メタバースイベントのおすすめプラットフォーム比較!特徴や料金・費用、口コミ評判を調査

メタバースイベントのおすすめプラットフォーム比較!特徴や料金・費用、口コミ評判を調査
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メタバースを活用したイベントで認知拡大を図りたい方へ
コロナ禍になってリアルイベントの数が減少している昨今。以前のような人を入れたリアルなイベントを行いたいと考えている企業も多いのではないでしょうか。そんな時に活用すると良いのがメタバースイベントプラットフォームです。

メタバースイベントプラットフォームは、リアルイベントに近い形で展示会や説明会などをオンライン上で開催できるサービスです。VRなど高度な技術を用いることで自社製品のPRを臨場感を用いて行うことができます。

今回はそんなメタバースイベントプラットフォームについて解説するとともに、利用可能なメタバースイベントプラットフォームについて紹介します。

メタバースイベントプラットフォームの比較一覧表

メタバースイベントプラットフォームをピックアップして調査しました。プラットフォーム選びの比較検討材料として参考にしてみてください。

プラットフォーム名 プラットフォームの特徴
DOOR NTTが提供しているメタバースイベントプラットフォーム
cluster アプリやソフトウェアをダウンロードすることで様々なデバイスで利用可能
めちゃバース 社内のメタバースイベントを得意するプラットフォーム
バーチャルキャスト VR空間内には自分の作ったアイテムを持ち込むことが可能
V-expo VRデバイス、PC、スマートフォンといった様々なデバイスに対応可能
Medical Verse 医療業界に特化したメタバースプラットフォーム
OVice バーチャルオフィスやバーチャルスクール、バーチャルモデルハウスを展開
Synamon 自社の行いたいニーズに併せた形でサービスが利用できる
V-booth ビジネス活用に特化したメタバースイベントプラットフォーム
Roblox(ロブロックス) 世界最大級のメタバースイベントプラットフォーム
ZIKU(ジクウ) リアルイベントのような臨場感のあるオンラインイベントを実現

各社のメタバースイベントプラットフォーム特徴紹介

DOOR

メタバースイベントプラットフォームのDOOR
画像引用元: DOOR公式サイト(https://door.ntt/)

DOORの特徴

DOORはNTTが提供しているメタバースイベントプラットフォーム。アプリやソフトウェアを使用せずすべてブラウザで行えるため、様々なデバイスからイベントに参加できます。

豊富なテンプレートから自社に合わせたブースを作成することが可能です。ルームの定期監視などNTTの技術を活用した高いセキュリティのもとイベントを行えます。DOOR ではこれまでに、展示会や著名人を招いたファンイベントやセミナー、講演会、学校の授業など多岐にわたるイベントが行われています。

1対多数のコミュニケーションに加えて、多対多のコミュニケーションもスムーズに行うことが可能です。また、アバターに加えて、自分の顔をWebカメラでリアルタイムに表示できるなど、場面に応じてアバターの機能を使い分けができる点が特徴です。同時接続人数は1ルーム25人までとなっていますが、部屋を複数に分けることで大人数でのイベント開催も行えます。

DOORの運営会社概要

会社名 日本電信電話株式会社
会社所在地 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 大手町ファーストスクエア イーストタワー
公式HPのURL https://group.ntt/jp/nttxr/

メタバースイベントプラット
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cluster

メタバースイベントプラットフォームのcluster
画像引用元: cluster公式サイト(https://cluster.mu/)

clusterの特徴

クラスター株式会社が提供しているメタバースイベントプラットフォーム「クラスター」。スマートフォン、パソコンなどアプリやソフトウェアをダウンロードすることで、様々なデバイスで利用できます。

行いたいイベントに応じてCreator Kitを使用することで仮想空間のカスタマイズが可能です。アニメのようなキャラクターのアバターの制作や現実に近いような景色を表現できる背景も揃っています。

clusterの運営会社は手間のかかる会場のデザイン、演出、配信の運営までをワンストップでサポートしているため、簡単に導入を行えます。これまでに、横浜DeNAのバーチャルハマスタなど多数のイベントをサポート。

用途に応じ、会議や採用セミナーなど場面に適したサービスの提供を行っているため、まずは相談してみてはいかがでしょうか。

clusterの運営会社概要

会社名 クラスター株式会社
会社所在地 東京都品川区西五反田8-9-5 FORECAST五反田WEST 10F
公式HPのURL https://corp.cluster.mu/

