BtoBオウンドメディア戦略を成功事例と共に成功プロセスを解説【3分で理解】
最終更新日:2024年02月27日
BtoB向けオウンドメディアの成功事例を学び、自社のメディア作りに活かしたい方へ
Webで集客を図るには、自社公式サイト以外にも様々ありますが、その中の1つに「オウンドメディア」があります。消費者を対象としたBtoC業界だけで導入されるイメージがありますが、実はBtoB業界でも非常に有用です。
この記事では、なぜBtoB業界でもオウンドメディアが役立つのか、その理由や成功させるための方法を実際の成功事例を交えながら紹介します。
また、これからオウンドメディアを立ち上げて本格的に集客したい方向けに、8,000サイト以上を制作して得たノウハウをまとめた「オウンドメディアの教科書」も用意しました。
ご興味がございましたら今後のオウンドメディア作りにお役立てください。
企画から制作・運用まで全部わかる「オウンドメディアの教科書」
オウンドメディアの運用メリットや、企画から制作・運用までのステップについて紹介します。集客だけでない「売上」まで繋げるオウンドメディアもご案内します。
BtoBでも導入が進むオウンドメディアとは?
昨今、BtoB業界でも導入が進むオウンドメディアですが、そもそも「自社が保有する情報を発信するメディア」のことを意味します。その企業がどんな特性を持った製品(サービス)を提供しているのかを伝える、言わば「企業の顔」となる情報媒体です。
オウンドメディアと聞くと「Web媒体のことでは?」と思う方も多いかも知れません。しかし、広い意味で捉えるとWebのみならず紙媒体も含んでおり、下記に挙げる媒体はすべてオウンドメディアに該当します。
- ホームページ
- 企業ブログ
- SNSアカウント
- メールマガジン
- 広報誌
- 商品カタログ
- パンフレット
このように正確には紙媒体も含んでいますが、今回はBtoB業界で特に導入が進む「Web媒体」をメインに解説します。
BtoBでオウンドメディアが役立つ8つの理由
では、なぜ今BtoB業界でもオウンドメディアの導入が進んでいるのでしょうか。BtoBでもオウンドメディアの活用が有効的な理由として、下記の8つのポイントが挙げられます。
- 検討期間が長い分、コンテンツ内容をチェックされやすい
- 運用コストを回収しやすい
- リード(見込み顧客)を獲得しやすい
- 広告に頼らなくても集客が見込める
- プル型の集客アプローチを実現できる
- 競合性が低い分、自社の強みも伝わりやすい
- 自社の認知向上に期待できる
- 集客以外でも役立つ
BtoBとオウンドメディアの関連性を理解しやすいよう、1つずつ掘り下げていきます。
検討期間が長い分、コンテンツ内容をチェックされやすい
BtoB商材はBtoC商材に比べて価格が高額なため、購入に至るまで長い時間を要します。また、企業が相手ですので、窓口担当者、その上長、場合によっては代表者など、複数名の人間が関わります。
商材導入における検討会議を行い、複数の商材を集めて比較するなど、多くの時間をかけて最終的に判断します。
しかし、裏を返せばそれだけ慎重に検討するため、商材を紹介するコンテンツ(情報)も詳しくチェックされやすい傾向にあります。当然のことながら自社に最適な商材を選びたいと考えているので、様々な観点から情報を集めます。
その際、オウンドメディアも高い確率でチェックされるため、BtoB商材に関するコンテンツを用意しておけば、購入につながるチャンスも広がります。
運用コストを回収しやすい
オウンドメディアを利用する場合、制作費や公開後の運用コストもかかってくるため、費用対効果を考えながら運用することが大切です。
BtoB商材は基本的に価格が高く、場合によっては数百万~数千万円で取引されることもあるので、購入が1回決まるだけでも大きな利益が得られます。運用コストを回収しやすいため、元を取ることも難しくありません。
リード(見込み顧客)を獲得しやすい
BtoBビジネスで利益を出したいなら、単に自社の商材を知ってもらうだけではなく、将来的に購入してくれる可能性がるリード(見込み顧客)を獲得することが大切です。
従来、BtoBにおけるリード獲得では、広告を出稿したり展示会やイベントを開催したりするなど、物理的にも時間がかかる方法が一般的でした。
しかし、オウンドメディアなら多くのターゲット企業に対して、短時間でコンテンツを発信できるため、リード獲得の方法としては効率的と言えます。まだ自社を知らない企業、これまで接点のない企業に対しても接触できるため、より多くのWeb利用者に関心を持ってもらえる可能性も高いのです。
広告に頼らなくても集客しやすい
Web集客では、リスティング広告やディスプレイ広告といった運用型広告がよく利用されています。運用型広告はターゲットや配信時間を指定したり、ユーザーの検索結果に合わせて配信したりできるため、集客ツールとして非常に便利です。
ただし、良い結果を出そうとするなら、かなりの運用コストがかかってしまうので、常に配信できない可能性も考えられます。
オウンドメディアの場合、一度コンテンツを作成すれば恒久的に訴求できるため、運用型広告に頼らなくても集客が見込めます。SEO対策やクロスチャネル戦略を並行して行えば、集客効果をさらに促進させることも可能です。
キャククルが手がけるオウンドメディアとは?
