【3分で解説】NECのオウンドメディア戦略を分析
最終更新日:2022年12月21日
この記事ではNECのオウンドメディア「wisdom」の概要とその特徴を紹介しています。自社でオウンドメディアの立ち上げ・運用を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、これからオウンドメディア作って本格的に集客力を高めていきたいとお考えでしたらオウンドメディアを作る上で知っておきたいノウハウをまとめました。8,000サイト以上制作して得た知見をまとめていますのでお気軽にダウンロードください。
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NECのオウンドメディア「wisdom」の特徴
NECのオウンドメディア「wisdom」が立ち上げられたのは、まだ「コンテンツマーケティング」という言葉さえ認知されていなかった2004年。2016年のリニューアルも経て、2021年7月時点では約84万人の会員数を誇るまでに成長しました。
wisdomは主にビジネスリーダーを対象に、ビジネスやマーケティングに関する豊富なコンテンツを提供しています。
大きな特徴は、NEC色をあえて前面に押し出さないビジネスコラムと、NECが取り組んでいる最先端ソリューション技術の紹介という2本の軸でコンテンツが構成されている点。このようにコンテンツを出し分けることで、より幅広い層からのアクセスを目指しています。その結果、wisdomを起点とした商談・成約も発生しています。NECはさまざまなデジタルマーケティングツールを使ってwisdomで取ったリードを管理しながら、社内のインサイドセールスチームと連携して成約に繋げています。こうやって、オウンドメディアの運用から利益を生み出しています。
しかしながら、wisdomの運営目的は一企業のBtoBオウンドメディアだけではありません。「新しいビジネスのヒントがうまれる場」というコンセプトに基づきながら運営されているため、同じようなビジネス思考を持った人同士のネットワーク形成の場としても機能しています。その結果、量より質を重視した集客やNECの技術・ソリューションの認知度アップも実現しているのです。
また、社内連携を密にしたメディア運営体制も特徴。NECは各事業部にオウンドメディア担当者を配置しており、それぞれのインプットを活かしてよりターゲットに響くコンテンツ制作を日々工夫しています。近年ではSNSにも注力。記事ごとのコメントやアクセス数などで反応を確かめながら、NECとして訴求すべきものを見極めたうえでコンテンツを決定しているようです。
wisdomは、ユーザーとコーポレートサイトの架け橋的存在として運営されているオウンドメディアなのです。
「wisdom」の概要
- 運営元:日本電気株式会社
- ターゲット:新しいビジネスを自ら作り出していこうとしている次世代ビジネスリーダー
- 目的・ゴール:NEC商材のインサイドセールス、スマートシティやバリューチェーンイノベーションの認知・訴求
成果をあげるオウンドメディアを制作するには
NECのオウンドメディア「wisdom」は、NECを含めた国内外の技術や最先端のビジネストレンド、テクノロジー情報などを発信しています。
主なターゲットはビジネスリーダーですが、幅広い層へのアプローチができる構成となっており、NECという先入観なしでも閲覧してもらえるようなメディアです。ユーザーの興味・関心を見極めながら制作されているコンテンツの中には、固定ファンがついているほどのものまであります。
コンテンツを出し分けることやSNSとの連携を適切に行うことで、より質の高いリードの獲得に成功。そこからインサイドセールスに結び付け、商談化に運ぶツールとして重要な役割を果たしています。
NECのオウンドメディアのように成果へとつながるオウンドメディアをつくるためには、目的やターゲットにあわせたキーワードの選定、コンテンツの制作、コンバージョンへの導線設計などの戦略が非常に重要です。
自社らしさや強みなどの訴求ポイントを見極めたうえで、自社だからこそつくれるオウンドメディアを目標にして戦略を考えてみましょう。
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