メタバースイベントプラット
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めちゃバース

メタバースイベントプラットフォームのめちゃバース
画像引用元:めちゃバース公式サイト(https://hashilus.co.jp/mechaverse/)

めちゃバースの特徴

めちゃバースは株式会社ハシラスが提供しているメタバースイベントプラットフォームです。社内のメタバースイベントを得意としています。どのデバイスからでもWebブラウザを用いて社内コミュニケーションの活性化や社員のエンゲージメント強化を図ります。

めちゃバースは他のサービスとは異なり、数千人規模まで同じバーチャル空間に入室が可能。また、Web会議ツールの課題である、グループに分かれての雑談やワークショップ、レクリエーションのやりづらさを解決する多くの機能が盛り込まれています。

主な機能は以下の通りです。

  • 近づくと動画が再生される
  • テキストアナウンス
  • 動画ライブ配信
  • テキストチャット

PCとブラウザだけで完結するため、手間のかかるIT部門との調整なども必要ありません。社内イベント向けとしていますが、活用方法によっては展示会の開催も可能です。無料のトライアルやデモもあるためこちらも併せて活用してみてください。

めちゃバースの運営会社概要

会社名 株式会社ハシラス
会社所在地 東京都北区田端新町1-20-5
公式HPのURL https://hashilus.co.jp/

メタバースイベントプラット
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バーチャルキャスト

メタバースイベントプラットフォームのバーチャルキャスト
画像引用元:バーチャルキャスト公式サイト(https://virtualcast.jp/)

バーチャルキャストの特徴

教育やイベント、3D制作など多様なメタバースサービスを提供するバーチャルキャスト。ビジネスにおいては、VR教育システムやイベント、さらには接客システムとしてメタバースイベントプラットフォームを提供しています。

主な特徴はキャラクターやカスタマイズ性。VR空間内には自分の作ったアイテムを持ち込むことが可能で、キャラクターや背景も簡単変更できます。さらに、3Dデータ投稿共有プラットフォーム「THE SEED ONLINE」と連携することで、新しいキャラクターなどをVR内で買って、すぐに使える即売会も行うことができます。

これまでの実績として、バーチャルマーケットや体験型のイベントしてVRキャンプを提供。他にも、教育現場への提供としてN高等学校にVR教育システムを導入した実績があります。バーチャルキャストは3Dを活用した生放送や動画の実績も持っています。イベントに加えて、接客もメタバースで行いたい場合に導入してみると良いでしょう。

バーチャルキャストの費用は以下の通りです。

  • コンシューマー(一般の方向け):無料
  • ビジネス(Vtuberを活用した企業プロモーションや映像制作):初期費用198,000円+月額費用98,000円
  • エンタープライズ(プロフェッショナルな映像制作や、高度な演出):初期費用:298,000円+月額費用:298,000円〜

バーチャルキャストの運営会社概要

会社名 株式会社バーチャルキャスト
会社所在地 北海道札幌市中央区北一条東4-1-1 サッポロファクトリー1条館
公式HPのURL https://corp.virtualcast.jp/

メタバースイベントプラット
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V-expo

メタバースイベントプラットフォームのV-expo
画像引用元:V-expo公式サイト(https://v-expo.jp/)

V-expoの特徴

V-expoは株式会社m-Labが提供しているレンタルメタバースイベントプラットフォーム。「だれでもかんたんに低コストでメタバースイベントが開催できるサービス」を掲げています。

ブラウザで利用が可能なため、VRデバイス、PC、スマートフォンといった様々なデバイスに対応可能。独自の機能として距離感と方向性のある音声システムを採用しており、臨場感あふれるイベントを開催できます。

またV-expoではWebカメラと画面共有を駆使したセミナーの開催も可能。これまでに、キャリアセミナーや国産SaaS Expoなどを行った実績があります。会場をレンタルするだけなので、最短5分でイベントを開催できます。イベントのプランは以下の通りです。

  • 展示場プラン:収容人数無制限
  • イベントレンタルプラン:人数や用途に合わせた会場選択
  • カスタマイズプラン:要望・用途に応じた機能やCG

さらに、イベントのあとの懇親会スペースとして懇親会Barを設置し、イベント後に商談も行えます。アバターにはコミュニケーションをしやすいようにリアクションも備えているため、コミュニケーションを取りやすいでしょう。

