生徒が集まる!生徒が辞めない!ピアノ教室の集客方法
公開日:2020年01月30日
演奏がうまいだけでは生徒は集まらない
集まるか集まらないかの違いは演奏力ではなく集客戦略の違いにある。
結論から申し上げますと、ピアノ教室の集客に大切なことは演奏力ではありません。ビジネスとして考え、しっかりとマーケティング(市場調査)を行い、生徒募集=集客をしましょう。
演奏力や指導力は集客に欠かせない要素であることはまちがいありませんが、それがそのまま集客につながるのは地域で実績を重ね、知名度や認知度が上がってからのこと。
最初はどこも生徒は0からスタートです。では実績のない教室でも、生徒を集めるのにはどうすればいいか?生徒が集まる!ピアノ教室の集客方法と題して、マーケティングの観点から集客方法のノウハウを解説します。
ピアノ教室の鉄板集客方法
ピアノ教室の鉄板ともいえる集客方法は
- ホームページ、ブログ執筆
- チラシのポスティンや口コミ
- ピティナなど指導者会員に登録し関係サイトに掲載
- GoogleマイビジネスやSNS
などがあげられます。
公式ホームページをキレイに制作して情報を充実させる
ホームページでは情報は簡潔に、そしてビジュアル面での印象の良さは写真など使って表現しましょう。
今の時代、自身の教室のホームページをもたないとう選択肢はもはやないといっても過言ではありません。自身の教室の強みを分かりやすく、そして素敵な教室である雰囲気が出せるよう、内容とビジュアルの両方に気を配り作成することをお勧めします。
音楽のように芸術を学ぼうとするユーザーは、ある程度生活にゆとりがある世代が多い傾向に。人を収入だけで判断することをよしとはしませんが、このような世帯の人が選ぶ際、値段と内容が見合っているかどうかもよく考えるのが普通。安ければいいというものでもないということです。その価値を表すのはピアノ教室でいえば、指導内容と実績そして教室の備品など。
Googleマイビジネスで地図に登録
Googleマイビジネスに登録することでGoogleマップでの検索にも表示されます。
→ MEO Map Engine Optimization (地図エンジン最適化)
Google検索をかけたときに画面に店舗の位置情報、営業時間、口コミなどを表示してくれる機能が無料でできるので、登録しない理由がありません。
Googleマイビジネスの整備を行うことで適用され、近隣でピアノ教室を探しているユーザーや自社を検討して指名検索(教室名検索)をしているユーザーに向けてアプローチできます。
SNSで教室のカラーと方針を発信
SNSの中でピアノ教室の集客に効果的なのがInstagramです。TwitterやFacebookでも同じことは可能ですが、Instagramがお勧めの理由は「ピアノを習わせたい、もしくは習っている子どもがいる母親」がInstagramユーザーに多い可能性が高いから。
ストーリーズのショートムービーを使って、レッスン風景を見せる、もしくは実際のビフォーアフターなんかを分かりやすく紹介すると具体的に教室の様子が想像できます。
実際の事例
Instagramの投稿をみて今の教室のレッスンをやめて教室を移動した
ピアノ教室というのは同エリア内にいくつも存在するもの。習っている教室が本人に合うかどうか見極めることは難しいです。習いだしてからなにか違うなと思っているときにInstagramのムービーである教室の生徒の映像をみて、ここでレッスンを受けたら本人も変わるかも…と考え思い切って移動した。
このケースは編入ですが、Instagramを使い教室のブランディングを成功させている事例です。
生徒募集のチラシをつくり認知度をあげる
チラシはオフライン上での広報媒体。配るもよし、どこかの掲示板に貼るのもよし、紹介用に配布するもよし。オフライン上で、自分の代わりに教室の良さを語ってくれる媒体につくりあげましょう。
定番の集客方法ですが、チラシを教室に通えるエリアへのポスティングは、オンラインのホームページと併せて基本的な集客手法。生徒がいない間は自分でもできますが、少ないときほど広報は広く深く拡散する方がいいので、はじめからポスティングは業者へ依頼するのもありです。
これからの動画集客
これからの時代に合わせた集客として動画を活用した手法をご紹介。集客だけではなく工夫すれば、そのままオンラインレッスンとしても活用できるので幅が広がります。
動画のポイント、動画でしかできない告知というのは、テキストではなく人間の動作や音を使って訴求できる点。
- 自分(講師)の話し方や伝え方をイメージさせられる
- 演奏やレッスン風景のリアルな様子を見せることができる
- 動画は良くも悪くも印象に残るので公開前のチェックは入念に
レッスンイメージの具体化
ものすごく端的な結論としては、テキストを読むより動画をみた方が理解が早いという考え方です。
完璧にまとめられたテキスト、プロが撮った写真のような静止画、どちらもホームページに記載されていればレスポンスは高いです。ただ、拙くても実際に講師が自分の言葉でレッスン紹介をしたりレッスン風景を見せたりした方が、選ぶ側からすればわかりやすくて印象に残るもの。
