【国内版】宇宙ビジネス向け展示会の特徴・出展メリットを調査

【国内版】宇宙ビジネス向け展示会の特徴・出展メリットを調査
share
Facebook Twitter はてなブックマーク Pinterest

本記事では、国内における宇宙ビジネス向けの展示会情報をまとめています。また、記事の最後には展示出展と合わせて検討したいマーケティング戦略も紹介しています。ぜひご参考ください。宇宙ビジネスで売り上げを伸ばしたいと考えている方は参考にしてみてください。

企業向けの展示会は、自社の製品・サービスのターゲット層に広く認知してもらえるチャンスです。見込み客との対面接触ができるほか、ブース近くに商談の場が設けられている展示会もあり、商談機会も得られるでしょう。また、同業種や関連する分野の企業が多く来場するので、新製品や新サービスを披露する場としても最適です。

自社に合うテーマの展示会を見つけて、出展を商談・成約獲得に繋げましょう。

宇宙ビジネス向けの展示会まとめ

国際宇宙産業展

国際宇宙産業展キャプチャ画像
引用元:国際宇宙産業展 (https://biz.nikkan.co.jp/eve/isiex/)

航空産業機器などと併催される展示会が多い中、国際宇宙産業展は宇宙ビジネス単独としては国内でも大規模で開催されている展示会です。国内の宇宙開発事業や月面開発事業、宇宙利用のロボット・製品、ロケット開発・製造、衛星打上げインフラ、衛星活用事業や地上で活用される宇宙関連サービスなどが集結します。

出展対象は月面探査やロケット製造、衛星製造、設備製造など、「宇宙インフラ」「宇宙利用」「宇宙探査」まで網羅。

公式サイトにアポイントシステムが設けられており、事前に登録・マッチングしておけば、開催当日に希望企業との商談機会を得られます。

同じ会場では「防災産業展」「グリーンインフラ産業展」「KOKOKARA Fair」も同時に開催されていて、防災やSDGsへの取り組みに関心の高い企業やスタートアップ企業なども来場します。これまで知られていなかった企業にも、自社を認知してもらえるチャンスです。

2022年3月に第一回が開催された新しい展示会ですが、すでに2023年に第二回の開催が決まっているとのこと。出展を検討する際は、2023年のスケジュール詳細や規定をご確認ください。

開催時期 2023年2月1日(水)~2月3日(金)
主催者(運営元) 日刊工業新聞社
出展料金 1小間(9m²):352,000円(税込)
パッケージディスプレイ料金:出展料金+82,500円(税込)
出展者セミナー(1セッション40分):110,000円(税込)
公式サイトURL https://biz.nikkan.co.jp/eve/isiex/

航空・宇宙機器開発展

航空・宇宙機器開発展キャプチャ画像
引用元:航空・宇宙機器開発展 (https://www.japan-mfg.jp/ja-jp/about/aerotech.html)

航空機や宇宙機器の開発・製造技術、部品、デバイス、材料・素材、電子部品、計測機などが出展される展示会です。主な来場ターゲットは、航空・宇宙機器メーカーの関係者。そのほか、宇宙技術開発に携わる設計者や製造・生産技術者、試作・研究・解析などのプロの来場も予測されます。

一般の入場はできないようになっているので、プロ同士で落ち着いて商談できる場に最適です。

また、コロナ禍の規制状況にもよりますが、国内の製造業者に加え、例年海外からも多くのユーザーが来場しています。自社の製品・サービスや技術を海外に売り込むチャンスです。国内で世界に向けたビジネスができるのも航空・宇宙機器開発展に参加する醍醐味と言えます。

航空・宇宙機器開発展は東京ビッグサイトでの開催のほか、2023年には名古屋での開催も予定されています。商圏エリアや開催申し込み時期に合わせて、名古屋展への出展も検討してみるのも良いかもしれません。

開催時期 東京展:2022年6月22日(水)~6月24日(金)
名古屋展:2023年4月12日(水)~4月14日(金)
主催者(運営元) RXJapan株式会社
出展料金 記載なし
公式サイトURL https://www.japan-mfg.jp/ja-jp/about/aerotech.html