費用は5500円~と低価格で始められる点も魅力です。

V-expoの運営会社概要

会社名 株式会社 m-Lab
会社所在地 東京都中央区銀座1-16-7銀座大栄ビル5階
公式HPのURL https://m-lab.inc/

メタバースイベントプラット
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Medical Verse

メタバースイベントプラットフォームのMedical Verse
画像引用元:Medical Verse公式サイト(https://xrcloud.jp/medicalverse/)

Medical Verseの特徴

医療業界に特化したメタバースイベントプラットフォームのMedical Verse。大人数が同時接続可能なバーチャル空間の医療ビジネスを支援しています。独自に開発した技術で1000名の同時接続が可能です

イベントの登壇者と参加者の間で双方向のコミュニケーションが行えます。ブラウザやアプリなど自分の使用したい環境でサービスを利用できる点も大きな特徴です。主な活用事例として学会や講演会、懇親会があげられます。事前に登録したメールアドレスを活用した名刺交換機能もあるため、ビジネスとして活用しやすい設計になっています。

Medical Verseの運営会社概要

会社名 monoAI technology株式会社
会社所在地 神戸市中央区京町78 三宮京町ビル3階A号室
公式HPのURL https://monoai.co.jp/

メタバースイベントプラット
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OVice

メタバースイベントプラットフォームのOVice
画像引用元:OVice公式サイト(https://ovice.in/ja/)

OViceの特徴

バーチャルオフィスやバーチャルスクール、バーチャルモデルハウスを展開しているoVice株式会社。

メタバースイベントプラットフォームではこれまでにバーチャル介助犬フェスタやオンライン展示会を開催した実績があります。また、キャノンのバーチャルオフィスの実現支援や東日本税理士法人のリモートワーク環境の整備も行いました。

スクール分野では京都橘大学や大阪の国公立大学など様々な学校の授業を支援。これまでに2,000社を超える企業がサービスを導入しています。

周辺の状況を視覚的にわかりやすくしている工夫やリアルのような会話が行えるアバターがサービスの特徴です。また、GoogleドライブやYouTubeといった他のサービスと連携しやすい点も特徴です。

イベントのURLから誰でも簡単に参加できるため、面倒な準備の手間が省けられます。専任のスタッフがこれまでの事例を元に適切な支援を行ってくれるので、初めて依頼する際は検討してみると良いでしょう。

OViceの運営会社概要

会社名 oVice株式会社
会社所在地 石川県七尾市本府中町エ113B
公式HPのURL https://ovice.in/ja/

メタバースイベントプラット
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Synamon

メタバースイベントプラットフォームのSynamon
画像引用元:Synamon公式サイト(https://www.synamon.jp/)

Synamonの特徴

SynamonはPCスマホ・VR機器などのマルチデバイスに対応したメタバースイベントプラットフォーム。同時に100人がアクセスが可能なので、大人数向けのイベントも問題なく行えます。

メタバース空間上でファンのエンゲージメントを向上を実現するために、NFT(偽造が不可能なデジタルデータ)を活用できる仕組みや機能、継続的な利用を前提としたUX設計など様々な機能を提供しています。

Synamonでは、用途やイベントの規模に応じて「Large」「Ritch」「Parallel」の3つの空間の構築が可能です。また、テーマに沿ったテンプレートがあり、ニーズに併せてサービスを利用できるため、メタバースを活用したブランディングを行いたいと考えている場合におすすめです。

Synamonの運営会社概要

会社名 株式会社Synamon
会社所在地 東京都品川区西五反田8-3-16 西五反田8丁目ビル 2階
公式HPのURL https://www.synamon.jp/

メタバースイベントプラット
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V-booth

メタバースイベントプラットフォームのV-booth
画像引用元:V-booth公式サイト(https://www.itp.co.jp/v-booth/)

V-boothの特徴

オンライン展示会のプラットフォームとして数多くの会社に活用されてきたV-booth。3Dブースを簡単に作成できるほか、アンケートや商談申し込みフォーム機能など、ビジネス活用に特化したメタバースイベントプラットフォームとなっています。

サービスの特徴としては、用途に応じてブースのサイズを変更できるなどのカスタマイズ機能が挙げられます。ブースのデザインも規模に応じて3つから選べるため、自社の要望に応じての利用が可能です。

ユーザー個別のアクセス状況が履歴として残るので、イベント終了後には営業に活用できる顧客管理ツールとしても利用できます。これまでに京都府看護協会や株式会社プラッツなど様々な業種、業界向けの展示ブースを制作した実績があります。

