オウンドメディアのリニューアルを成功させる方法と手順、失敗しないコツを紹介
最終更新日:2024年03月04日
オウンドメディアを運用しているものの、「思うような成果が得られない」「なかなか読者が増えない」といった悩みをお持ちのマーケターや担当者はいませんか。
長期にわたってPDCAを回しているにもかかわらず成果の出ないオウンドメディアには、リニューアルが必要な可能性があります。
この記事では、リニューアルが必要なオウンドメディアの特徴を解説しながら、リニューアルのメリット・デメリット、リニューアルを成功させるポイントを解説していきます。
また、オウンドメディアを作って本格的に集客したい方向けに、8,000サイト以上を制作して得たノウハウをまとめた「オウンドメディアの教科書」をご用意しました。
ご興味がございましたら今後のオウンドメディア作りにお役立てください。
企画から制作・運用まで全部わかる「オウンドメディアの教科書」
オウンドメディアの運用メリットや、企画から制作・運用までのステップについて紹介します。集客だけでない「売上」まで繋げるオウンドメディアもご案内します。
リニューアルが必要なオウンドメディアとは?
ここでは、リニューアルを検討したほうが良いオウンドメディアの特徴についてまとめています。自社が運営するオウンドメディアに当てはまっていないか、チェックしてみてください。
PV数は多いのにコンバージョン率が低い
オウンドメディアでユーザーを集めることができていてもコンバージョン率(CVR)が伸びない場合、オウンドメディアの機能面が不足している可能性があります。
問い合わせ数の増加をサイトの目的にしている場合なら、サイトの導線設計に問題がありユーザーがCVページにたどり着かない、問い合わせするまでにユーザーの手間を要している、などの原因が考えられます。
個々のページで動線改善施策としてリンクやボタンを工夫しても治らない場合は、ユーザーがCVページにたどり着きやすくためのサイトリニューアルを検討してもいいかもしれません。
想定外のユーザーが訪問している
サイトへのアクセスは増えているものの、想定していなかったターゲットが多く訪問している場合、オウンドメディアのコンテンツのテーマとターゲット設定にズレが生じているかもしれません。
また、サイト設計そのものやキーワードに問題がある場合にも、訪問するユーザーにズレが起こります。
サイトに多くのユーザーが訪問しても、商談や成約に繋がるターゲットユーザーの割合が少ないと成果にはつながりません。「冷やかしユーザー」ばかりが訪問しているオウンドメディアなら、リニューアルを検討する必要があります。
使用しているCMSの機能・実装不足
Webサイトを制作するのに便利なCMS。代表的なCMSとしては無料で使えるWordPressが挙げられますが、実装しているCMSによっては機能が不足していることもあるため注意が必要です。
また、データベースの管理がしにくいCMSを使用していると、コンバージョンの低下を招くおそれもあります。
ユーザーにとってより使いやすいサイトに改修するために、リニューアルを機に新機能を実装できるCMSを導入しましょう。
分かりにくい階層構造
オウンドメディア内の階層が不適切だと、ユーザーが目的のコンテンツにたどり着かず、離脱を招いてしまうことがあります。
階層構造に問題があると、検索エンジンを巡回している「クローラー」と呼ばれるロボットにも正しい情報が伝わりません。検索順位が伸びない原因にもなるため、SEO的な意味でも階層構造のリニューアルは重要です。
キャククルが手がけるオウンドメディアとは?
