過払い金返還請求の集客・広告戦略を解説!Webマーケティングの基本を押さえる
最終更新日:2024年04月22日
過払い金ビジネスが儲かる仕組み
過払い金請求は本来手間のかかる作業ですが、その業務の大半を事務員に任せることができます。
業務の流れを定型化させ、多くの事務員で多数の依頼に対応することによって、利益を出すことができるのが、過払い金請求のビジネスモデルになります。
裁判をすることで全額請求できるようになりますが、その裁判はあえてせずに事前交渉や裁判前の手続きで終わらせることで効率化を図れるといった特徴もあります。
資金力の豊富な大手であれば、事務員をそろえて対応できるため、広告費をたくさん使っていたとしても儲かる仕組みです。
簡単にまとめれば
- 弁護士の手間が少なくして、利益を得られる体制をつくる
- 過払い金請求ならここ!という認知を高めるために大量に宣伝する
というビジネスモデルになりますが、大量マス広告は中小事務所には厳しい場合も。
中小弁護士事務所の場合は事務員の人数も少なく、広告費をたくさん使うというのも難しいはず。
中小規模で過払い金請求の対応を拡大していきたいのであれば、Webでの集客を最大限に活用することがポイントです。
中小弁護士事務所の過払い金返還請求はWebで集客
例えば、過払い金請求業務専用のホームページの作成、という手段があります。
法律事務所では、過払い金請求など業務ごとに別途ホームページ作成していることが多いです。
サイトの専門性を高めることで、SEOの評価を受けやすく(検索で上位表示されやすく)なり、より集客につながります。
上記は過払い金請求に特化して集客を考えるのならば有効な手段ですが、別途Webサイトの立ち上げが厳しければ、ブログでの発信、YouTubeの動画配信など、自社ホームページ内に過払い金に特化したコンテンツをつくるのも良いでしょう。
「過払い金請求 メリット」などのすでに過払い金請求を検討しているニーズ顕在層、
「過払い金 はじめて」「借金 返せない」「過払い金 請求」といった過払い金請求を必要とするであろう潜在層のキーワードなど、
過払い金に関するキーワードや、過払い金請求を検討するユーザーが知りたい情報を載せることを意識してください。
一般的な弁護士事務所選びのポイントも意識したコンテンツを
利用者が実際に過払い金請求をおこなう際の、事務所を選ぶポイントとされている部分も気にしておきましょう。
- 専門的にしている・得意としている
- 弁護士か司法書士か(支払い額が違ってくる)
- 直接面談してくれる事務所かどうか
- 過払い金請求の実績
- 裁判の有無を利用者に相談してくれる
- 秘密を厳守してくれる
総じて、信頼できるかどうかを一番に据え置き、細かなポイントを比較して事務所を選んでいます。
これらの点に答えられる内容をWebサイトにも盛り込んでおきましょう。
過払い金返還請求のSEO対策の糸口は地域名キーワード
顧客となる利用者は「過払い金請求 + 地域名」というキーワードで検索していることが多いため、商圏となる近隣地域名でのSEO対策もおこないましょう。
具体的な目標として一つは「(地域名・エリア)の過払い金請求といえば〇〇法律事務所」のような存在感を示すこと。商圏をしぼることによって意識すべき競合事務所も明確になり、差別化も考えやすくなります。
その地域におけるオーソリティーとなれば、近隣の弁護士事務所との差別化にも繋がります。
また過払い金請求のSEO対策をすることは、そのまま弁護士事務所自体の知名度も上げることにもなるため、他の依頼にも繋がるというメリットも。
さらなる地域内での差別化を考える上では、バリュープロポジションという考え方が大切になります。
競合事務所とも比較し、自分の事務所のメリットを明確にすることが重要なポイントです。
バリュープロポジションを明確に
バリュープロポジションとは、自社にしかできないこと、他社にしかできないこと、ユーザーの希望、この3つが交わるところに、差別化した自社のポジションが存在する。それがバリュープロポジションの考え方です。
バリュープロポジションを考えることで、「なぜあなたの事務所に依頼するのか?」という理由を明確にすることができます。
差別化された強みがあれば、競合と比較された際にも自分の事務所に依頼するメリットが顧客に明確に伝わる状態がつくれるわけです。
そして、強みが明確になっている分、自分の事務所の強みを魅力的に感じる(相性がいい)顧が集まります。
バリュープロポジション戦略を意識し、地域に密着したSEO対策をすることで、事務所の規模に関係なくWeb集客を成功させることが可能です。
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