なにより、教室選びで一番重視される「先生」自身に、家にいかなくても「出会える」ため、細かな内容よりもその印象を確かめるのには動画以上のコンテンツはないです。
動画告知のメリット・デメリット
メリットとデメリットは表裏一体です。動画は良くも悪くも分かりやすい。なので、本人は気づいていなくても、指導法、話し方に伝え方、演奏、それから見た目。これらの要素がマイナスに働いてしまっては動画集客どころかマイナスイメージを振りまいてしまいます。
動画集客自体が決して難しいのではなく、マイナスに移ってしまうのはそもそも講師本人かレッスンの運営自体に問題があるということ。
ですので、動画の構成を考え実際に撮影をしたら、できれば利害関係のない第三者、もしくは先生仲間など公開する前に他人の目を通すようにしましょう。
これはなにも動画に限ったことではないのですが、ホームページで一記事・一コーナーをつくるよりも、動画一本撮るのは自分自身の満足感が大きくなり「検討者がどう思うか?」の考えが薄れがちになるのを防ぐためです。
生徒が減る(やめる)ピアノ教室の特徴
生徒がやめる理由、状況は様々ですが最終的には信頼関係とレッスン成果に起因します。
信頼関係が築けなかった
子どものレッスンと大人のレッスンとで信頼関係の築き方(アプローチ)が違いますが、共通項は「意思決定者」との信頼関係です。
子どもの場合は子どもとの信頼関係、かみ砕くと好かれているかどうかも重要です。勘違いしてはいけないのは、いくら子どもが好きでもレッスンに通うか通わないかを決めるのは保護者であるということ。子ども好かれている、先生の指導がわかりやすく伝わるのは子どもにとってはとても重要です。
いくら子どもが満足していても保護者が求める結果につながらないと、もったいないことにやめてしまうのです。ここは一判断材料だと割り切りましょう。
大人のレッスンの場合は、本人との信頼関係なのでその点はシンプルです。信頼関係を築くポイント、特に習いたての方の場合、嫌なことがあったとしても基本的に言い出しにくいので、先生がうまくケアをして話しやすい人間関係をつくることからはじめましょう。
レッスン成果が感じられない
レッスン成果は習う生徒側の目的によって変わりますが、そもそもピアノの演奏が上達しないのは論外です。回転寿司を食べにいってサイドメニューはおいしいけど、お寿司が不味いでは次回そのお店にいくことはありません。大前提の成果と個人ニーズの成果、この二つが満たされてレッスン成果があると習っている側は感じます。
レッスンをしていて発表会をおこなったり、クリスマス会など季節にちなんだイベントをおこなったりしていませんか?あるいは、教室をこれから立ち上げようとしている人であれば、年中行事として計画を考えているかもしれません。
通常レッスンに加えて、このような教室独自のイベントを開催することで、違った方向から習っている側のニーズを知ることができるので、運営は大変ですが講師側、生徒側、両方にメリットがあるため、どの教室でも実施しているのです。
生徒が集まるピアノ教室の特徴
ユーザー側が選びやすい状況を意識的につくっている教室こそ、生徒が集まる教室といえます。
ピアノ教室は同エリア内でも競合がひしめく業界です。習い事としても音楽をさせたいと考えたら、じゃあピアノかな?となる程、認知度も高いので関連情報も溢れています。だからこそ、選ぶ側はなにがいいのか情報過多でわからなくなってしまうというケースも。
選びやすい状況をつくるとはどうすればいいのか?具体的な行動に移すための考え方、バリュープロポジションを紹介します。
バリュープロポジションとは?
自社(自身の教室)が提供している価値とユーザーが望んでいる価値が合致し、なおかつ、近隣の競合する教室にはできない価値のことを表します。ユーザー側が迷うのはどれが正しいのかわからず、選ぶことを失敗したくないから。
ピアノ教室の集客におけるバリュープロポジションの作り方は、以下の考え方をユーザー側に伝えることです。
- 教室の選び方でおさえておく点は〇〇
- 最終的な答えは自分がどんなレッスンを習いたいか、他の人の意見は参考程度
- その答えを教室側(自分)に示せば、要望に答えられる
- だから一番は、通い続けることが負担のない場所を選ぶこと
近隣エリアの集客にはこの考え方が効果的です。要はピアノ教室のレッスンとは、ある程度生徒の特長や要望に応じ、内容を変えて、価値を提供するものであるということを伝えます。そしてその点において、自分の教室は対応力があるということが伝われば、ユーザーは問い合わせてくれる可能性が高まるでしょう。
まとめ
冒頭お伝えした通り、指導力=集客力ではありません。もし「集客」という点から課題を解決し、安定したピアノ教室の運営にもっていきたい、そのようにお考えでしたらZenkenを頼りにしてください。
Zenkenでは、バリュープロポジションに則したコンテンツマーケティング・Webのあらゆるメディアを7000以上つくってきました。
特にエリア内でユーザーから選ばれるマーケティング戦略を仕掛けていきたい、たくさんの生徒を抱え充実した教室運営に集中したい方はぜひ、Zenkenまでご相談ください。