TOKYO SPACE BUSINESS EXHIBITION

TOKYO SPACE BUSINESS EXHIBITIONキャプチャ画像
引用元:TOKYO SPACE BUSINESS EXHIBITION (https://www.x-nihonbashi.com/event-info/tokyo-space-business-exhibition-2021/)

国内の宇宙ビジネスに関わる企業やJAXAをはじめとした団体が集結するTOKYO SPACE BUSINESS EXHIBITION。2021年の開催では、宇宙スタートアップ企業や宇宙港設置に取組む自治体、宇宙関連の教育機関、アカデミアが中心となった事業協同組合など、多くの企業や団体が出展しました。

TOKYO SPACE BUSINESS EXHIBITIONの主催者は「X-NIHONBASHI」。宇宙ビジネスの拡大と宇宙と地上のイノベーション創出を目指して設立された、宇宙ビジネス共創プロジェクトです。

宇宙ビジネスに携わるさまざまな企業や人が、日頃から宇宙に関するイベントやカンファレンスを開催している東京・日本橋のビル内での展示会となります。

直近のイベントは2021年に終了してしまいましたが、2022年以降も開催される可能性はあります。
出展を検討したい方は、公式サイトの更新情報をこまめにチェックしておいてください。

開催時期 2021年12月14日(火)~12月17日(金)※終了
主催者(運営元) X-NIHONBASHI
出展料金 記載なし
公式サイトURL https://www.x-nihonbashi.com/event-info/tokyo-space-business-exhibition-2021/

ロボット・航空宇宙フェスタふくしま

ロボット・航空宇宙フェスタふくしまキャプチャ画像
引用元:ロボット・航空宇宙フェスタふくしま (https://www.robotfesta-fukushima.jp/)

ロボット・航空宇宙フェスタふくしまは、福島県が主催している展示会です。震災復興や原発廃炉に向けて県が力を入れて取り組んでいる、ロボット産業の発展を目的に開催されています。また、小惑星探査機「はやぶさ2」の製造に携わった県内企業や団体も多いことから、航空宇宙ビジネスの展示も行っているようです。

ロボット製造や航空機・航空部品製造、電子部品などの関係会社のほか、自治体や政府関係者が多く来場します。2021年の参加実績を見てみると、オンライン視聴者数の含まれているようです。つまり、コロナ禍で直接訪れられない参加者に対してもアプローチできるということ。認知度拡大を図りやすいのも参加するメリットです。

YouTube動画によるアーカイブ配信も行っているので、自社のプレゼンテーションを動画として履歴に残しておくこともできます。

2022年5月10日現在で公式サイトの更新はありませんが、福島県のホームページで企画・運営業務の公募が実施されており、2022年11月に開催を予定しています。ただし、11月25日がビジネス向け、26日は一般向けの展示会となっているようです。

企業向けの出展を検討している企業は目的に沿わない可能性もあるため、事前に詳細を確認しておきましょう。

開催時期 2022年11月25日(金)・26日(土)
主催者(運営元) 福島県
出展料金 未定
公式サイトURL https://www.robotfesta-fukushima.jp/

国際航空宇宙展

国際航空宇宙展キャプチャ画像
引用元:国際航空宇宙展 (https://www.japanaerospace.jp/jp/)

航空宇宙・防衛の製造メーカーをはじめ、素材・部品、工作機械、計測・検査機器や関連ソフトウェア、シミュレーションツールなど、航空宇宙産業にまつわる多くの製品やサービスが集う展示会です。

主な来場ターゲットは宇宙機器メーカーや宇宙ビジネス、航空産業界関係者など。国外の政府機関や大使館関係者なども来場するので、世界のリアルな市場状況に接することができるでしょう。

2018年に開催された国際航空宇宙展では、国内外から多くの参加者が訪れ、520社も出展するほど大盛況でした。開催した3日間のうち来場者数は2万人というのも魅力です。ビジネスとして自社の認知度を飛躍的に向上できる機会と言えるでしょう。

参照元:国際航空宇宙展2018東京 JA2018 結果報告書(https://www.japanaerospace.jp/files/jp/JA2018-J_QR.pdf)

会場では、産業界のトップ・行政による講演や航空宇宙業界の第一人者によるセミナーも実施。政府の施策や国内市場の現状と今後の予測に関する講演などで知見を深められるメリットもあります。

