オウンドメディアとランディングページ(LP)の違いは?LP活用法も紹介
最終更新日:2024年02月28日
オウンドメディアやLPを長期的に運用しているのに、
- 「なかなか問い合わせに繋がらない」
- 「そもそも問い合わせがない」
- 「商談に結び付かない」
とお悩みの担当者様はいませんか。原因を見直さないまま闇雲に運用を続けても、なかなか改善は実現しません。このページでは、オウンドメディアの基礎知識を振り返りながら、ランディングページ(LP)との違いや上手な活用法について紹介していきます。
オウンドメディアとランディングページ、それぞれの役割や使い方を整理して、商談に繋がるメディアを目指していきましょう。
また、オウンドメディアを作って本格的に集客したい方向けに、8,000サイト以上を制作して得たノウハウをまとめた「オウンドメディアの教科書」をご用意しました。ご興味がございましたら今後のオウンドメディア作りにお役立てください。
企画から制作・運用まで全部わかる「オウンドメディアの教科書」
オウンドメディアの運用メリットや、企画から制作・運用までのステップについて紹介します。集客だけでない「売上」まで繋げるオウンドメディアもご案内します。
オウンドメディアとは
オウンドメディア(Owned Media)とは、日本語に訳すと「Owned=所有する」「Media=メディア」、つまり「自社で保有・所有するメディア」という意味を持っています。
そのため、語義通りに受け取るとコーポレートサイトやECサイト、パンフレット、メルマガなどはすべてオウンドメディアに含まれます。
ですが、これらのWebメディアと区別するため、Webマーケティングにおいては「ユーザーに向けた情報発信」を目的としたブログや情報サイトのようなメディアを指して使うケースが一般的です。
オウンドメディアの目的
オウンドメディアの目的は、コンテンツを通してユーザーと企業との距離を縮めることそして、将来的に顧客やファンになってくれることです。
例えば、ある特定のテーマにおける悩みや課題を解決する情報を、オウンドメディアのコンテンツとして配信したとします。すると、そのテーマについて知りたいユーザーや悩みを解決したいユーザーをメディアに集められます。
結果的に、オウンドメディアを運営している企業ついて知ってもらったり、その企業の商品・サービスについて理解を深めたりしてもらえます。
オウンドメディアのメリット
コンテンツに興味・関心を持つユーザーを集められるオウンドメディアでは、幅広い潜在顧客にリーチできます。
また、オウンドメディアでは、コーポレートサイトでは伝えきれなかった商品やサービスに対する「想い」や「ストーリー」まで配信可能。潜在顧客を見込み客へと育成し、最終的には顧客やリピーターへと育てられる可能性があります。
他にも、長期的な運用によってコンテンツが蓄積し企業の資産として残る利点もあります。ストックされたコンテンツはSNSやメルマガでも活用でき、SEO対策以外で集客をカバーすることができます。
オウンドメディアのデメリット
オウンドメディアは、長期的な運用とコンテンツの蓄積によって、徐々に見込み客やファンを育成していく施策です。そのため、発信をしてすぐに効果が表れるわけではありません。
また、コンテンツ制作のためには記事の執筆や編集を行う専門スタッフが必要です。運用を継続して効果を得るまでには時間と人的リソースがかかります。
オウンドメディアの作り方
オウンドメディアは、社内で制作を完結させるインハウスと、専門会社に外注する2つの方法があります。どのような場合でも、主に以下のような流れで作ります。
- 目的やコンセプトを決める
- KPI(重要業績評価指標)を設定する
- ペルソナを設定する
- 期間や投稿するペースを決める
- キーワードを選定する
- サイト、コンテンツを作る
- 効果を計測して改善を図る・コンテンツを追加する
キャククルが手がけるオウンドメディアとは?
