Googleマップから集客!ローカル検索広告の概要と設定方法
最終更新日:2024年04月09日
Google、またはGoogleマップから「地域名 業種名」というキーワードで検索をかけたことはありませんか。
例えば「新宿 エステ」と検索すると店舗名が何件か表示されます。このように地域情報を関連させて検索する仕組みを「ローカル検索」と呼びます。
特に実店舗型のビジネスに携わっている場合、ローカル検索が集客力向上のカギを握っています。そこで、ぜひ知っておいて欲しいツールが「ローカル検索広告」です。
ローカル検索広告とは?
「ローカル検索広告」とはその名の通り、ローカル検索を行った際に表示される広告のことです。紫のアイコンで表示されているものが該当します。下記の画像だと赤丸で囲んだ部分になります。
このように広告は検索結果より上部に表示されるため、他の店舗より先に視認させることができます。つまり、ユーザーの目に入りやすい分、店舗のことを知ってもらいやすくなるのです。
集客するためには認知度を高めることも重要なので、その観点でもローカル検索広告はとても有用なツールと言えます。
広告に表示できる情報
ローカル検索広告では下記の店舗情報を掲載することが可能です。ユーザーが求めているであろう内容がしっかり網羅されています。
- 店舗名
- 口コミ評価
- 業種(サービス名)
- 住所
- 営業時間
さらに、スマートフォンだと「現在地から店舗までの距離」と「通話ボタン」も表示されます。経路検索や問い合わせがすぐに行えるため、スマートフォンの特性から考えても見逃せないポイントです。
ローカル検索広告の効果・メリット
ローカル検索広告を導入することにより発生する効果、およびメリットを紹介していきます。
ファーストビュー獲得により集客力が向上する
ローカル検索広告はGoogle、またはGoogleマップの検索結果より上部に表示されます。そのため、Webサイトにとって重要なファーストビュー(スクロールせず最初に目に入る部分)に店舗情報を入れることが可能です。
結果的に店舗情報を見てもらえる機会が自然と増えるため、より多くのユーザーに認知してもらうことができます。それに伴い潜在顧客や見込み客も増えるため、集客力向上につながるのです。
MEO1位の店舗より上位表示できる
通常の検索と同じくローカル検索にも順位の概念が存在しています。ここで上位表示を狙うための施策をMEO(ローカルSEO)と言い、今ではMEO対策に取り組む店舗も増えてきています。
競合店が多い場合、MEOで1位を獲得することは難しいかもしれません。しかし、ローカル検索広告を導入した店舗はMEO1位の店舗よりさらに上位表示されるため、それだけ優位性を得ることができるのです。
同時表示によりスマートフォンユーザーを訴求しやすい
スマートフォンから店舗を検索した場合、ローカル検索広告と一緒に「リスティング広告」もしくは「ローカル検索結果」でも店舗情報が表示される可能性があります。
つまり、店舗情報が複数のカテゴリで同時表示されるため、スマートフォンユーザーに対してより強く訴求しやすいのです。
上位表示により電話での問い合わせがしやすい
ローカル検索広告で上位表示させれば店舗を見つけやすくなるため、ユーザーはそれだけ次の行動に早く移ることができます。
特にスマートフォンなら予約や問い合わせの電話をワンタッチで行えるため、ユーザーの操作性が向上します。このような細かい部分も集客にとって重要です。
現在スマートフォンは日本人の8割以上が所有していると調査でも明らかになっています。ローカル検索広告はスマートフォンならではのメリットを持つため、まさに時代に合った集客方法と言えるのです。
ローカル検索広告の設定方法
ここからローカル検索広告の設定方法について紹介していきます。方法自体は難しいものではありませんが、Googleアカウントが必要になるため、所有していない場合は先に取得しておきましょう。
Googleマイビジネスに登録する
「Googleマイビジネス」は店舗情報を管理するためのツールで、Googleマップとも連動しています。ここで登録された情報はローカル検索広告や検索結果で表示されます。
「店舗登録」と「オーナー確認」という2つの登録作業が必要ですが、基本的に画面の指示に従いながら各項目を入力したり、本人確認を行ったりするだけです。ヘルプも充実していますので、パソコンやスマートフォンの基本操作ができれば簡単に登録できます。
Google広告のアカウントを開設する
ローカル検索広告を利用するためには「Google広告」のアカウントを開設する必要があります。手順は大きく分けて次の4つに分かれています。
- Google 広告アカウントを作成する
- 最初のキャンペーンを設定する
- お支払い情報を設定して広告掲載を始める
- 各種設定を確認する
各手順の詳細はヘルプに掲載されていますので、そちらを参照してください。
Google 広告ご利用開始ガイド
設定は下記のページから行うことができます。
Google広告
Google広告で住所表示オプションを設定する
Google広告のアカウントを開設したら、次は「住所表示オプション」を設定します。これはローカル検索広告に店舗情報を表示させるために必要な手順です。
Googleマイビジネスで店舗情報を登録している場合、Google広告とリンクさせれば住所表示オプションで使うことができます。
住所表示オプションやリンクの設定方法に関する詳細は、こちらを参照してください。
住所表示オプションの設定方法
ローカル検索広告の関連キーワードを設定する
最後にローカル検索広告を表示させるため、関連する検索キーワードを設定します。店舗の業種や地域に合ったキーワードを設定することで、ユーザーが必要とするタイミングで広告を表示できます。
例えば新宿にあるエステサロンなら、
- 新宿 エステサロン
- 新宿駅 エステ
- 痩身エステ 新宿
- 近くのエステサロン
といったキーワードになります。
こちらも詳しい設定方法は公式ヘルプでご覧ください。
キーワードを追加する
予算をしっかり管理する
上記の手順が済んだらローカル検索広告を利用できるようになりますが、もう1つやっておくべき対策として予算管理があります。
ローカル検索広告に必要なGoogle広告は有料サービスなので、予算をしっかり管理しなければ余計な広告費がかかってしまう恐れがあります。
そのため、予算をどのように設定すればいいのか、予算が不足しそうな時はどうすればいいのかなど、あらかじめ理解しておいたほうが無難です。
Googleは予算の管理についてもヘルプで詳しく解説しています。
予算と入札単価
ローカル検索広告やMEOのことならZenkenへ
ここまでローカル検索広告について解説してきました。設定に費用がかかるということもあり、特にネット集客の初心者は少し抵抗を感じるかもしれません。
しかし、適切に運用すれば費用以上の成果を出せることも事実です。そのためには、まずネット集客に精通したプロに任せてみるのも悪くない判断です。
Zenkenでは売上に繋がるMEO対策やGoogleマイビジネスを使った集客方法について日夜研究をしています。
またMEO施策だけではなし得ない売上獲得・エリア内ブランディングに向けたWebマーケティング立案も行っていますので、地域ナンバーワン戦略を求めているお客様は一度ご相談下さい。