費用は以下の通りです。

  • 標準:45万円
  • Wide:60万円~
  • Jumbo:95万円~
  • Private Show:75万円~

V-boothの運営会社概要

会社名 株式会社ITP
会社所在地 京都市中京区丸太町通小川西入
公式HPのURL https://www.itp.co.jp/

Roblox(ロブロックス)

メタバースイベントプラットフォームRoblox公式サイト画像画像引用元:newtrace株式会社公式サイト(https://newtrace.net/roblox/)

Robloxの特徴

Z世代に人気の世界最大級のメタバースプラットフォーム

Roblox(ロブロックス)は、世界最大級のメタバースイベントプラットフォーム。ユーザーはRoblox内の「メタバース」空間の中で、ゲームやコンテンツを楽しむことができます。運営しているnewtrace株式会社は、日本国内初のRobloxパートナーカンパニーとして知られています。

Robloxの最大の魅力は、世界中で非常に多くのユーザーが利用していること。そのため、Robloxを活用することで多くのユーザーとの接点を持つことができます。

また、Robloxは特にZ世代(主に1990年代中盤から2000年代序盤に生まれた世代)に人気があり、Robloxを通じてZ世代を中心としたファンを獲得することが期待できます。

Robloxを通じた広告展開・認知拡大・ブランディングが可能

メタバースイベントプラットフォーム「Roblox」を活用すれば、3D空間を使ってリアルなメタバース空間が作れるため、Z世代も含めた多くのユーザーとの接点を作りながら、自社の広告展開認知拡大ブランディングリード獲得などを行うことができます。

Robloxの運営会社の概要

会社名 newtrace株式会社
会社所在地 東京都渋谷区円山町28-3 いちご渋谷道玄坂ビル8階
会社設立 2022年5月20日
公式HPのURL https://newtrace.net

メタバースイベントプラット
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ZIKU(ジクウ)


メタバース制作会社ジクウ公式サイト画像)画像引用元:ジクウ公式サイト(https://ziku.inc/)

ジクウの特徴

メタバースイベントプラットフォーム「ジクウ」は、オンラインイベントのノウハウを凝縮した、開催前から開催後までスムーズなオンラインイベントを実施するためのサポートをワンストップで行っています。

また、同社では独自のオンラインプラットフォーム「ZIKU」を開発。臨場感のあるメタバース空間をアバターがブースを訪問する形式で提供しています。

メタバース空間でありながらも、その場で出展企業のスタッフとテキストやボイスチャットで双方向でコミュニケーションが取れる、まるでリアルイベントに参加している会話体験も味わえます。

ジクウの運営会社概要

会社名 株式会社ジクウ
会社所在地 東京都港区三田3-13-16 三田43MTビル4F
公式サイトURL https://ziku.inc/

メタバースイベントプラット
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メタバースとは

メタバースとは
メタバースイベントプラットフォームに含まれる「メタバース」とは英語の「Meta」と「Universe」を掛け合わせた造語です。主にインターネットなどを用いて構築される「仮想世界」や仮想空間でのコミュニケーションを指します。ユーザーが仮想空間で自身の分身である「アバター」を用いてゲームをしたり、ビジネスをしたりすることが可能です。

メタバースは現在オンラインゲームを中心に活用が進んでいます。その例が以下の通りです。

  • フォートナイト:ゲームでありながら、ユーザ同士が交流する場としても機能するメタバース
  • あつまれどうぶつの森:アバターがゲーム内の動物や他のアバターと交流するメタバース

ビジネスにおいては、たとえば三越伊勢丹によるバーチャル伊勢丹新宿店の開設といった応用がみられます。また、メタバースは企業のリモートワークのオフィスとしての役割も担うなど、多岐に活用できるのが特徴です。

近年ではMicrosoftがTeamsをバーチャルオフィスにすると発表するなどメタバースは注目を集めています。メタバースの展示会を開くケースも増えてきており、今後はビジネスでの活用が増えていくでしょう。

メタバースのイベントの特徴

メタバースイベントの大きな特徴はオンラインの利便性とリアルに近いコミュニケーション体験を組み合わせられる点です。メタバースイベントプラットフォームにおいて、来場者は自身の分身であるアバターを用いて会場内を自由に歩き回ったり、他の参加者と仮想空間でコミュニケーションを行えます。

