コンプライアンス研修を実施したいが専門の法務部や研修担当が社内にいないため、eラーニングの導入を検討している企業が増えています。
e-ラーニングで学べるコンプライアンス研修には、自社向けにカスタマイズできるサービスや外国人材のために多言語に対応しているサービスなど、サポート範囲は多岐に渡ります。
この記事では、eラーニングでコンプライアンス研修を提供している9社をピックアップ。各社の特徴やサポート内容、費用、口コミ評判、事例を紹介します。社員へのコンプライアンス教育を外部委託する際の比較の参考にしてください。
e-ラーニングで学べるコンプライアンス研修の一覧表
企業に求められる法令遵守や快適な職場づくりのために必要な知識を、場所を問わず学べるeラーニングによるコンプライアンス研修。こちらでは、e-ラーニングで学べるコンプライアンス研修を提供している9社をピックアップし、それぞれのサービスについて特徴や注目ポイントなどをわかりやすく比較しています。自社のニーズに応じた研修選びにお役立てください。
会社名 | サービスの特徴 |
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OneCompliance |
上場準備のコンプライアンス研修をこれひとつで!コンプライアンス研修に特化したe-ラーニング
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Schoo(スクー) |
様々なジャンルを網羅した幅広いカリキュラム |
富士通ラーニングメディア |
研修を受けた経験がない人向けにわかりやすい解説 |
LEC東京リーガルマインド |
短時間で学べる講座やレベル設定分けあり |
HUMAN SCIENCE(ヒューマンサイエンス) |
教材購入プランでは受講者数や利用期間の制限なし |
Panasonic(パナソニック) |
「SDGs」や「ESG」なども学べる |
ProSeeds(プロシーズ) |
法改正などに対応した新しい情報を提供 |
ALL DIFFERENT(オールディファレント) |
アニメーションを用いた教材でわかりやすく解説 |
ユーキャン |
学習の前・途中・後の各タイミングでテストを実施 |
コンプライアンス研修をeラーニングで学ぶメリットとは
社員が研修を受けた履歴を保存しておくことができる
コンプライアンス研修を受講した履歴を管理・保存できることは、eラーニングでコンプライアンスを学ぶことで得られる大きなメリットのひとつです。
たとえば、受講履歴や学習履歴にもとづいて、社員の理解度を確認するテストを実施するなどといった活用方法も可能です。また、仮にコンプライアンス違反を原因とするトラブルを起こしてしまった際、リスク管理の一環として企業としてはしっかりコンプライアンス研修を実施していた事実を、エビデンスとして役立てることもできるのです。
一人ひとりに適したコンテンツ・受講タイミングの設定ができる
各受講者に適した研修の実施が可能になります。同じ企業内であっても、携わっている業種や部門、階層、その他さまざまな状況によって、重点的に学ぶべきコンプライアンスの項目には差が生じるものです。全社員が物理的に一か所に集まって研修を受けるとなると、どうしても焦点がぼやけてしまいがちです。また、受講するタイミングについても、各自が個別に設定しやすくなります。
eラーニングで学ぶコンプライアンス研修の選び方
ユーザーフレンドリーなシステムであるかどうか
操作しやすいシステムのeラーニングを選ぶようにしましょう。研修の受講者にとって使い方がわからず困ってしまうようなシステムだと、途中で離脱したくなったり、あるいは受講するのを先延ばしにしたくなったりする可能性が高まります。コンプライアンスに関する理解を深めることの重要性を認識していても、受講をスタートするまでの手順があまりに複雑だと、どうしてもやる気がそがれてしまうものです。
業界や職種に適したコンテンツになっているかどうか
コンプライアンスとひとくちにいっても、その内容は多種多様です。コンテンツをあらかじめ確認しておかないと、自社のニーズや研修の目的からずれたeラーニングを受講することになってしまいます。コンプライアンス講座を扱っている会社のなかには、特定の業界や職種において、必要不可欠なコンプライアンスの解説に重点をおいた研修を配信しているところもあります。じっくりと比較検討しておくことが大切です。
eラーニングで学ぶコンプライアンス研修のよくある質問
Q.コンプライアンス研修をeラーニングで学ぶ対象者はどんな人ですか?
対象者は、経営者や正社員はもちろんのこと、アルバイトスタッフまで含めた全員です。その企業に携わっている以上、コンプライアンスの知識を有していることが重要だからです。もちろん、全スタッフを受講対象者にするとなると、集合研修の場合は実施するだけでもかなりの業務負担になりますが、eラーニングであれば、各自のパソコンやスマートフォンで受講できるので、業務工数の大幅削減が可能になります。
Q.コンプライアンス研修のeラーニング導入前に意識するべきポイントは?
経営トップが積極的な取り組み姿勢を示すことが重要です。そして、コンプライアンスの重要性を、すべての社員にしっかりと伝えることが求められます。そのためにも、まずは全役員がeラーニングの講座を受講しておくことが必要です。
eラーニングで学ぶコンプライアンス研修のまとめ
コンプライアンスの重要性がますます高まりつつある現代において、社員のコンプライアンス教育に頭を悩ませている企業も多いのではないでしょうか。集合研修を実施するとかなり手間がかかりますし、業種・役職ごとに提供する教育内容を調整するのも難しいです。
eラーニングを活用したコンプライアンス研修は、企業にとって重要なツールとなります。自社のニーズに合わせたコンテンツと使い勝手の良いシステムを選び、効果的なコンプライアンス研修が実施できるeラーニングサービスを選びましょう。
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- 本記事は、2024年1月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。