120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。
ランディングページとは
ランディングページとは、商品・サービスの購入や資料請求、問い合わせなど、コンバージョン(CV)の獲得を目的とするWebページです。
ランディング=着地という意味を持つため、本来はユーザーが何らかの方法で最初にたどり着くページはすべてランディングページにあたり、アクセス解析の場でも使われます。
しかし、マーケティングでは一般的に、商品・サービスの購入を促すWebページがランディングページと呼ばれます。
ランディングページは、ユーザーを遷移・離脱させないように1ページで完結しているのが大きな特徴です。見込み客を企業のコーポレートサイトやECサイトの購入ページ・申し込みページに誘導する役割を持っています。
縦長で目を引くデザインが多く、キャッチコピーで共感を喚起したりメリット部分を目立たせたり、商品の注文・資料請求ボタンを大きくしたりしてユーザーに行動を訴求します。
ランディングページの目的
ランディングページの最大の目的は、検索エンジンやリスティング広告、SNSなどから流入してきた見込み客に対し、商品・サービスの購入や申し込みに繋げること。
そのため、全体を通して商品・サービスの魅力や価値、ユーザーのベネフィットをアピールして、Web上のセールストークのような形でユーザーに情報を伝えて訴求します。
ランディングページのメリット
コンバージョンを得るために、情報をほぼ縦長の1ページに集約しているため、興味・関心を持つユーザーに高いアプローチができます。
- 注意喚起
- 解決策の提案
- 購入の後押し
と、セールストークのような流れで集中的に訴求ができるのが特徴です。また、ランディングページには基本的にお問い合わせページ以外のページへ遷移するリンクを設けないため、離脱者が少ないというメリットもあります。
1ページとコンパクトで情報量が絞り込まれているため、通常のWebサイトよりも効果検証がしやすくPDCAを回しやすいメディアです。
ランディングページのデメリット
ランディングページは、見栄えやデザインの出来がCVR(コンバージョンレート)に大きくかかわります。そのため、訴求力が高くインパクトのあるデザインを制作するにはある程度の知識が必要で、プロの力を借りる手もあります。
さらに、ランディングページ専門の制作会社に依頼するケースとなると、コストがかかるなどのデメリットも認識しおきましょう。
検索市場では弱い
目を引くデザインやキャッチコピーが優先となっているため、長い文章を含めることはあまりしません。一定量のテキストも求められるSEOにおいては効果が薄iいため、LPが検索上位に表示されるケースはまれです。
回遊率が低い
お問い合わせページ以外のページへのリンクは原則設置しないため、LPから流入したユーザーがサイト内の他ページを回遊することは期待できません。
流入したユーザーのうち、商材・サービスに直接的な興味を持っていないユーザーのほとんどは離脱します。潜在的なニーズを持ったユーザーに途中で読むのを止められてしまう可能性もあります。
ランディングページの作り方
ランディングページでは、ユーザーが実際に商品・サービスを目にし、手に取っているように感じられる「ストーリー性」を意識して作れるかがポイントです。下記の制作ステップを踏まえながら、構成やワイヤーフレームの作成後、ランディングページの作成に着手しましょう。
- 目的を決める(商品購入・資料請求など)
- ペルソナを設定する
- ワイヤーフレームの作成
- コンテンツを作る
- デザインを行う
- 開発・コーディング作業
- 公開・運用・効果測定
様々な企業での成功事例あり!キャククルのオウンドメディア
キャククルのオウンドメディアとは、特定の市場に特化した専門メディアを立ち上げ、貴社が求めるユーザーのみを集客するWeb施策です。
専門メディア上で、サービスを選ぶ際のポイント、各サービスの強み、事例等を掘り下げて説明するため、親和性高いユーザーの集客はもちろん、なぜそのサービスを使うべきなのかを理解した上で反響つながることが多数のため、他の施策よりも成約率が高いのが特徴。
キャククルのオウンドメディアを導入した企業さまからは、「客単価が2.5倍に上がった」「契約までのリードタイムが3分の1に短縮できた」「アポ率が3倍以上になった」といったお喜びの声をいただいております。
SEO対策やリスティング広告、業界メディアへの出稿をしたが思ったように狙ったユーザーを集客できなかった、Webからの反響は受注できない…という課題であれば、その難題を解決することができます。
サービス内容や事例については、以下のページよりご覧ください!
