【必読】音楽教室の生徒を増やすための集客方法・広告戦略
最終更新日:2020年11月15日
音楽教室の生徒を増やしたい人へ
音楽教室の生徒募集は教室運営の基礎。生徒が集まらなければ開業していないのと一緒です。そして教室運営の一番難しいところも生徒募集。すなわちビジネスでいう集客・マーケティングです。
本ページで広義的に音楽教室の生徒募集について解説ご紹介します。
・生徒集めるにはどうしたらいいのかわからない
・いろんなアドバイスを聞いて進めているけど一向に成果が出ない
ピアノ・ギター・バイオリン・ボーカルなど音楽教室の中でも教科は様々あり、運営の内容も個人で1教科を運営する方法もあれば、店として複数強化を運営する方法もあります。どのような状況でも基本は同じです。本ページではどの教科にも活かせる考え方をご紹介していきます。
音楽教室の生徒が増えない理由
まず、生徒が集まらない理由とは何か考えます。教室によって違いますが、良く勘違いされそうなのはレッスンの中身が悪いから生徒が集まらないと短絡的に考えることです。
もちろんレッスンは成果が求められますので、指導の中身は最も大切で先生が一番重要視してこだわらないといけない部分です。ただこれが、そのまま=集客につながるかというのは別問題だと捉えてください。
良い言い方をすれば、音楽教室にいきたいと思っている人に自身の教室の存在を知られていない、認知されていないというだけです。だから集客としての問題を解決しなければなりません。
音楽教室の集客は見込み客の行動を知るところから
ユーザーが教室を探す第一歩。まず一番にすることは当然、自分が習いたいと思う音楽教室の検索です。次に検索した教室を並べて比較し、その後はじめて「体験教室」に申し込みます。
そして体験教室に来たからといっても入会するとは限りません。体験レッスン自体を比較して検討しその比較競争に勝ち残ってはじめてレッスンに通ってくれるわけです。行動順にユーザーの動向を解説していきます。
行動1:スマホで検索(認知)
検索して得られる内容はスマホで十分です。まず、この時点で引っかかってこないと見つけてもらえません。後ほど詳しく解説しますが、自身の教室のホームページやブログが出てこないことには見つけてもらえず、新たな集客は難しいと認識してください。
集客方法(1):Googleマイビジネスへの登録
Googleマイビジネスに登録することでGoogleマップでの検索にも表示されます。
登録するだけで、MEO Map Engine Optimization (地図エンジン最適化)を使うことができます。Google検索をかけたときに画面に店舗の位置情報、営業時間、口コミなどを表示してくれる機能が無料でできるので、登録しない理由がありません。
Googleマイビジネスの整備を行うことで適用され、近くで音楽教室を探しているユーザーや自社を検討して指名検索(教室名検索)をしているユーザーに向けてアプローチできます。
集客方法(2):SNSで音楽教室の宣伝
SNSによる発信は広く浅く、拡散性は高いですが情報の深掘りはできません。こまめに情報を発信し、面白そう、信用できそう、わかりやすそう、という「〜そう」という興味をひくために使いましょう。更新頻度を多くして鮮度の高さをアピールすることも大事です。
SNSからダイレクトに問い合わせを受けるよりも、ホームページなどへの誘導用として使うイメージ。ちなみに生徒が集まりだしたら、教室内のネットワークをSNSでつくるのも良い方法です。その中でもLINEは教室運営の管理ツールとしても使い勝手がいいのでお勧めです。
集客方法(3):SEOでホームページを上位表示
ホームページの SEO 対策というのは、狙ったキーワードで検索エンジンに自分のサイトを上位に表示させること。正しい SEO対策とは、単にキーワードを多く含んだり、被リンクを増やしたりするだけではなく、ユーザーにとって価値のあるサイトに仕上げることをイメージしてください。