120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。
オウンドメディアのリニューアルのメリット・デメリット
ここからは、オウンドメディアをリニューアルするメリット・デメリットを解説します。
オウンドメディアをリニューアルするメリット
認知拡大やCVRの改善
オウンドメディアのリニューアルでは、Webサイトの構造的な部分から改修するため、SEOが強化されて従来よりも検索上位に表示されやすくなります。多くのユーザーの目に触れる機会が増えるため、認知拡大につながります。
また、導線が改善されることで問い合わせや商談といったCVにつながりやすくなり、コンバージョン率の改善が見込めます。
ファンを増やす
オウンドメディアをターゲットユーザーに最適化してリニューアルをすると、自社と相性の良いユーザーに見てもらえるようになります。ユーザーの悩みにこたえる、悩みを解決できるオウンドメディアなら、「困ったときに頼りになる」という気持ちが生まれ、信頼度の上昇にもつながるでしょう。
オウンドメディアを通して企業や商品・サービスの印象が良くなり、結果としてファンを増やすことにつながります。
オウンドメディアをリニューアルするデメリット
成果を落としてしまうリスク
ある程度成果が出ているオウンドメディアをリニューアルしてしまうと、リニューアル後に成果を落ち込ませてしまうことがあります。
例えば、
・成果につながっていた記事を消してしまった
・内部構造が悪くなり、SEO効果が落ちてしまった
ということが起こりえます。
リニューアル前に記事やコンテンツの引き継ぎについてしっかりと計画し、成果を落とさないように改修を進めていく必要があります。
効果の検証がしにくい
メインビジュアルやデザイン、サイト内の構造と、大幅に手を加えてリニューアルしたために、リニューアル後に成果が出ても、どの改修が要因で良くなったのかが分かりにくくなることがあります。
どの施策に効果があり、どの施策を省けば良かったのかが分からずに運用を続けていると、その経験を活かせずにリニューアルを繰り返すことになってしまいます。
リニューアル時には、今後に活かせるよう取り入れた施策と省いた施策をしっかりと把握しておくことも大切です。
オウンドメディアのリニューアルの流れ
(1)サイトの現状把握
運用中のオウンドメディアの問題点と課題を把握するために、まず現状分析を行います。ヒートマップやGoogleアナリティクス、サーチコンソールといったツールを使い、CVRやPV数など、サイトの成果に直結する部分を具体的な数字で把握するようにしましょう。
(2)リニューアルの目的とゴール設定
課題や問題点から、PV数やCVRをどのくらいに伸ばすなど、具体的な数値で明確なゴールを定めましょう。
(3)制作会社の選定
リニューアルサイトの内製というオプションがない場合は、外部にリニューアルを依頼しなくてはなりません。自社のリニューアル目的に応じて、柔軟に対応できる制作会社を選ぶことが大切です。
制作会社の実績やリニューアルの経験、担当者との相性を見ながら、成果を出せそうな会社を選びます。
(4)企画・制作
サイトのイメージを可視化したワイヤーフレームをもとに、デザインやコンテンツの内容をどう配置するか、サイトの階層をどうするかを決めて制作に入ります。制作会社に依頼するのであれば、丸投げにせずイメージ通りに仕上がりそうか、進捗を確認しながら進めていきましょう。
制作とチェックが完了したら、コーディングやシステム構築を進め、外部に依頼していた場合は納品してもらって完了です。
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リニューアルでよく起こりがちなトラブル
ここからは、オウンドメディアのリニューアルで起こりがちなトラブルについてまとめました。リニューアルの前にしっかりとチェックして、余計な手間やトラブルのないようプロジェクトを進めてください。
コミュニケーションのミス
イメージのすり合わせが行われておらず、社内でリニューアルの意識が統一されていないと、社内のトップと担当者、制作会社との間にズレが生じ、やり直しが頻発してしまうことがあります。
現場のリニューアル担当者が良いと思って制作会社に進めてもらっても、いざ制作物が仕上がると、トップが「NO」ということがしばしば起こるのです。これは、トップと現場担当者との間でコミュニケーションができていない点、依頼する会社と制作会社との間で、イメージや認識が統一できていないことが原因です。
