集客アップを目指すならインドアゴルフへの業態転換も手段の一つ
ゴルフ業界での集客アップを目指すなら、インドアゴルフへの業態転換も選択肢に入れると良いでしょう。
インドアゴルフとは、名称の通り室内でゴルフをプレーできる施設のことです。天候に左右されない点や夜間でも練習が可能な点、空調設備によって長時間快適にプレーできる点など、さまざまなメリットがあり、近年需要が高まっています。
公益社団法人全日本ゴルフ練習場連盟の「2023年度10月 全国練習場施設数調査」によると、アウトドア・インドアの練習場施設の増減は以下の通りです。
施設数 | 増減 | |
---|---|---|
アウトドアゴルフ練習場 | 2,322 | -42 |
インドアゴルフ練習場 | 1,518 | 196 |
※参照元:公益社団法人全日本ゴルフ練習場連盟(https://www.jgra.or.jp/activity)
アウトドアゴルフ練習場は減少傾向にあるのに対し、インドアゴルフ練習場は増加傾向です。ただ、アウトドアゴルフ練習場に比べてまだ施設数が少ない傾向にあるので、インドアゴルフへの業態転換は今が狙い目といえるでしょう。
以下では、インドアゴルフのフランチャイズサービスを紹介しています。広告宣伝を含む集客サポートによって、売上アップを目指したい方はぜひチェックしてみてください。
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自社に合った集客・広告方法を模索しよう
「近くにあるから」「値段が安いから」といった理由だけでは選んでもらえなくなってきている今ですから、他社ゴルフスクールよりいかに特別感を感じられるのかがポイントになります。差別化に成功しているゴルフスクールは、間違いなく繁盛しています。
そうしたユーザーの心理を客観的に分析し、数あるマーケティング手法の中でも自社にあった方法を見極めて適切に選択する。打てば返ってくるような広告アプローチをしていかなくてはいけません。まだこれからも競争が激しくなると予想されるゴルフスクールだからこそ、早い時期での好スタートが勝敗を決めるものとなります。Zenkenでは、これまでのノウハウを活かしたアプローチを仕掛けていきます。