120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。
プル型の集客アプローチを実現できる
従来、BtoBビジネスの集客では、自社からターゲット企業に広告配信などを行う「プッシュ型(押す)」のアプローチが一般的でした。プッシュ型は不特定多数のターゲットに向けて、好きなタイミングで情報を発信できますが、運用コストが高くなりやすいというデメリットもあります。
一方、オウンドメディアを使った集客は、プッシュ型と対をなす「プル型(引く)」のアプローチです。ターゲット企業にとって有益なコンテンツを提供することで、向こう側から能動的に情報を集めようと動いてくれます。
プル型はプッシュ型に比べると即効性はありませんが、運用コストを抑えて情報発信できるため、継続しやすいことがメリットです。
競合性が低い分、自社の強みも伝わりやすい
BtoB商材はBtoC商材に比べると、いわゆるニッチ市場の分野にあることが多いため、競合性は比較的低いと言えます。BtoC商材ほど頻繁にメディアで取り上げられることがなく、情報発信者自体も少ないからです。そのため、オウンドメディアから情報を発信すれば、自社の強みが伝わりやすい分効果的に訴求できます。
また、情報発信者の少なさから検索での競合性も低いので、SEO対策によって検索結果の上位を狙いやすいこともメリットです。オウンドメディアを上位表示させれば多くの流入が見込めるため、より多くのターゲットにアプローチできます。
自社の認知向上に期待できる
ニッチ市場のBtoB商材を取り扱っている場合、競合性が低いだけではなく、そもそもニーズ自体が顕在化していない可能性もあります。この場合、ストレートに購入を促す“刈り取り”ではなく、顧客のニーズを育成する“ブランディング”を意識した集客アプローチが有効です。
オウンドメディアから継続的にコンテンツを発信すれば、ターゲット企業の潜在ニーズを顕在化させつつ、自社の強みや考え方をしっかり伝えられるため、「●●ならこの会社」という第一想起の獲得及び認知向上にもつながります。
第一想起の獲得やイメージの定着に成功すれば、ターゲット企業は「今後もここの商材を利用しよう」と思うようになるので、長期的な利益が見込めるのです。
集客以外の面でも役立つ
BtoB商材は内容にもよりますが、コンバージョン発生後も営業を通して付き合いが続いたり、サポートへの問い合わせを受けたりする可能性があります。そこで活用したいものが、他でもないオウンドメディアです。
例えば、商材の使い方に関するコンテンツを発信しておくと、問題解決を促すことができます。購入した企業はもちろん、自社としても問い合わせ対応の手間が省けるというわけです。このようにオウンドメディアは、集客以外の面でも役立ちます。
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BtoBオウンドメディア戦略の成功プロセス
BtoBにおけるオウンドメディア戦略を成功させたいなら、下記のポイントも重要になってきます。
専属スタッフを配置する
あらゆる業務に共通して言えることですが、良い結果が出すためにはスタッフが重要です。特にオウンドメディアの場合、サイトやコンテンツの作成はもちろん、アクセス数やターゲットの反応も随時チェックする必要があります。つまり、十分な人的リソースを用意しなければならないということです。
理想はオウンドメディア戦略の専属スタッフを配置することですが、他の業務との兼ね合いからフルコミットが難しいケースも考えられます。それでも6割以上のパワーを使ってくれる、半専属のスタッフは用意したいところです。
自社の情報資産をコンテンツとして発信する
オウンドメディアから発信するコンテンツは、必ずしもゼロから考えなければならないわけではありません。顧客に対するサポートの回答内容や社内研修の資料など、自社内で管理している情報資産もコンテンツになり得ます。