音楽教室においては、扱う教科の指導法や雑学、あとは指導の中で生徒がどのように成長したかなど、音楽を学ぶ人にとって有益なコンテンツをつくることです。リンクしたキーワードを上手く使って上位表示させることを狙い、SEOをすることで有効商圏内からのターゲットユーザーを獲得することを目的とします。
行動2:音楽教室のホームページを比較(比較検討)
検索ルートをご紹介しました。次のステップは検索した後の比較フェーズです。
Web上の比較検討においてはホームページに自分が掲載した情報がすべて。スマホでのGoogle検索、SNSによる宣伝から、ユーザーがたどり着くのは教室の情報が詳しく書かれているサイト。
集客方法(4):ホームページを充実させる
ホームページを充実させるというのはどういうことか。
ポイントは
教室の雰囲気
ホームページのトップページを開いたときに抱く印象から情報収集がスタートします。トップページが洗練されているかどうか、というとハードルが上がりますが、誰しもが感じることで、素敵なサイトをつくられていると興味関心は高まりますよね。その気持ちは教室を探すユーザーも同じです。
ホームページのサイト構成は、音楽業界の中でも最先端を進む業界と、昔ながらのサイトを使っているのと、極端に分かれているように感じます。
先生の人柄
教室の雰囲気に関係するのですが、いくらサイトの中に正確な情報があったとしても、どんな先生なのだろう?という疑問をもったままでは理解が進みません。教室業務の肝は当然ながら指導する先生本人です。
先生の自己開示、もしくはブログをつくってホームページから閲覧できるようにする。など、自分自身の人柄を限りなく正確に理解してもらえるような工夫をしましょう。
レッスン内容・料金・時間
レッスンの内容はどのように表現しますか?教室と先生の雰囲気がわかれば次はレッスン内容です。
音楽教室ではよくテキストの進捗によってレッスン料を変えます。理由は、一般的に音楽のレベルを推し量る物差しがないからなのですが、これは一般の人にはなかなか伝わりません。ピアノでいえば、ブルグミュラー、ツェルニー、ハノンといったピアノをしている人ならある程度わかる記載でも、伝わりにくい場合があるので気をつけましょう。
内容や料金の記載の仕方はシンプルに初心者は「初めの1年は8,000円(税別)1回30分で月3回です。その後は…」という書き方だと「そうか最初の1年は8,000円か」と理解しやすくなります。
レッスン環境(楽器やお部屋)
レッスンの環境は開示しておくことをお勧めします。音楽教室はボーカルやダンスを除き楽器を奏でるものがほとんど。そして、楽器というものは作りこみの違いで奏でる響きも全く別物になってしまいます。
本格的な指導をしている教室なら、その教室に1つか2つはプロや指導者が使う本格派の楽器を導入しましょう。むしろ楽器によってはマイ楽器を持ち込めない(ピアノ、オルガン、ドラムなど)場合もあります。その時に、生徒の使っている楽器よりも教室の楽器が見劣りしてしまうようなことは避けたいですね。
これは教室を立ち上げる際にはとても重要なことです。その楽器を通じて指導を行うということに対する責任の表れともいえます。
指導方針・方向性
音楽教室のレッスンは、大きくは教育的な思考で習いたいという方(主に子どものレッスン)と趣味思考の2点に分類できると思います。
自分の意図にあったレッスンをしてくれるかどうかが、問い合わせをしないとわからないというのは不親切です。どんな希望に応えられて、どのぐらいの年齢層の方のレッスンをしているかなど、ユーザーに伝わる方針や方向性を明記しましょう。
分かりやすいのは発表会やイベント、コンクールや音楽能力検定といった、目標をどこに設定しているかを記載すること。これだけで、抽象的な感じがなくなり、「発表会などは完全に任意なので通いたいだけの人もOKです」ということが書かれていれば、その点がネックになっていた人は安心して問い合わせができます。
ポイントは基本的なもの 発展させて独自性を
このようなポイントをおさえ、ホームページを充実させましょう。音楽教室業界はホームページを充実させるためのネタは豊富にある方です。上記に書いたこと以外にももっとたくさんの情報を掲載することもできるでしょう。