オウンドメディアとランディングページの違い
ここでは、オウンドメディアとランディングページの違いをまとめました。違いをもとに、自社の商材にはどちらが合っているかを考えた上で制作に取り組んでみてください。
オウンドメディア | ランディングページ | |
---|---|---|
目的 | 集客 | コンバージョン(CV) |
役割 | 情報の専門性・網羅性を高める | 商品(サービス)情報を端的に伝える |
集客方法 | 検索エンジン(Googleなど) | リスティング広告など |
デザイン | ユーザーに読みやすいデザイン | 一瞬で目を引く訴求力のあるデザイン |
公開期間 | 期限なし(運用し続ける限り公開) | 期限あり(リスティングなどの広告配信期間中) |
SEO | 向いている(自然検索で上位表示) | 向いていない |
作り方 | CMSシステム(WordPressなど)を使用 | 専用のLP作成ツールを活用すれば社内制作も可能 |
目的
オウンドメディアが集客やユーザーとのコミュニケーション、顧客の育成などさまざまな目的があるのに対し、ランディングページはコンバージョン(CV)達成が唯一の目的です。
コンバージョン自体は購入や問い合わせ、資料請求、見積もり請求など、商品やサービスによって異なりますが、ユーザーに「売上につながる行動をしてもらう」という点は共通しています。
役割
オウンドメディアは、蓄積したコンテンツが情報の専門性や網羅性を高める役割を持つのに対し、ランディングページは商品・サービスの情報を端的に伝える役割があります。
また、複数のページに遷移してもらいたいオウンドメディアはページが複数にわたります。対してランディングページは、情報を絞って広告だけを見せるための1ページ完結型。ユーザーに下までスクロールしてもらうことを目指します。
集客方法
オウンドメディアが主に検索エンジンのキーワードで集客するのに対し、ランディングページはリスティング広告やバナー広告など、Web広告から集客する点に違いがあります。
デザイン
ペルソナ設定によってデザインを考えるのは共通ですが、オウンドメディアよりもランディングページのほうが一般的に目立つカラーリングやテキスト配置です。
ランディングページはユーザーの離脱を防ぐため、一瞬でユーザーの目を引く視覚的に訴求力のあるデザインが求められます。
公開期間
オウンドメディアには公開期限がないため、運用を続ける限りコンテンツが残り続けます。一方、ランディングページは広告と連動しているため限定的です。広告配信の期間によって公開期間も変わります。
SEO
自然検索で集客を目指すオウンドメディアは、SEO(検索エンジン最適化)が必須です。コンテンツを増やしやすいメディアなので、SEOに向いています。
それに対しランディングページは1ページで完結する構成上、SEOの効果・機能を持たせにくい特性があります。上位表示からの集客よりは流入ユーザーの訴求に振り切るランディングページの性質上、そもそもSEOの必要性が限定的です。
作り方
どちらの場合も制作会社や広告代理店に外注するという方法もありますが、それなりにコストを要します。インハウスの場合、オウンドメディアはページ数を増やしていくことを前提としているため、ページを管理しやすいCMSというシステム(WordPressなど)を使用するのが一般的。
ランディングページは専用のLP作成ツールを活用すれば社内での制作も可能です。とはいえ、成果に繋がるランディングページを制作するにはさまざまなナレッジや知識が不可欠。
コストを削減したいからといって安易にインハウスでの制作に決めるのはおすすめできません。
キャククルが手がけるオウンドメディアとは?