もちろん、社外秘の情報もあるので注意は必要ですが、このような情報資産は他の企業から見ると、思わぬ価値を持っている可能性もあるのです。
評価・改善を繰り返す
オウンドメディア戦略に取り組む場合、PDCAサイクルを意識することが大切です。
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Act(改善)
オウンドメディアを立ち上げて、コンテンツを発信することはPlanとDoに過ぎません。良い結果を出したいなら、CheckとActが必要不可欠です。当初の目標と実状を照らし合わせた上で、コンテンツの内容や導線を繰り返し見直すことが重要になってきます。
“伝える”より“伝わる”を重視する
良いコンテンツを提供していても、ターゲット企業に伝わらなければ意味がありません。そのため、オウンドメディア戦略では、“伝える”より“伝わる”を重視して発信方法を検討することが大切です。
検索エンジン・SNS・チラシなど、どの媒体が適切なのかはターゲットによって変動するため、その辺りも踏まえてニーズを把握しましょう。
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BtoBにおけるオウンドメディアの成功事例
ここでは、BtoBにおけるオウンドメディアの成功事例を紹介します。表にして分かりやすくまとめましたので、ぜひこちらもご覧ください。
オウンドメディア名 | 運営企業 | 特徴 | コンテンツの種類 |
---|---|---|---|
WORKSIGHT | コクヨ株式会社 | 会社の悩みは環境の工夫で解決できる’をコンセプトに、企業の経営課題に役立つ情報を環境整備の視点から発信 | 経営課題解決、環境整備 |
マーキング学習塾 | 株式会社キーエンス | レーザーマーカーに関する基礎知識や製品比較、導入事例を発信 | 製品知識、比較、導入事例 |
テレアポ職人の秘伝の技 | 株式会社インターパーク | 営業やテレアポに役立つノウハウをブログ形式で発信。テレアポの専門知識を共有 | 営業ノウハウ、テレアポ技術 |
情報セキュリティブログ | 株式会社日立ソリューションズ | 情報セキュリティに関する知識とともにユニークなコンテンツを提供 | セキュリティ知識、ユニークコンテンツ |
経営ハッカー | freee株式会社 | 経理・経営に役立つコラムやインタビュー、ノウハウ記事を提供 | 経理・経営知識 |
Money Foward Bizpedia | 株式会社マネーフォワード | バックオフィス業務効率化の情報提供。専門家監修のもとわかりやすい情報が特徴 | バックオフィス効率化 |
LIGブログ | 株式会社LIG | Web制作のノウハウや社員インタビューを発信。多様なコンテンツが魅力 | Web制作知識、社員インタビュー |
サイボウズ式 | 株式会社サイボウズ | 株式会社サイボウズが運営するオウンドメディア。チームワークと働き方改革に関する知識を共有。 | チームワーク、働き方改革 |
mercan(メルカン) | 株式会社メルカリ | メルカリの社風や働き方、社員の生の声を伝えることで、採用ブランディングとして機能。 | 社風紹介、採用情報 |
OnLINE(オンライン) | LINE株式会社 | LINEの多様なチャレンジとイノベーションを紹介。社員インタビューも豊富。 | イノベーション、社員インタビュー |
フルスイング | 株式会社ディー・エヌ・エー | 社員の全力投球の姿勢や会社の挑戦を紹介。採用ブランディングにも役立つコンテンツ。 | 採用ブランディング、社員の挑戦 |
ばね探訪 | 東洋バネ株式会社 | 取引先の事業や製品への取り組みを紹介。企業間の強いつながりを築く。 | 取引先の事業紹介、製品紹介 |
企画から制作・運用まで全部わかる「オウンドメディアの教科書」
オウンドメディアの運用メリットや、企画から制作・運用までのステップについて紹介します。集客だけでない「売上」まで繋げるオウンドメディアもご案内します。
コクヨ株式会社「WORKSIGHT」