ホームページの構築は時間も労力もかかります。指導に専念したいのにこんなことできる時間がない…と思わずに楽しんで取り組んでみてください。もしくはプロに依頼するのも一つです。
行動3:決めた音楽教室に体験申し込み(決定段階)
長くなりましたが、上記のことが網羅され魅力的なホームページが作成できれば、レスポンスはかなり向上するはずです。そして、ここだ!と決めて問い合わせをするわけですが、ほぼすべてが体験教室に発展するはず。
よほど知り合いが習っているなどがない限りは、実際に体験してみたいと思うのが普通です。体験教室は最後の意思決定を決めるための段階ともいえますので、他にはない独自性、特に先生が一番魅力を伝えたい指導面での強みを発揮するのはこの時。
1回のレッスンで伝えることができないほどの内容なら、その後は格安のおためし期間とし3回まで3,000円など少しずつ取り込むのもいいでしょう。苦労して集客を改善し、受けた問い合わせ。なんとしても成果につなげるためにはあと少しです。
音楽教室のホームページを充実させるだけではダメ
ホームページを充実させるだけでなく、抜かりなく情報を届けるためにも地域ポータルサイトなどのポジショニングメディアを活用しましょう。
問い合わせを得るための集客方法だけでなく体験教室の内容まで踏み込みましたが、実際、集客だけでも指導の内容だけでもどちらか片方しか頑張っていない、となれば生徒は集まりません。教室を経営するには両面の理解が必須です。
Web集客においてもまだできることがあります。あくまで前述したのは基本の流れで、これだけでは自分の地域(エリア)内へ向けた情報発信が不十分です。全国に見せることよりも自分の教室に通う可能性のあるユーザーへ情報を届けなくてはなりません。
ポジショニングメディアによるエリアマーケティング戦略
音楽教室など地域ビジネスにとって、対象となるユーザーは当然、近隣の住まう世帯です。エリアマーケティングの基本は商圏エリアの情報を把握(人口・年代・性別・競合・特性・流行など)すること。
チラシ配りや説明会など、オフライン上でしか近隣の住民にアピールできないなんてことはありません。むしろ、はじめはWeb検索をされることがほとんど。Web上でエリアマーケティングの考えを意識してホームページを作成し、ポジショニングメディアや比較サイトに紹介ページを載せておくなど気をつけます。
ホームページ・サイト名には地名を入れる
ポジショニングメディアの活用がなぜ必要かというのは、自身の教室周辺のユーザーに情報を届けるため。ただ使えそうなサイトがなければ、自身のホームページによるSEO、MEOで勝負することになります。
その時に「教室名に地名を入れる」というのが割と効果的だったりします。理由は簡単で探す側が見つけやすいからです。企業サイトだと難しいですが、個人経営だと工夫のしようはあるので、実践してみてください。
まとめ:音楽教室の生徒を増やすための集客方法
ここまで読んでくださり、ありがとうござました。
いかがでしたでしょうか?
・生徒集めるにはどうしたらいいのかわからない
・いろんなアドバイスを聞いて進めているけど一向に成果が出ない
冒頭、このような悩みを抱えた人へ、本ページをご覧いただくことで集客の考え方が理解できるようになるとお伝えしました。少しでも参考になれば幸いです。
何度も同じことをいってしまいますが、指導力=集客力ではありません。もし「集客」という点から課題を解決し、安定した音楽教室の運営にもっていきたい、そのようにお考えでしたらZenkenを頼りにしてください。
Zenkenでは、バリュープロポジションに則したコンテンツマーケティング・Webのあらゆるメディアを7000以上つくってきました。特にエリア内でユーザーから選ばれるマーケティング戦略を仕掛けていきたい、たくさんの生徒を抱え充実した教室運営に集中したい方はぜひ、Zenkenまでご相談ください。
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