120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。
ランディングページのオウンドメディアにおける上手な活用法
すでにオウンドメディアとランディングページの両方を運用しているなら、相互を上手に活用することでCVR(コンバージョンレート)を上げられる可能性があります。
オウンドメディアでランディングページに送客する
長期的な運用が必要なオウンドメディアは、集客できるようになるまでに時間がかかるデメリットがあります。
また、ランディングページは検索結果での上位表示(SEO)が難しく、流入数が低くなったり、販売に特化したページの特性上シェア率が低くなったりといった難点がありました。
これらの問題を一挙に解決するのが「オウンドメディアのコンテンツ内にLPを置く」方法です。
例えば、知識・教育系のコンテンツは作成しやすく、SEOで上位表示を獲得しやすい傾向にありますが、訴求までのユーザー動線が長いためにCVRが低くなりがちという問題があります。
しかし、知識・教育系コンテンツのページ下部にランディングページへと誘導するバナーボタンがあれば、
- もっと分かりやすい情報を知りたい
- 具体的な解決法を知りたい
と考えたユーザーがランディングページに遷移してくれる可能性を高められます。端的で分かりやすいランディングページがユーザーの理解度を高め、LPでの購入検討に向けた足掛かりになってくれるのです。
このように、オウンドメディアからランディングページへ移行させる設計ができれば、コンバージョン数の向上が期待できます。
連携を成功させるには集客入口の見直しが大切
すでにオウンドメディアを運用している場合は、集客の入り口をオウンドメディアに特化させ、ユーザーのアクションを促すクロージングはランディングページに任せるといった連携施策にも取り組んでみてください。
ただし、集客用となる「オウンドメディア」のページでしっかりとSEO対策を行い上位表示させられるかが成果への分かれ道です。
それぞれの効果を最大限に引き出すために、まずはオウンドメディアのコンテンツの見直しからはじめてみましょう。
キャククルが手がけるオウンドメディアとは?
120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。
LPを見る流れを意識したコンテンツづくりを
ランディングページ(LP)は商品を分かりやすく魅力的に伝えられる一方で、SEOの効果・機能を持たせにくいデメリットがありました。
オウンドメディアの記事を上位表示させて「見る人を増やす」ことができれば、これまでリーチできていなかった層にもランディングページを届けられます。
また、コンテンツのキーワードで流入したユーザー、回遊するユーザーほど、購入意欲のある見込み顧客となっている可能性は高いのです。
ユーザーが自然にLPを見る流れを意識しながらコンテンツ記事を構成して、上手に商品・サービスの購入や問い合わせに繋げていきましょう。
認知度も売上も両立する企業の味方「ブランディングメディア」
各企業は、自社のブランディングや認知度向上のため、さまざまな施策を実施しています。近年では、インターネットを使ったマーケティングが注目を集めており、オウンドメディアを活用して成功する企業が増えています。
ブランディングメディアとは、キャククル運営下のZenkenが贈る、親和性の高い知る人ぞ知るブランドとして、認知度アップと売上アップにつながるオウンドメディアです。
通常、ブランディングをする場合は何千万単位の制作費や広告費、そして時間を掛ける必要があります。しかしブランディングに失敗してしまえば、効果が出ず莫大な費用を失うだけでなく、間違った印象がついてしまう可能性も。
キャククルのブランディングメディアでは、親和性の高いユーザーに絞った認知度の向上を行い、ニーズが顕在化した際の第一想起されるブランドとして広めていきます。
自社のブランドを確立し
売上アップも叶える
ブランディングメディアとは?
また、購買意欲や利用意欲のあるユーザーも同時にアプローチができます。その顕在的なユーザーにはなぜそのブランドや企業を使うべきかを解説し、さらに成約や購入につながるよう温度感を上げた集客が可能です。
ブランディングメディアを導入した結果、
- 1ケタ分受注単価が増える売上を獲得できた
- 求人広告に依存することなく、自社サイトから今までの10倍採用応募が来るようになった
というような事業拡大につながるブランディング効果も発揮できております。
下記で詳しく紹介していますので、ぜひ一度ご確認ください。