参加者は会場にいるかのような感覚で参加できるため、臨場感をあふれる形でイベントを開催できます。また、会場内には、商談ブースやセミナールームなど、用途に応じた部屋を作成できるので、ニーズに応じたイベントを行えます。

メタバースイベントプラットフォームを使うメリット

メタバースでイベントを行うメリット
ここではメタバースイベントプラットフォームを使用するメリットについて紹介します。

どこからでも参加できる

メタバースのイベントはオンライン上の仮想空間で実施されるため、メタバースイベントプラットフォームを利用すれば、場所を問わずどこからでも参加できます。そのため、多くの人をイベントに呼び込むことも可能です。

これまでは国内をターゲットにしていた企業も、オンラインとなれば海外とも取引ができるため、ビジネスのチャンスを拡大できるでしょう。

臨場感を提供できる

臨場感を提供できるのも、メタバースイベントプラットフォームを活用するメリットです。メタバースは従来のWeb会議やオンラインイベントに比べて臨場感を演出できる点がメリット。アバターや他の参加者の様子をリアルに見ることができる点や、実際のオフラインでのイベントのように見せることができます。従来のイベントでは、登壇者が話したり、双方向のコミュニケーションを行うことができますが、オフラインのようなイベント会場で参加しているような臨場感を味わうことはできません。

一方で、メタバースはブースに近づくと音声が大きく聞こえることや、会場を360度見回すなど実際のブースのように体験できるような仕掛けも可能。メタバースを活用したイベントを自社の製品やブランディングが印象に残る形で行えるため、商談や受注の獲得に効果的です。

参加者同士のコミュニケーションが取りやすい

メタバースは、自分自身の分身であるアバターを用いてコミュニケーションを行います。アバターは自由に見た目が変えられるため、理想の姿の自分を用いたコミュニケーションを行うことができます。また、アバターは自分自身の顔を出すことなく話せるため本音が言いやすく、周りを気にせず多く発言できる効果もあります。

さらに、アバターには表情や仕草などで感情を示す機能もあるため、実際のコミュニケーションに近いような会話が可能です。メタバースイベントプラットフォームを活用することで、現実に近いコミュニケーションを行える点がメリットです。

準備の手間がかからない

メタバースイベントプラットフォームを活用することで準備の手間が省けます。従来のオフラインイベントでは会場のブースを設営したり、資料を印刷して設置したりするなど大きな手間がかかります。しかし、メタバースはオンライン空間のためこういった手間は一切不要。

イベントで使用するアプリやツールは、プラットフォーム内でリンクを共有するだけで参加者に使ってもらえます。また、配布物も事前にメールなどで送付したり、ダウンロードリンクを設置すれば良いので、手間なくスムーズなイベント準備が可能です。

メタバースイベントプラットフォームを使うデメリット

メタバースイベントを行うデメリット
メタバースイベントプラットフォームを使うのにはメリットだけではなく、下記のようなデメリットもあります。

参加者が多くなると回線に負荷がかかる

メタバースイベントプラットフォームを活用するデメリットは、回線に負荷がかかりやすい点です。音声通話、動画、そしてアバターの動きをインターネットを用いてやり取りするため、通常よりも回線負荷がかかりやすくなります。

例えば、同じブースに複数の人が同時に集まった場合、回線の負荷がかかってしまい、動作が不安定になってしまう可能性があります。そのため、ブースを細かく分けるなど回線の負荷をかけない工夫が必要です。

高性能なコンピューターが必要となる

高性能なコンピューターが必要な点も、メタバースイベントプラットフォームを活用するデメリットの一つといえます。メタバースでは通信環境に加えて、コンピューターの性能も重要です。上記で述べたように、メタバースは負荷のかかる動作を数多く行わなければなりません。そのため、パソコンの性能が低いと動作が止まってしまい、正常なイベントを開催できなくなってしまいます。

アメリカのIT会社インテルの幹部によると、社会のあらゆるやりとりがメタバース上で行われる「メタバース時代」への移行には、コンピューティング機能は現在の1000倍が必要です。メタバースを活用したイベントには高性能なコンピューターが求められることが分かります。高性能なコンピューターが必要になると費用もかかる可能性があるため注意が必要です。

来場者に離脱されやすい

メタバースイベントプラットフォームを活用すると、オンラインで手軽に参加してもらえるメリットがありますが、一方で離脱されやすい傾向があります。オフラインのイベントではチラシや販促のためのグッズを配り、来場者に向けての呼びかけを行うことができますが、メタバースのイベントではそれができません。

