葬儀社サイトのSEO対策で上位表示を実現するには?
最終更新日:2022年01月11日
葬儀社は、日本全国に数多く存在します。自社サイトのSEO対策を行わなければ、せっかく開設したホームページも、誰の目にも留まらず集客ができない結果にもなり兼ねません。
この記事では、葬儀社における自社サイトの集客に必要なSEO対策のメリットや、具体的な取り組み方などについて解説します。上位表示させるコツを掴んで自社サイトの集客力・認知度アップにご活用ください。
葬儀社にとってSEO対策が重要な理由
葬儀社は競合他社との差別化や自社だけの独自性、強みを打ち出していくことが集客に繋がります。利用者から口コミで評判が伝わると集客効果が期待できるため、利用者の「満足度」にも配慮する必要があります。ここからは、葬儀社のWebサイトにSEO対策が必要な理由について解説します。
生前に葬儀準備をする人への対応
SEO対策はWebサイトのテーマや内容に関わらず重要と言えるのですが、葬儀の場合は死後だけではなく生前から葬儀の準備を進める人が一定数います。生前から葬儀を行う会社を選定・比較している人は、葬儀社にとっての見込み客でもあります。
早い段階で自社を選んでもらえるように、SEO対策で利用者に検索結果として自社のWebサイトを表示し、マッチング率を上げていくことが大切です。
価格の明朗化に対するニーズの高まり
かつて葬儀にかかる費用は不透明なものであり、葬儀の規模や聖職者に支払う手数料など各家庭によってかけられる費用に差がありました。
しかし近年、葬儀の方法が明瞭かつ決まった流れに沿うものとなり、いわゆるパッケージング化されたプランとして売り出されるようになったため、「価格の明朗化」が進んでいます。
- どの工程にいくらかかるのか
- 葬儀全体ではいくらかかるのか
を重視する利用者も多く、料金表をわかりやすく掲示することが求められています。Webサイトはそういった情報の周知に向いているのですが、みてもらえるにはやはり、Webサイトを検索結果で上位表するためのSEO対策が必要です。
ネットを活用する高齢者の増加
デジタルシフトが進む現在、直接的または間接的にインターネットに触れ、リアルタイムに情報を受け取る高齢者が増えています。インターネットユーザーである高齢者に自社の情報を届けるためには、Webサイト上でのSEO対策が欠かせません。
葬儀形式の多様化
生前葬と呼ばれる葬儀をはじめ、「家族葬」「自宅葬」「直葬」「自然葬」のように利用者の希望とライフスタイルに合わせた葬儀が登場しています。
SEO対策を施すことで、特定した葬儀をイメージしているユーザーのWebサイトへの増え、自社で扱っている葬儀の種類や形態、費用をより多くの利用者に提示できるようになります。
葬儀社が行うSEO対策のポイント
実際に、葬儀社が行うSEO対策のポイントについてみていきましょう。
キーワードの選定を工夫する
利用者が葬儀社を検索する際の「キーワード(KW)」は、SEO対策に欠かせないものです。Webサイトに盛り込みたいキーワードをチェックしていきましょう。
地域名
日本全国に存在する葬儀社を特徴づけるものの一つが「地域名」です。葬儀社を調べる際、「葬儀 ○○(地域名)」「○○(地域名) 家族葬」と、地名が入ったキーワードでの検索が多く行われています。
検索結果一覧に出た各Webサイトのタイトルに地域名が書かれているかどうかでクリック率が変わるケースも多く、Webサイトのタイトルに地域名を入れ込む方法もおすすめです。
そのため地域名をWebサイト内のコンテンツに入れ込むことで、特定のエリアで葬儀を検討している利用者とのマッチングが行えます。
地域名が入っていないと利用者が検索しにくくなり、他の葬儀社に流れていってしまうリスクもあるため、必ずWebサイト内のわかりやすい場所やコンテンツ内に地域名を記載しましょう。
宗派
Webサイト内には仏教・キリスト教などの宗教に加えて、さらに細分化し宗派名も記載すると親切です。無宗教が増えているといっても、葬儀の対象者(親や兄弟など)が特定の宗派に属している場合尊重しなければならないため、宗派を受け入れてくれるかどうかを重視する人は少なくないものです。
Webサイトに「どの宗教にも対応」と記載しても、具体的にどの宗教をどのようにカバーしているのかがわかりづらいため、利用者目線で必要な情報はすべて記載するようにしてください。
葬儀形式
