【新エネルギー展示会まとめ】出展メリット・特徴を調査
最終更新日:2024年06月12日
ここでは、国内で行われている新エネルギー事業の展示会情報について詳しくまとめてみました。それに加えて、成約確度の高い顧客だけを集めるマーケティング戦略についても紹介しているので、ぜひ集客施策の参考にしてみてください。
新エネルギー展示会の特徴
新エネルギーとは、再生可能エネルギーの中でも「技術的に実用段階に達しつつあるが、経済性の面での制約から普及が十分でないもので、非化石エネルギーの導入を図るために特に必要なもの」と定義されており、太陽光発電や風力発電、太陽熱利用やバイオマス熱利用などが含まれています。
新エネルギー業界の展示会には、大きく分けて2つのタイプがあり、様々な分野の技術やサービスを集めたものと、特定の分野のみを集めたものがあります。
ここでは、タイプ別にそれぞれの特徴を紹介していきます。
・様々な分野の技術やサービスを集めた展示会
分野を問わず、省エネや再生可能エネルギー、蓄電池、太陽光発電、火力発電など、幅広いテーマで展開しています。様々な分野の経営者や決裁者が来場するため、より多くの接触機会が見込めます。
逆に言えば、幅広い業界関係者が来場するからこそ、確度の高い商談には繋がりづらい可能性も。企業ブースや宣伝の仕方を工夫することで、成約が期待できるでしょう。
・特定の分野のみを集めた展示会
省エネや再生可能エネルギー分野など、特定のテーマのみを集めた展示会です。
特定の分野に特化していることで、より契約の確定に近い商談に繋がる可能性があります。来場者が求めている製品やサービスと、出展企業が求めている各分野の専門家とのマッチングが期待できるでしょう。
接触機会を増やすことだけが目的ではなく、成果を強く求める場合には、特定の分野のみを集めた展示会への出展がおすすめです。
新エネルギー展示会の事例
スマートエネルギーWeek
東京ビッグサイト、幕張メッセ、インテックス大阪の3会場で年に3回開催される、世界最大級のエネルギー総合展示会。会場には太陽光や風力、バイオマス、蓄電池、水素、燃料電池など、各エネルギー分野の展示会8つを同時開催しています。
国内外の最新技術や製品、サービスを提供する出展企業と、電力やガス会社、住宅メーカー、発電事業者などの専門家が参加。これまでの出展企業の中で、100件の問い合わせ獲得かつ2~30件もの商談に繋がっている実績も。
国外からも来場する、普段接触するチャンスのない見込み客へアプローチができることで、新たなビジネスのきっかけづくりになるでしょう。より多くの接触機会を設けたい企業におすすめです。
またブースへの集客支援として、公式ホームページ内のバナー広告や、展示会招待券の提供、ラウンジのポスターなど、様々なサポートをしています。
出展だけでなく、業界を牽引している企業の方がセミナーを開催。業界の展望などを示す充実したセミナーのため、勉強の学びの場にもなるでしょう。
開催日:2022年3月16日(水) ~18日(金) 東京ビッグサイト
2022年3月31日(水)~9月2日(金) 幕張メッセ
2022年11月16日(水) ~18日(金) インテックス大阪
ENEX2022 第46回地球環境とエネルギーの調和展
「省エネ、再エネ、エネマネで実現するカーボンニュートラル」というコンセプトで開催している展示会です。
全国から約2,000名の電力ガス事業者が来場し、エネルギー供給から需要まで、様々なエネルギー課題に対するマッチングを行っています。
出展方法としては、会場内でのブース設置とオンラインでの出展共に利用可能。ブース設置だけでなくオンラインを活用することで、対面では接触機会がうまれないような来場者に対してもアプローチでき、より幅広いリード獲得が期待できます。
オンラインでは展示だけでなく、名刺情報の取得や商談、メッセージ機能を活用したユーザーの課題ヒアリング等のサービスを展開しています。
新しい企業との出会いだけでなく、より契約の成立を求めている企業におすすめです。
過去には、22,000名以上が来場した実績も。省エネ支援や再生エネルギー活用等、展示会のテーマと連動させたセミナーも開催しているため、事業者などの人脈が広がる可能性もあるでしょう。
