ユーザーが既存のSNSアカウント情報を使って、他のウェブサイトやアプリにログインできるソーシャルログインサービス。ソーシャルログインサービスを活用することで、ユーザーは新たにアカウントを作成することなく簡単にログインができるため、ユーザー体験の向上や会員登録率の向上などさまざまなメリットがあります。
この記事では、おすすめのソーシャルログインサービスの特徴を比較しましたので、業者選定の参考にしてください。
おすすめのソーシャルログインサービス一覧表
おすすめのソーシャルログインサービスをピックアップして紹介します。各サービスの特徴をまとめているので、自社のニーズに応じたサービス選びにお役立てください。
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
Login Plus(ログインプラス) |
月額3万円~利用可能!低コストで顧客エンゲージメントを最大化するなら
|
ソーシャルプラス |
顧客データ収集やメッセージ配信がしやすくなるCRM施策 |
Auth0 |
シングルサインオンや多要素認証を搭載 |
HPE IceWall Federation OIDC |
OAuth 2.0/OpenID Connectに基づくセキュアな認証を提供 |
TrustBind |
国産のクラウドセキュリティソリューション |
Firebase Authentication |
ユーザーインターフェースの実装が簡単 |
ソーシャルログインサービスとは?
ソーシャルログインサービスは、ユーザーが既存のSNSアカウント(Facebook、Google、LinkedIn、Appleなど)を使用して、第三者のウェブサイトやアプリにログインできる機能です。この機能により、ユーザーは複数のパスワードを作成し覚える必要がなくなり、ログインプロセスが簡素化されます。
ソーシャルログインサービスを導入するメリット
ユーザーの利便性向上
ソーシャルログインは、ユーザーがすでに利用しているSNSアカウントを使って、新たなウェブサイトやアプリに簡単にログインできる仕組みです。 これにより、ユーザーは新たにIDやパスワードを作成する手間が省け、複数のアカウント情報を覚える必要がなくなります。
特にスマートフォンでの利用が多いため、画面が小さいデバイスでも手間をかけずに登録やログインが可能です。
セキュリティの強化
ソーシャルログインは、FacebookやGoogleなどのSNSプロバイダが提供する二段階認証(2FA)を利用できるため、セキュリティが強化されます。 従来のID/パスワードだけのログインに比べ、不正アクセスやなりすましのリスクを低減することができます。
マーケティングデータの活用
企業側にとっても、ソーシャルログインを利用することでユーザーデータを収集し、マーケティングに活用することが可能です。
これにより、よりパーソナライズされたサービス提供やユーザー体験の向上が期待できます。
LINEログインの普及
特に日本国内では、モバイルユーザーの間でLINEログインが非常に普及しています。
LINEログインを導入することで、スマートフォンを利用したサービスの利便性がさらに向上し、コンバージョン率(実際の購入や契約に至る率)の向上が期待できます。
ソーシャルログインサービスを導入する際の注意点
ソーシャルログインサービスを導入する際には、いくつかの重要な注意点があります。
これらのポイントを考慮することで、サービスの利便性を最大限に活かしつつ、リスクを最小限に抑えることができます。
データの収集とプライバシーの管理
ソーシャルログインを利用すると、ユーザーの個人情報(メールアドレスや名前など)を簡単に取得できますが、必要以上のデータを収集しないように注意する必要があります。
過剰なデータ収集は、ユーザーのプライバシー侵害やセキュリティリスクを引き起こす可能性があり、万が一データが流出した場合の影響も大きくなります。
SNSの仕様変更による影響
ソーシャルログインを提供するSNSやサービスの仕様変更は、システム全体に影響を与える可能性があります。
これにより、ログインができなくなったり、データが取得できなくなることがあります。
そのため、SNSのAPIや認証プロトコルの変更に注意し、常に最新の情報を追跡し、適切な対応を行う必要があります。
専門知識とメンテナンスのコスト
ソーシャルログインを自社で実装するためには、OAuthやAPIに関する専門知識が必要です。
これにより、エンジニアのリソースや外部の開発支援サービスを利用するコストが発生することがあります。
また、実装後も継続的なメンテナンスが必要となるため、導入時の費用だけでなく、長期的な運用コストも考慮することが重要です。
アカウント管理のリスク
ソーシャルログインに使用するSNSアカウントが何らかの理由でアクセス不能になると、関連するすべてのサービスへのログインができなくなるリスクがあります。
このため、複数のサービスに同じソーシャルログインを使用する際は、パスワード管理やアカウントのセキュリティに特に注意が必要です。
ソーシャルログインサービスまとめ
ソーシャルログインサービスについてご紹介してきました。さまざまなサービスがあるため、依頼先を検討する場合にはそれぞれの会社の対応内容や料金についてあらかじめ確認した上で比較することがおすすめです。
気になる会社のサービスを検討し、自社に合ったサービスを見つけてください。
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- 本記事は、2024年8月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。