とくに社内のトップと現場担当者の考えや方向性にズレがないよう、認識合わせを行った上で制作を依頼しましょう。
リニューアル後に検証が行われていない
せっかくオウンドメディアをリニューアルしても、リニューアル後の検証について考えられていないと、成果にこだわった運用ができません。結果的に、費用だけをかけた効率の悪いリニューアルで終わってしまいます。
リニューアルのデザインやコンテンツ制作を外部の会社に依頼するのであれば、その会社がどこまでやってくれるのかを知っておくべきです。デザインや見た目を作り替えただけで終わるのか、成果を出すための施策を導いて、サポートまでしてくれるかで、成功の可否は大きく変わります。
様々な業界の成功事例あり!キャククルのオウンドメディア
キャククルのオウンドメディアとは、特定の市場に特化した専門メディアを立ち上げ、貴社が求めるユーザーのみを集客するWeb施策です。
専門メディア上で、サービスを選ぶ際のポイント、各サービスの強み、事例等を掘り下げて説明するため、親和性高いユーザーの集客はもちろん、なぜそのサービスを使うべきなのかを理解した上で反響つながることが多数のため、他の施策よりも成約率が高いのが特徴。
キャククルのオウンドメディアを導入した企業さまからは、「客単価が2.5倍に上がった」「契約までのリードタイムが3分の1に短縮できた」「アポ率が3倍以上になった」といったお喜びの声をいただいております。
現在のオウンドメディアで思うような成果が出ない、リニューアルしたいけれど改善点がわからない…というリニューアルの課題についても、その難題を解決することができます。
サービス内容や事例については、以下のページよりご覧ください!
オウンドメディアの成功事例
ここでは、事業課題を解決したオウンドメディアの成功事例をご紹介します。
成功事例(1)ビギナーズ
オウンドメディアで自社の認知度を拡大して利用者を増やしたのが「ビギナーズ」です。
ビギナーズを運営する株式会社マーケットエンタープライズは、ネット型のレンタル事業ですが、オウンドメディアではレンタルという切り口ではなく、「趣味と出会うメディアサイト」というコンセプトでコンテンツを展開して、認知拡大に成功しました。
趣味に必要な道具を購入するのではなく「まずはレンタルで試したい」という利用者のニーズを引き出して利用者数の増加にもつなげています。
成功事例(2)メルカン
自社の採用課題をオウンドメディアで解決したのが、フリマアプリ「メルカリ」を運営している株式会社メルカリです。
当初は社内報のような役割を果たしていたメルカンですが、「メルカリの人を伝える」をコンセプトに、社内で活躍するメンバーや会社での日常の出来事を、オウンドメディアのコンテンツとして発信しました。
その結果、オウンドメディア「メルカン」を見た求職者が、メルカリで働くことにフィットするかを自分で判断できるようになり、採用の効率化や採用後のミスマッチ防止につながりました。
また、社員自身がSNSでシェアしたことで拡散効果を得て、メルカリでの仕事に興味を抱く「潜在的人材」の獲得にもつながっています。
オウンドメディアのリニューアルを成功させる方法まとめ
オウンドメディアの課題や問題点を見つけ、それを解決する方法をリニューアルに落とし込めば、オウンドメディア運用が成果に繋がる可能性が高まります。
一方、目的があいまいなリニューアルは社内の意識統一ができていないままリニューアルは、集客に悪影響を与える可能性もあります。
自社オウンドメディアをリニューアルするまでにはまずしっかりと現時点での課題を洗い出し、それを解消するための解決策を考えましょう。その結果リニューアルが必要という結論が出た場合は、リニューアル後の目的やターゲットユーザーを決め、その条件に合ったメディアを作りましょう。
オウンドメディア制作や運用のノウハウがない企業や、オウンドメディアの運営に時間と手間をかけられないという企業は、Webマーケティングをトータルで支援してくれる会社に相談してみると良いでしょう。
オウンドメディアのリニューアルにお悩みなら
キャククルの運用もとであるZenkenも、オウンドメディアの構築・運用サービスを提供しています。これまでは120以上にわたる業種で8,000を超えるWebマーケティング実績を上げてまいりました。得意としているのは、クライアントと相性の良い、成約になりやすいユーザーにフォーカスしたWebマーケティング戦略作りです。
貴社に合った戦略を無料で提案いたしますので、オウンドメディアのリニューアルを検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。