次回開催予定日:2023年2月1日(水)~3日(金)
展示会のメリット・デメリット
来場者と直接コミュニケーションをとることができる展示会には、他の広告手法と比べてどのような良さがあるのでしょうか。ここでは、展示会へ出展するメリットやデメリットを紹介していきます。
メリット
① 本来商談に繋がらないであろう企業に対してアピールできる
展示会では、幅広い分野のサービスや製品が集まっているため、来場者が元々興味をもっていなかったところに立ち寄る可能性があります。
普段商談のチャンスがないであろう大企業に対しても、アピールできるでしょう。
② 認知宣伝効果がある
サービスや製品を紹介するだけでなく、ブランディングを意識して出展することで、認知宣伝効果が期待できます。
自社ブースへの呼び込みはもちろんですが、たとえブースに来場者が集まらなかったとしても、出展するだけでサービスや製品の認知拡大ができます。
来場者は、出展する企業の商品やサービスを知るきっかけになるため、効率よく認知度を上げ、且つ宣伝にもなるプロモーションの場となるでしょう。
③ 学びや情報収集の場になる
来場者に対して商品やサービスを認知させることや、商談することだけが目的ではなく、市場の情勢や競合他社の様子などの情報も得られます。
情報収集できることで、今後の展示会出展や宣伝方法等に活かせるでしょう。
デメリット
① コストに対する費用対効果が上がらない
展示会には大きなコストがかかります。ブースの出展料や設営費用だけでなく、当日の配布物やノベルティなどの費用も考えておく必要があります。
商談や契約数によっては、費用対効果が合わなくなる可能性もあるため、商談件数や名刺獲得数などの目標を設定したうえで、かけるべき費用を検討するとよいでしょう。
② 準備に時間がかかる
展示会に出展する際は、当日の運営だけでなく、展示会当日までに準備すべきことがたくさんあります。企業ブースのコンセプト決めやブース装飾やデザイン、人員配置、予算の見積もり等の準備が必要です。
企業ブースのコンセプト決めやブース装飾は、加盟検討者との接触機会を増やすうえで重要になってくるため、十分な時間が必要になるでしょう。
Webマーケティングの活用
展示会以外の集客方法の一つとして、Webマーケティングという手法があります。展示会への出展はもちろんですが、Webマーケティングとマーケティングと併用して行うことで、より集客の最大化につながります。
今の時代、インターネットでの情報収集が当たり前になっています。例えば、展示会へ来場した加盟検討者が、展示会で気になった企業の社名を検索し、情報収集する可能性があります。
展示会で興味を持ち、魅力を感じてくれた見込み顧客に対して、さらに自社の強みをアピールすることで、より成約につながるでしょう。
Webマーケティングには、常にWeb上で情報発信し続けるというメリットもあります。24時間365日、より多くのターゲットに対して認知させることができるでしょう。
ポジショニングメディアの活用
詳細についてはお問い合わせください
より成約への温度感が高まるWebマーケティングの事例として、ポジショニングメディアを紹介します。
来場者全員に対して企業ブースを設置して認知させる展示会とは異なり、最新技術を求めている企業や専門家自らが「このサービスを導入したい!」と選べる広告を展開します。
自社と競合の違いを明確にし、自社の強みを抽出したうえで、届けるべき人に届ける戦略立案を実施。サービスや製品を提供したい企業が求めているターゲットのみに対して展開することで、成約率向上が図れます。
とくに展示会では多くの企業が出展しているため、どのような企業が自社に合っているのか、その場で判断するのは難しいものです。
自社と導入企業との間でミスマッチが起きると、商談に繋がっていたとしても「結局、契約完了まで辿り着かなかった」というケースも。機会を逃さないためにも、興味を持ってくれた時点で自社の強みを明確にし、理解してもらいましょう。
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