画像引用元:コクヨ株式会社「WORKSIGHT」(https://www.worksight.jp/about)
文具やオフィス家具のメーカーとして知られる、コクヨ株式会社のオウンドメディアです。「会社の悩みは環境の工夫で解決できる」をコンセプトに、企業の経営課題に役立つ情報を“環境整備”という視点から発信しています。
株式会社キーエンス「マーキング学習塾」
マーキング学習塾は株式会社キーエンスが運営しているオウンドメディアです。自社で開発、販売しているレーザーマーカーについての基礎知識や製品比較のコンテンツを掲載しています。
導入事例ではシーン別にどのような課題に対して導入し、どんな成果が得られたのかを実際のユーザー目線で詳しく解説しています。また、製品選びに悩むユーザーに対してメリット・デメリットなど複数の比較軸を提示するなど、ユーザーの製品選びの悩みに答えられるのがこのメディアの特徴です。
ページ下部には、製品ページに飛ぶリンクや資料ダウンロードボタンを設置し、自社製品の成約へユーザーを誘導させる構成になっています。
株式会社インターパーク「テレアポ職人の秘伝の技」
テレアポ職人の秘伝の技は、株式会社インターパークが運営しているオウンドメディアです。営業やテレアポに役立つ内容をブログ形式で発信しています。
株式インターパークは自社で培ってきたテレアポノウハウを発信。ノウハウを伝えることと共に、テレアポが必要な企業の担当者にサービスを認知してもらうメディアとなっています。
担当者と共に会社の社風も紹介し、採用ブランディングにも役立てています。各ページには無料体験や資料請求リンクを設置し、自社サービスの顧客獲得を目指せる動線設計となっています
キャククルが手がけるオウンドメディアとは?
120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。
株式会社日立ソリューションズ「情報セキュリティブログ」
画像引用元:株式会社日立ソリューションズ「情報セキュリティブログ」(https://securityblog.jp)
日立グループのIT分野を担っている、株式会社日立ソリューションズのオウンドメディアです。情報セキュリティに関する情報はもちろん、「セキュリティいろはかるた」や動画コンテンツ「大江戸セキュリティ戯画」など、ユニークなコンテンツを発信しています。
freee株式会社「経営ハッカー」
画像引用元:freee株式会社「経営ハッカー」(https://keiei.freee.co.jp/)
「経営ハッカー」は、経理業務を効率化するクラウド型会計ソフトの開発・提供を行うfreee(フリー)株式会社が運営するオウンドメディアです。同メディアには、経理や経営に役立つコラムやインタビュー、ノウハウ記事などが豊富に揃っています。その他、税金に関する基礎知識、業務効率化に活用できる資料の無料ダウンロードなど、経理初心者の手助けになるコンテンツが充実しています。
株式会社マネーフォワード「Money Foward Bizpedia(ビズペディア)」
株式会社マネーフォワードが運営する「Money Foward Bizpedia(ビズペディア)」は、バックオフィスの業務効率化をサポートする情報を提供するオウンドメディアです。「すべての働く人」を対象に税理士・公認会計士などの監修のもとでわかりやすい情報が提供されています
例えば会計や確定申告、給与計算、経費精算といった業務に関し、効率をアップさせるために役立つさまざまな情報を掲載することにより、同社が提供するバックオフィス向け業務効率化サービスである「Money Forwardクラウド」のサービスページへの送客とブランディングを目的としています。
もともとは「BIZ KARTE」という名称だったものの、「Money Foward Bizpedia」という名称に変更し、「Money Forwardクラウド」の認知獲得についてより強化を図っている点も同メディアの特徴となっています。
キャククルが手がけるオウンドメディアとは?
