「北欧、暮らしの道具店」のコンテンツマーケティング施策・戦略とは

「北欧、暮らしの道具店」のコンテンツマーケティング施策・戦略とは
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コンテンツマーケティングのお手本ともされることが多い「北欧、暮らしの道具店」。サイト内の至るところにコンテンツマーケティングの優れた手法が散りばめられており、マーケティングの担当者であれば参考にするべきサイトとして知られています。

この記事ではコンテンツマーケティングの先駆者ともいえる株式会社クラシコムのオウンドメディア「北欧、暮らしの道具店」の戦略について解説していきます。

「北欧、暮らしの道具店」とは

北欧、暮らしの道具店キャプチャ画像
引用元:北欧、暮らしの道具店(https://hokuohkurashi.com/)

「北欧、暮らしの道具店」は2007年の9月から株式会社クラシコムが運営しているオウンドメディアです。北欧の雑貨類を中心に生活雑貨全般を扱っています。

インテリアやファッションなどの他、各種日用品も取り揃えています。また「北欧、暮らしの道具店」オリジナルブランドの商品も展開しており、そちらも好調な売上を記録しています。

一見、普通のECサイトに見えるかもしれませんが、潜在的なユーザーが獲得できるようにオウンドメディア化されており、コンテンツマーケティングを活用していることがわかります。

その結果として「北欧、暮らしの道具店」のユーザーのうち96%は週一回以上訪問し、さらにそのうちの72%が毎日閲覧しているというデータが出されています。(※)
※データ参考元:クラシコムジャーナル(https://kurashicom.jp/5777)

「北欧、暮らしの道具店」のコンテンツマーケティングの特徴

まずトップページを見てみると、大きく2つのタグが使い分けられて記事が投稿されいます。それが「お買いもの」と「読みもの」というタグです。

それぞれのタグがついた記事を見てみると、構成の違いが見て取れます。「お買いもの」タグの記事は、まず最初に商品の写真と価格が表示されており、そのあとに商品の特徴や魅力などの情報が記載されています。

一方で「読みもの」タグの記事は、コラムのような形でその商品があることでどんな体験ができるか、生活が変わるかといった魅力をまずは伝えています。その上で最後に商品の価格などが紹介されているのです。

この「読みもの」であるコラム記事が、単なるECサイトではなくオウンドメディア化されたECサイトである証です。もし「お買いもの」タグの記事だけならば、商品を知っている人しかサイトには訪れてくれません、つまり商品を買いに来るだけのECサイトということです。

潜在的なユーザーを獲得

先程オウンドメディア化されたECサイトであると言いましたが、オウンドメディアを活用したコンテンツマーケティングは、ユーザーにとって有益な情報(コンテンツ)を発信することで、ユーザーに興味を持ってもらい、自社を認知してもらう方法です。

自社の商品を魅力的に感じてくれるユーザーは、どんな情報を求めているのか、どんなキーワードを検索しているのかということを起点としてコンテンツをつくることで、ユーザー側からサイトを訪れてくれるようになるのです。

「北欧、暮らしの道具店」におけるユーザーにとって有益な情報(コンテンツ)が、まさに「読みもの」タグの記事ということになります。

これらのコンテンツは、自社のことや商品のことをまだ知らない、けれど自社と相性が良い(魅力を感じてくれるであろう)潜在的なユーザーを獲得することができるのです。

顧客との共感・信頼関係をつくりだす

「北欧、暮らしの道具店」では獲得したユーザーと長期的な関係性を育むことも重要視。それは記事づくりの姿勢にも表れています。

ECサイトでは記事からどれだけ商品が売れたのか、PVはどれくらいかといった数値が目標や指標となりがちです、しかし「北欧、暮らしの道具店」では、伝えたいことが読者に届いたのか、という点を第一に効果検証をしているそうです。

このようにユーザーファーストな記事づくりをすることで、メディアに対する信頼感が高まります。なによりも「このメディアは私のことをわかってくれる」「このメディアには私が欲しい情報がある」という共感を生み、強固な関係性がつくられていきます。

その結果として96%という高いリピート率を実現しているのです。

この記事のまとめ

コンテンツマーケティングでは自社をまだ知らない潜在的なユーザーにも、有益な情報(コンテンツ)をきっかけとして知ってもらうことができます。

またそのコンテンツを継続的には発信することで、見込み客や既存顧客との信頼関係を構築することで、リピーターも獲得することができるのです。

「北欧、暮らしの道具店」はコンテンツのテーマはもちろん、デザインもシンプルでやわらかな雰囲気になっており、北欧のファッションやインテリアが好きなユーザーに向けて、しっかりコンセプトが統一されています。

コンテンツマーケティンティングを効果的なものにするためには、目的を決めて、最適なターゲットユーザーを選定し、そのユーザーに情報が届く戦略を実施することが非常に重要です。

自社ならではの強みとは?それを求めるユーザーはどんな人?という点をしっかりと整理して、目的を達成するコンテンツマーケティングの戦略を考えてみてください。

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