葬儀形式とは、以下のような方式を指します。
- 葬儀式(一般葬)・家族葬(密葬)・社葬(団体葬・合同葬)・一日葬・直葬(火葬)・お別れの会(偲ぶ会)・自由葬・市民葬(区民葬)・福祉葬・自宅葬・生前葬 など
上記はいずれも同じ葬儀ではありますが、開催場所・順序・方法・費用などに違いがあります。
自社で対応できる葬儀形式は必ずWebサイト内にわかりやすく記載し、料金とともにそれぞれの葬儀の流れや会場の広さ、所要時間なども明記すると良いでしょう。
終活に関するキーワード
近年、死後のことまでを視野に入れて「終活」を行う人が増えています。そのため終活に関連したキーワード(おひとりさま・セミナー・エンディングなど)をWebサイトに盛り込んで、終活中の方に対する認知度を高め、自社とのマッチング率を上げる方法もあります。
公式サイトであることをタイトルでアピール
ポータルサイトやブログサイトを含め、Webサイトと呼ばれるものは無数に存在します。検索結果に表示されるタイトルだけを見ると、どのWebサイトが公式なのかわかりづらい場合もあります。
そこで営業活動を行っていることを【公式サイト】という文言でPRし、サイトを訪れる人の信頼度を高めることができます。
顧客ニーズに合ったコンテンツの提供
Webサイト全体のレイアウトだけではなく、画像・文章・動画などそれぞれのコンテンツは利用者のニーズに合うものを提供しましょう。
「わかりづらい」「他社との違いがわからない」とネガティブなイメージを抱かれてしまうと、利用者は離れていってしまいます。あくまでも情報を得たい利用者の立場に立ってWebサイトを作っていくことが大切です。
3語キーワードを狙う
SEO対策に効果的な方法として、「葬儀 安い 東京」など3語で入力されるキーワードを利用する方法もあります。
1語や2語のキーワードは検索ボリュームがあるのですが、その分検索エンジンで引っかかる結果も多く、競合に埋もれやすくなります。また、検索キーワードが長ければ長いほど、検索しているユーザーの意図がはっきりしているという特徴もあります。
検索キーワードは利用者の本音や切実な気持ちを反映したものですから、利用者目線で3語のキーワードをピックアップし、SEO対策に活かしましょう。
定期的に記事を更新する
検索エンジンは日々Web上を巡回し、さまざまな基準で評価しています。Webサイトの内容の質やユーザーにとって分かりやすい構造になっているかどうかに加えて大事なのは、掲載されている情報の鮮度です。
古い情報しか掲載していないWebサイトは下位に押し下げられやすいため、定期的に記事やコンテンツを見直し、更新をかけることをおすすめします。
葬儀社のSEO対策で注意すべきこと
葬儀社のSEO対策において、特に注意したいポイントをみていきましょう。
キーワード選定の分析と工夫が必須
キーワードのピックアップにおいて、同じ内容でも検索率が大きく異なる点に注意が必要です。
たとえば検索率が高いのは「東京都」よりも「東京」、「葬儀社」ではなく「葬儀 会社」であり、利用者目線での入力キーワードを選定するとSEO効果が現れやすくなります。
SEO対策は、一度キーワードを決めてそれに対応することで終わりではありません。対策しながらさまざまなバリエーションを試し、サイトへの流入増や問い合わせに繋がるものを少しずつ最適化していきましょう。
効果が出るまで一定期間かかる
SEO対策は施した瞬間に効果が出るわけではなく、無数にあるWebサイトとの比較の結果として上位に表示されるものです。
すぐに反映されなくても対策をしっかりと行うことで結果に繋がるので、戦略を立てたうえでキーワードの選定と盛り込みを行ってください。
葬儀社サイトのSEO対策が上手く行かずお困りの方へ
SEO対策は、Web担当者にとって最も重要な施策の一つです。どのように実施すれば良いのか、ネット上にはあらゆる情報で溢れています。
しかし、内製で時間と労力をかけてコンテンツを制作しているものの、「順位が上がらない」「流入が増えない」と困っている担当者も少なくありません。
せっかく時間をかけて一生懸命作ったコンテンツですから、相応の結果が欲しいと思うのも当然です。しかし、時間をかけたからと言って必ず上位表示されるとは限りません。
- 自社サイトの順位や流入を増やしたい
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