120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。
株式会社LIG「LIGブログ」
「LIGブログ」は、Web制作を中心とした事業を手がけている「株式会社LIG」により運営されているオウンドメディアです。こちらは毎月500万PVを獲得していることから、オウンドメディアの成功例としても知られています。
非常にバラエティに富んだ内容となっており、社員へのインタビューやWebシステム紹介などを発信。レポート風の記事が多い傾向がありますが、知識系の記事やコラム系のコンテンツなども取り揃えられており、さまざまな知識を仕入れられる内容となっています。
WebやITに興味がある人をターゲットとしており、メディアの目的はそれぞれの記事によって定められています。コンテンツ全体でブランド価値を高め、さらに記事により採用・収益といったそれぞれの目的を果たしている「多目的オウンドメディア」という点が特徴です。
サイボウズ株式会社「サイボウズ式」
株式会社サイボウズが運営する「サイボウズ式」は、「“新しい価値を生み出すチーム”のための、コラボレーションとITの情報サイト」をコンセプトにしています。そのため、記事のテーマは「チームワーク」と「働き方」に関するものであれば良い、というスタンスでスタートしました。
あえて製品の宣伝をせずに、ビジネスパーソンが知りたい・関心を持っている話題を中心としたオウンドメディアという点が大きな特徴。記事の反応により新しい企画の種が生まれることも多く、他のメディアから記事内容について取材依頼が入るなど、大きな注目を集めた記事も多くあります。
また、サイボウズ式によって同社のことを知って入社した社員もいるなど、サイボウズを認知していない層への認知の獲得、という意味でも大きな貢献をしているオウンドメディアとなっています。
株式会社メルカリ「mercan(メルカン)」
「mercan(メルカン)」は、フリマアプリの運営を手掛ける株式会社メルカリによって運営されている採用オウンドメディアです。メルカリで働くことへ興味を持っているエンジニア・デザイナーをターゲットとしています。
社員によるブログ形式の記事がメインとなっており、メルカリで働く仲間や職場の雰囲気、社風などを紹介している内容から、メルカリがどのような企業なのか、という点を知れる内容となっています。
これらの記事を通し、採用にあたって応募者との認識のずれをなくすという点を目的としています。
また、採用という側面のほかにも、このオウンドメディアを通じて社内のコミュニケーションをはかるという目的もあり、同社では「mercanはみんなのメディアである」という意識作りを行っている点も特徴です。
キャククルが手がけるオウンドメディアとは?
120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。
LINE株式会社「OnLINE(オンライン)」
コミュニケーションアプリ「LINE」を提供するLINE株式会社が運営するオウンドメディア「OnLINE」。こちらのメディアでは、LINE株式会社の中にある「さまざまなチャレンジ」を紹介しています。
同社の中にはコミュニケーションやAI、金融などさまざまな分野に関するプロフェッショナルがいますが、それぞれがLINEらしいやり方を用いて「WOW(ユーザーを感動させる初めての体験や思わず友達に教えたくなるような驚き)」を生み出すチャレンジをしています。
このような挑戦を多数紹介するとともに、社員へのインタビューなども多数掲載。それぞれの部署ではどのような仕事をしているのかといった、LINE株式会社について理解を深められる理由ともなっています。
株式会社ディー・エヌ・エー「フルスイング」
「フルスイング」は、メディアのPRなどを手掛けるDeNAが運営する採用オウンドメディアです。仕事に全力で取り組む社員を等身大で発信したいという考えから「フルスイング」という名前が付けられています。
こちらのオウンドメディアは、求職者の転職・就職スタイルの変化をきっかけとして、企業の魅力を発信することによって優秀な人材にアプローチしたい、という考えから立ち上げられたという経緯があります。その中では、品質にこだわったコンテンツ設計が行われました。
品質を重視しながらもスピード感を大切にしたコンテンツの制作を行い、週2本・月8本程の記事を作成。キャリアや社風に関する記事を発信することで、DeNAという企業で働くという点について理解を深められる内容となっています。
東洋バネ株式会社「ばね探訪」
「ばね探訪」は、運営する東海ばね工業が自社のビジネスモデルについて知ってもらうことを目的として立ち上げたオウンドメディアです。
こちらの特徴は、自社の商品を深掘りするのではなく、取引先の事業や製品に対する取り組みを取り上げて発信しているという点。1つの取引先につき1〜3回ほどに分けて連載形式での発信を行っています。
同社では、ばねを取引先のオーダーに沿って開発・製造を行う完全受注生産制をとっています。このことから「ばねで困っている顧客の課題に応える」というビジネスモデルについてオウンドメディアを通じて発信し、新規顧客の獲得につなげています。
大塚商会「CAD Japan.com」
「CAD Japan.com」は、ソフトウェアからハードウェア、インフラ環境幅広い商品を扱っている総合商社大塚商会が運営しているオウンドメディアです。
製品情報から導入事例、スクール情報まで幅広く扱っているのが特徴です。
また製造業や建設業の方に向けて、VRや3Dプリンターなど最先端の製造技術や設計ツールの情報も発信しています。
キャククルが手がけるオウンドメディアとは?