コロナ禍の影響により2021年は開催が中止されましたが、次の開催は2024年に予定されています。詳細日時は未定ですので、出展を検討する方は公式サイトの更新情報をこまめにチェックしておいてください。

開催時期 2024年開催予定※詳細日時未定
主催者(運営元) 一般社団法人日本航空宇宙工業会/株式会社東京ビッグサイト
出展料金 一般1小間(9m²):440,000円(税込)
一般社団法人日本航空宇宙工業会の正会員及び賛助会員1小間(9m²):418,000円(税込)
官公庁・自治体・NPO法人・独立行政法人・学校等公益法人・団体・海外大使館:396,000円(税込)
公式サイトURL https://www.japanaerospace.jp/jp/

展示会を活かしてビジネスチャンスをつかむ

展示会の様子

企業向けの展示会は、自社製品・サービスのターゲットユーザーに近い、ニーズのある見込み客と出会える絶好の機会です。自社の存在や製品・サービスについて知らない来場者に対しても認知してもらえるため、認知度向上の施策として非常に効率的でしょう。

また、宇宙ビジネスのような専門性の高い展示会は、大企業や業界関係者のほか、官公庁や自治体、国内外の政府機関や大使館関係者などの来場も予測されます。企業向けだけでなく、自治体や政府に向けたアプローチの場としても最適です。それぞれの展示会の特徴をチェックし、自社製品やサービスと相性の良い展示会を選ぶようにしましょう。

一方、展示会への出展だけで必要な商談・成約をすべて集めることが困難なケースも多いでしょう。展示会が開催されていない期間の集客手段として検討したいのは、Webマーケティングです。

Webマーケティングとの併用で集客・売上を最大化しよう

Webマーケティングのイメージ画像

インターネットの普及と浸透により、Webでの情報取集が当たり前となりました。展示会で自社に興味を持った参加者は、必ずと言って良いほど他社製品・サービスとの比較検討のためにネットでも情報を収集します。

参加者の検索行動を見据えて、Web上でも自社の製品・サービスの魅力や自社の強みを明確にしておくことが重要です。Web上で情報収集しているユーザーに対して自社を露出し、競合との違うなどの詳細の情報を提供するとリード獲得が商談・成約につながる可能性が高まります。展示会への出展と並行してWebマーケティング施策を強化し、集客や売上アップを目指してみてはいかがでしょうか。

ただし、単にターゲットに自社についての情報が届くだけでは、思うような売上や成果にはつながりません。成約や問い合わせの確度が高いユーザーを、いかに集客できるかがポイントとなってきます。自社商材・サービスとの親和性が高く、受注に近いユーザーを集めて成約への温度感を高めるWebマーケティング戦略として、人気が高まっているのがポジショニングメディアです。

ポジショニングメディアの活用

ポジショニングメディアのイメージ画像

「ポジショニングメディア」をひと言であらわすと、市場内での自社のポジション(立ち位置)をユーザーに伝え、自社の魅力や強みを理解してもらい成約へとつなげていくマーケティング戦略です。

宇宙ビジネスなどのBtoB市場は製品・サービスの単価が高いため見込み顧客社内での検討時期は長く、合い見積もりを取ることが一般的です。成約率を上げるには、製品・サービス選定のハードルを下げることが必要です。

ポジショニングメディアの役割は「何を選べばいいのかな」と考えているユーザーに対して自社を選ぶメリットを第3者の視点から伝えることです。ニーズがマッチするユーザーに自社を認知してもらうことで、成約になる問い合わせの数が増やせます。

実際にポジショニングメディアを導入したクライアント様からは、以下のような声をいただいています。

  • 自社の強みをわかって問い合わせてくれるので、商談率が8割を超えた
  • ニーズが合致する自社に適したユーザーを狙って集客できるため、受注単価が2.5倍にアップ
  • 自社の特徴を理解してくれているので、すぐに具体的な打ち合わせや商談に入れるように。契約までのリードタイムも1/3に短縮された

展示会への出展を機にWebマーケティング施策にも注力したいとお考えの方は、ぜひポジショニングメディアの導入を検討してみてください。

ポジショニングメディア
について詳しく

ページトップへ