人材系企業のオウンドメディア活用法【事例あり】
最終更新日:2022年02月07日
本記事では、人材ジャンルにおけるオウンドメディアの説明やどんなオウンドメディアが事業に利益をもたらしてくれるのかを説明しています。
最後に、認知度のアップから売上アップ、採用にも効果を発揮してくれるブランディング型のオウンドメディア、「ブランディングメディア」についても紹介しています。
人材系のオウンドメディアは2通りある
そもそも誰に向けたオウンドメディアなのか?
一言にオウンドメディアと言っても、ターゲットが異なれば掲載する内容は大きく異なります。人材系で括られるオウンドメディアの中には、人事をはじめとするHR界隈で働く人を対象にしたオウンドメディアや、転職などを考えて情報収集をしている人を対象にした求職者向けのオウンドメディアに大きく分けることができます。
求職者に向けたオウンドメディア
就職や転職を考えている求職者にとって、企業の内情や、業界を知ることができるコンテンツには大きな価値があります。
近年では多くの会社がコーポレートサイト以外に、リクルート専用のサイトを持つようになりました。
リクルートサイト内のコンテンツは更新頻度が高い情報を置いておくのではなく、普遍的な情報が置いてある場合が一般的です。その場合、新しい情報を鮮度高く更新したい場合には、サイト構成を変更したり、ページを組み直すなど時間や手間が掛かります。
オウンドメディアはブログのように、手軽に記事更新を行うことが可能なメディアです。そのため、ある企業で働く人の価値観や業界ニュースなど、必要に応じて求職者が求める情報を頻度高く更新することが可能です。
人事・採用担当に向けたオウンドメディア
人事や採用担当を取り巻く状況は日々変化しています。労務関連の法改正のように、雇用契約にまつわる変化をはじめ、経済などの影響は求人倍率などに影響を与えることがしばしばあります。
また、近年働き方改革の一環で、他社の働き方の情報収集を行ったり、新たな施策や制度を検討しなければならないなど、HR界隈のトレンドを常に把握しておく必要があります。
人事や採用担当に向けたオウンドメディアは、そのような情報を頻度高く更新するメディアとして非常に相性が良いため、近年どんどん数が増えているのです。
人材系企業は顧客との接点を持つメディアとして活用
求職者向け、人事・採用担当向けのいずれの場合でも、人材会社は顧客との接点を持つメディアとして活用することが可能です。
採用手法の増加に伴い、人材系企業の数が増えているという点から見ても、オウンドメディアは他社との差別化を図り自社の強みを魅せていくメディアとして活用していくことも可能です。
増える人材系オウンドメディアの目的・メリットは
人材系企業がオウンドメディアを扱う目的とは?
現在、多くの人材系企業がオウンドメディアを扱っています。その主な理由を以下で見ていきましょう。
潜在層の顧客との接点創出
製品を購入したい、サービスを体験したいという意思を持ち情報を検索する層は、既にニーズが顕在化している層です。しかし更なる製品やサービスの発展を考えた場合、潜在層との積極的な接点を創出する必要があります。
オウンドメディアは直接的に商品購入に繋げるのではなく、間接的に商品やサービスにまつわる情報を扱います。そのため「実はやりたかった」「実は欲しかった」という潜在的な層との初期接触を図るコンテンツとして非常に有効なのです。
ファン獲得を行いやすい
オウンドメディアを見ているユーザーは、気付くと「何か有益な情報を提供してくれるメディア」として自社のオウンドメディアを認識してくれる可能性が高くなります。
オウンドメディアへの初期接触した際、ユーザーは商品の購入やサービスの体験といった行動を、今すぐ起こすことを求めていない場合がほとんどです。そのため有益な情報提供を行うことができれば、結果的にオウンドメディアはもちろん、自社の製品やサービスのファンになる可能性があります。
製品やサービス自体の認知度向上に役立つ
製品やサービス単体では、認知度を向上させる活動に限界があります。しかしオウンドメディアという、直接的ではない情報を発信できる場所を用意しておくことで、結果的に製品やサービスの認知度向上に結び付く場合があります。
また、オウンドメディア上の記事を読ませることを目的に、会員登録を促し、ユーザー情報を把握することが可能です。
オウンドメディアを持つメリット
オウンドメディアを通じて自社のファンになったユーザーは、価格などで製品やサービスを選ばなくなります。購入を決める理由があくまでも「安いから」ということに留まれば、価格競争に巻き込まれることは必至。
オウンドメディアによってファンづくりができていれば、価格競争を横目に、自社のポジションを確立することができます。
ペルソナを設定しコンテンツを考える
先に述べたように、想定されるターゲットは大きく分けて
- 求職者
- 人事・採用担当
に分けられます。これらのターゲットを更に詳細に考えて、ペルソナを明確にしていくことが大切です。
ターゲットのペルソナを考える
所属している業界や規模感、年次によっても欲している情報が大きく異なります。そこでただ業界などで広く括るのではなく、所属している会社が具体的にイメージできてしまうようなペルソナを考えることが重要です。
人材系オウンドメディアの事例
では、実際に事例となる人材系のオウンドメディアを見ていきましょう。
CAREER HACK
人材系大手の「エン・ジャパン」が運営するオウンドメディアです。WebやIT業界で働く人を対象にしており、求職者はもちろん、業界情報を積極的に取り入れたい人事・採用担当もぜひチェックしておきたいオウンドメディアです。
国内だけではなく海外の最先端技術などを積極的に取り上げており、トレンドに敏感なエンジニアなどの専門職の人でも十分読み応えがある記事がほとんどです。
就職ジャーナル
様々な人材系サービスを展開する「リクルートホールディングス」が運営するオウンドメディアです。求職者向けのオウンドメディアではありますが、主に新卒学生を対象にした特集が多く組まれています。
就活中にふと生じた悩みを解決できるコンテンツはもちろん、芸能人も登場する「仕事とは?」を知ることができるコンテンツが充実しており、これから社会に出ていく新卒学生がワクワクできるような記事が豊富です。
認知度も売上も両立するオウンドメディア「ブランディングメディア」
ブランディングメディアとは、キャククル運営元のZenkenが提供する、親和性の高い知る人ぞ知るブランドとして認知と売上につなげられる集客ができるオウンドメディアです。
通常、ブランディングをする場合は何千万単位の制作費や広告費、そして時間を掛ける必要があります。
しかしブランディングに失敗してしまえば、効果が出ず莫大な費用を失うだけでなく、間違った印象がついてしまう可能性も。
ブランディングメディアは、親和性の高いユーザーに絞った認知度の向上を行い、ニーズが顕在化した際の第一想起されるブランドとして広めていきます。
また、購買意欲や利用意欲のあるユーザーも同時にアプローチができます。その顕在的なユーザーにはなぜそのブランドや企業を使うべきかを解説し、さらに成約や購入につながるような温度感を上げた集客ができます。
ブランディングメディアを導入した結果、
- 1ケタ分受注単価が増える売上を獲得できた
- 求人広告に依存することなく、自社サイトから今までの10倍採用応募が来るようになった
というような事業拡大に貢献ができるブランディング効果も発揮できております。
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