アパレルのリピーター獲得は、Webと接客の複合戦略で接触機会を増やそう
最終更新日:2024年02月13日
リピーター獲得はアパレルの経営には必須
リピーター獲得は必須課題
マーケティングの世界の中でしばしば言われるのは、「2:8の法則」です。売上の8割は2割のリピーターがつくっているという事実に基づいた法則です。
リピーターは、言うなればブランドの優良なファン。購買頻度や購買額が高くなるのは想像できますよね。自ブランドのリピーターによる売上比率はどうでしょうか?
法則通りリピーターから多くの売上が上がっているのであれば、リピーター獲得の重要性は言うまでもありませんよね。
またリピーターの満足度を高めることができていれば、新規顧客の満足度も高くなります。このようにリピーターを意識した経営は、売上維持やブランドの長期継続に重要な要素になってきます。
アパレルで再来店を促すアイディアとは
再来店を促すアイディアはひとつではない
顧客がリピーターとなるためのアイディアはひとつに限りません。ブランドの知名度や店舗の規模感、顧客の年齢層などによって活きる施策は異なります。このことを踏まえて、自ブランドに見合ったアイディアを実行しましょう。
フェアを開催する
商品が割安になるといった、価格を中心にした形のイベント(セール)ではありません。フェアの形に仕立てることは容易ですが、気にするべき点はその内容によって、顧客が本当に足を運びたくなるかということです。
例えば、ある一定の金額を超えた方へノベルティ配布を行うフェアを開催するとします。季節ものの服など、今すぐに買わなくてはならない服であれば別ですが、そうでない場合に商品を販売したいときに有効です。
ノベルティの在庫を売り文句に期限を設定することができるため、「今買わなくてはならない感」を出すことができます。
ポイントアップキャンペーンを実施する
購入点数などにより、ポイントアップを行う施策を実施するという選択肢があります。
アパレルブランドのポイントは、貯めることによって大きな還元率になることが多く、貯めている顧客は多くいます。また近年ではカードではなく、LINE@などを用いることで財布に入れる手間を省けることからも、多くの方が利用しています。
購入点数などをフックにアピールできるようにすることで、今買わなくてはならない理由を醸成することが可能です。ポイント制を導入されていないブランドは、導入を検討してみるといいでしょう。
アプリを活用する
自ブランドのアプリをつくり、運用していくのも効果的です。
アプリは一度携帯へダウンロードする必要があります。わざわざアプリをダウンロードをしてくれるような顧客は、そもそもブランドのことを気に入ってくれている、興味を持ってくれている可能性が高くなります。
アプリにすることで、情報をプッシュ通知で送れるようになり、顧客のタイミングではなくブランド側のタイミングで情報発信ができるようになります。さらに会員証などをQRコードなどで表示できるようにしておくことで、いちいちLINE@を探してもらう手間も省けます。
カタログをアプリ上に掲載すれば、顧客は新作をいち早くチェックすることができます。さらには値下げ情報などのお得な情報をプッシュ通知で受け取ることも可能です。
このように定期的な顧客接点が持てるため、リピーター獲得にオススメの戦略のひとつです。
EC上でのバーチャル試着システムを導入する
リピーターはあなたのブランドがどんな服でどんなサイズ感なのか分かっています。なので場合によっては店舗に行かずとも通販で済ませてしまうケースもあるでしょう。
そこで、EC上に設置できるバーチャル試着システムを導入することでバーチャル上で試着でき、購買の意思決定を促進することができます。
こちらの記事ではアパレル業界向けのバーチャル試着システムを紹介していますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
店員個人のスキルも重要
店員自身が顧客との密なコミュニケーションを取れることも有効です。
販売するのではなく、友人のようなコミュニケーションを取ることができれば、店舗へ訪れる頻度が高くなります。また、顧客を店員が個別化できることで、前回の来店時に購入した服とのコーディネートなどを提案することも可能です。
自分を認識して、自分に合った提案やお話しをしてくれる。そんな特別感や信頼感が、リピーターづくりに生きてきます。
SNSやECが発達したこの時代でも、わざわざ店舗まで足を運ぶ価値をしっかり見極めることができれば、店員個人のコミュニケーションスキルで顧客をリピーター化することも可能です。
DMなどを活用する
誕生日などにグリーティングカードを行うことも有効です。そのカードが店舗に足を運ぶきっかけになる可能性があります。誰からでも誕生日おめでとうは嬉しいものです。ぜひ手書きのメッセージなどを一言添えて送りましょう。
また、セールのお知らせなどをDMで送るのも効果的です。アプリなどでは確認しない情報も、ハガキなら見てもらえる可能性があります。このように様々な方法を駆使して、顧客との接点を定期的につくっていくことが重要です。
新規のお客様を集客するには
「そもそもリピーターになってもらうためのお客様が集まらない」「もっともっとリピーターを増やしたい」。こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
まずは来店を促すために、ブランドやお店を見つけてもらうための集客方法は沢山あります。しかしそれらはブランドのターゲットや立地、扱うアイテムのファッションジャンルなどによって、アプローチ方法は様々です。
例えば、チラシやホームページ、SNSやポジショニングメディア、アプリなど…。これらはどれかひとつを用いるのではなく、ニーズに合わせて組み合わせて活用していくと効果が出やすいという特徴があります。
ポジショニングメディアの紹介資料
当社のWebマーケティング戦略のひとつである「ポジショニングメディア」について、アパレル業界のものを資料にしました。すでに導入されたお客様の声や、一般的なWeb集客手法の課題もまとめています。