資料を自らダウンロードしてもらう必要があるなど、来場者の行動がカギとなるため、来場者に資料をダウンロードしやすくするなどの工夫が必要です。

メタバースイベントプラットフォームの活用事例

メタバースイメージ活用イメージ画像
以下では、メタバースを活用したイベント事例について紹介します。

日産ショールーム

メタバースを活用したイベント事例日産ショールーム
画像引用元:日産ショールーム公式サイト(https://www.nissan-global.com/JP/INNOVATION/DESIGN/DESIGNWORKS/VR-CROSSING/)

日産自動車では、メタバースイベントプラットフォーム「VR Chat」を活用してメタバース上に車のバーチャルギャラリーを設置。ニッサンインテリジェントモビリティの発信拠点として日産の様々な車種を見ることができます。

日産は他に新車発表会や自社に関する講演なども実施。ショールームに行くのが煩わしいユーザーとのコミュニケーションの場としてバーチャル環境のショールームを提供しています。

トーコン社員総会

メタバースを活用したイベント事例トーコン社員総会
画像引用元:トーコン公式サイト(https://tokon.co.jp/news/info/10250/)

株式会社トーコンでは社内コミュニケーションの可能性を追求するために、メタバースイベントプラットフォームを活用した社員総会を実施。当日は170名の社員がリアルタイムで参加するなど大盛況のイベントでした。コロナ禍の中で、従業員同士の関係構築や結びつき強化のために実施した社員総会。開催後のアンケートでは、とてもよかったと回答する割合が68%と好評価となりました。

メタバース制作を依頼する際のよくある質問

メタバース制作を依頼する際のよくある質問イメージ画像

Q1.メタバースとはどのようなサービスですか?

メタバースとは英語の「Meta」と「Universe」を組み合わせた造語で、インターネット上で利用できる仮想空間のことです。メタバースの特徴として、現実世界に近いコミュニケーションがとれます。

昨今では、老舗の百貨店がメタバース空間上のオンライン店舗を開設したり、自動車メーカーがメタバース上で車の展示場を作ったりするなど、メタバースを活用したビジネスの拡大が予想されています。

Q2.メタバースを活用するメリットを教えてください

メタバースを利用することで、オンライン上でのコミュニケーションがスムーズになる利点があります。これは、メタバースの特徴である「アバター(自分の分身)」を活用したコミュニケーションが、従来のチャットやビデオ通話よりもより対面で話しているかのような感覚を与えるからです。

また、アバターを好み通りにカスタマイズできるため、自分の理想的な姿で他者とコミュニケーションを取ることができます。このように外見による初対面のハードルが低くなることも、メタバースのメリットの一つです。

メタバースプラットフォームには様々なタイプがありますので、どのメタバースプラットフォーム選ぶべきか検討中の方は、本ページに掲載している「メタバースイベントプラットフォーム早見表」をご覧ください。

Q3.メタバースイベントの参加方法は?

メタバースイベントへの参加方法はプラットフォームによって異なりますが、基本的には以下の手順で参加が可能です。

  • メタバースイベントプラットフォームへアクセス
  • イベントのスケジュールを確認
  • 必要に応じてアカウント登録
  • イベント主催者の指示に従う

詳細な参加手順はメタバースイベントプラットフォームによって異なるので、Webサイトやイベント主催者の発信をもとに操作を進めましょう。

メタバースイベントプラットフォームを活用するなら

メタバースイベントプラットフォームを活用するなら

選ぶべきメタバースイベントプラットフォームは、行いたいイベントの規模や他の要望によって異なります。メタバースイベントで成果を得るには、自社のニーズに合わせたサービスを選ぶことが大切です。

自社のニーズに合わせたサービスをえらぶにはまず、イベントの規模や必要な機能、そしてイベントのそもそもの目的も明確にし、そのうえで自社にあったメタバースイベントプラットフォームを探しましょう。

メタバースイベントプラットフォームまとめ

メタバースイベントプラットフォームについて紹介してきました。メタバースイベントは、場所を問わず様々な人がオンライン上に集まり、コミュニケーションもとりやすい利点があるため、新規顧客の開拓にも活用できる方法です。メタバースイベント導入をご検討中の方は、自社にマッチしたメタバースイベントプラットフォーム選びに、本記事をぜひご活用ください。

メタバースイベントプラット
フォーム早見表をもう一度チェック

【免責事項】
本記事は、2023年6月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。
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