120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。
製品(サービス)をブランド化したBtoBオウンドメディアもある
ここまで紹介してきたのは、企業の製品やサービスに興味をもってもらい、見込み客として育成することを目的としたオウンドメディアです。しかし、オウンドメディアの最終的なゴールは「製品を購入していただく」こと。つまり成約に直結しなければ意味がありません。時間と労力と費用をかけてコンテンツを作っているものの、
- コンテンツを公開することが目的になっている
- 情報をただ見ているだけで資料請求につながらない
- 売上げに結びつかない
といった悩みを抱える企業も少なくありません。そこで、ユーザーが求めている製品そのものをブランド化し、
「●●製品といえばこの企業」
と思われるオウンドメディアを作り、製品を求めているユーザーにピンポイントで伝える方法があります。それが、Zenkenが提案する、成約を重視した「製品(サービス)特化型」のオウンドメディア、ブランディングメディアです。
BtoBにおけるブランディングメディア導入事例
美しい窓のある暮らし
「美しい窓のある暮らし」は、建築物に欠かせないサッシ(窓の建具)の中でも、木の風合いをそのまま生かした「木製サッシ」を専門的に紹介したメディアです。主に建築物を手掛ける設計事務所や建築会社に向けて制作されました。
サッシといえばアルミ製やプラスチック製が多いのですが、木製ならではの重厚感と温もりでパノラマビューを作り出す大開口が大きな魅力の製品です。
このメディアでは、木製サッシの魅力に焦点を当て、製品の優れた特性、導入のメリット・デメリット、木製サッシに関するQ&Aのほか、一般住宅やリゾートホテルなどの施工事例など、木製サッシの製品の魅力を余すところなく紹介。設計士や建築会社だけでなく、これから家を建てたい方にも参考になるメディアです。
プロが教える現場のためのBCP対策
BCPとは、Business Continuity Planningの略語で、「事業継続計画」を意味します。企業が自然災害や火災などの緊急事態に備えて、あらかじめ事業を継続するための計画を立てる取り組みのことです。
自然災害とは切り離せない日本において、災害による影響で事業継続が不可能となれば企業にとっても死活問題。そこで、今からBCP対策をして緊急事態に備えるべきと事業をブランド化(BCP対策のプロといえばこの企業)させ、認知拡大を図るために制作されました。
「プロが教える現場のためのBCP対策」では、BCP対策の基礎情報から想定されるリスク、BCP対策の進め方、業界別・施設別(工場・病院・学校・避難所など)、具体的な対策事例まで、BCP対策に関する情報が分かりやすく紹介されています。
このように製品(サービス)ブランド化を図ったメディアは他にも、まだまだたくさんあります。BtoB企業にとっても、今後の自社製品のブランディングや競合他社との差別化を狙う上でも効果的です。
実際に導入していただいた企業さまより、
- 1ケタ分受注単価が増える売上を獲得できた
- 求人広告に依存することなく、自社サイトから今までの10倍の採用応募が来るようになった
といった自社のブランディング効果を実感していただいております。
「当社も製品をブランド化して新規開拓や売上拡大を図りたい」
という方には、ブランディングメディア施策をご覧ください。
様々な業界の成功事例あり!キャククルのオウンドメディア
キャククルのオウンドメディアとは、特定の市場に特化した専門メディアを立ち上げ、貴社が求めるユーザーのみを集客するWeb施策です。
専門メディア上で、サービスを選ぶ際のポイント、各物流サービスの強み、事例等を掘り下げて説明するため、親和性高いユーザーの集客はもちろん、なぜその物流サービスを使うべきなのかを理解した上で反響つながることが多数のため、他の施策よりも成約率が高いのが特徴。
キャククルのオウンドメディアを導入した企業さまからは、「客単価が2.5倍に上がった」「契約までのリードタイムが3分の1に短縮できた」「アポ率が3倍以上になった」といったお喜びの声をいただいております。
SEO対策やリスティング広告、業界メディアへの出稿をしたが思ったように狙ったユーザーを集客できなかった、Webからの反響は受注できない…という課題であれば、その難題を解決することができます。
サービス内容や事例については、以下のページよりご覧ください!